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第三章 戦争編
第71話 初めての戦場 ①
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俺は荒野を一人で歩いていた。
目指すのは西にあるサーガットの街だった。
我が家を出てから2日が経っていた。
日中はずっと歩き続け、夜は簡易的な屋根と寝台を魔法で作って寝た。
ちなみに、今まで何も食べていない。
まあ、飲まず食わずのぶっ通しで10日間、セレナを抱き続けていたらしいので、少しくらい何も食べなくても問題ないのだが。
とはいえ、セレナを夢中で抱いていた時とは違って、今は空腹を感じる。
飢餓耐性は発動しているが、空腹感は紛れないらしい。
というか、手ぶらで荒野を歩くのはホントに辞めたほうがいいと思う。
荒野に出る度に思っているので、さすがにそろそろ学習しろよと思うが。
水は魔法でなんとかなるが、食料はどうしようもない。
その辺でウサギはよく見かけるが、ルーナがいないので調理できない。
改めてルーナの有り難さを実感する。
この世界に来て数日でルーナに出会わなかったら、今頃、栄養不足で死んでいるかもしれない。
あー、ルーナのご飯が食べたい。
ちなみに、方位磁石とかを持っているわけではないので、漠然と日が沈む方角に向かって歩いている。
こんなザックリで目的地につけるのか、そこはかとなく不安になる。
まあ、道に迷ったら迷ったで、街に行けなかった言い訳にできるのだが。
しかし、残念な事に3日目の朝には、街らしきものが見えてきてしまった。
サーガットの街は、所謂、城塞都市だった。
高い壁が街全体を覆っている。
俺は今、そんな高い壁を見上げる場所にいる。
壁は5メートルくらいの高さだろうか。
綺麗に石が積み上げられて出来た壁だった。
壁に手で触れてみた。
ずっしりとした堅牢そうな壁だ。
うむ。
良い壁である。
思わず匠として癖で壁を調べてしまった。
へへ、俺も一端の職人になったものだぜ。
というかですよ。
壁には当たり前だけど門があって、そこにはたくさんの人が列を作っていた。
俺から見て100メートルくらい先である。
恐らくあそこから街に入るのだろう。
これはあれだろうか。
俺もあそこに行った方がいいのだろうか。
いやいや、当たり前だろと思うかもしれないが、今必死に街に入らなくてもいい理由を探しているのだ。
しかし、1時間くらい考えても理由は見つからなかった。
仕方なく門に向かってとぼとぼ歩き出した。
門の前にできた列に並ぶ。
列にはかなりのニンゲンが並んでいた。
ニンゲン達はがやがやと何かを話し合っていた。
こんな喧騒に包まれるのは、数カ月ぶりだ。
胃がギッコンバッタン言っている。
吐きそうだ。
帰りたい。
チラッと列の先を見ると、門の入口で商人らしき人が衛兵らしき人の手荷物検査を受けていた。
この列は手荷物検査待ちの列らしい。
街に危険なものが入るのを抑止しているのだろうか。
ちなみに、俺は手荷物検査を受けても何の問題もない。
なぜなら手ぶらだからね!
「なあ、あんたはどこから来たんだい?」
不意に背後から声をかけられた。
心臓が飛び出しそうになる。
俺の後ろに新しく並んだ人が声をかけてきたらしい。
ビクビクしながら振り返ると、気の良さそうなオジサンだった。
「………チッ」
俺は舌打ちをして下を向いた。
「ええー……」
気の良さそうなオジサンはドン引きしている。
よし、狙い通り!
これでもう話しかけられることはない。
誰かに話しかけられたら舌打ちをする。
相手は、なんかヤバイ奴だと思って二度と話しかけてくることはない。
人が多く集まる場所で孤高を貫くためのワザである。
俺はそのまま孤高を貫き通した。
しばらくして、手荷物検査の俺の番がやってくる。
門の傍には2人の衛兵が立っていた。
衛兵たちはとても素人とは思えない怖い目つきで俺を睨んでいる。
日本の警察官がよくしている目だ。
俺は思い切りビビりながらも、両手を広げて手ぶらアピールしてみた。
通ってよし。
そう言って貰うのを期待していたのだが。
「貴様! ちょっとこっちへ来い!」
思い切り詰め所へ連行されようとしていた。
「ひいい!」
予想外の展開に情けない声をあげてしまう。
「お、俺が何をしたっていうんですか!? 危ないものなんて持ってないです!」
咄嗟にそんな弁明をしてみた。
「武器の持ち込みは禁止されている! そんなデカい剣ぶら下げて何が何も持ってないだ!」
「…………」
そういえば、月光魔剣を背負っていたんだった。
思い切り武器を所持していた。
うっかり☆
……いやいや、うっかり☆じゃねえから。
思わずセルフ突っ込みを決めてしまった。
「ええー……」
というか、後ろに並んでいたオジサンが再びドン引きしている。
何見てんだ!? 見せもんじゃねえんだぞ! という意味を込めてガンを飛ばしておく。
「おい、このガキ、徴兵されて来たんじゃないか?」
もう一人の衛兵がそんな事を言い出した。
誰がガキか。
俺は恐らく衛兵たちより年上だ。
「……貴様、赤札は持っているのか?」
俺は慌ててポケットから赤札を取り出した。
「ふむ。確かに。……まだ若いのにな」
衛兵は俺に憐れみの表情を向ける。
若そうに見えるけど、もうすぐ中年なんです。
「徴兵された兵士は、アスタール広場に集まっている。街に入ったら、左手に進め」
「武運を祈る!」
衛兵達はそう言ってあっさり街に入れてくれた。
ついでに武運まで祈ってくれた。
いい人たちだった。
街の中は結構な賑わいだった。
人が溢れ、多くの露店が開かれている。
露店には様々なものが売られているようだ。
食料品、衣類、アクセサリー、雑貨、あ、石鹸まで売ってる。
ルーナが来たいと言っていたのもわかる気がする。
まあ、2度と来るつもりはないが。
とはいえ、帰る時に、石鹸とか塩を買って帰っても良いかもしれない。
まあ、お金なんて持ってこなかったんですが……。
しばらく歩くと、開けた場所に出た。
衛兵さんが言っていたなんとか広場というのはここだろうか。
広場には結構な人数が集まっている。
とはいえ、集まっているのは老人ばかりだった。
徴兵された者の集合場所はここではないらしい。
ここは、なんだろう、敬老会? だろうか。
そんな事を考えてたら、老人たちの中の一人がこちらに歩いてくる。
その老人は俺より背が高かった。
180センチはあるかもしれない。
そして、物凄く痩せている。
頬なんか削げきっている。
「お主は志願兵かのう?」
突然、老人にそんな事を聞かれた。
鎧を着て、剣を背負っていたので兵士に間違われたらしい。
志願したつもりはないが、とりあえず赤札を無言で見せてみる。
この老人に兵士の集合場所を聞いてみようと思う。
「……その若さで徴兵されたのか。なんということだ」
さっきも言われたが、若くて徴兵されるのは変なのだろうか。
俺の見た目は17歳くらいなので、さすがに若すぎるのかもしれない。
「お主、名はなんという?」
「……コウです」
なぜいきなり名前を聞かれたのかわからないが、とりあえず答えておく。
いつだったか、貴族でもないのに名字を名乗ると不審に思われるとルーナに言われたので、名前だけにしてみた。
老人は懐から紙切れを出して、何かを読み上げている。
「ああ、新しく出来た開拓村から徴兵された子か」
なんということだ。
あの紙切れには俺の事が載っているらしい。
個人情報がばら撒かれているとは、これいかに。
「よく来てくれた。儂はヴァンダレイという。今回、招集された討伐軍の副官を務めておる。よろしくのう」
そう言いながら、ヴァンダレイさんというらしい老人に握手を求められたので、とりあえず応じておく。
ヴァンダレイさんは軍隊の副官らしいので、たぶん偉い人だ。
70歳位だろうか、その顔は皺に覆われている。
ただ眼光が嫌に鋭いので、話していて緊張してしまう。
というか、討伐軍とか言っていたので、軍隊の集合場所はここで合っていたらしい。
しかし、軍隊の姿が見えない。
俺が一番先に来ちゃったのだろうか。
やる気満々みたいに思われそうで嫌なんだけど。
「お主で最後じゃ。これで100人揃ったのう。もう少ししたら司令官の挨拶がある。皆の所で待っておれ」
「……皆とは?」
「あそこにおるじゃろう」
そう言って、ヴァンダレイさんは敬老会の集まりを指す。
……え、もしかしてアレ軍隊なの?
ヨボヨボの老人しかいないんだけど。
かくいうヴァンダレイさんも老人だし。
俺はかなりの不安を覚えながら、老人たちの元に向かった。
目指すのは西にあるサーガットの街だった。
我が家を出てから2日が経っていた。
日中はずっと歩き続け、夜は簡易的な屋根と寝台を魔法で作って寝た。
ちなみに、今まで何も食べていない。
まあ、飲まず食わずのぶっ通しで10日間、セレナを抱き続けていたらしいので、少しくらい何も食べなくても問題ないのだが。
とはいえ、セレナを夢中で抱いていた時とは違って、今は空腹を感じる。
飢餓耐性は発動しているが、空腹感は紛れないらしい。
というか、手ぶらで荒野を歩くのはホントに辞めたほうがいいと思う。
荒野に出る度に思っているので、さすがにそろそろ学習しろよと思うが。
水は魔法でなんとかなるが、食料はどうしようもない。
その辺でウサギはよく見かけるが、ルーナがいないので調理できない。
改めてルーナの有り難さを実感する。
この世界に来て数日でルーナに出会わなかったら、今頃、栄養不足で死んでいるかもしれない。
あー、ルーナのご飯が食べたい。
ちなみに、方位磁石とかを持っているわけではないので、漠然と日が沈む方角に向かって歩いている。
こんなザックリで目的地につけるのか、そこはかとなく不安になる。
まあ、道に迷ったら迷ったで、街に行けなかった言い訳にできるのだが。
しかし、残念な事に3日目の朝には、街らしきものが見えてきてしまった。
サーガットの街は、所謂、城塞都市だった。
高い壁が街全体を覆っている。
俺は今、そんな高い壁を見上げる場所にいる。
壁は5メートルくらいの高さだろうか。
綺麗に石が積み上げられて出来た壁だった。
壁に手で触れてみた。
ずっしりとした堅牢そうな壁だ。
うむ。
良い壁である。
思わず匠として癖で壁を調べてしまった。
へへ、俺も一端の職人になったものだぜ。
というかですよ。
壁には当たり前だけど門があって、そこにはたくさんの人が列を作っていた。
俺から見て100メートルくらい先である。
恐らくあそこから街に入るのだろう。
これはあれだろうか。
俺もあそこに行った方がいいのだろうか。
いやいや、当たり前だろと思うかもしれないが、今必死に街に入らなくてもいい理由を探しているのだ。
しかし、1時間くらい考えても理由は見つからなかった。
仕方なく門に向かってとぼとぼ歩き出した。
門の前にできた列に並ぶ。
列にはかなりのニンゲンが並んでいた。
ニンゲン達はがやがやと何かを話し合っていた。
こんな喧騒に包まれるのは、数カ月ぶりだ。
胃がギッコンバッタン言っている。
吐きそうだ。
帰りたい。
チラッと列の先を見ると、門の入口で商人らしき人が衛兵らしき人の手荷物検査を受けていた。
この列は手荷物検査待ちの列らしい。
街に危険なものが入るのを抑止しているのだろうか。
ちなみに、俺は手荷物検査を受けても何の問題もない。
なぜなら手ぶらだからね!
「なあ、あんたはどこから来たんだい?」
不意に背後から声をかけられた。
心臓が飛び出しそうになる。
俺の後ろに新しく並んだ人が声をかけてきたらしい。
ビクビクしながら振り返ると、気の良さそうなオジサンだった。
「………チッ」
俺は舌打ちをして下を向いた。
「ええー……」
気の良さそうなオジサンはドン引きしている。
よし、狙い通り!
これでもう話しかけられることはない。
誰かに話しかけられたら舌打ちをする。
相手は、なんかヤバイ奴だと思って二度と話しかけてくることはない。
人が多く集まる場所で孤高を貫くためのワザである。
俺はそのまま孤高を貫き通した。
しばらくして、手荷物検査の俺の番がやってくる。
門の傍には2人の衛兵が立っていた。
衛兵たちはとても素人とは思えない怖い目つきで俺を睨んでいる。
日本の警察官がよくしている目だ。
俺は思い切りビビりながらも、両手を広げて手ぶらアピールしてみた。
通ってよし。
そう言って貰うのを期待していたのだが。
「貴様! ちょっとこっちへ来い!」
思い切り詰め所へ連行されようとしていた。
「ひいい!」
予想外の展開に情けない声をあげてしまう。
「お、俺が何をしたっていうんですか!? 危ないものなんて持ってないです!」
咄嗟にそんな弁明をしてみた。
「武器の持ち込みは禁止されている! そんなデカい剣ぶら下げて何が何も持ってないだ!」
「…………」
そういえば、月光魔剣を背負っていたんだった。
思い切り武器を所持していた。
うっかり☆
……いやいや、うっかり☆じゃねえから。
思わずセルフ突っ込みを決めてしまった。
「ええー……」
というか、後ろに並んでいたオジサンが再びドン引きしている。
何見てんだ!? 見せもんじゃねえんだぞ! という意味を込めてガンを飛ばしておく。
「おい、このガキ、徴兵されて来たんじゃないか?」
もう一人の衛兵がそんな事を言い出した。
誰がガキか。
俺は恐らく衛兵たちより年上だ。
「……貴様、赤札は持っているのか?」
俺は慌ててポケットから赤札を取り出した。
「ふむ。確かに。……まだ若いのにな」
衛兵は俺に憐れみの表情を向ける。
若そうに見えるけど、もうすぐ中年なんです。
「徴兵された兵士は、アスタール広場に集まっている。街に入ったら、左手に進め」
「武運を祈る!」
衛兵達はそう言ってあっさり街に入れてくれた。
ついでに武運まで祈ってくれた。
いい人たちだった。
街の中は結構な賑わいだった。
人が溢れ、多くの露店が開かれている。
露店には様々なものが売られているようだ。
食料品、衣類、アクセサリー、雑貨、あ、石鹸まで売ってる。
ルーナが来たいと言っていたのもわかる気がする。
まあ、2度と来るつもりはないが。
とはいえ、帰る時に、石鹸とか塩を買って帰っても良いかもしれない。
まあ、お金なんて持ってこなかったんですが……。
しばらく歩くと、開けた場所に出た。
衛兵さんが言っていたなんとか広場というのはここだろうか。
広場には結構な人数が集まっている。
とはいえ、集まっているのは老人ばかりだった。
徴兵された者の集合場所はここではないらしい。
ここは、なんだろう、敬老会? だろうか。
そんな事を考えてたら、老人たちの中の一人がこちらに歩いてくる。
その老人は俺より背が高かった。
180センチはあるかもしれない。
そして、物凄く痩せている。
頬なんか削げきっている。
「お主は志願兵かのう?」
突然、老人にそんな事を聞かれた。
鎧を着て、剣を背負っていたので兵士に間違われたらしい。
志願したつもりはないが、とりあえず赤札を無言で見せてみる。
この老人に兵士の集合場所を聞いてみようと思う。
「……その若さで徴兵されたのか。なんということだ」
さっきも言われたが、若くて徴兵されるのは変なのだろうか。
俺の見た目は17歳くらいなので、さすがに若すぎるのかもしれない。
「お主、名はなんという?」
「……コウです」
なぜいきなり名前を聞かれたのかわからないが、とりあえず答えておく。
いつだったか、貴族でもないのに名字を名乗ると不審に思われるとルーナに言われたので、名前だけにしてみた。
老人は懐から紙切れを出して、何かを読み上げている。
「ああ、新しく出来た開拓村から徴兵された子か」
なんということだ。
あの紙切れには俺の事が載っているらしい。
個人情報がばら撒かれているとは、これいかに。
「よく来てくれた。儂はヴァンダレイという。今回、招集された討伐軍の副官を務めておる。よろしくのう」
そう言いながら、ヴァンダレイさんというらしい老人に握手を求められたので、とりあえず応じておく。
ヴァンダレイさんは軍隊の副官らしいので、たぶん偉い人だ。
70歳位だろうか、その顔は皺に覆われている。
ただ眼光が嫌に鋭いので、話していて緊張してしまう。
というか、討伐軍とか言っていたので、軍隊の集合場所はここで合っていたらしい。
しかし、軍隊の姿が見えない。
俺が一番先に来ちゃったのだろうか。
やる気満々みたいに思われそうで嫌なんだけど。
「お主で最後じゃ。これで100人揃ったのう。もう少ししたら司令官の挨拶がある。皆の所で待っておれ」
「……皆とは?」
「あそこにおるじゃろう」
そう言って、ヴァンダレイさんは敬老会の集まりを指す。
……え、もしかしてアレ軍隊なの?
ヨボヨボの老人しかいないんだけど。
かくいうヴァンダレイさんも老人だし。
俺はかなりの不安を覚えながら、老人たちの元に向かった。
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