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第二章 吸血鬼編
第43話 切なる望み
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それは、気の遠くなるような――。
「ぐうっ!」
――痛みだった。
頭が傷んで、魔力を集中できない。
込めた魔力が霧散していくのがわかる。
回復魔法の発動はあっけなく失敗した。
(きっとそれは魔法の適性の問題ではないかと思われます。)
かつてカンナさんに言われたセリフを思い出す。
適性がないと、そもそも回復魔法を使えないのだろうか。
せめてここにカンナさんがいてくれれば。
今からルーナをカンナさんの所に連れて行くのは無理だ。
動かすのすら危うい。
ルーナは俺の腕の中で、どんどん体温を失っていく。
顔は青ざめ、呼吸すら感じられない。
全身が、恐怖に震えるのがわかった。
ルーナが失われていく。
再び回復魔法を発動させる。
回復魔法だけが、頼りだった。
もう俺にはそれくらいしか出来ることがない。
頭に錐を差し込まれて、グリグリとかき回されるような痛みがする。
脂汗が吹き出て、意識を失いそうになった。
痛覚耐性のログが先程からずっと出ているが、あまり効果がない。
耐性を遥かに凌駕した痛みなのだ。
ルーナ。
脳裏にルーナの笑顔が浮かぶ。
泣き顔が。
怒った顔が。
寝顔が。
思い浮かぶルーナの顔は、どれも生き生きしていて。
その時、突然、視界にステータスが表示された。
いつもの俺のステータスではない。
それはルーナのステータスだった。
バラバラとレベルや筋力等のステータスが表示されていく。
そんな中で、その数値に釘付けになった。
『HP:18/434』
ルーナのHPだ。
物凄い速度で、減っていく。
『HP:15/434』
俺は血が出る程、歯を食いしばった。
『根性:LV7が発動しました。』
激しい痛みに体中がガクガクと震えだす。
それでも、俺は強引に魔力を流し込んだ。
両腕の内側から、バチバチと感電するような感覚がした。
そして。ルーナを抱く俺の両手から、淡い緑色の光が発せられる。
それはじわじわと、広がっていき。
『HP:7/434』
『HP:6/434』
『HP:6/434』
『HP:6/434』
ルーナのHPの減少が止まった。
なんとか回復魔法の発動には成功したらしい。
激しい痛みに気を失いそうだ。
これを持続できるのか。
ルーナのHPの減少速度は異常な速さだった。
今は俺の体力回復が減少を相殺しているのだろう。
だが、相殺しているだけだ。
回復はできていない。
その時だった。
頭で感じていた痛みが、突然、全身に広がっていったのだ。
何かが、耐えかねたように破れていく感覚。
「うぐあああああああ!」
叫んでいた。
まるで獣のように。
それでも、回復魔法の発動はやめない。
いや、やめられない。
俺が痛みに負けた時、それはルーナの死を意味するのだから。
ここからは賭けだ。
俺が気を失うのが先か、気が狂うのが先か。
それとも――。
そして、地獄のような時間が始まった。
ルーナを初めて抱いたのはいつだっただろう。
あの時は、驚いた。
まさか自分が性犯罪を犯すとは思いもしなかった。
我を忘れるなんていう感覚は初めてだった。
ただ、仕方なかったのだ。
目の前にいた女は、未だかつて見たことのないくらい美しい女だった。
普通なら、俺なんかが近づくこともできないくらいの。
最初、ルーナは怒っていた。
史上最悪の咎人を見るような目で見られたような気もする。
当たり前だ。
犯されたのはもちろん、男に身体を許したこともなかったのだから。
それでも、俺はルーナを犯し続けた。
やがてルーナが諦めたのか、俺を受け入れてくれるようになった。
その頃は、責任を取れとか面倒くさい事を言っていた気がする。
ルーナもいやいやだったのだろう。
そして、信じられない事に俺はルーナと暮らし始めた。
人付き合いが苦手で、誰かといることは常にストレスだったこの俺が。
美貌と肉欲に目が眩んだのだ。
それでも、ルーナとの生活は思っていた以上に楽しくて。
俺は、いつのまにか。
あれからどのくらいの時間が過ぎたのだろう。
俺はひたすら回復魔法を発動し続けていた。
痛みは相変わらず俺を蝕み続けている。
意識は途切れ途切れだ。
俺は痛みに耐えながら、ルーナと過ごした日々をぼんやりと思い出していた。
それは矛盾した異常な状況だった。
おそらく、気が狂う一歩手前の状況なのだと思う。
俺は壊れる寸前だ。
口からは涎がだらしなく垂れ流され、ちょっと前から、変な唸り声が漏れている。
身体もズタボロだった。
痛みは幻覚ではなく、本当に身体が異常をきたしていた。
ずきんずきんと何かを孕んだかのように痛む両腕には、赤くひび割れたような筋がいくつも浮かび上がっていた。
おそらくこの筋は全身に出現しているのだろう。
痛みは全身で感じているのだから。
初めて見る症状だった。
これがなんなのかはわからない。
それでも、良いものではないことだけはわかった。
それでも、俺は回復魔法を絶やさない。
ルーナのHPは6で止まったままだ。
しかし、ルーナの全身は冷え切っていて、微動だにしない。
その顔は唇まで青白く、僅かな心臓の鼓動を感じる程度だった。
俺は、自分がどうなっても構わなかった。
ただ、ルーナを。
ルーナを助けたい。
『回復魔法LV2を取得しました。』
『回復魔法LV2:《傷治療》が使用可能になりました。』
目を見開いていた。
そのログが出力されるのを、どれだけ待ち望んだことか。
だが、まだ賭けに勝ったわけではない。
精神力はギリギリだった。
おそらくもうあまり長くは持ちそうにない。
その上、MPの残りは3割を切っている。
俺の気絶も、MPの枯渇も、ルーナの死に直結するのだ。
最後の賭けだ。
気力を振り絞って、オーバーロードを発動させる。
青い稲妻が迸る度に、全身に刻まれた赤いひび割れが唸るように痛む。
それが、どうした。
もう痛みなどでは、俺は止まらない。
全MPを込めて《傷治療》を発動させる。
イメージするのは、ルーナ。
あの目も眩むような、眩しい笑顔だ。
《体力回復》を発動させながら、《傷治療》を重ねがけする。
ルーナを包んでいた淡い緑色の光が、オーバロードの稲妻を伴って激しい光となる。
どこか優しさを感じさせた回復魔法の光は、暴力的とも言える程の発光を見せる。
全身のひび割れの筋が、太さをグンと増す。
燃えるような激痛。
MPが一瞬で消滅し、回復魔法の光が途切れていく。
俺は激痛とMP枯渇に襲われながら。
最後にルーナを離さないように、しっかり抱きしめた。
そして、意識を手放しながら、ルーナを潰さないように仰向けに倒れた。
「ぐうっ!」
――痛みだった。
頭が傷んで、魔力を集中できない。
込めた魔力が霧散していくのがわかる。
回復魔法の発動はあっけなく失敗した。
(きっとそれは魔法の適性の問題ではないかと思われます。)
かつてカンナさんに言われたセリフを思い出す。
適性がないと、そもそも回復魔法を使えないのだろうか。
せめてここにカンナさんがいてくれれば。
今からルーナをカンナさんの所に連れて行くのは無理だ。
動かすのすら危うい。
ルーナは俺の腕の中で、どんどん体温を失っていく。
顔は青ざめ、呼吸すら感じられない。
全身が、恐怖に震えるのがわかった。
ルーナが失われていく。
再び回復魔法を発動させる。
回復魔法だけが、頼りだった。
もう俺にはそれくらいしか出来ることがない。
頭に錐を差し込まれて、グリグリとかき回されるような痛みがする。
脂汗が吹き出て、意識を失いそうになった。
痛覚耐性のログが先程からずっと出ているが、あまり効果がない。
耐性を遥かに凌駕した痛みなのだ。
ルーナ。
脳裏にルーナの笑顔が浮かぶ。
泣き顔が。
怒った顔が。
寝顔が。
思い浮かぶルーナの顔は、どれも生き生きしていて。
その時、突然、視界にステータスが表示された。
いつもの俺のステータスではない。
それはルーナのステータスだった。
バラバラとレベルや筋力等のステータスが表示されていく。
そんな中で、その数値に釘付けになった。
『HP:18/434』
ルーナのHPだ。
物凄い速度で、減っていく。
『HP:15/434』
俺は血が出る程、歯を食いしばった。
『根性:LV7が発動しました。』
激しい痛みに体中がガクガクと震えだす。
それでも、俺は強引に魔力を流し込んだ。
両腕の内側から、バチバチと感電するような感覚がした。
そして。ルーナを抱く俺の両手から、淡い緑色の光が発せられる。
それはじわじわと、広がっていき。
『HP:7/434』
『HP:6/434』
『HP:6/434』
『HP:6/434』
ルーナのHPの減少が止まった。
なんとか回復魔法の発動には成功したらしい。
激しい痛みに気を失いそうだ。
これを持続できるのか。
ルーナのHPの減少速度は異常な速さだった。
今は俺の体力回復が減少を相殺しているのだろう。
だが、相殺しているだけだ。
回復はできていない。
その時だった。
頭で感じていた痛みが、突然、全身に広がっていったのだ。
何かが、耐えかねたように破れていく感覚。
「うぐあああああああ!」
叫んでいた。
まるで獣のように。
それでも、回復魔法の発動はやめない。
いや、やめられない。
俺が痛みに負けた時、それはルーナの死を意味するのだから。
ここからは賭けだ。
俺が気を失うのが先か、気が狂うのが先か。
それとも――。
そして、地獄のような時間が始まった。
ルーナを初めて抱いたのはいつだっただろう。
あの時は、驚いた。
まさか自分が性犯罪を犯すとは思いもしなかった。
我を忘れるなんていう感覚は初めてだった。
ただ、仕方なかったのだ。
目の前にいた女は、未だかつて見たことのないくらい美しい女だった。
普通なら、俺なんかが近づくこともできないくらいの。
最初、ルーナは怒っていた。
史上最悪の咎人を見るような目で見られたような気もする。
当たり前だ。
犯されたのはもちろん、男に身体を許したこともなかったのだから。
それでも、俺はルーナを犯し続けた。
やがてルーナが諦めたのか、俺を受け入れてくれるようになった。
その頃は、責任を取れとか面倒くさい事を言っていた気がする。
ルーナもいやいやだったのだろう。
そして、信じられない事に俺はルーナと暮らし始めた。
人付き合いが苦手で、誰かといることは常にストレスだったこの俺が。
美貌と肉欲に目が眩んだのだ。
それでも、ルーナとの生活は思っていた以上に楽しくて。
俺は、いつのまにか。
あれからどのくらいの時間が過ぎたのだろう。
俺はひたすら回復魔法を発動し続けていた。
痛みは相変わらず俺を蝕み続けている。
意識は途切れ途切れだ。
俺は痛みに耐えながら、ルーナと過ごした日々をぼんやりと思い出していた。
それは矛盾した異常な状況だった。
おそらく、気が狂う一歩手前の状況なのだと思う。
俺は壊れる寸前だ。
口からは涎がだらしなく垂れ流され、ちょっと前から、変な唸り声が漏れている。
身体もズタボロだった。
痛みは幻覚ではなく、本当に身体が異常をきたしていた。
ずきんずきんと何かを孕んだかのように痛む両腕には、赤くひび割れたような筋がいくつも浮かび上がっていた。
おそらくこの筋は全身に出現しているのだろう。
痛みは全身で感じているのだから。
初めて見る症状だった。
これがなんなのかはわからない。
それでも、良いものではないことだけはわかった。
それでも、俺は回復魔法を絶やさない。
ルーナのHPは6で止まったままだ。
しかし、ルーナの全身は冷え切っていて、微動だにしない。
その顔は唇まで青白く、僅かな心臓の鼓動を感じる程度だった。
俺は、自分がどうなっても構わなかった。
ただ、ルーナを。
ルーナを助けたい。
『回復魔法LV2を取得しました。』
『回復魔法LV2:《傷治療》が使用可能になりました。』
目を見開いていた。
そのログが出力されるのを、どれだけ待ち望んだことか。
だが、まだ賭けに勝ったわけではない。
精神力はギリギリだった。
おそらくもうあまり長くは持ちそうにない。
その上、MPの残りは3割を切っている。
俺の気絶も、MPの枯渇も、ルーナの死に直結するのだ。
最後の賭けだ。
気力を振り絞って、オーバーロードを発動させる。
青い稲妻が迸る度に、全身に刻まれた赤いひび割れが唸るように痛む。
それが、どうした。
もう痛みなどでは、俺は止まらない。
全MPを込めて《傷治療》を発動させる。
イメージするのは、ルーナ。
あの目も眩むような、眩しい笑顔だ。
《体力回復》を発動させながら、《傷治療》を重ねがけする。
ルーナを包んでいた淡い緑色の光が、オーバロードの稲妻を伴って激しい光となる。
どこか優しさを感じさせた回復魔法の光は、暴力的とも言える程の発光を見せる。
全身のひび割れの筋が、太さをグンと増す。
燃えるような激痛。
MPが一瞬で消滅し、回復魔法の光が途切れていく。
俺は激痛とMP枯渇に襲われながら。
最後にルーナを離さないように、しっかり抱きしめた。
そして、意識を手放しながら、ルーナを潰さないように仰向けに倒れた。
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