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第五章 ルビーナ商国とボスティア海国の闇
第五百四十八話 かくれんぼ
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我輩は、明後日飼い主と二号の二人と一緒に、巨大魚の元へと向かうこととなった。あれは、『邪神の眼』のようなものであったから、飼い主達が一緒なのはとても心強い。
ただ、それとは別に、リリーヌ公爵家の監視やら何やらも考えなくてはならないということで、我輩達は頭を悩ませる。
「今のところ、ラーミアと連絡が取れず、動けない状態だ」
最近の監視状況を説明すれば、飼い主は『ふむ』と一つうなずき、我輩に視線を移す。
「タロ、久々にかくれんぼをしてみないか?」
「にゃっ! (するのだっ!)」
「かくれんぼ?」
飼い主の言葉に即答した我輩。しかし、バルディス達はかくれんぼを知らないのか、首をかしげる。
「うむ、姿を隠し、気配を消して、そっと黒歴史となるようなものを一番知られたくない人の目に留まる場所に置いておく……ようするに、隠密だな」
「いや、それ、かくれんぼじゃないだろっ。しかも、質が悪過ぎるっ」
「にゃ? (普通なのだが?)」
「うむ、近所のお兄さんの部屋のエロ本を、リビングのテーブルにぶちまけておいた時は、爽快だったのだ」
「そのお兄さんには何の恨みがっ!?」
「タロをバカにされたのだ」
「……なら、仕方ないか」
バルディスと飼い主のやり取りを眺めながら、我輩、毛繕いをする。
うむ、これで、かくれんぼの準備はできたのだ。
「というわけで、私はタロと、少しばかり遊んでくるのだ。夜になる頃には、大量の土産を持参することとしよう」
「ラーミアが潜入した意味が……いや、まぁ、よろしく頼む」
「うむ」
「にゃっ(分かったのだっ)」
とりあえず、バルディスからディアムに連絡を入れてもらい、我輩、飼い主に抱き上げられたまま、泳いでもらう。
「まだ、ラーミアからの連絡もないらしい。できることなら、ラーミアにも連絡を入れるようにしてくれ」
「うむ」
そうして、楽しい楽しいかくれんぼが始まるのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日は、ちょっとばかり短め。
明日は、飼い主と一緒にタロ、爆走……なるか?
それでは、また!
ただ、それとは別に、リリーヌ公爵家の監視やら何やらも考えなくてはならないということで、我輩達は頭を悩ませる。
「今のところ、ラーミアと連絡が取れず、動けない状態だ」
最近の監視状況を説明すれば、飼い主は『ふむ』と一つうなずき、我輩に視線を移す。
「タロ、久々にかくれんぼをしてみないか?」
「にゃっ! (するのだっ!)」
「かくれんぼ?」
飼い主の言葉に即答した我輩。しかし、バルディス達はかくれんぼを知らないのか、首をかしげる。
「うむ、姿を隠し、気配を消して、そっと黒歴史となるようなものを一番知られたくない人の目に留まる場所に置いておく……ようするに、隠密だな」
「いや、それ、かくれんぼじゃないだろっ。しかも、質が悪過ぎるっ」
「にゃ? (普通なのだが?)」
「うむ、近所のお兄さんの部屋のエロ本を、リビングのテーブルにぶちまけておいた時は、爽快だったのだ」
「そのお兄さんには何の恨みがっ!?」
「タロをバカにされたのだ」
「……なら、仕方ないか」
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うむ、これで、かくれんぼの準備はできたのだ。
「というわけで、私はタロと、少しばかり遊んでくるのだ。夜になる頃には、大量の土産を持参することとしよう」
「ラーミアが潜入した意味が……いや、まぁ、よろしく頼む」
「うむ」
「にゃっ(分かったのだっ)」
とりあえず、バルディスからディアムに連絡を入れてもらい、我輩、飼い主に抱き上げられたまま、泳いでもらう。
「まだ、ラーミアからの連絡もないらしい。できることなら、ラーミアにも連絡を入れるようにしてくれ」
「うむ」
そうして、楽しい楽しいかくれんぼが始まるのだった。
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今日は、ちょっとばかり短め。
明日は、飼い主と一緒にタロ、爆走……なるか?
それでは、また!
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