ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第一章 異世界転移編

第13話 エルフ

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 次の日の朝、目が覚めてから、俺は再び風呂に入った。

 昨日のお湯は、さすがに冷めきっていたので、風呂桶の下部に排水用の穴を一時的に開けて、お湯を取り替えた。
 ついでに、昨日《水形成》を覚えたので、高出力の水を出して浴槽を掃除してみた。
 ホースから水を出すようなイメージだ。

 朝風呂もなかなか気持ちがよかった。

 風呂からあがると、とりあえず外に出て、身体を乾かしながら、朝日に向かって仁王立ちする。
 腕を組んでいつものガン○スターポーズである。

 そろそろタオルが欲しい。
 タオルってどうやって作るのだろうか。
 土魔法で作れるのだろうか。
 どうしよう、禁忌に触れる気がしてならない。

 そんな事を考えていた時だった。

「いやああああああああ!」

 右斜め後方の辺りから、そんな叫び声が聞こえた。
 若い女性の声だった。

 どっどっどっと心臓の鼓動が早くなっていく。
 体中から脂汗が流れ、全身が硬直していく。

 どうしよう、ニンゲンだ。
 しかも、女の人だ。
 不治の病、対人恐怖症が発動する。
 くそ、なんで病気耐性:LV3が発動しないんだ。
 バグってんのか!?

 そういえば、今聞こえたのは悲鳴だった。
 暴漢とかモンスターとかに襲われているんだろうか。
 少しだけ心配だ。
 他に誰かいるなら、知らぬ存ぜぬを押し通せるのだが。

 そんな事を一瞬の間で考えながら、俺は恐る恐る声のした方に振り返ってみた。

 振り返った先にいるのは、フード付きのマントを被った人間だった。
 フードを深く被っているせいで、性別は判断できなかったが、声からすると女性なのだろう。
 身長は結構高くて、俺と同じ170センチくらいに見える。

「ぎゃあああああああ!」

 すると、再びフード人間が悲鳴を上げる。
 まるで、俺を見て叫んでいるように見える。
 これはいかに。

 フード人間は、手で自分の顔を隠すような仕草をしている。
 マントから覗く手は、びっくりするほど白くてきれいだった。
 声の通りの若い女なのだろう。

「ま、前を隠せ!」

 フード人間はそんな事を言った。
 日本語に近い発音だが、さすが異世界なのか、言っていることがよくわからない。

「マエとはなんだ」

 恐る恐る聞いてみる。
 俺の言葉が通じるのか不安だ。

「その股の間でブラブラしてるヤツのことだーー!」

 フード人間が足をジタバタさせながら、俺の股間を指差す。
 なぜか視線は逸らせて地面を見つめている。

 俺はヤツの指差す方向を見てみて、納得した。
 そうだ、俺は全裸だった。
 そして気づいたのだ。

 すでに取り返しがつかなくなっていることに。

 つまり俺は変態容疑をかけられているのだろう。
 外で全裸はアウトだ。
 おまわりさんここですー! をやられたら俺に勝ち目はない。

「はっは、今日はいい天気ですな」

「話を逸らすなー!」

 とりあえず、鉄板の天気ネタで場を和ませようとしたのに失敗した。
 どうしようどうしよう。
 対人恐怖症+変態容疑のせいで、身体が硬直したように動かない。
 腕を組みながらの仁王立ちのまま俺は固まってしまった。

 そんな俺を見て、フードさんは地面を見つめたまま、ふるふると震えている。
 このまま帰ってくれないだろか。

 まあ、俺が股間を隠せばいいのはわかっているのだ。
 前かがみになって、両手で股間を隠せばいいのだ。

 だが、そんな情けない真似は俺の美学に反する!

「ふん、そんな怪しい風体をした輩の言うことは聞けぬな!」

 なので開き直ってみた。

「なっ!」

「人に頼み事をする際に、素顔も晒せないなんて礼儀に反すると思わないか? 俺を見ろ、俺は全てをさらけ出している。人と対する時の態度としてどっちが正しいか明白だ」

「うぅ……」

 極論なのはわかっている。
 でも、考えてみてほしい。
 コンビニにフルフェイスのヘルメットを被った男と全裸の男が入ってきた時、怪しいのはどっちだろうか。
 ……いや、全裸のほうが怪しいかな。

 それでも、フードさんは目線は地面に向けたまま、フードをパサッととった。

 その瞬間を俺は一生忘れない。

 流れるような金の髪が溢れる。
 真っ白な肌に、サファイアのような青い瞳。
 整った小さな顔に、真っ直ぐな鼻梁、桜色の小ぶりな唇。
 そして、尖った長い耳。

 絶世の美女だった。
 ついでに、エルフだった。

「……これでいいか」

 エルフは一瞬、俺と目を合わせてから、真っ赤になって下を向いた。
 それは、俺のこと好きなのかな、ではなくて、俺の全裸が目に入ったからだろう。

「…………」

 その時、俺の脳裏には、ある事で満たされていた。
 エルフ。
 それは、数多のゲームの題材にされまくっているファンタジーの人気種族。
 俺も何度もお世話になった憧れの種族だ。
 異世界といえば、剣と魔法と同じくらいエルフに憧れる。
 エルフは、魔法が得意で長寿で美男美女が多い。そんなイメージだ。

 ちなみに、題材にされた数多のゲームというのはRPGではない。
 エロゲーである。

 エルフといえば、オークとか触手とかに犯されまくっているイメージしかない。

「……卑猥な」

 なので、思わずそんな事を言ってしまっても仕方がないと思うのだ。
 それなのに、エルフは尖った耳をヒクヒクさせながら言った。

「お前に言われる筋合い等ないわああああああ!」

 ですよねー。



 あれから、エルフさんが「とにかく何か着てくれ」と言うので、俺は家に戻ってスーツを着てきた。
 なんか嫌な予感がしたので、途中でカラドボルグ(枝)を装備する。

『〔エルダーウッドの棒〕を装備しました。攻撃力補正+2』

 ちなみに、カラドボルグは家を作る際に邪魔なので、その辺に置いておいたら、他の枝に混じってどれがカラドボルグなのかわからなくなったので、それっぽいのを拾ってある。
 なので、正確にはカラドボルグⅡになる。

 なんとなく、エルフさんの所に戻るのは気が引けて、俺は立ち止まった。
 このまま、自宅に閉じこもって、入り口を《土形成》で塞いで閉じこもるというのはどうだろう。
 すごくステキなアイディアを思いついてしまった気がする。

「遅いぞ」

 しかし、エルフさんにバレてしまった。
 俺は再び発動する対人恐怖症に、心臓をバクバクさせながら、エルフさんの元へトボトボと歩いた。

「ふん、ボロい服だな。なんだその枝は」

 エルフさんのファッションチェックは辛口だった。

 そんなエルフさんは、マントを脱いでいた。

 細身でスラリと伸びた手足。
 緑色のチュニックを着ていて、青い精緻な意匠の施された胸当てをつけている。
 同じく緑色のホットパンツに、太ももまである革のロングブーツ。
 ホットパンツとロングブーツの間に見事なまでの絶対領域があって眩しい。
 また、エルフさんは背中に弓矢を背負っていて、腰には細いレイピア? を下げていた。

 さすが辛口ファッションチェックをするだけあって、エルフさんの服装は完璧だった。
 何が完璧って、センスがいいとかそういうのはではなく、俺の好みど真ん中なのだ。
 ついでに、顔もスタイルもど真ん中だった。
 ミスど真ん中である。

「さて」

 エルフさんはキリッとした表情で俺を見た。
 先程まで、真っ赤な顔で慌てていたが、こちらが本来の表情なのだろう。

「先程は随分舐めた真似をしてくれたな」

 言いながら、エルフさんは腰に下げたレイピアを抜き放つ。
 金属質の音が音叉に反応したかのように共鳴して響く。
 レイピアはまだ昇ったばかりの朝日を反射して、剣呑な光を見せた。

「この私に粗末なものを見せつけただけではなく、暴言まで吐いて」

 絶賛、対人恐怖症発動中だった俺は、おどおどしながらも、今の一言は聞き逃せなかった。

「……そんなに粗末だっただろうか」

「そういう事を言っているんじゃなくて……ああ、もう思い出しちゃったじゃない!」

 エルフさんがまた赤くなる。
 余計な事を言っただろうか。
 いや、俺の唯一の自慢を蔑ろにされては、沽券に関わるのだ。

「とにかく! お前がした数々の無礼、とても見過ごせるものではない! 誇り高きエルフの貴族として、お前に決闘を申し込む!」

 そう言いながら、エルフさんはレイピアを俺に向けた。
 刃物を人に向けてはいけません。
 学校で習わなかったのだろうか。

「ケットウ?」

「そうだ。決闘だ」

 決闘とは、アレだろうか。
 河原でヤンキーがよくやっている漢と漢の殴り合い的なヤツだろうか。
 どうしよう、日次報告の進捗メールくらいやりたくない。

「やりたくない」

「何故だ!?」

「やる意味がない」

「お前には、誇りがないのか! 決闘を申し込まれて、断ったら、誇りが傷つくだろう」

「誇りなどない」

「……まあ、日中堂々と、野外に全裸でいるような奴だからな」

 エルフさんが理解してくれた。
 話して見るものである。
 未だに心臓はバクバク言っているが。

「ならば、私に勝てたなら、この身を好きにしていいぞ」

 エルフさんは挑発するように、青い胸当てに手を当てる。
 その美しく整った顔は、ドヤ顔である。
 ちょっと腹が立つが、ドヤ顔をしても美人だった。

 ただ、なんだろうなー。

「そういう事を気軽に言うから、オークとかに犯されるんだぞ」

「オークに犯されたこと等ないわ!!」

 エルフさんはそう言いながら、ごほんと喉を整える。

「……なんか調子が狂うけど、とにかくお前に決闘を申し込む。我が名はルーナ。お前の名は?」

「コウ。アサギリ・コウだ」

「うん? 生意気に名字持ちか。どっちが名字だかわからんが、とにかくコウ」

 エルフ、ルーナは身を低くして、構える。
 どうやら決闘は避けられないらしい。
 俺もカラドボルグ(枝)を剣道で言う中段に構える。

「――尋常に、勝負!」



 ルーナがレイピアを構えたまま飛び込んでくる。
 俺は、慌ててカラドボルグ(枝)でレイピアを受け止めた。

 カラドボルグ(枝)はすっぱりとレイピアに両断される。
 目玉が飛び出るかと思う程、驚愕した。
 カ、カラドボルーーーーグ!

「そんな枝で、私の剣を受け止められるか!」

 レイピアの返す刃が俺を狙う。
 慌てて、首をすくめて躱した。

 この女、マジで俺を殺ろうとしている……!

「ひ、ひいい」

 情けない声を上げながら、慌ててルーナとの距離を取る。
 そんな俺を見て、ルーナは不敵な笑みを浮かべた。

 背中から弓を取り出すルーナ。
 本能的にヤバイと感じた。

 両手を地面について、《土形成》を発動。
 バチバチと青い稲妻を纏わせながら、土壁が隆起する。

 ついで、土壁に何かが突き刺さるのを感じる。
 ルーナの放った矢だろう。

「お前、人間の貴族か!?」

 いいえ、貴族ではありません。システムエンジニアです。

 ドッドッとルーナの矢が次々に土壁に刺さっていく。
 ドドドドドドドドド。
 ふざけた連射速度だった。
 手で一本一本矢筒から抜いて放っているとは思えない。
 サブマシンガンのフルオート射撃のようだった。

 俺は一歩後ろに下がると、再び土壁を作成した。
 すぐに、古い土壁を貫いて、新しい土壁に矢が突き刺さる。
 土壁はどんどん削られていく。
 だが、ルーナの矢は有限のはずだ。
 ちらっと見ただけなので、矢筒に何本の矢が入っているのかわからないが、これだけの連射速度ならすぐに尽きるはずだ。

 その時、土壁に矢が刺さる感覚が止んだ。
 矢が尽きたのだろうか。

 恐る恐る顔を土壁から上げてみる。
 そして、戦慄した。

 ルーナの矢筒は空になっていた。
 それでも、ルーナは右手で弓を構えながら、左手に緑色に光る矢を引き絞っていた。

 あれは、魔法だ。

 俺の《火成形》で作ったフレアアローに似ている。
 色からすると、風魔法だろうか。

 咄嗟に、新しい土壁を生成する。
 オーバロードを発動させて、念入りに硬化させる。

 ゴォッ!

 物凄い風斬り音がして、土壁が音を立てて崩れる。
 俺の目の前に、土壁を突き破った緑光の矢が、垣間見えて消えた。

 なんとか土壁で相殺できたが、一撃で土壁も壊されてしまった。

 連射でもされたら終わりだ。

 そんな事を思っていると、ルーナの周りに、ふよふよと緑色の光る矢が、5、6本浮かんでいるのが見えた。

 ヤバイ。

 俺はバチバチと両手をオーバーロードさせて、半分くらいの魔力をぶち込む。
 そして、瞬間的に自分の全方位を囲む、土壁を二重に形成した。

 形成したばかりの土壁が物凄い音を立てて崩れていく。
 ルーナのいる方向の土壁だけではなく、左右も後方すらも、崩れていく。

 あの複数の矢を見た時に、もしやと思ったが、やっぱりオールレンジ攻撃だったらしい。
 魔力を半分も使ったが、防げてよかった。

 それにしても、あの女、めちゃくちゃ強い。
 殺傷能力が半端ない。
 スライムやウサギなんかとは比べるべくもない。

 この身を好きにしていいとか言ってた時は、テンプレエロエルフかと思ったが、この強さなら納得だ。
 負けるなんて全く思っていないのだろう。

 とはいえ、俺だって負ける気はない。
 というか、殺される気はない。

 俺はとりあえず、前方に土壁を再生成させながら、牽制としてフレアアローを放ってみた。

 フレアアローはルーナの顔の横をかすめない程度に外れて飛んでいく。

「二重詠唱(デュアルスペル)だと!?」

 フレアアローの命中精度は、100%に近いので、当てる気になれば簡単に当てられるのだが。
 フレアアローは威力も抜群なので、当たったらあの女がただではすまないだろう。

 ウサギやスライムは一撃で吹き飛んだのだ。

 他にもあの女の足元に《火形成》で火柱を作ってもいいし、棘状にした《土形成》をしてもいい。
 攻撃手段はいくらでもある。
 ただどれも殺傷能力が高すぎるのだ。

 あの女にかける情など一欠片もないが、平和な日本で育った身としては、人殺しはなるべくしたくない。

 どうしようかなー。
 暴徒鎮圧型のリーサル・ウェポンみたいなのがいいんだけど。

 そんな事を考えていた時、シューと風が吸い込まれていくような音がした。
 弓を構えたルーナの左手に高密度の風が収縮していく。

 俺の土壁を壊せないので、高威力の一撃を叩き込むつもりだろう。

 だが、チャージ時間が長い。

 この隙に、土壁を飛び出て、ルーナに接近する。
 そして、コブラツイストあたりを決めて、10カウント勝ちにしよう。

 あの矢は、放たれた瞬間に、土壁を生成して避けるのだ。
 土壁は壊されるだろうが、壊された瞬間に、横に飛べばいい。

 そして、ルーナの手から、高出力の風の矢が解き放たれた。

 それは無音だった。

 不意に視界が、スローモーションになる。

 ぱっとルーナの手が離れ、風の矢が飛び出す。

 矢は俺をめがけて勢い良く飛び。

 ついで、ゴォっと凄まじい音が聞こえる。

 音速を、越えて――。

 矢は刹那的に俺の肩に突き刺さる。

 それは《土形成》を発動する間もない程の速度で。

 肩が吹き飛ぶような感覚。

 視界に急激に減っていくHPの数値が見える。

 ルーナが次の矢を引き絞るのがわかる。

 俺の脳裏に警鐘が鳴り響く。

 このままじゃ死ぬ。

 肩が焼けるように痛い。

 しかし、痛みは、閃きとなって、俺はあるアイディアを思いついた。

 ルーナの顔を目掛けて、昨日習得したばかりの《水形成》を発動させる。

 イメージは水球。

 ルーナの顔を覆うように水の珠を生成する。

 ゴボッと、水球に包まれたルーナの口から空気が気泡となって漏れる。

 慌てたように顔にまとわりつく水をつかもうとするルーナ。

 しかし、水はつかめない。

 ルーナの美しく白い指先は、水球をかき回すだけだ。

 弓も矢も地面に落として、水球をかきむしるルーナは、やがて力尽きたように地面に崩れ落ちた。

 その様を確認した後、俺は水球を解除させた。

 ゲホゲホと、ルーナは咳き込んで、空気を思い切り吸い込んだ後、気を失った。

 俺は、痛む肩を抑えながら、恐る恐るルーナに近づいた。
 水球に包まれたせいで、濡れた髪を頬に張り付かせながら、ルーナは気を失っている。
 美人は、気を失っても白目を向いたり、よだれを垂らしたりしないらしい。
 気を失っても尚、美しいその横顔を眺めながら。
 俺は、さてどうしようと考えた。
 このまま、帰ってもいいのだろうか。

 というか、もう帰りたいんですけど……。
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