ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第一章 異世界転移編

第15話 至高のウサギ肉

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 不毛なる3日間を過ごした後、俺たちはウサギ狩りに来ていた。
 この3日間は自分でいうのもなんだが、本当に酷かった。
 何か酷いって、性技がレベル3から4に上がったくらいだ。

 さすがにマトモな事をしようという話になって、延ばし延ばしになっていたウサギ料理を食べる事にした。
 そのためには、まずはウサギを捕まえるのである。

「ほら、いたぞ。あそこ!」

 ルーナの指差す方向を見ると、ウサギが鼻をひくひくさせていた。

「よし、任せろ!」

 俺はウサギの足下に《火形成》を発動させる。

 ゴウッという音を立てて、火柱が立ち上がる。
 ウサギは跡形もなく消滅した。

「バカなのか!? 燃やし尽くしてどうする!」

 ルーナに罵倒された。
 いや、あそこまでやるつもりはなかったのだ。
 なんか最近、知能ポイントが上がりすぎたのか、魔力の制御が難しいのだ。

「大体、なんでウサギ相手に魔法を使うの。ナイフとかでいいじゃないか」

「そんなものは持っていない!」

「今までどうやって生活してきたんだ……」

「だから、家に引きこもって……」

「ああ、もうわかった。私のを貸してあげるから――」

 言いかけて、ルーナは何かを思いついたような素振りを見せた。

「なあ、あの家って、お前の土魔法で作ったとか言っていたな?」

「まあな」

 大したことじゃないですけどね。(ドヤァ)

「あれだけ固いものが作れるなら、武器とかも作れるんじゃないか?」

「お前、天才か……!」

 目からウロコがドバドバ落ちる思いだ。
 なぜ今まで、気付かなかったのか。
 俺ってやっぱりちょっとアレなんだろうか。

 早速、俺は《土形成》で武器を作ってみることにする。
 問題は禁忌に触れないかどうかだ。

 両手にバチバチと稲妻を纏わせながら、イメージを固めていく。

 武器。
 俺に相応しい武器。
 そんなのは1つしかない。

 魔力が稲妻となって迸る。
 両手に抱えるくらいの量の土を生成させて、それを武器の形に圧縮するのだ。

 禁忌のログは出ない。セーフだ。

 土が眩く輝き出す。
 そして、俺の武器が爆誕する。

「凄まじい魔力だな。……おい、それはなんだ」

 ルーナが何故か呆れた声を出すが、意味がわからない。

「デスサイズだ」

 暗黒騎士の武器といったら、デスサイズ以外にあろうか、いやない。
 俺が昔、オンラインゲームで振り回し続けた懐かしの武器だった。

 1メートル程の柄の先に、鋭利な反りの入った刃が怪しく伸びている。
 うむ、死神の鎌というに相応しい出来だ。
 《土形成》で刃物を作ったのは初めてだったが、ちゃんと切れそうだ。
 俺のイメージ通りである。

「何をカッコつけている。それは、農具だぞ」

「いまなんつったああああ!? あああん?」

 突然俺が切れ始めたので、ルーナは少しビクッとする。
 だが仕方ない。
 この女は絶対に言ってはいけない事を言ってしまったのだ。
 暗黒騎士に向かって農具は禁句である。
 なぜなら、掲示板で農具wwwwとか、さんざんバカにされたからだ。

「見てろよ! お前にデスサイズの強さを見せつけてやる!」

 ちょっと引いているルーナを残して、俺はその辺でぴょんぴょんしているウサギに向かって駆け出す。

「喰らえ、ギロティン!」

 鎌専用ウェポンスキル・ギロティン。
 高速の4連続斬撃を繰り出すことにより、相手を八つ裂きにする恐ろしい技だ。

 1斬撃、2斬撃、3斬撃目で、足がふらついた。
 結構な重さの鎌を振り回すと、遠心力が半端ない。

「ああっ!」

 思わず転んでしまう。
 まだ俺のレベルでは、ギロティンは使いこなせないのかっ!

 ちなみに俺の連撃は1発もウサギに当たっていなかった。
 しかも、俺が転んだ先はウサギの足下だった。

 いつか見た事のある獰猛な表情を浮かべるウサギ。
 嫌な予感がした。

「アッーー!」

 久しぶりに俺はウサギラッシュを受けたのだ。



「……なあ、元気だそう?」

 俺は無言で体育座りをしていた。

「土魔法で武器? が作れるなんて凄いと思うぞ?」

 結局、俺はルーナに助けてもらった。

 そもそも俺にプライドなどない。
 ないが、女の前で愛玩動物にボコられるというのはいかがなものか。
 またルーナが妙に優しいのが悲しかった。

「鍛冶魔法も使っていないのに、普通は武器なんて作れないぞ」

 その言葉にピクリと反応する。

「鍛冶魔法?」

「うん。武器は鍛冶魔法がないと作れないんだ」

「なんだそれは?」

 響きから言って、オンラインゲームとかによくある生産系のスキルっぽい。
 だけど、俺の取得可能スキルツリーには鍛冶魔法なんてなかった。

「え、鍛冶魔法知らないのか?」

「知らない」

「お前って……」

 ルーナは、無知すぎる俺を少し不審がっている気がする。
 正直に言わない方が良かっただろうか。
 俺が、この世界の人間じゃないということは秘密にした方が良いのだろうか。
 なんかゲームとか漫画で異世界転生したやつだと、秘密にしている事が多い気がする。

「……」

 ただ、ちょっと考えても秘密にする意味がわからなかった。
 ルーナは幸いにも、この世界で初めて出会った異世界人だ。
 事情を話して、この世界について教えてもらった方がいいんじゃないかと思うのだ。

 ちょっと真面目な事を考えながら、ルーナを見つめてみる。
 ルーナは小首をかしげた。
 ちょっとかわいかった。

「ちょっと俺について話しておきたい事があるんだが」

「うん。私も聞いてみたいことがたくさんある」

 そりゃそうだ。
 まだ、お互いに何も知らないのだ。
 別のことは知り尽くしてしまったが。

 とりあえず、ウサギを食べながら話をしようということになった。
 ルーナの狩ったウサギを、ルーナに料理してもらって食べる。
 完全なヒモである。

 ルーナは手際よくウサギを捌いていく。

 俺はそんなルーナを、近くにあった倒れた丸太に腰掛けて眺めていた。

 少しグロテスクではあったが、俺が丸焼きにして食べた時、なぜ不味かったのかよくわかった。

 ルーナはまずウサギの血を抜き、皮を剥いだ。
 ウサギの皮は町で売れるらしく、丁寧に剥いでいた。
 そして、ウサギの内臓を取り、代わりに香草を詰め込む。
 そして、起こした火に当てて、丁寧に焼いていくのだ。
 ウサギにほんのりとした焦げ目がついた所で、塩をパラパラと撒いていた。

 イグナイト・バーストで燃やしたまま、かじりついた俺とは偉い違いである。

 だんだん香ばしい匂いがしてきた。
 食欲が湧く。
 肉なんて、この世界に来てから一度も食べていない。
 ちょっとびっくりするくらいの涎がでた。

「そろそろ、食べられるぞ」

 ルーナがナイフで焼けたウサギを切り分けてくれる。
 ナイフを入れたウサギからは、白い湯気が立ち上り、物凄く食欲をそそる薫りがした。
 ルーナは準備がよく、携帯用の木の皿とフォークを用意して俺に渡してくれた。
 木の皿に乗せられたウサギの肉は脂がよく乗っていて、つやつやしていた。

「いただきます」

「はい。召し上がれ」

 手頃な塊の肉をフォークで口に入れる。
 溢れる肉汁に、久しぶりの塩の味。
 何よりも温かい料理。

 美味かった。

 なんというか、美味すぎて口の中がぎゅーっと収縮する感じがする。
 頬が落ちる感じと言えばいいのだろうか。

 俺は無我夢中でウサギ肉を食べた。

 社畜だなんだと強がっていたが、身体はタンパク質や脂質、塩分を欲していたのだ。
 急にひもじさが湧き上がってきて、なんだか目頭が熱くなるような感覚すらする。
 本当に美味かったのだ。

「そんなに焦るな。まだあるから」

 ルーナはほとんど食べずに、俺が必死に食べているさまを嬉しそうに見ていた。
 ちょっと、恥ずかしかったが、俺は食べるのを止められなかった。



 しばらくして、水魔法で作った水を飲みながら、俺は一息ついていた。
 腹が膨れたせいか少し眠い。

「すごい食べっぷりだったな」

「ああ、美味かった。お前は料理の天才だ」

「ただの肉の丸焼きだぞ。大げさな」

 そう言いながらも、ルーナはまんざらではなさそうだ。
 照れくさそうにしている。

 時間はお昼を過ぎた頃だろうか、俺達は丸太に二人で腰掛けていた。
 食後の休憩といったところだ。

「それで、お前の事を話してくれるのだろう?」

 ルーナが青い瞳で俺をじっと見る。

「そうだな、なかなか信じがたい話だとは思うが……」

 俺は、なるべく丁寧に、この世界に来ることになった経緯から話し始めた。

 仕事をしていたら、死んでしまったらしいこと。
 ヴァルキリーさんに会ったこと。
 この世界に来てからは独りで引きこもっていたこと。
 ……不思議とこの世界に来てからのことは、すぐに話し終えてしまった。

「…………」

 ルーナはどこか顔を青白くさせながら、うつむいていた。
 俺の話が信じられないのだろうか。
 普通に考えて、信じられるわけないのだが。
 もしも、俺がルーナの立場だったら、あれでしょ? こじらせちゃったクチでしょ? とか厨二病を疑いつつも、内心でドン引きする。

「まあ、信じられないよな、はは」

 ルーナにドン引きされるのはちょっと嫌だったので、笑って誤魔化そうとした。

「いや、信じる」

 急に顔を上げたルーナが俺を真剣な眼差しで見つめてくる。
 美人の真剣な眼差しはずるい。
 うっかりときめいてしまいそうになる。

「それよりも、お前はこの世界に来て、私以外に会った人間はいないんだな?」

「あ、ああ。人間に合うのは極力避けてきたからな」

「じゃあ、いいか? 今後、二度と、私以外の人間にはこの話をしてはダメだ」

 ルーナがぐぐっと顔を近づけてくる。

「お前は、おそらく勇者という人間だ」

 その言葉に、ゴクリと喉が鳴る。

「それならば、お前の極端に高い戦闘力と、心配になるくらいの常識のなさも合点がいく」

 急にルーナに頭を抱きしめられた。

「いいな? 絶対に他の人間には言っちゃダメだぞ。もしも言ったら、お前は死ぬ」

「死ぬ?」

「そうだ。魔族との戦争の最前線に立たされて、ボロボロになるまで戦わされて、最後は必ず死ぬ」

 魔族? 戦争?
 急に出てきた単語に、頭が混乱する。

「だから、お前が異世界から来たことや、複数の属性魔法が使えることなんかも隠すんだ。私と2人だけの秘密だ。わかったか?」

「……わかった」

 いまいちピンとはこなかったが、ルーナが有無を言わせぬ雰囲気だったので、とりあえず頷いておいた。
 そもそも、他の人間とルーナは言うが、他の人間と関わり合いになる気は皆無なのだが。
 対人恐怖症的な意味で。

 ルーナが言うには、この世界では古より勇者召喚が行われてきたらしい。
 この世界の人間は有史以来、ずっと魔族と戦争を続けていて、戦局は常に劣勢に立たされているそうだ。
 人間の支配地域は、全盛期の半分以下にまで下がっていて、人口も激減しているという。
 時には、全滅の危機もあったそうで、その度に人間は勇者召喚を行って、危機を脱してきたそうだ。

 勇者とは、ゲームで言うところの召喚獣のようなもので、召喚されたら強力な力で敵と戦い続けて、力尽きたら消滅するという。

 つまり俺は、召喚されたのに戦わずに引きこもっているカー○ンクルのようなものだ。
 帰れと言いたくなる。
 いや、どうせなるならバ○ムートの方がいいかな。
 戦わずに引きこもっているバ○ムートである。
 帰れ。

 まあ、俺は誰かに召喚された覚えはないし、ノリコさんに飛ばされただけなので、勇者と言っていいのかわからない。
 そもそも、そんな戦局を左右するようなパフォーマンスを出せる気がしないし、よくわからない魔族なんてものと戦う気もない。
 そういえばノリコさんがなんか言っていたような気がする。
 たしか、人間を救――うっ、頭が。
 というわけで、俺に人間を救う気などない。
 どちらかと言えば人間は嫌いだからだ。
 明るく楽しい異世界ライフをソロで満喫するのだ。

 ただ、よくわからないのはルーナである。

 俺は相変わらずルーナに抱きしめられていた。
 柔らかくて温かく気持ちいいので、全然問題ない。
 問題ないのだが、この女がなぜこんな反応をしているのかがわからない。
 ルーナは少し震えてすらいる。

 ルーナは異世界人なので、勇者に戦えと言う側の人間のはずである。
 戦わずに引きこもっている俺にイラッとしないのだろうか。
 それとも、戦争反対! とか言っちゃう左翼なのだろうか。

 俺が異世界から来たということを内緒にしてくれるそうなので、ありがたかったが、ルーナが何を考えているかわからないのが少し気になった。
 まあ、他人の考えている事を理解しようなんて傲慢な気がするので、いいのだが。

 ちなみにエルフは正確には人間ではないが、人間か魔族かでいうと人間に属するそうだ。

「なあ、抱きしめてくれるのもいいんだが、どうせなら膝枕をしてくれないか?」

「……えー」

 ダメ元でそんな事をお願いしてみると、ルーナはあからさまに残念そうな表情をした。
 空気を読み間違えただろうか。
 それでも、地面に座り直して、太ももをポンポンとするルーナはいい女だと思う。

 ルーナのふかふかの太ももに頭を乗せながら、仰向けになる。

 なにはともあれ、俺が異世界から来たということは理解してもらえたので、この世界についての疑問をぶつけまくろうと思う。
 取り急ぎ、鍛冶魔法について!
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