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第三章 戦争編
第72話 初めての戦場 ②
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遠目からは敬老会の集まりに見えた集団は、しかし、近くに来てみてもやはり敬老会の集まりだった。
今にも死にそうな老人たちが辛うじて立っている。
中には座り込んでいる老人もいた。
老人たちは、鍋を被っていたり、木の板に紐を通したものを身に付けたりしていた。
あれは防具なのだろうか。
そして、鍬やらナタやら鎌などの農具で武装している。
いや、鎌は農具じゃねえけど!
と言っても、我が家にあるデスサイズのような大鎌ではなくて、片手で使う普通の鎌だ。
あれは農具だ。
俺のデスサイズとは全く別のものだ。
うーん。
どう見ても、軍隊には見えない。
そんな時、老人集団の中で2人の少年がいるのを見つけた。
若者も少しはいるらしい。
「お、ここにも同い年くらいの奴がいるじゃないか」
少年の一人が俺に気づいてそんな事を言っていた。
たしかに少年たちは10代後半くらいに見える。
「よお、お前も志願兵かい?」
少年の一人にあっさり声をかけられる。
見ず知らずの俺に声をかけるなんて、なんという対人スキルの高さだろうか。
確かに少年は見るからに好青年っぽい見た目をしている。
短く整えられた金髪に人懐こい笑顔。
顔立ちもなかなか整っていて、背も俺より少し高くガタイも良い。
正直に言って好きになれないタイプだ。
香ばしいリア充臭がする。
こういう奴に限って、土日にみんなでBBQしようぜ! とか言い出すのだ。
なぜ貴重な土日にBBQなぞしなくてはならないのか。
死ねばいいのに……。
ここはいつものように舌打ちしてそっぽを向くべきだろうか。
いや、自慢ではないが俺のメンタルはそんなに強くない。
下手なことをしていじめられたら嫌だ。
なので、無難で最小限の返事をすることにした。
「いえ」
わずか2文字だけ答えた。
「なんだ、その歳で徴兵かよ?」
少年が驚いている。
そろそろ会話を打ち切りたいが、少し気になってしまった。
「……若くて徴兵って変なのか?」
「そりゃあな。貴重な労働力である若者を徴兵なんてしたら、税収が下がっちゃうだろう?」
なるほど。
戦争いくよりも畑を耕せという事だろうか。
生産力よりも軍事力を優先するような切羽詰まった情勢ではないらしい。
「だから徴兵されるのは老い先短いジイさんたちか――」
少年はその辺の老人兵に指を指しながら、物凄く失礼なことを言う。
指を刺された老人兵は、諦めたようにニコっと笑った。
笑っちゃうのかよ。
「こいつみたいに家が物凄く貧乏で税が収められない奴くらいだ」
次に少年は隣の少年を指差す。
隣の少年はノッポだった。
いかにも人が良さそうな顔をしている。
貧乏だそうだが、たしかに着ている服はボロかった。
というか、戦争に行くのに鎧を着なくて良いのだろうか。
一応、ボロボロの槍は持っているが。
「お前んちも貧乏で徴兵された口か?」
「……いや、俺は徴税官とモメたら赤札を叩きつけられたんだ」
「うは、なんだよ、それ! 面白いやつだな、お前」
少年は笑い声をあげている。
男に受けても全然嬉しくない。
「俺はピート。こっちはラッセルだ」
リア充の少年がピートで、ノッポの少年がラッセルと言うらしい。
「……コウだ」
なんということだ。
自己紹介し合ってしまった。
これでは知り合いになってしまう。
ちょいちょい話しかけらたらどうしよう。
「この部隊で若いのは俺達だけだ。仲良くしようぜ」
「はあ」
仲良くする気はないが、曖昧に頷いておく。
まあ、俺の半分くらいしか生きていない小僧どもだ。
適当にあしらっておけばいいだろう。
ラッセルというノッポの少年は小さく会釈をしていた。
ピートはよく喋るが、ラッセルは無口らしい。
ラッセルには少し親近感を感じた。
「全員傾注!」
そんな時、ヴァンダレイさんの威厳ある声が聞こえた。
思わず姿勢を正してしまいそうになる声だった。
皆、ヴァンダレイさんの方を見ている。
「これより、司令官閣下のお言葉を頂く。心して聞くように!」
なんか偉い人の挨拶が始まるらしい。
今、ここに集まっているのは100人くらいらしいが、たった100人を率いるのにも司令官というのだろうか。
ミリタリーにはあんまり詳しくないので、なんとも言えないが、少し違和感を感じてしまう。
というか、さっきからピートが妙にわくわくした感じになっているのが気になる。
偉い人の話なんて苦痛以外の何者でもないだろうに。
校長の挨拶とか、社長の挨拶とか、嫌で仕方なかった。
「……皆さん、この度は、よくお集まり頂きました」
ともすれば風の音にかき消されそうな、その小さな声は、女の声だった。
ヴァンダレイさんの隣に、台が設置されていて、その上に鎧姿の女性? 女の子? が立っている。
鎧は綺麗に磨き上げられていて銀色の輝きを放ち、しかも女の子はなかなかの美人だった。
20歳くらいだろうか。
このタイミングで出てきたということは、あの子がヴァンダレイさんが言う司令官閣下なのだろう。
女の子は良く言えば儚げで、正直に言ってしまえば幸が薄そうな感じがして、とても閣下と呼ばれるような人間には見えない。
「……わ、私は、レティシア・フィンデルと申します。この度の討伐軍の指揮をさせて頂きます。ぐ、軍隊の指揮なんて初めで、その、不安ですが、がんばりますので、よろしくお願いします」
そう言って、レティシアさんはペコっと頭を下げた。
そして、ヴァンダレイさんの方をチラリと見ると、おどおどしながら台を降りていく。
今ので挨拶は終わりらしい。
うーん。
なんかのイベントなのだろうか。
アイドルが一日警察署長をやるみたいなノリだ。
それならそれで生暖かい目で見守ってあげられるのだが、自分が所属する軍隊の司令官とか言われると、物凄く不安になる。
さっきの女の子に軍隊の指揮なんてできそうにない。
周りの老人たちも、ざわざわと不安そうにしていた。
「いよっ! レティーお嬢様!」
ピートだけはそんな事を言いながら、思い切り手を叩いていた。
鼻息も荒い。
こいつはさっきの女の子のファンらしい。
「……フィンデル家のご令嬢なんだよ」
ラッセルがそんなのことを教えてくれた。
というか、ラッセルの声を初めて聞いた。
ずいぶん間延びした喋り方だった。
「なあなあ、美人だったろ? 俺の父ちゃんがフィンデル家の庭師だから、子供の頃からの知り合いなんだ」
ピートは自慢げに話しかけてくる。
確かにさっきのレティシアさんは結構美人だった。
薄い茶髪に同じ色の瞳をしていて、顔は結構地味な感じだったが整っていた。
それよりも何よりも。
鎧を来ていたのがポイントが高い。
鎧女子は3割り増しに見えてしまう。
スノボウェアを着ると可愛く見えるのと同じ理屈だと思う。
やはりコスチュームは大事だ。
とはいえ、レティシアさんは美人だったけど、ルーナには遠く及ばない。
もしもルーナが鎧を着たらと想像しただけで鼻血が出て来る。
いつか着てもらわねば。
というか、裁縫スキルを上げて、コスプレルーナを楽しんだ後は、鍛冶スキルを取得して鎧を作って、アーマードルーナを楽しむのも良いかもしれない。
やりたいことがどんどん増えていく。
あー、こんなとこで無駄なことしてないで早く帰って裁縫スキル上げたい。
というか、そろそろルーナが恋しくなってきた。
「それでは、早速進発する!」
ヴァンダレイさんが張りのある声でそう叫んだ。
こっちの方がよっぽど司令官っぽい気がする。
ああ、そういうことか。
レティシアさんはお飾りで、実質はヴァンダレイさんが司令官なのだろう。
そう考えれば、納得できるし、安心する。
というか、もう出発するらしい。
老人たちがヨボヨボと広場を出て行く。
司令官の件は納得したが、兵士が老人ばかりである件は全然納得できないのだが。
今にも死にそうな老人たちが辛うじて立っている。
中には座り込んでいる老人もいた。
老人たちは、鍋を被っていたり、木の板に紐を通したものを身に付けたりしていた。
あれは防具なのだろうか。
そして、鍬やらナタやら鎌などの農具で武装している。
いや、鎌は農具じゃねえけど!
と言っても、我が家にあるデスサイズのような大鎌ではなくて、片手で使う普通の鎌だ。
あれは農具だ。
俺のデスサイズとは全く別のものだ。
うーん。
どう見ても、軍隊には見えない。
そんな時、老人集団の中で2人の少年がいるのを見つけた。
若者も少しはいるらしい。
「お、ここにも同い年くらいの奴がいるじゃないか」
少年の一人が俺に気づいてそんな事を言っていた。
たしかに少年たちは10代後半くらいに見える。
「よお、お前も志願兵かい?」
少年の一人にあっさり声をかけられる。
見ず知らずの俺に声をかけるなんて、なんという対人スキルの高さだろうか。
確かに少年は見るからに好青年っぽい見た目をしている。
短く整えられた金髪に人懐こい笑顔。
顔立ちもなかなか整っていて、背も俺より少し高くガタイも良い。
正直に言って好きになれないタイプだ。
香ばしいリア充臭がする。
こういう奴に限って、土日にみんなでBBQしようぜ! とか言い出すのだ。
なぜ貴重な土日にBBQなぞしなくてはならないのか。
死ねばいいのに……。
ここはいつものように舌打ちしてそっぽを向くべきだろうか。
いや、自慢ではないが俺のメンタルはそんなに強くない。
下手なことをしていじめられたら嫌だ。
なので、無難で最小限の返事をすることにした。
「いえ」
わずか2文字だけ答えた。
「なんだ、その歳で徴兵かよ?」
少年が驚いている。
そろそろ会話を打ち切りたいが、少し気になってしまった。
「……若くて徴兵って変なのか?」
「そりゃあな。貴重な労働力である若者を徴兵なんてしたら、税収が下がっちゃうだろう?」
なるほど。
戦争いくよりも畑を耕せという事だろうか。
生産力よりも軍事力を優先するような切羽詰まった情勢ではないらしい。
「だから徴兵されるのは老い先短いジイさんたちか――」
少年はその辺の老人兵に指を指しながら、物凄く失礼なことを言う。
指を刺された老人兵は、諦めたようにニコっと笑った。
笑っちゃうのかよ。
「こいつみたいに家が物凄く貧乏で税が収められない奴くらいだ」
次に少年は隣の少年を指差す。
隣の少年はノッポだった。
いかにも人が良さそうな顔をしている。
貧乏だそうだが、たしかに着ている服はボロかった。
というか、戦争に行くのに鎧を着なくて良いのだろうか。
一応、ボロボロの槍は持っているが。
「お前んちも貧乏で徴兵された口か?」
「……いや、俺は徴税官とモメたら赤札を叩きつけられたんだ」
「うは、なんだよ、それ! 面白いやつだな、お前」
少年は笑い声をあげている。
男に受けても全然嬉しくない。
「俺はピート。こっちはラッセルだ」
リア充の少年がピートで、ノッポの少年がラッセルと言うらしい。
「……コウだ」
なんということだ。
自己紹介し合ってしまった。
これでは知り合いになってしまう。
ちょいちょい話しかけらたらどうしよう。
「この部隊で若いのは俺達だけだ。仲良くしようぜ」
「はあ」
仲良くする気はないが、曖昧に頷いておく。
まあ、俺の半分くらいしか生きていない小僧どもだ。
適当にあしらっておけばいいだろう。
ラッセルというノッポの少年は小さく会釈をしていた。
ピートはよく喋るが、ラッセルは無口らしい。
ラッセルには少し親近感を感じた。
「全員傾注!」
そんな時、ヴァンダレイさんの威厳ある声が聞こえた。
思わず姿勢を正してしまいそうになる声だった。
皆、ヴァンダレイさんの方を見ている。
「これより、司令官閣下のお言葉を頂く。心して聞くように!」
なんか偉い人の挨拶が始まるらしい。
今、ここに集まっているのは100人くらいらしいが、たった100人を率いるのにも司令官というのだろうか。
ミリタリーにはあんまり詳しくないので、なんとも言えないが、少し違和感を感じてしまう。
というか、さっきからピートが妙にわくわくした感じになっているのが気になる。
偉い人の話なんて苦痛以外の何者でもないだろうに。
校長の挨拶とか、社長の挨拶とか、嫌で仕方なかった。
「……皆さん、この度は、よくお集まり頂きました」
ともすれば風の音にかき消されそうな、その小さな声は、女の声だった。
ヴァンダレイさんの隣に、台が設置されていて、その上に鎧姿の女性? 女の子? が立っている。
鎧は綺麗に磨き上げられていて銀色の輝きを放ち、しかも女の子はなかなかの美人だった。
20歳くらいだろうか。
このタイミングで出てきたということは、あの子がヴァンダレイさんが言う司令官閣下なのだろう。
女の子は良く言えば儚げで、正直に言ってしまえば幸が薄そうな感じがして、とても閣下と呼ばれるような人間には見えない。
「……わ、私は、レティシア・フィンデルと申します。この度の討伐軍の指揮をさせて頂きます。ぐ、軍隊の指揮なんて初めで、その、不安ですが、がんばりますので、よろしくお願いします」
そう言って、レティシアさんはペコっと頭を下げた。
そして、ヴァンダレイさんの方をチラリと見ると、おどおどしながら台を降りていく。
今ので挨拶は終わりらしい。
うーん。
なんかのイベントなのだろうか。
アイドルが一日警察署長をやるみたいなノリだ。
それならそれで生暖かい目で見守ってあげられるのだが、自分が所属する軍隊の司令官とか言われると、物凄く不安になる。
さっきの女の子に軍隊の指揮なんてできそうにない。
周りの老人たちも、ざわざわと不安そうにしていた。
「いよっ! レティーお嬢様!」
ピートだけはそんな事を言いながら、思い切り手を叩いていた。
鼻息も荒い。
こいつはさっきの女の子のファンらしい。
「……フィンデル家のご令嬢なんだよ」
ラッセルがそんなのことを教えてくれた。
というか、ラッセルの声を初めて聞いた。
ずいぶん間延びした喋り方だった。
「なあなあ、美人だったろ? 俺の父ちゃんがフィンデル家の庭師だから、子供の頃からの知り合いなんだ」
ピートは自慢げに話しかけてくる。
確かにさっきのレティシアさんは結構美人だった。
薄い茶髪に同じ色の瞳をしていて、顔は結構地味な感じだったが整っていた。
それよりも何よりも。
鎧を来ていたのがポイントが高い。
鎧女子は3割り増しに見えてしまう。
スノボウェアを着ると可愛く見えるのと同じ理屈だと思う。
やはりコスチュームは大事だ。
とはいえ、レティシアさんは美人だったけど、ルーナには遠く及ばない。
もしもルーナが鎧を着たらと想像しただけで鼻血が出て来る。
いつか着てもらわねば。
というか、裁縫スキルを上げて、コスプレルーナを楽しんだ後は、鍛冶スキルを取得して鎧を作って、アーマードルーナを楽しむのも良いかもしれない。
やりたいことがどんどん増えていく。
あー、こんなとこで無駄なことしてないで早く帰って裁縫スキル上げたい。
というか、そろそろルーナが恋しくなってきた。
「それでは、早速進発する!」
ヴァンダレイさんが張りのある声でそう叫んだ。
こっちの方がよっぽど司令官っぽい気がする。
ああ、そういうことか。
レティシアさんはお飾りで、実質はヴァンダレイさんが司令官なのだろう。
そう考えれば、納得できるし、安心する。
というか、もう出発するらしい。
老人たちがヨボヨボと広場を出て行く。
司令官の件は納得したが、兵士が老人ばかりである件は全然納得できないのだが。
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