ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第二章 吸血鬼編

第33話 ログハウスを作る! ①

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 昼下がりの午後、ルーナとセレナは土の家の中で、お茶を飲んでいた。
 今日は3日に一度のセレナがコウを吸血する日だった。
 昼過ぎにコウの家を訪れたセレナは、土産として高級茶葉や新鮮な食材を持ってきてくれた。
 ルーナは、喜々としてセレナが持ってきた茶葉で紅茶を淹れて、今は2人だけのお茶会を開いていた。

「――それでな、俺はお前を守るために強くなるんだ! とか言ってな」

 ルーナは嬉しそうに、ここ数日のコウとの出来事をセレナに話している。

「ふうん、よかったじゃない」

 セレナはにこやかな笑みを浮かべて、ルーナのセリフに相槌を打つ。

「…………」

 どうしたことだろう、突然ルーナの話が止まる。
 そして、部屋の空気がひんやりと冷たい。
 それもそのはずで、ルーナは笑顔を浮かべたまま、凍りついていた。
 それは比喩でもなんでもなく、ルーナは文字通り氷に閉じ込められて、停止している。

「はっ!? 嬉しそうな小娘がウザすぎて、思わず氷漬けにしてしまったわ」

 セレナは無意識のうちに魔法でルーナを凍らせてしまっていた。
 とりあえず、氷魔法を解いてやると、開放されたルーナは床にへたり込んで、肩で息をついていた。

「――はあはあ、死ぬかと思った」

「あら、大げさね。軽い冗談だったのに」

「軽い冗談で上級魔法を使わないで欲しい……」

「お前がノロケ話ばかり聞かせるからでしょう? というか、お前、男の話しかする事ないの? 発情するのもいい加減にしなさい? もっと他にあるでしょう? 故郷の話とか」
 
「故郷か。うーん、どんな話がいいかな」

 氷漬けにされたというのに、ルーナはどこか嬉しそうに話題を探している。
 そんなルーナの様子に、セレナは違和感を覚えていた。

「……ねえ、今日は随分機嫌が良いわね? 今まで結構いじめてやったつもりなのだけれど、お前、もしかして変態なの?」

 セレナが訪れた時から、ルーナは物凄く機嫌が良かった。
 いつもはベタベタとコウにひっついているくせに、今日は珍しく一人でセレナのお茶の相手をしているのがいい証拠だ。

「べ、べつに機嫌よくないし、変態でもないぞ」

 言いながら、ルーナはサッと視線をそらす。
 セレナは、そんなルーナの白い頬を指先でプニッと押した。

「何を隠しているの? 物凄く嫌な予感がするわ。なぜ、私が来てそんなに嬉しそうなの? 私はお前の男の血を吸いに来たのよ?」

「うっ……」

 指で頬をグリグリされながら、ルーナは汗を流す。

「また氷漬けにされたいの?」

「い、いや、その、この前あなたが、あいつの血を吸った後な……」

 言いながら、ルーナは顔を赤らめていく。

「その、あいつが物凄くて……。今日も、アレやってくれないかなって……」

 ボソボソっと呟いたルーナの言葉に、セレナは何かがぷつんと切れるのを感じた。
 思わずルーナの頭を掴んでしまう。

「なんで私がお前の情事の手伝いをしなければならないの? いい加減にしなさい? 知っていて? 世間一般ではお前のような女を変態というのよ?」

 ぎりぎりとルーナの頭を掴んだ手に力を入れる。

「痛い痛い、頭が潰れてしまう」

「だいたい吸血行為に伴う催淫効果と言うものはね、吸血鬼の特権なのよ? あの子は、私に欲情しているの」

「……えへへ。それでもあいつは私を抱いたのか。まったくあいつが私を好きすぎるのも困ったものだな」

 頭蓋骨がミシミシ言うくらい握りしめているのに、ルーナは嬉しそうに笑っていた。
 ダメだこの女、早くなんとかしないと、とセレナは思った。

 軽く引きながら、セレナはルーナを離してやった。

「はあ、馬鹿につける薬はないと言うけれど。……そういえば、お前いいの? 昨日、うちの武闘派フィリスが女の顔をして帰ってきたけれど」

 セレナに掴まれて乱れてしまった髪を、手ぐしで整えながら、ルーナはやっぱりあのメイド、武闘派だったんだと思った。

「……あのメイドな。嫌な雰囲気を漂わせていたんだが、肝心のコウが全く気づいていなくて」

「まあフィリスは男慣れしていないから、変な事はしないでしょうけど。今も2人で作業しているんでしょう?」

「うん。……そう言われるとちょっと不安になってくるな」

 ルーナがガタンと立ち上がる。

「まったくお前は。エロい事ばかり考えていないで、ちゃんとあの子を捕まえておきなさい? 他の女に盗られても知らないわよ? 主に私とかに」

 そう言って意地悪く笑うセレナに、顔を青くしたルーナは家を飛び出していく。
 本当に表情をころころと変える娘だわと思いながら、セレナは紅茶に口をつけた。



 俺は午前中から、セレナの別荘建築予定地の基礎工事を行っていた。
 深さ3メートル、縦横100メートルの正方形の穴に、覚えたばかりの《石形成》で小さな石をドバドバ注いでいく。
 穴の広さはかなりのものなので、朝から初めて、先程やっと終わったところだ。
 基礎工事は、建築後の家が沈まないように地盤を固めるものなので、巨大な石なり、圧縮した土なりで埋めてしまっても良かったのだが、水はけの事も考えて、小さな石で埋める事にした。

 今は一工程終わった後の休憩中だ。
 MPはすっからかんだった。
 基礎工事中も何度かMPがなくなりかけたが、短い休憩を挟むことでなんとか乗り切った。
 そう言えば、最近はMPの回復速度が上がっている気がする。
 以前は、3分に1ポイントくらいの回復量だったのが、今では30秒に1ポイントくらいに上がっているのだ。
 MPの増加に合わせて、回復速度も上がっているのだろうか。
 ステータスにはまだまだわからない事が多い。

 フィリスさんは本当に昨日のうちに、大量に切り倒した倒木を別荘予定地まで運んでくれていた。
 倒木はピラミッド状に積み重ねられていた。
 辺りにはたくさんの倒木ピラミッドが出来上がっている。
 まだ枝葉が残っているので多少いびつだが。
 次はこれを全部丸太にしなくてはならない。

 俺は今、そんな倒木ピラミッドの底辺に腰かけていた。
 倒木はかなりの重量なので、俺が腰掛けたくらいではびくともしなかった。

「お疲れ様です。アサギリ様」

 フィリスさんがタオルを渡してくれる。

「ああ、すみません」

 フィリスさんのタオルからは洗いたてのいい匂いがした。
 こっちの世界にも洗剤はあるらしい。
 今度譲ってもらえないか交渉してみよう。

 フィリスさんは、朝起きて家をでると、家の前で当然のように待っていてくれた。
 昨日遅くまで倒木を運んでいたはずなのに、大丈夫だろうかと心配したのだが、ちゃんとセレナの城に帰って休んだらしい。
 ちょっとスケジュール的に社畜の臭いがするので、無理はしないように言っておいたのだが、フィリスさんは嬉しそうに頷いた後もずっと俺についていてくれた。
 これまで俺がやっていた基礎工事は物凄く地味なので、見ていて面白いものではないと思うのだが、フィリスさんは日陰でじっと俺の作業を眺めていた。
 そして、俺が休憩を取る度に、今のようにタオルを渡してくれたり、飲み物を渡してくれたりしていたのだ。
 ちなみに、ルーナも同じように俺の基礎工事を眺めていたのだが、ちょいちょい飽きて甘えてきた。
 その度に、フィリスさんに舌打ちされたり、拳をチラつかされたりして、ビビっていた。
 今は家でセレナの相手をしている。
 今日はセレナに血を吸われる日なので、セレナがお昼ごろに訪ねてきたのだ。
 なぜかルーナが妙に嬉しそうだったのが気になる。
 お土産にもらった茶葉とか食材が嬉しかったのだろうか。

 俺が汗を拭き終わると、フィリスさんがタオルを受け取ろうとしたので、素直に渡す。

「あの、アサギリ様。少し聞いてもよろしいでしょうか?」

 タオルを受け取りながら、フィリスさんがおずおずと聞いてくる。

「はい。なんでしょうか?」

「あの、その、アサギリ様は、ルーナお嬢様とお付き合いされているのでしょうか?」

 そのセリフに俺はピシッと固まった。
 世にもめんどくさい質問だった。
 ルーナと付き合っているわけではないので、答えはノーなのだが、ノーというと後でルーナが泣く気がする。
 かと言って、イエスと答えると、それはそれで後でルーナが調子に乗る気がする。
 どっちも面倒くさくて嫌だった。

 フィリスさんは真剣な表情で、ゴクリと喉を鳴らしている。
 なぜそんな表情を浮かべるのかは謎だ。

「ええと、それはその、なんというか、うーん」

 とりあえず、俺は煙に巻く作戦で行く事にした。
 世の中には、答えを出さなくてもよい質問もあるのだ。
 そもそも俺が誰と付き合っているかなんて、他人にとってはどうでもいい事のはずだ。

 フィリスさんは俺の曖昧な答え? を聞いて、満足そうに頷いた。

「……その反応だけで結構です。まだ、という事ですよね」

 何がまだなんだろうと思いながら、フィリスさんは嬉しそうに俺の渡したタオルに顔を埋めた。
 若いお嬢さんがそんなおっさんの汗が染み込んだタオルに顔をつけてはいけません。
 フィリスさんは若くないし、俺も今はおっさんではないのだが。
 ややこしいな。

「ご休憩中に妙な事を聞いて、申し訳ございませんでした、アサギリ様。私は下がっておりますので、ごゆるりとご休憩ください」

「いえ、そんな謝ることなんてないですよ。……というか、フィリスさん、そのアサギリ様というのやめにしませんか? コウで結構ですよ」

 フィリスさんにアサギリ様と言われる度に、脳裏にノリコさんがちらつくのだ。
 そういえば、しばらく会っていないがノリコさん元気だろうか。
 神様が風邪を引くわけないんだろうけど。

「……よろしいのでしょうか?」

 胸元に手を当てて、フィリスさんが心配そうに聞いてくるので頷いておいた。

「それでは、これからはコウ様と呼ばせていただきます。コウ様」

 最後にフィリスさんは丁寧に俺の名前を呼んでくれた。
 ちょっと背筋がむず痒い。

「あの、コウ様も私のことはフィリスと呼び捨てになさってください」

「そうですね。わかりました。フィリス」

 ちょっと馴れ馴れしい感じがしたが、呼び捨てにすると、フィリスさ、フィリスは噛みしめるように身を震わせていた。
 これは喜んでいるのだろうか。
 軽くイッているように見えて心配なのだが。

「……はあはあ、これからも私のことは呼び捨てにしてくださいね。コウ様」

「は、はあ」

 フィリスはなぜか呼吸も荒くなっていた。
 呼び捨てにされると感じちゃう性癖の持ち主なのだろうか。
 吸血鬼だからか顔色は相変わらず死人のように青ざめたままだったが。



 MPが回復したので、俺は作業を再開する。
 今度はフィリスに運んでもらった数百本の倒木を《下級丸太生成》で丸太にしていくのだ。
 俺は片っ端から、倒木に《下級丸太生成》をかけていく。
 倒木は一瞬、虹色の光を発すると、枝葉や皮が剥がれていき、綺麗な丸太が出来上がっていく。
 消費MPは《下級糸生成》と同じように僅かだ。
 全ての倒木を丸太にするのに、数回の休憩だけで事足りそうだった。
 俺は黙々と《下級丸太生成》を続けた。
 というか、この作業もかなり地味だった。

 フィリスは俺が生成した丸太を綺麗に並べていく。
 倒木ピラミッドの横に、丸太ピラミッドを作るつもりのようだ。
 俺としても、作業の進捗がひと目で分かるのでありがたい。

 それにしても、相変わらずフィリスは、ひょいひょいと軽々丸太を持ち上げていく。
 力持ちだなーというレベルを完全に超えている気がする。
 というか、あの小さな体で巨大な丸太を支えている様は、物理法則すら無視しているようにも見える。

 なんというか、俺としては女性に力仕事をさせている時点で、少し心苦しい。
 別にフェミニストというわけではないのだが、普通、力仕事は男の仕事だろう。

 フィリスが丸太を運ぶペースよりも、俺が倒木を丸太にするペースの方が早いので、俺は少し手を止めて、丸太を持ち上げてみた。

 フィリスがあまりにも簡単に丸太を持ち上げるので、実はこの丸太、結構軽いんじゃないかと思ったのだ。

 見た感じ数百キロはありそうなのだが。

 現に、持ち上げてみると――。

「おお」

 意外にも、ちょっと持ち上がった。
 腕力なんてゼロに近い俺が持ち上げられるなんて。
 しばらくゲームのコントローラーより重いものを持ったことのなかった俺がである。

「…………」

 俺はふと、ステータスの筋力を確認してみた。

『筋力:17』

 筋力は前確認した時と全然変わっていなかった。
 ただ最初に比べたら、数倍の数値に伸びている。

 俺が数百キロの丸太を少しでも持ち上げられたのは、筋力ステータスのお陰だろうか。

 俺はふと思い立って、邪道だと思っていた強化スキルをとってみることにした。

『スキルポイントを1ポイント消費しました。』
『筋力LV1を取得しました。』
『筋力LV1:筋力に100ポイントが加算されました。』
『使用可能スキルポイントは6ポイントです。』

 筋力が一気に100も上昇した。
 本当に邪道である。
 バランスブレイカーの臭いがぷんぷんする。
  チートすぎるとつまらなくなるので、他の強化スキルは一旦忘れるが。 
 
 とりあえず、俺は丸太をもう一度持ち上げてみた。

 丸太はあっさりと持ち上がる。
 なんというか、全然重く感じない。
 巨大な発泡スチロールを持ち上げているみたいだ。

「え、コウ様!?」

 驚いたフィリスが丸太を落とす。
 辺りに重い音が響き渡った。

 俺も持ち上げた丸太を落としてみたが、フィリスの時と同じように、ズゥーンと大地を揺らせた。
 ちょっとおもしろい。

「フィリスだけに力仕事を任せるのは、男として心苦しかったですからね。丸太生成が終わったら俺も手伝いますよ」

 そう言って、にっこりフィリスに微笑んでみた。

「はうっ! コウ様……」

 フィリスは薄い胸元に手を当てて、目を蕩けさせている。
 女性に微笑みかけるなんて、前の世界だったらお巡りさんを呼ばれるとこだったので、ドキドキした。

 そんなわけで、俺は《下級丸太生成》を再開させる。

 しばらく続けて、MPが尽きると、フィリスと一緒に丸太を並べ直した。

「コウ様、すごいです。人間とはとても思えないです。どちらかと言うと私達に近い気がします」

「はは、俺はれっきとした人間ですよ? フィリス」

 そんな雑談をしながら、丸太を運んでいた時、真っ青な顔をしたルーナがやってきた。

「……私がいない間に何があったんだ? お前は軽々丸太を持ち上げているし、というか、それよりもなによりも、なんでそんな親しげに名前を呼び合っているんだ!?」

 ルーナが悲痛な叫びをあげると、フィリスがなぜか邪悪な笑みを浮かべた。

 ルーナは目に涙をいっぱいに浮かべて抱きついてくる。
 俺は慌てて、丸太を地面におろした。
 ルーナに当たってしまったら事だからだ。

「うわーん、浮気だ。私のいない間に浮気したんだな」

 俺の首元に顔を押し付けて、ルーナは盛大に泣き出した。

「お、おい。名前を呼び合っただけでなんで浮気になるんだ」

「だって、それだけじゃなくて親しげにしてたもん」

 もんじゃねえから。

「……コウ様、その女、邪魔なら消しますが?」

 フィリスが剣呑な雰囲気を漂わせて、丸太を振り上げている。
 やめろ、丸太は武器じゃない。
 というか、ルーナを女呼ばわりしているが、メイドとしてどうなんだろう。

「大丈夫です。全然、邪魔じゃないですから」

 俺はフィリスを安心させるように、ルーナを抱きしめた。
 ルーナが邪魔なわけないじゃないか。

「……もっとギュッとしてくれ」

 ルーナがだんだん調子に乗り始めた。
 筋力のアップした俺が本気を出したら、押しつぶしてしまいそうで恐い。

「コウ様、ほんの少しだけ手を離してもらってもいいですか? 一瞬で終わりますから」

 何を終わらせる気だ。
 フィリスはさっきよりも殺気をみなぎらせている。
 なぜ、そんなにルーナを潰したがるのかわからない。
 というか、なんかルーナって吸血鬼たちのヘイトを集めすぎている気がする。
 弓とか魔法を主体にした遠隔タイプだと思っていたが、実は盾職なのだろうか。

「そ、そろそろ戻りましょうか? ほら、セレナも待ってるみたいだし」

「セレナお嬢様……」

 セレナの名前を出すと、フィリスは正気に戻ったように丸太を下ろした。
 そろそろ日も暮れてくる頃なので、ちょうどいいタイミングかもしれない。

「……本当にお前は、私がいないとすぐに浮気をするな。そんなに寂しいのか? わかった。私が悪かった。もうお前を一人にしないからな。ずっと一緒にいてやるから」

 命の危機だったはずのルーナは、フィリスの事は眼中にないように俺にひっついたまま、自己完結した超理論を展開していた。

 そんなルーナを見て、フィリスが再び丸太を持ち上げようとしたので、俺は足早に家に急いだ。
ルーナはずっと俺の腕にしがみついていた。



 家に帰ると、待ちくたびれてちょっとキレ始めていたセレナに盛大に血を吸われた。
 その後、俺は抑えきれなくなった情動を、そのままルーナにぶつけた。
 ルーナは何度も気絶したが、吸血後の昂ぶりは収まらず、俺は気を失ったままのルーナを無理やり抱いた。

 夜更けに正気に戻った時、いつも以上の惨状に少し罪悪感を覚えて眠りについた。

 次の日の朝。
 俺が目を覚ますと、疲労困憊ながらも満足そうな笑みを浮かべたルーナが先に目覚めていた。

「……おはよう」

 ルーナはそう言って軽くキスをする。
 心なしかルーナはつやつやしている気がした。
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