85 / 310
第三章 戦争編
第85話 深淵魔法
しおりを挟む
気が付くと家の前に立っていた。
ノリコさんからは開放されたらしい。
時間帯は夜更けのままで、辺りからは虫の鳴く声が聴こえる。
「ひいいっ!」
突然、女の悲鳴が聞こえた。
見れば、ミレイが腰を抜かしている。
「何をしている?」
「……突然、何もないところからコウさんが出現したので、びっくりして」
ノリコさんの部屋から帰ってきた瞬間を丁度見られてしまったらしい。
かなりのタイミングな気がするが。
というか、今は恐らく午前2時とか3時だ。
「それは悪かったけど、こんな時間に何をしているんだ?」
若い女性が一人で出歩くような時間ではない。
別に繁華街を歩き回っているわけではないし、というかむしろ周りに人なんて住んでいないので、モンスターに襲われる危険しかないのだが。
それはそれで危険だ。
「え? ええと、眠れなかったので、ちょっとお散歩を……」
なぜか気まずそうに目線を反らせながら、ミレイは言う。
夜中に散歩するのは感心しないが、まあミレイの自由だし。
「そうか。早めに帰ってよく寝ろよ?」
深夜徘徊癖でもあるのだろうか。
気持ちは少しわかるが。
夜中は人が少なくて気が楽だ。
引きこもりでも、安心して外出できる。
若い頃は、夜中に深夜営業のラーメン屋とかによく行ったものだ。
昼間は絶対に行かないけど。
そういえば、久しぶりにラーメン食べたい。
最近は歳のせいか、こってりしたものは受け付けなくなったが。
身体が若返っているので、今ラーメン食べたら美味しそうだ。
そんな事を考えながら、立ち去ろうとした。
「……はい。あ、あの」
しかし、ミレイに呼び止められてしまう。
「す、少しお茶でも飲んでいきませんか? その、相談したいこともありますし」
ミレイは恥ずかしそうに、そんな事を言い出した。
深夜に自宅に男を誘うとか。
これでは、何をされても文句は言えない。
なんと不謹慎な。
しめしめ、と思わなかったと言ったら嘘になるが、俺はミレイに、夜中に男を招くことの危険性を判って貰いたくて心を鬼にする。
なので、ミレイの細い腰に手を回して、軽いセクハラをするのも仕方ないのだ。
「わかった。行こうか」
「……はい」
ミレイの腰を撫で回しながら、その場を後にする。
うーむ、良いくびれだ。
ミレイは恥ずかしそうにしながらも、抵抗しなかった。
セクハラに寛容な所は、ミレイの美点の1つだと思う。
そのまま、俺たちはミレイの家に向かった。
といっても数メートルしか離れていないが。
ついさっきノリコさんに怒られた気がしたが、この時の俺はミレイをどうやって押し倒すかしか考えていなかった。
「……それで、あの、相談なのですが、そ、その、夜中に」
数分後、俺はミレイん家で相談を受けていた。
ミレイの相談は物凄く曖昧でまどろっこしく、要領を得なかった。
ただ、要約すると。
「つまり、毎晩ルーナのあえぎ声がうるさくて、眠れないと?」
ミレイは恥ずかしそうに頷いている。
物凄く端的に言ってみると、ミレイの相談とはそういうことだった。
なるほどなるほど。
いつのまにか、深刻なご近所トラブルが発生していたらしい。
ミレイの様子からすると、かなり困っていたけど、恥ずかしくてなかなか相談できなかったっぽい。
そりゃそうだ。
というか、睡眠を妨げるレベルとか。
慰謝料どのくらいとられるのだろうか。
そういえば、以前、ヴァンダレイジジイにも怒られた気がする。
あの時は、次の日からルーナに声を抑えさせてみたが、くぐもった感じのあえぎ声を出すルーナは、なんというかエロさ3割増で、俺が一層燃えてしまって、結局声を抑えきれなくなるという二次災害が発生した。
あれは楽しかったので、ぜひまたやりたい。
とはいえ、どうしよう。
そばで聞いている俺としては、特にうるさいとは思わないし、むしろ録音して一人の時に聞き入りたいくらいなのだが。
解決策が全然思いつかない。
ちなみに、ルーナを抱くのを控えるという選択肢はない。
「……困らせてしまってごめんなさい。お二人はご夫婦なので、そ、その、そういう事をしていても全然問題ないのは、わかっているんですが……、な、なんというか、ルーナさんの幸せそうな声を聞いていると、その、さみしいというか、せつないというか」
ミレイはもじもじしながら、顔を赤らめている。
なんだろう、この反応は。
騒音問題に怒り心頭で、訴えてやる! 的な雰囲気ではない気がする。
むしろ、なんというか……。
いやいや、さすがにそれは口に出してはいけない気がする。
女性に対してあまりに失礼だ。
俺にも最低限の礼儀というものは――。
「つまり、ルーナの声に当てられて、欲求不満になっていると?」
とかなんとか、思いつつも思い切り声に出していた。
己の会話スキルの低さにびっくりである。
俺に腹芸なんてできないのだ。
「そ、そんなこと、あるわけないじゃないですかっ!」
ミレイは煙が出そうな程、顔を真赤にして叫んでいた。
さすがに、言葉に出したのを申し訳なくなってしまう。
「……ただ、そ、その、出発前に、帰ってきたら抱いてやるって、言ってたのに、いつになっても、その、抱きに来てくれないのは、ちょっと……。毎日、身体を綺麗にして、待ってるんですけど……」
ミレイは顔を真赤にしながら、視線をちょろちょろと彷徨わせている。
その声は物凄く小さくて聞きづらかったが、難聴ではない俺にははっきり聞こえた。
俺は目を瞑って、ミレイの言葉を反芻してみる。
そして、思ったのだ。
今ここに、誰にも疑われようのない同意が成立した。
もうこうなったら、実行あるのみである。
脳裏に怒ったノリコさんの顔が浮かぶが、ノリコさんが怒るのはよくあることなので気にしないことにする。
俺は勢いよく席を立つと、戸惑うミレイを抱き寄せた。
その柔らかさを全身で味わう。
そのまま、唇を吸うと、ミレイの身体は小刻みに震えていた。
「緊張しているのか?」
「……初めてではないですけど、ちょっと、まだ、恐くて」
ミレイは山賊たちに純血を奪われたと言っていた。
その時のことを思い出しているんだろうか。
というか、こういうことにロクな思い出はないだろう。
俺の日々のセクハラでそういった思い出を塗りつぶせたら良かったのだが。
あれはただのセクハラにしかならなかったらしい。
残念だ。
「なるべく優しくするから安心しろ」
そんなわけで、俺は可能な限り優しくミレイを抱いた。
いつもより前戯を多めに。
ルーナやセレナを抱く時のように、己の欲望をぶつけまくるのではなく。
繊細なガラス細工を扱うように丁寧に。
先日、取得したばかりの房中術スキルの本領の真価を見よ!
まあ、ただねっとりとミレイを味わっただけだが。
「……すごく良かったです」
一戦を終えた後、ミレイは満足そうに言ってくれた。
なかなかの達成感である。
今俺たちは、ミレイのベッドの上で抱き合っている。
ミレイは幸せそうな笑みを浮かべて、俺の胸板に頭を乗せていた。
お分かりいただけただろうか。
事後の女が、正気を保っている事実に。
「初めてもコウさんが良かったです」
ミレイははっきりとした声で、そんな嬉しい事を言ってくれる。
普段だったら、俺が抱いた後の女はだいたいアヘ顔で意識を失う。
カンナさんは例外だが。
ミレイは全くアヘっていない。
優しく抱いたせいもあるが、これはルーナへの気遣いだった。
俺は今、浮気をしているわけではないのだ。
俺の定義では浮気とは女をアヘらせるまで抱いて、初めて浮気が成立する。
以前、ルーナが浮気の定義について、ギャーギャー言ってた気がするが、アレは世の中を知らないのだ。
とにかく、今、俺は浮気をしているわけではないのである。
ちなみに、セレナは思い切りアヘっている気がするが、時間を止めてもらっているのでノーカンとする。
まったく、自分の貞操観の高潔さに驚くぜ!
そんな事を考えながら、俺はミレイの後頭部を優しく撫でいた。
ミレイの栗色の癖っ毛は触り心地が良い。
「……コウさんって何者なんですか?」
不意にそんな哲学的な事を聞かれた。
自分が何者か、それは人生の命題であって――。
「若いのに、魔法もたくさん使えてすごく強いし、簡単に女を魅了するし、神聖な雰囲気を漂わせながら、何もない場所に突然出現するし」
あーそういうことか。
そういえば、ミレイにはまだ俺が異世界から来たということを言っていなかった。
ルーナが頑なに隠そうとするので、乗っかっていたのだが。
「だいたい、見た目は若いですけど、なんか年下って感じがしないです」
ミレイに出会ってから、今までで、だいぶ怪しまれるような行動をとってきた気がする。
ミレイは聡明だ。
さすがにもう誤魔化しきれないだろう。
というか、もう俺の女なので、誤魔化す必要はないのである。
「実はな――」
そんなわけで、ミレイに一切合切全て話した。
本当は32歳であること、異世界から来たこと、ノリコさんのお陰で色んな恩恵を受けていること等を。
かなり荒唐無稽な話だとは思うが、ミレイは疑いもせずに黙って聞いてくれた。
「――英霊(エインヘリヤル)」
全てを聞き終えると、ミレイは俺の顔を見つめながら、そんな事を呟いた。
「ああ、そうそう」
ノリコさんもそんなことを言っていたので、頷いておく。
エインなんとかは、多分英語ではないので、なんとなく覚えにくい。
ミレイはゆっくりと身体を起こすと、片膝をついて、神に祈るようなポーズをした。
「……おお、神よ」
というか、本当に祈っているらしい。
窓から差し込む、僅かな月明かりに照らされて、幻想的な光景だった。
ただ、裸のミレイがそんな事をしていると、背徳的なエロさが漂ってきて、俺はぐっと来てしまう。
裁縫スキルが上がったら、ミレイにシスターさんの格好をさせて押し倒そうと決意した。
「……今、ようやくわかりました。全ては神のお導きだったのですね」
そう言いながら、ミレイが俺を見つめる。
俺には全然わからないのだが。
「なぜこの私が、あなたのような年下の男の子に惹かれるのだろうと、ずっと疑問だったのです」
それはいつかの河原で俺のキステクにやられただけの気がするのだが……。
さすがにそれは口に出さなかった。
「あなたが神から遣わされた英霊(エインヘリヤル)なのであれば、私があなたのものになるのは自明の理です。なんでも致します。ですので、どうか人々をお導き下さい」
そう言って、ミレイに跪かれてしまった。
え、何この展開。
「う、うむ」
とりあえず、ベッドに横になったまま、片手を上げて頷いてみた。
というか、なんでもするって言った?
「じゃあ、もう1回やらせてくれない?」
「ええ!? い、いえ、いいですけど。さっきしたばかりじゃないですか?」
さっきは1回しかしていない。
1回なんて四捨五入すれば0だ。
していないのと同じなのである。
俺はミレイの手を引いて抱き寄せた。
そして、そのまま2回目に突入した。
ミレイはさっきよりも必死に俺に応えようとしてくれた。
ややぎこちなかったが、その仕草が健気で。
俺はちょっぴりだけ本気を出してしまった。
ムチッとしたミレイの身体は、物凄く魅力的だったのだ。
気づけば、3回目、4回目と続き――。
「あ、あへぇ」
気づけばミレイは白目を向いていた。
なんかそれっぽいセリフを口にしているし、目も虚ろだが、これはアヘっているわけではない。
まだ涎を垂らしていない。
俺のアヘり定義では涎を垂らしていなければ、アヘっているとは言わないのである。
なんか口元が濡れている気がするが、あれはさっき俺が舐め回したからだ。
つまり、ミレイはアヘっているわけではない。
よって、俺が浮気したわけではないのである。
セーフ、誰が見てもセーフだ。
とりあえず、脱力したミレイに別れを告げて、俺は家に帰ることにした。
なんか何も解決していない気がするが、気のせいだろう。
外に出ると、空が白んじて来ていた。
そろそろ夜明けだろうか。
しかし、俺の戦いはここから始まるのである。
今から、ルーナにバレない完全犯罪を成し遂げ無くてはならない。
いや、別に浮気したわけではないのだが。
ルーナは匂いに敏感だ。
俺が誰かとやった後に帰ると、擦り寄ってきてくんくん匂いを嗅ぎ、他の女の匂いがするとか言うのである。犬かよ。
多分、今ルーナは寝ているのだろうが、起きたら匂いを嗅がれてしまうかもしれない。
普段、セレナやカンナさんとやった後は、セレナ邸の風呂に入ってから帰るのだが、さすがにこの時間にミレイん家の風呂に入るのは失礼だろう。
あとでミレイが起きた後に、風呂を立ててやろうとは思うが。
とりあえず、俺は外で水浴びをした。
コソコソと身体を洗って、ミレイの匂いを落とす。
ちょっともったいない気がした。
身体を洗い終えて気づいた。
タオルがない。
このままでは風邪を引いてしまうが、家に帰ってタオルを探していたらルーナが気付いて起きてしまうかもしれない。
それだけは避けなくてはならない。
そして、俺はルーナがよく風魔法で髪を乾かしているのを思い出した。
魔法は戦いの道具だとか言ってるくせに、風魔法をドライヤーみたいに使っている件について、小一時間くらい問いただしたいが、今はそんな事はどうでもいい。
俺は風魔法で身体を乾かそうと思った。
スキルポイントは余っているし、そのうち風魔法も取ろうと思っていたし。
そんなわけで早速、風魔法を取得してみる。
『スキルポイントを1ポイント消費しました。』
『風魔法LV1を取得しました。』
『風魔法LV1:《風生成》が使用可能になりました。』
『使用可能スキルポイントは8ポイントです。』
判ってはいたが、風魔法レベル1は《風生成》だった。
《風生成》と念じてみると、手の平から生暖かい風が流れる。
うん。ドライヤーだ。
その風力はかなり身体に優しい感じで、殺傷能力とかは無さそうだ。
むしろ、ドライヤー以外になんの使いみちがあるのかわからない。
それにしても、どの魔法もレベル1はしょぼいな。
そんな事を考えていた時だった。
『エクストラスキル解放条件を達成しました。』
『解放条件:全ての属性魔法を習得する。』
『解放スキル:深淵魔法スキル 時間魔法』
『解放スキル:深淵魔法スキル 空間魔法』
『解放スキル:深淵魔法スキル 精神魔法』
『解放スキル:深淵魔法スキル 重力魔法』
『取得に必要なスキルポイントはそれぞれ10です。』
おおおおおお。
なんかヤバイの開放された。
火魔法や水魔法等の属性魔法コンプで、深淵魔法が取得できるようになるのか。
というか、10ポイントも消費するのかよ。
今残っているスキルポイントは8なので、少し足りない。
とはいえ、あと2つレベルを上げればいいだけだ。
ぜひ、深淵魔法は取得したい。
特に時間魔法。
時間魔法をとれば、セレナ以外との浮気もし放題だ。
ミレイも思う存分抱けることだろう。
いや、10ポイント消費はかなり痛いので、もう少しちゃんと考えるが。
そんな事を考えながら、俺は《風生成》を発動させて、ぶおーっと身体を乾かした。
というか、浮気を隠すために深淵魔法の扉を開けてしまうとは……。
そこになにか深い意味があるのだろうか。
いや、絶対にないが。
身体を乾かし終わると、俺はこっそりと我が家のドアを開けた。
息を殺して、そろそろと階段を上がる。
「う~ん、う~ん、コウ……」
ルーナは空いてしまったベッドの隣をさすさすしながらうなされている。
ちょっと罪悪感が込み上げてくる。
静かにベッドに上がると、そっとルーナを抱き寄せた。
すると、うなされて苦しそうだったルーナの顔は穏やかになり、くーくーと静かな寝息を立て始める。
よかった、安心してくれたみたいだ。
穏やかなルーナの寝顔を見ていると、俺も自然と目蓋が重くなり――。
俺は少しだけだが、眠ることが出来た。
ノリコさんからは開放されたらしい。
時間帯は夜更けのままで、辺りからは虫の鳴く声が聴こえる。
「ひいいっ!」
突然、女の悲鳴が聞こえた。
見れば、ミレイが腰を抜かしている。
「何をしている?」
「……突然、何もないところからコウさんが出現したので、びっくりして」
ノリコさんの部屋から帰ってきた瞬間を丁度見られてしまったらしい。
かなりのタイミングな気がするが。
というか、今は恐らく午前2時とか3時だ。
「それは悪かったけど、こんな時間に何をしているんだ?」
若い女性が一人で出歩くような時間ではない。
別に繁華街を歩き回っているわけではないし、というかむしろ周りに人なんて住んでいないので、モンスターに襲われる危険しかないのだが。
それはそれで危険だ。
「え? ええと、眠れなかったので、ちょっとお散歩を……」
なぜか気まずそうに目線を反らせながら、ミレイは言う。
夜中に散歩するのは感心しないが、まあミレイの自由だし。
「そうか。早めに帰ってよく寝ろよ?」
深夜徘徊癖でもあるのだろうか。
気持ちは少しわかるが。
夜中は人が少なくて気が楽だ。
引きこもりでも、安心して外出できる。
若い頃は、夜中に深夜営業のラーメン屋とかによく行ったものだ。
昼間は絶対に行かないけど。
そういえば、久しぶりにラーメン食べたい。
最近は歳のせいか、こってりしたものは受け付けなくなったが。
身体が若返っているので、今ラーメン食べたら美味しそうだ。
そんな事を考えながら、立ち去ろうとした。
「……はい。あ、あの」
しかし、ミレイに呼び止められてしまう。
「す、少しお茶でも飲んでいきませんか? その、相談したいこともありますし」
ミレイは恥ずかしそうに、そんな事を言い出した。
深夜に自宅に男を誘うとか。
これでは、何をされても文句は言えない。
なんと不謹慎な。
しめしめ、と思わなかったと言ったら嘘になるが、俺はミレイに、夜中に男を招くことの危険性を判って貰いたくて心を鬼にする。
なので、ミレイの細い腰に手を回して、軽いセクハラをするのも仕方ないのだ。
「わかった。行こうか」
「……はい」
ミレイの腰を撫で回しながら、その場を後にする。
うーむ、良いくびれだ。
ミレイは恥ずかしそうにしながらも、抵抗しなかった。
セクハラに寛容な所は、ミレイの美点の1つだと思う。
そのまま、俺たちはミレイの家に向かった。
といっても数メートルしか離れていないが。
ついさっきノリコさんに怒られた気がしたが、この時の俺はミレイをどうやって押し倒すかしか考えていなかった。
「……それで、あの、相談なのですが、そ、その、夜中に」
数分後、俺はミレイん家で相談を受けていた。
ミレイの相談は物凄く曖昧でまどろっこしく、要領を得なかった。
ただ、要約すると。
「つまり、毎晩ルーナのあえぎ声がうるさくて、眠れないと?」
ミレイは恥ずかしそうに頷いている。
物凄く端的に言ってみると、ミレイの相談とはそういうことだった。
なるほどなるほど。
いつのまにか、深刻なご近所トラブルが発生していたらしい。
ミレイの様子からすると、かなり困っていたけど、恥ずかしくてなかなか相談できなかったっぽい。
そりゃそうだ。
というか、睡眠を妨げるレベルとか。
慰謝料どのくらいとられるのだろうか。
そういえば、以前、ヴァンダレイジジイにも怒られた気がする。
あの時は、次の日からルーナに声を抑えさせてみたが、くぐもった感じのあえぎ声を出すルーナは、なんというかエロさ3割増で、俺が一層燃えてしまって、結局声を抑えきれなくなるという二次災害が発生した。
あれは楽しかったので、ぜひまたやりたい。
とはいえ、どうしよう。
そばで聞いている俺としては、特にうるさいとは思わないし、むしろ録音して一人の時に聞き入りたいくらいなのだが。
解決策が全然思いつかない。
ちなみに、ルーナを抱くのを控えるという選択肢はない。
「……困らせてしまってごめんなさい。お二人はご夫婦なので、そ、その、そういう事をしていても全然問題ないのは、わかっているんですが……、な、なんというか、ルーナさんの幸せそうな声を聞いていると、その、さみしいというか、せつないというか」
ミレイはもじもじしながら、顔を赤らめている。
なんだろう、この反応は。
騒音問題に怒り心頭で、訴えてやる! 的な雰囲気ではない気がする。
むしろ、なんというか……。
いやいや、さすがにそれは口に出してはいけない気がする。
女性に対してあまりに失礼だ。
俺にも最低限の礼儀というものは――。
「つまり、ルーナの声に当てられて、欲求不満になっていると?」
とかなんとか、思いつつも思い切り声に出していた。
己の会話スキルの低さにびっくりである。
俺に腹芸なんてできないのだ。
「そ、そんなこと、あるわけないじゃないですかっ!」
ミレイは煙が出そうな程、顔を真赤にして叫んでいた。
さすがに、言葉に出したのを申し訳なくなってしまう。
「……ただ、そ、その、出発前に、帰ってきたら抱いてやるって、言ってたのに、いつになっても、その、抱きに来てくれないのは、ちょっと……。毎日、身体を綺麗にして、待ってるんですけど……」
ミレイは顔を真赤にしながら、視線をちょろちょろと彷徨わせている。
その声は物凄く小さくて聞きづらかったが、難聴ではない俺にははっきり聞こえた。
俺は目を瞑って、ミレイの言葉を反芻してみる。
そして、思ったのだ。
今ここに、誰にも疑われようのない同意が成立した。
もうこうなったら、実行あるのみである。
脳裏に怒ったノリコさんの顔が浮かぶが、ノリコさんが怒るのはよくあることなので気にしないことにする。
俺は勢いよく席を立つと、戸惑うミレイを抱き寄せた。
その柔らかさを全身で味わう。
そのまま、唇を吸うと、ミレイの身体は小刻みに震えていた。
「緊張しているのか?」
「……初めてではないですけど、ちょっと、まだ、恐くて」
ミレイは山賊たちに純血を奪われたと言っていた。
その時のことを思い出しているんだろうか。
というか、こういうことにロクな思い出はないだろう。
俺の日々のセクハラでそういった思い出を塗りつぶせたら良かったのだが。
あれはただのセクハラにしかならなかったらしい。
残念だ。
「なるべく優しくするから安心しろ」
そんなわけで、俺は可能な限り優しくミレイを抱いた。
いつもより前戯を多めに。
ルーナやセレナを抱く時のように、己の欲望をぶつけまくるのではなく。
繊細なガラス細工を扱うように丁寧に。
先日、取得したばかりの房中術スキルの本領の真価を見よ!
まあ、ただねっとりとミレイを味わっただけだが。
「……すごく良かったです」
一戦を終えた後、ミレイは満足そうに言ってくれた。
なかなかの達成感である。
今俺たちは、ミレイのベッドの上で抱き合っている。
ミレイは幸せそうな笑みを浮かべて、俺の胸板に頭を乗せていた。
お分かりいただけただろうか。
事後の女が、正気を保っている事実に。
「初めてもコウさんが良かったです」
ミレイははっきりとした声で、そんな嬉しい事を言ってくれる。
普段だったら、俺が抱いた後の女はだいたいアヘ顔で意識を失う。
カンナさんは例外だが。
ミレイは全くアヘっていない。
優しく抱いたせいもあるが、これはルーナへの気遣いだった。
俺は今、浮気をしているわけではないのだ。
俺の定義では浮気とは女をアヘらせるまで抱いて、初めて浮気が成立する。
以前、ルーナが浮気の定義について、ギャーギャー言ってた気がするが、アレは世の中を知らないのだ。
とにかく、今、俺は浮気をしているわけではないのである。
ちなみに、セレナは思い切りアヘっている気がするが、時間を止めてもらっているのでノーカンとする。
まったく、自分の貞操観の高潔さに驚くぜ!
そんな事を考えながら、俺はミレイの後頭部を優しく撫でいた。
ミレイの栗色の癖っ毛は触り心地が良い。
「……コウさんって何者なんですか?」
不意にそんな哲学的な事を聞かれた。
自分が何者か、それは人生の命題であって――。
「若いのに、魔法もたくさん使えてすごく強いし、簡単に女を魅了するし、神聖な雰囲気を漂わせながら、何もない場所に突然出現するし」
あーそういうことか。
そういえば、ミレイにはまだ俺が異世界から来たということを言っていなかった。
ルーナが頑なに隠そうとするので、乗っかっていたのだが。
「だいたい、見た目は若いですけど、なんか年下って感じがしないです」
ミレイに出会ってから、今までで、だいぶ怪しまれるような行動をとってきた気がする。
ミレイは聡明だ。
さすがにもう誤魔化しきれないだろう。
というか、もう俺の女なので、誤魔化す必要はないのである。
「実はな――」
そんなわけで、ミレイに一切合切全て話した。
本当は32歳であること、異世界から来たこと、ノリコさんのお陰で色んな恩恵を受けていること等を。
かなり荒唐無稽な話だとは思うが、ミレイは疑いもせずに黙って聞いてくれた。
「――英霊(エインヘリヤル)」
全てを聞き終えると、ミレイは俺の顔を見つめながら、そんな事を呟いた。
「ああ、そうそう」
ノリコさんもそんなことを言っていたので、頷いておく。
エインなんとかは、多分英語ではないので、なんとなく覚えにくい。
ミレイはゆっくりと身体を起こすと、片膝をついて、神に祈るようなポーズをした。
「……おお、神よ」
というか、本当に祈っているらしい。
窓から差し込む、僅かな月明かりに照らされて、幻想的な光景だった。
ただ、裸のミレイがそんな事をしていると、背徳的なエロさが漂ってきて、俺はぐっと来てしまう。
裁縫スキルが上がったら、ミレイにシスターさんの格好をさせて押し倒そうと決意した。
「……今、ようやくわかりました。全ては神のお導きだったのですね」
そう言いながら、ミレイが俺を見つめる。
俺には全然わからないのだが。
「なぜこの私が、あなたのような年下の男の子に惹かれるのだろうと、ずっと疑問だったのです」
それはいつかの河原で俺のキステクにやられただけの気がするのだが……。
さすがにそれは口に出さなかった。
「あなたが神から遣わされた英霊(エインヘリヤル)なのであれば、私があなたのものになるのは自明の理です。なんでも致します。ですので、どうか人々をお導き下さい」
そう言って、ミレイに跪かれてしまった。
え、何この展開。
「う、うむ」
とりあえず、ベッドに横になったまま、片手を上げて頷いてみた。
というか、なんでもするって言った?
「じゃあ、もう1回やらせてくれない?」
「ええ!? い、いえ、いいですけど。さっきしたばかりじゃないですか?」
さっきは1回しかしていない。
1回なんて四捨五入すれば0だ。
していないのと同じなのである。
俺はミレイの手を引いて抱き寄せた。
そして、そのまま2回目に突入した。
ミレイはさっきよりも必死に俺に応えようとしてくれた。
ややぎこちなかったが、その仕草が健気で。
俺はちょっぴりだけ本気を出してしまった。
ムチッとしたミレイの身体は、物凄く魅力的だったのだ。
気づけば、3回目、4回目と続き――。
「あ、あへぇ」
気づけばミレイは白目を向いていた。
なんかそれっぽいセリフを口にしているし、目も虚ろだが、これはアヘっているわけではない。
まだ涎を垂らしていない。
俺のアヘり定義では涎を垂らしていなければ、アヘっているとは言わないのである。
なんか口元が濡れている気がするが、あれはさっき俺が舐め回したからだ。
つまり、ミレイはアヘっているわけではない。
よって、俺が浮気したわけではないのである。
セーフ、誰が見てもセーフだ。
とりあえず、脱力したミレイに別れを告げて、俺は家に帰ることにした。
なんか何も解決していない気がするが、気のせいだろう。
外に出ると、空が白んじて来ていた。
そろそろ夜明けだろうか。
しかし、俺の戦いはここから始まるのである。
今から、ルーナにバレない完全犯罪を成し遂げ無くてはならない。
いや、別に浮気したわけではないのだが。
ルーナは匂いに敏感だ。
俺が誰かとやった後に帰ると、擦り寄ってきてくんくん匂いを嗅ぎ、他の女の匂いがするとか言うのである。犬かよ。
多分、今ルーナは寝ているのだろうが、起きたら匂いを嗅がれてしまうかもしれない。
普段、セレナやカンナさんとやった後は、セレナ邸の風呂に入ってから帰るのだが、さすがにこの時間にミレイん家の風呂に入るのは失礼だろう。
あとでミレイが起きた後に、風呂を立ててやろうとは思うが。
とりあえず、俺は外で水浴びをした。
コソコソと身体を洗って、ミレイの匂いを落とす。
ちょっともったいない気がした。
身体を洗い終えて気づいた。
タオルがない。
このままでは風邪を引いてしまうが、家に帰ってタオルを探していたらルーナが気付いて起きてしまうかもしれない。
それだけは避けなくてはならない。
そして、俺はルーナがよく風魔法で髪を乾かしているのを思い出した。
魔法は戦いの道具だとか言ってるくせに、風魔法をドライヤーみたいに使っている件について、小一時間くらい問いただしたいが、今はそんな事はどうでもいい。
俺は風魔法で身体を乾かそうと思った。
スキルポイントは余っているし、そのうち風魔法も取ろうと思っていたし。
そんなわけで早速、風魔法を取得してみる。
『スキルポイントを1ポイント消費しました。』
『風魔法LV1を取得しました。』
『風魔法LV1:《風生成》が使用可能になりました。』
『使用可能スキルポイントは8ポイントです。』
判ってはいたが、風魔法レベル1は《風生成》だった。
《風生成》と念じてみると、手の平から生暖かい風が流れる。
うん。ドライヤーだ。
その風力はかなり身体に優しい感じで、殺傷能力とかは無さそうだ。
むしろ、ドライヤー以外になんの使いみちがあるのかわからない。
それにしても、どの魔法もレベル1はしょぼいな。
そんな事を考えていた時だった。
『エクストラスキル解放条件を達成しました。』
『解放条件:全ての属性魔法を習得する。』
『解放スキル:深淵魔法スキル 時間魔法』
『解放スキル:深淵魔法スキル 空間魔法』
『解放スキル:深淵魔法スキル 精神魔法』
『解放スキル:深淵魔法スキル 重力魔法』
『取得に必要なスキルポイントはそれぞれ10です。』
おおおおおお。
なんかヤバイの開放された。
火魔法や水魔法等の属性魔法コンプで、深淵魔法が取得できるようになるのか。
というか、10ポイントも消費するのかよ。
今残っているスキルポイントは8なので、少し足りない。
とはいえ、あと2つレベルを上げればいいだけだ。
ぜひ、深淵魔法は取得したい。
特に時間魔法。
時間魔法をとれば、セレナ以外との浮気もし放題だ。
ミレイも思う存分抱けることだろう。
いや、10ポイント消費はかなり痛いので、もう少しちゃんと考えるが。
そんな事を考えながら、俺は《風生成》を発動させて、ぶおーっと身体を乾かした。
というか、浮気を隠すために深淵魔法の扉を開けてしまうとは……。
そこになにか深い意味があるのだろうか。
いや、絶対にないが。
身体を乾かし終わると、俺はこっそりと我が家のドアを開けた。
息を殺して、そろそろと階段を上がる。
「う~ん、う~ん、コウ……」
ルーナは空いてしまったベッドの隣をさすさすしながらうなされている。
ちょっと罪悪感が込み上げてくる。
静かにベッドに上がると、そっとルーナを抱き寄せた。
すると、うなされて苦しそうだったルーナの顔は穏やかになり、くーくーと静かな寝息を立て始める。
よかった、安心してくれたみたいだ。
穏やかなルーナの寝顔を見ていると、俺も自然と目蓋が重くなり――。
俺は少しだけだが、眠ることが出来た。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる