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第二章 訪問者
第四十一話 表情は重要らしい(ジークフリート視点)
しおりを挟む アマーリエの乱入があった翌日。俺は、戴冠式の時でも感じなかった激しい緊張に見舞われていた。
「本当に、ユーカは会っても良いと言ってくれたのか?」
執務室から続く廊下を歩きながら、旧知の仲であるリドルに問いかけると、リドルはたおやかに笑って肯定する。
「えぇ、そうよ。ユーカちゃん本人がそう言ったの。良かったじゃない。初めての片翼からの歩み寄りよ」
「あ、あぁ……」
今までの片翼とは、まともな意思の疎通すらできなかった。罵倒ばかりで、会話になんてならなかったのだ。そして、だからこそ、声を奪うようになってきたのだけれど、今、その前提がひっくり返されているような気がした。
「リドル。おかしなところはないだろうか? 俺もユーカと話すことはできるだろうか?」
「うふふ、大丈夫……いえ、一つだけ直さないといけない部分を発見したわ。とりあえず、そのガチガチの緊張感をどうにかなさい。見てるこっちまで緊張しそうだわ」
「わ、分かった」
リドルに言われて、少しは落ち着こうと深呼吸してみるものの、人生初の片翼とのまともな対面を前にして、全く落ち着く気配がない。右手と右足が同時に出て前に進んでしまうような状態だ。
「……まぁ、良いわ。中にはリリも待機しているし、ワタシも側で見守っていてあげるから、あんまり怖い顔をしちゃダメよ」
「……善処する」
これでも、猫姿での触れ合いには慣れてきた方だ。未だに抱き締められるとビクッとしてしまうし、ユーカの腕の中に居るというだけで意識がどこかへ飛んでしまいそうにはなるものの、暴れることはしなくなったはずだ。……雄か雌かの確認をされた際のことは、思い出したくもないが。
「一応、昨日みたいなことにならないように、ハミルも猫姿でユーカちゃんのところに居るから、暴走はしないはずよ」
そう言われ、昨日の夜、リドルとメアリーが魔力のことを説明した際に、ユーカが暴走しかけたことを思い出す。あの時はちょうど良く、俺がユーカの腕の中に収まっていたため、魔力の乱れを整えることができたものの、俺達もいつもいつも側に居続けることはできない。ユーカには、早急に魔力コントロールを学んでもらわなけれはならなかった。
「さっ、着いたわよ。覚悟は良い?」
「あぁ。大丈夫だ」
表情がどんどん強張っていく様子を、リドルは苦笑しながら眺め、扉を開ける。すると……。
「ご主人様、ストップですっ」
なぜか、ユーカを隠すようにして前に立っていたリリが、俺を押し留めた。
「リリ?」
専属侍女の思わぬ行動に、リドルはわけが分からないといった様子で問いかける。
「ユーカお嬢様からの指示ですっ。ご主人様の顔が怖かった場合、それを直させてからの対面を要求するとのことですっ」
「顔が、怖い……」
思ってもみなかった要求に絶句していると、リドルはグイッと俺の顔を覗き込んでうなずく。
「あんた、いつの間にそんな眉間のシワを刻み込んだの? ほらっ、その顔はさすがに怖いわよ」
そう言って、リドルはグリグリと俺の眉間に指を力強くめり込ませていく。
「いっ!?」
さすがに痛みを感じて声を上げるものの、どうやらリドルはわざとやっているらしく、ニッコリと笑いながらグリグリとシワを解すようにする。
「さぁさぁ、笑顔よ、え・が・おっ」
こんな状況でできるかっと叫びたいところではあったものの、それでユーカを怯えさせるわけにもいかない。そして、眉間のシワを伸ばすという作業に、ふと、デジャブを覚える。
(そういえば、あの時、目覚める前に誰かに眉間を触られていたような……?)
あの時というのは、初めて猫姿でユーカの元へ行き、迂闊にも変化を解いてしまった時のことだ。ユーカの方が先に目覚めていたらしく、人型の俺を見て固まっていたことはよく覚えている。
(もしかして、あの時も顔が怖かった、とか?)
そして、よくよく考えてみれば、ユーカはあの時、俺をじっと見ていたような気がする。つまりは、顔さえ何とかすればしっかり話せた可能性があったのではないだろうか?
そこまで考えると、俺の表情はある程度落ち着いたらしい。
「とりあえず、及第点かしら?」
リドルの言葉に、リリが俺の表情を確認して、初めてユーカの前から移動してくれる。
「(――――――――)」
「『失礼な真似をしてごめんなさい。でも、どうしてもジークフリートさんの表情が怖くて、リリに相談したらこうなりました』だそうですっ」
リリの通訳を聞いて、俺は何てことだと空を仰ぐ。やはり、俺の表情が怯えさせる原因だったらしい。ただ、そうなってくると、片翼の条件が気になってくる。ユーカは、魔族に大切な者を殺されたのではなかったのだろうか、と。
一瞬、俺はそれを尋ねようかと思ったものの、今はそれよりも魔力のコントロールの方が重要だ。俺は、極力穏やかな表情を心がけて、ハミルトンを腕に抱くユーカへと話しかける。
「すまない。拒絶されるものだと思い込んでいて、ついつい険しい表情になっていたようだ」
「(――――?)」
「『拒絶ですか?』だそうですっ」
「あぁ、俺が考えていた片翼の条件が、あまりにも酷なものだったのでな。とにかく、すまない」
ユーカの反応を見る限り、やはりユーカは大切な者を魔族に殺されてはいないらしい。いや、もしかしたら、その事実を知らないだけかもしれないが、これは俺にとって好都合だ。
「その……側に寄っても良いだろうか?」
「(――――)」
「『はい、どうぞ』だそうです」
初めて、片翼との会話が成立している感動に涙ぐみそうになりながらどうにか言葉を振り絞れば、側に居る許可まで得られた。
(あぁっ、なんて幸せなんだっ)
ユーカの腕の中では、ハミルトンが目を白黒させていたが、それも気にならないくらいに俺はユーカの側に居られるという感動に身を震わせていた。
おそるおそる側まで近づけば、ユーカはすぐ側の椅子を勧めてくれる。
「あぁ、ありがとう」
思わず微笑めば、ユーカは目を大きく見開いた後、うっすらと笑顔を浮かべてくれた。
『ユーカちゃんが、笑った!?』『ユーカお嬢様、ちゃんと笑えたんですねっ』と、何やら後方で小さく聞こえたが、きっとユーカの耳にまでは届いていないのだろう。そのまま表情を崩すことなく、どこか嬉しげにすら見える。
(あぁぁあっ、ユーカが可愛いっ。可愛過ぎて、つらいっ!!)
内心では、もっと早くに表情が悪いという事実に気づいていれば良かったという後悔もあったが、それ以上にユーカの笑顔による破壊力が凄まじい。よく見れば、ハミルトンもその影響を受けていて、頭を抱えて悶えている。
(よし、後で語り明かそう)
視線だけでそうハミルトンへと告げれば、ハミルトンも了解してくれた気がする。ユーカの可愛さはもはや凶器だと思いながら俺はここに来た目的を思い出してようやく本題へと入る。
「ユーカ、俺と魔力のコントロールの練習はできそうか?」
少しだけ緊張気味に問いかけると、ユーカは事も無げにうなずく。
「『はい』だそうですっ」
その返答に、俺は、緊張の糸が切れて肩の力が抜ける。そのまま泣きそうにまでなるものの、まだ泣くのは早い。
「そうか。では、今日の午後から、よろしく頼む」
「(――――――)」
「『こちらこそ、よろしくお願いします』だそうですっ」
そうして、俺は、念願の片翼との触れ合いの権利を手に入れた。
「本当に、ユーカは会っても良いと言ってくれたのか?」
執務室から続く廊下を歩きながら、旧知の仲であるリドルに問いかけると、リドルはたおやかに笑って肯定する。
「えぇ、そうよ。ユーカちゃん本人がそう言ったの。良かったじゃない。初めての片翼からの歩み寄りよ」
「あ、あぁ……」
今までの片翼とは、まともな意思の疎通すらできなかった。罵倒ばかりで、会話になんてならなかったのだ。そして、だからこそ、声を奪うようになってきたのだけれど、今、その前提がひっくり返されているような気がした。
「リドル。おかしなところはないだろうか? 俺もユーカと話すことはできるだろうか?」
「うふふ、大丈夫……いえ、一つだけ直さないといけない部分を発見したわ。とりあえず、そのガチガチの緊張感をどうにかなさい。見てるこっちまで緊張しそうだわ」
「わ、分かった」
リドルに言われて、少しは落ち着こうと深呼吸してみるものの、人生初の片翼とのまともな対面を前にして、全く落ち着く気配がない。右手と右足が同時に出て前に進んでしまうような状態だ。
「……まぁ、良いわ。中にはリリも待機しているし、ワタシも側で見守っていてあげるから、あんまり怖い顔をしちゃダメよ」
「……善処する」
これでも、猫姿での触れ合いには慣れてきた方だ。未だに抱き締められるとビクッとしてしまうし、ユーカの腕の中に居るというだけで意識がどこかへ飛んでしまいそうにはなるものの、暴れることはしなくなったはずだ。……雄か雌かの確認をされた際のことは、思い出したくもないが。
「一応、昨日みたいなことにならないように、ハミルも猫姿でユーカちゃんのところに居るから、暴走はしないはずよ」
そう言われ、昨日の夜、リドルとメアリーが魔力のことを説明した際に、ユーカが暴走しかけたことを思い出す。あの時はちょうど良く、俺がユーカの腕の中に収まっていたため、魔力の乱れを整えることができたものの、俺達もいつもいつも側に居続けることはできない。ユーカには、早急に魔力コントロールを学んでもらわなけれはならなかった。
「さっ、着いたわよ。覚悟は良い?」
「あぁ。大丈夫だ」
表情がどんどん強張っていく様子を、リドルは苦笑しながら眺め、扉を開ける。すると……。
「ご主人様、ストップですっ」
なぜか、ユーカを隠すようにして前に立っていたリリが、俺を押し留めた。
「リリ?」
専属侍女の思わぬ行動に、リドルはわけが分からないといった様子で問いかける。
「ユーカお嬢様からの指示ですっ。ご主人様の顔が怖かった場合、それを直させてからの対面を要求するとのことですっ」
「顔が、怖い……」
思ってもみなかった要求に絶句していると、リドルはグイッと俺の顔を覗き込んでうなずく。
「あんた、いつの間にそんな眉間のシワを刻み込んだの? ほらっ、その顔はさすがに怖いわよ」
そう言って、リドルはグリグリと俺の眉間に指を力強くめり込ませていく。
「いっ!?」
さすがに痛みを感じて声を上げるものの、どうやらリドルはわざとやっているらしく、ニッコリと笑いながらグリグリとシワを解すようにする。
「さぁさぁ、笑顔よ、え・が・おっ」
こんな状況でできるかっと叫びたいところではあったものの、それでユーカを怯えさせるわけにもいかない。そして、眉間のシワを伸ばすという作業に、ふと、デジャブを覚える。
(そういえば、あの時、目覚める前に誰かに眉間を触られていたような……?)
あの時というのは、初めて猫姿でユーカの元へ行き、迂闊にも変化を解いてしまった時のことだ。ユーカの方が先に目覚めていたらしく、人型の俺を見て固まっていたことはよく覚えている。
(もしかして、あの時も顔が怖かった、とか?)
そして、よくよく考えてみれば、ユーカはあの時、俺をじっと見ていたような気がする。つまりは、顔さえ何とかすればしっかり話せた可能性があったのではないだろうか?
そこまで考えると、俺の表情はある程度落ち着いたらしい。
「とりあえず、及第点かしら?」
リドルの言葉に、リリが俺の表情を確認して、初めてユーカの前から移動してくれる。
「(――――――――)」
「『失礼な真似をしてごめんなさい。でも、どうしてもジークフリートさんの表情が怖くて、リリに相談したらこうなりました』だそうですっ」
リリの通訳を聞いて、俺は何てことだと空を仰ぐ。やはり、俺の表情が怯えさせる原因だったらしい。ただ、そうなってくると、片翼の条件が気になってくる。ユーカは、魔族に大切な者を殺されたのではなかったのだろうか、と。
一瞬、俺はそれを尋ねようかと思ったものの、今はそれよりも魔力のコントロールの方が重要だ。俺は、極力穏やかな表情を心がけて、ハミルトンを腕に抱くユーカへと話しかける。
「すまない。拒絶されるものだと思い込んでいて、ついつい険しい表情になっていたようだ」
「(――――?)」
「『拒絶ですか?』だそうですっ」
「あぁ、俺が考えていた片翼の条件が、あまりにも酷なものだったのでな。とにかく、すまない」
ユーカの反応を見る限り、やはりユーカは大切な者を魔族に殺されてはいないらしい。いや、もしかしたら、その事実を知らないだけかもしれないが、これは俺にとって好都合だ。
「その……側に寄っても良いだろうか?」
「(――――)」
「『はい、どうぞ』だそうです」
初めて、片翼との会話が成立している感動に涙ぐみそうになりながらどうにか言葉を振り絞れば、側に居る許可まで得られた。
(あぁっ、なんて幸せなんだっ)
ユーカの腕の中では、ハミルトンが目を白黒させていたが、それも気にならないくらいに俺はユーカの側に居られるという感動に身を震わせていた。
おそるおそる側まで近づけば、ユーカはすぐ側の椅子を勧めてくれる。
「あぁ、ありがとう」
思わず微笑めば、ユーカは目を大きく見開いた後、うっすらと笑顔を浮かべてくれた。
『ユーカちゃんが、笑った!?』『ユーカお嬢様、ちゃんと笑えたんですねっ』と、何やら後方で小さく聞こえたが、きっとユーカの耳にまでは届いていないのだろう。そのまま表情を崩すことなく、どこか嬉しげにすら見える。
(あぁぁあっ、ユーカが可愛いっ。可愛過ぎて、つらいっ!!)
内心では、もっと早くに表情が悪いという事実に気づいていれば良かったという後悔もあったが、それ以上にユーカの笑顔による破壊力が凄まじい。よく見れば、ハミルトンもその影響を受けていて、頭を抱えて悶えている。
(よし、後で語り明かそう)
視線だけでそうハミルトンへと告げれば、ハミルトンも了解してくれた気がする。ユーカの可愛さはもはや凶器だと思いながら俺はここに来た目的を思い出してようやく本題へと入る。
「ユーカ、俺と魔力のコントロールの練習はできそうか?」
少しだけ緊張気味に問いかけると、ユーカは事も無げにうなずく。
「『はい』だそうですっ」
その返答に、俺は、緊張の糸が切れて肩の力が抜ける。そのまま泣きそうにまでなるものの、まだ泣くのは早い。
「そうか。では、今日の午後から、よろしく頼む」
「(――――――)」
「『こちらこそ、よろしくお願いします』だそうですっ」
そうして、俺は、念願の片翼との触れ合いの権利を手に入れた。
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