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第三夜
081.聖女とセルゲイ
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「すごいねぇ、イズ! もうベアトリーサを見つけたの?」
セルゲイはすごいすごいとわたしの頭をくしゃくしゃに撫でてくれる。もちろん、全裸だ。彼を縛るものは何もない。
わたしは、紐のショーツだけ。ベッドの中にいるからと、寝間着はさっさと取り払われてしまった。太腿を撫で、時折揉みながら、セルゲイは微笑む。
「じゃあ、ベアトリーサにイリーナからの手紙を渡してもらえないかな」
「うん、いいよ」
手紙かぁ。たぶん、セルゲイは読んでいないだろうから、イリーナがテレサにどんな手紙を宛てたのかはわからないだろう。テレサが傷つくようなことが書いてないといいんだけれど。
「イリーナは凄腕の娼婦でね、む」
思わず、セルゲイの口を手で押さえてしまった。聞きたいような、聞きたくないような。ほら、寝室だし。他の女の話だし。でも、話題を出したのはわたしだし。あぁ、これ、我慢しないといけないのかな!?
わたしがオロオロしながら夫を見ていると、彼はわたしの手のひらをペロリと舐めて微笑む。
「僕、イズの手のひらよりも太腿のほうに挟んでもらいたいんだけどな」
「……セルゲイ」
「うん、大丈夫。イズが心配するような艶のある話じゃないよ」
うぅ、くすぐったい。というか、セルゲイにバレバレだったのが恥ずかしい。
セルゲイは優しくキスをしてくれる。もちろん、太腿に手を這わせながら。
「イリーナは僕の母親代わりだったんだ。両親は仕事で忙しかったからね。イリーナだけじゃない。娼婦は皆、親代わりで、姉妹で、家族だった」
確かに、テレサとの年齢を考えると、イリーナがセルゲイの親代わりであることに間違いはないだろう。だとすると、イリーナの母親であるテレサは、セルゲイにとっては祖母みたいな存在なんだろうな。
「イリーナには娘がいてね、その娘が結婚して、命の実を授かろうと順番待ちをしているところ。だから、来年にはベアトリーサにとっては曾孫が生まれるんじゃないかと思うんだけど」
「……けど?」
「イリーナは少し体調が悪くてね。もしかしたら、来年までもたないかもしれない」
「えええっ!?」
なんで、そういうことを、早く言わないのよ! そういう事情があるなら、一番にセックスして、青の国にいっぱい命の実を宿らせてあげたのに!
「手紙はどこ?」
「一応、服のポケットに入っているけど」
「わかった、じゃあすぐにテレサに渡してくるね!」
「えぇー。明日の朝でもいいじゃん?」
「何でそんなのんびりしてるの! テレサだってこの間倒れたんだからね! 時間が惜しいじゃん!」
ベッドから降りて、セルゲイの脱ぎっぱなしの服を探る。目当ての手紙はすぐに見つかった。まだ四つ時からそんなに時間がたっていないから、テレサもまだ眠っていないはず。……おばあちゃんだから、寝付きは早いかもしれないけど。
手紙を持って寝室から出ようとしたところで、セルゲイに手を引っ張られる。「ごめん」と謝ろうとしたところで、彼の手に握られていたわたしの寝間着に気づく。
「僕としてはその格好でもいいんだけど。外に出るなら、ね。一応」
「あ、ありがと」
寝室から出ると、服を羽織ったセルゲイが「僕も行くよ」とついてくる。断る理由もないので、一緒に宮の扉のところまで手を繋いで歩いていく。ランプは夫が持ってくれる。
「イズは結構行動力あるよねぇ。もっとのんびりしていると思っていたけど」
「セルゲイはすごくのんびりしているよね。なんかすごいゆるーい時間が過ぎる感じ」
「そうかなぁ?」
そうだよ。だいぶ緩いよ。ゆるキャラだよ。
宮の扉をドンドンと叩き、テレサの名を呼ぶ。そのあたりにいる宮武官とかが気づいてくれたらいいんだけどなぁと気楽に考えていたら、すぐにテレサが扉の近くまでやってきた。「何でございますか? どうかなさったのですか?」と困惑しながら。
「テレサ、今から扉の下から手紙を差し込むね。イリーナからの手紙なの。受け取ってくれる?」
テレサの返事を待たず、扉の下に手紙を差し入れる。シュッと向こう側から引き抜かれた音を確認して、セルゲイに微笑みかける。ミッションコンプリートだ。
「手紙の返事はいつでもいいよ。でも、早めにお願いしたいかな。僕たちが使える時間は無限にあるわけじゃないからね」
「イリーナが病気だから早めに返事をちょうだいね!」
セルゲイの言い方だと全然緊急性が伝わらないよ! だから、風情とか風流とか何も考慮せず、直球でテレサに伝えておく。テレサは「病気!? わかりました、ありがとうございます」と慌てて控室のほうへと戻っていった。
「手紙、受け取ってもらえてよかったね。テレサがイリーナへの手紙を書いてくれたら、一緒に聖樹の花も送ってもらおうかな。ほら、疲労回復になるんでしょ……セルゲイ?」
廊下を帰ろうとして、立ち止まる。セルゲイがこちらに来ない。立ったまま、微動だにしない。床を睨んだまま、名前を呼んでも返事をしない。
「ねぇ、イズ」
「うん?」
「ここで誰に抱かれたの?」
……セルゲイって何者? 二日たっていたら、さすがににおいもないし、痕跡だって残っていないはず。精液でも落ちてた?
「廊下かぁ。それもいいな。本当は外でしてみたいけど、出られないもんなぁ。窓もそんなに大きいわけじゃないし。七色の扉のところでも一回ヤッてみたいんだよねぇ」
あぁ、なるほど、変態セルゲイは開放感のあるセックスに興味を持った、ということね。野外セックス的な? 青姦っていうんだっけ?
待って。七色の扉の前でするのはちょっとどうかと思うよ。防音できていないし。他の国の夫とか従者に声を聞かれたら……いたたまれない。わたしが。マジ無理。そういう趣味はセルゲイだけだよ。
「ねぇ、イズ、ここで」
「ダメ! おやすみ!」
「えぇー。何も言ってないじゃん」
「セルゲイの言いたいことは何となくわかるから、ダメ!」
居室のほうへ戻りかけたわたしの腰を、セルゲイが抱きしめる。ひえっ、捕まった! 捕まっちゃった!
セルゲイはさっさとショーツを取り払って、わたしを廊下の壁に押し付ける。立ったまま、するの? 立ちバック? ……うぅ、嫌いじゃないんだよねぇ、それ。
「イズ、いい?」
耳元でそうやって求められると、めちゃくちゃ濡れちゃうんだってば。そそり立ったモノを擦り付けられると、もっと濡れてきちゃうんだってば。
「セルゲイの変態っ」
「ふふ。声、我慢しなくてもいいよ。ちょっと乱暴にしちゃうかもしれないけど」
「ん、もう、バカっ」
まぁ、太腿ならどんなに乱暴にされても構わないんだけど。足フェチセルゲイのことだから、割れ目を往復する肉茎が挿入されることはないよね。ちゃんと濡れているから潤滑油は必要ないみたいだし。今日も素股でしょ。前のは事故だったもん。
「いい? 今日は足じゃなくて、中を犯しても」
「え」
「僕、好きになったみたいなんだ。イズとの、欲の解放」
うっとりとした声で「気持ちいいよねぇ」なんて言われたら、納得しちゃうじゃん。気持ちいいんだもん。よくわかる。
「僕はどっちも気持ちいいけど、イズは挿れられたほうがいいでしょう?」
「う」
「ふかーく挿れてあげる。ゆーっくり犯してあげる。だから、イズは夫以外に目を向けちゃダメだよ。僕、これでも少しは妬いているんだからね」
セルゲイは一番わたしに興味がないと思っていたけど、いや、足にしか興味がないと思っていたけど、違うのかもしれない。熱い尖端が、もう挿入ってきている。ほぐされないまま、埋め込まれる。うぅ、痛気持ちいい。
「あっ、んんっ」
「寝台以外で交わるの、なかなか……そそるね」
「セルゲ、あっ」
「書庫もきっとドキドキするよねぇ。ラルスとの情事、バカな男たちに聞かれていたんでしょ? 聞かれながら交わるの、気持ち良かった?」
最奥まで挿入され、嬌声が漏れ出る。セルゲイの言葉がいちいち変態的でえっち。壁にすがりつきながら、言葉攻めに耐える。
「僕、見られたり聞かれたりしながら交わってみたら、興奮するかも。ねぇ、イズ、どう? 試してみない?」
より変態度を高めていこうとする夫に、わたしは頭を左右に振りながら「ダメ、試さないっ」と拒絶する。それは、絶対に、無理!
夫の無茶振りに付き合うのも限度があるのよ、セルゲイ! もうっ!
セルゲイはすごいすごいとわたしの頭をくしゃくしゃに撫でてくれる。もちろん、全裸だ。彼を縛るものは何もない。
わたしは、紐のショーツだけ。ベッドの中にいるからと、寝間着はさっさと取り払われてしまった。太腿を撫で、時折揉みながら、セルゲイは微笑む。
「じゃあ、ベアトリーサにイリーナからの手紙を渡してもらえないかな」
「うん、いいよ」
手紙かぁ。たぶん、セルゲイは読んでいないだろうから、イリーナがテレサにどんな手紙を宛てたのかはわからないだろう。テレサが傷つくようなことが書いてないといいんだけれど。
「イリーナは凄腕の娼婦でね、む」
思わず、セルゲイの口を手で押さえてしまった。聞きたいような、聞きたくないような。ほら、寝室だし。他の女の話だし。でも、話題を出したのはわたしだし。あぁ、これ、我慢しないといけないのかな!?
わたしがオロオロしながら夫を見ていると、彼はわたしの手のひらをペロリと舐めて微笑む。
「僕、イズの手のひらよりも太腿のほうに挟んでもらいたいんだけどな」
「……セルゲイ」
「うん、大丈夫。イズが心配するような艶のある話じゃないよ」
うぅ、くすぐったい。というか、セルゲイにバレバレだったのが恥ずかしい。
セルゲイは優しくキスをしてくれる。もちろん、太腿に手を這わせながら。
「イリーナは僕の母親代わりだったんだ。両親は仕事で忙しかったからね。イリーナだけじゃない。娼婦は皆、親代わりで、姉妹で、家族だった」
確かに、テレサとの年齢を考えると、イリーナがセルゲイの親代わりであることに間違いはないだろう。だとすると、イリーナの母親であるテレサは、セルゲイにとっては祖母みたいな存在なんだろうな。
「イリーナには娘がいてね、その娘が結婚して、命の実を授かろうと順番待ちをしているところ。だから、来年にはベアトリーサにとっては曾孫が生まれるんじゃないかと思うんだけど」
「……けど?」
「イリーナは少し体調が悪くてね。もしかしたら、来年までもたないかもしれない」
「えええっ!?」
なんで、そういうことを、早く言わないのよ! そういう事情があるなら、一番にセックスして、青の国にいっぱい命の実を宿らせてあげたのに!
「手紙はどこ?」
「一応、服のポケットに入っているけど」
「わかった、じゃあすぐにテレサに渡してくるね!」
「えぇー。明日の朝でもいいじゃん?」
「何でそんなのんびりしてるの! テレサだってこの間倒れたんだからね! 時間が惜しいじゃん!」
ベッドから降りて、セルゲイの脱ぎっぱなしの服を探る。目当ての手紙はすぐに見つかった。まだ四つ時からそんなに時間がたっていないから、テレサもまだ眠っていないはず。……おばあちゃんだから、寝付きは早いかもしれないけど。
手紙を持って寝室から出ようとしたところで、セルゲイに手を引っ張られる。「ごめん」と謝ろうとしたところで、彼の手に握られていたわたしの寝間着に気づく。
「僕としてはその格好でもいいんだけど。外に出るなら、ね。一応」
「あ、ありがと」
寝室から出ると、服を羽織ったセルゲイが「僕も行くよ」とついてくる。断る理由もないので、一緒に宮の扉のところまで手を繋いで歩いていく。ランプは夫が持ってくれる。
「イズは結構行動力あるよねぇ。もっとのんびりしていると思っていたけど」
「セルゲイはすごくのんびりしているよね。なんかすごいゆるーい時間が過ぎる感じ」
「そうかなぁ?」
そうだよ。だいぶ緩いよ。ゆるキャラだよ。
宮の扉をドンドンと叩き、テレサの名を呼ぶ。そのあたりにいる宮武官とかが気づいてくれたらいいんだけどなぁと気楽に考えていたら、すぐにテレサが扉の近くまでやってきた。「何でございますか? どうかなさったのですか?」と困惑しながら。
「テレサ、今から扉の下から手紙を差し込むね。イリーナからの手紙なの。受け取ってくれる?」
テレサの返事を待たず、扉の下に手紙を差し入れる。シュッと向こう側から引き抜かれた音を確認して、セルゲイに微笑みかける。ミッションコンプリートだ。
「手紙の返事はいつでもいいよ。でも、早めにお願いしたいかな。僕たちが使える時間は無限にあるわけじゃないからね」
「イリーナが病気だから早めに返事をちょうだいね!」
セルゲイの言い方だと全然緊急性が伝わらないよ! だから、風情とか風流とか何も考慮せず、直球でテレサに伝えておく。テレサは「病気!? わかりました、ありがとうございます」と慌てて控室のほうへと戻っていった。
「手紙、受け取ってもらえてよかったね。テレサがイリーナへの手紙を書いてくれたら、一緒に聖樹の花も送ってもらおうかな。ほら、疲労回復になるんでしょ……セルゲイ?」
廊下を帰ろうとして、立ち止まる。セルゲイがこちらに来ない。立ったまま、微動だにしない。床を睨んだまま、名前を呼んでも返事をしない。
「ねぇ、イズ」
「うん?」
「ここで誰に抱かれたの?」
……セルゲイって何者? 二日たっていたら、さすがににおいもないし、痕跡だって残っていないはず。精液でも落ちてた?
「廊下かぁ。それもいいな。本当は外でしてみたいけど、出られないもんなぁ。窓もそんなに大きいわけじゃないし。七色の扉のところでも一回ヤッてみたいんだよねぇ」
あぁ、なるほど、変態セルゲイは開放感のあるセックスに興味を持った、ということね。野外セックス的な? 青姦っていうんだっけ?
待って。七色の扉の前でするのはちょっとどうかと思うよ。防音できていないし。他の国の夫とか従者に声を聞かれたら……いたたまれない。わたしが。マジ無理。そういう趣味はセルゲイだけだよ。
「ねぇ、イズ、ここで」
「ダメ! おやすみ!」
「えぇー。何も言ってないじゃん」
「セルゲイの言いたいことは何となくわかるから、ダメ!」
居室のほうへ戻りかけたわたしの腰を、セルゲイが抱きしめる。ひえっ、捕まった! 捕まっちゃった!
セルゲイはさっさとショーツを取り払って、わたしを廊下の壁に押し付ける。立ったまま、するの? 立ちバック? ……うぅ、嫌いじゃないんだよねぇ、それ。
「イズ、いい?」
耳元でそうやって求められると、めちゃくちゃ濡れちゃうんだってば。そそり立ったモノを擦り付けられると、もっと濡れてきちゃうんだってば。
「セルゲイの変態っ」
「ふふ。声、我慢しなくてもいいよ。ちょっと乱暴にしちゃうかもしれないけど」
「ん、もう、バカっ」
まぁ、太腿ならどんなに乱暴にされても構わないんだけど。足フェチセルゲイのことだから、割れ目を往復する肉茎が挿入されることはないよね。ちゃんと濡れているから潤滑油は必要ないみたいだし。今日も素股でしょ。前のは事故だったもん。
「いい? 今日は足じゃなくて、中を犯しても」
「え」
「僕、好きになったみたいなんだ。イズとの、欲の解放」
うっとりとした声で「気持ちいいよねぇ」なんて言われたら、納得しちゃうじゃん。気持ちいいんだもん。よくわかる。
「僕はどっちも気持ちいいけど、イズは挿れられたほうがいいでしょう?」
「う」
「ふかーく挿れてあげる。ゆーっくり犯してあげる。だから、イズは夫以外に目を向けちゃダメだよ。僕、これでも少しは妬いているんだからね」
セルゲイは一番わたしに興味がないと思っていたけど、いや、足にしか興味がないと思っていたけど、違うのかもしれない。熱い尖端が、もう挿入ってきている。ほぐされないまま、埋め込まれる。うぅ、痛気持ちいい。
「あっ、んんっ」
「寝台以外で交わるの、なかなか……そそるね」
「セルゲ、あっ」
「書庫もきっとドキドキするよねぇ。ラルスとの情事、バカな男たちに聞かれていたんでしょ? 聞かれながら交わるの、気持ち良かった?」
最奥まで挿入され、嬌声が漏れ出る。セルゲイの言葉がいちいち変態的でえっち。壁にすがりつきながら、言葉攻めに耐える。
「僕、見られたり聞かれたりしながら交わってみたら、興奮するかも。ねぇ、イズ、どう? 試してみない?」
より変態度を高めていこうとする夫に、わたしは頭を左右に振りながら「ダメ、試さないっ」と拒絶する。それは、絶対に、無理!
夫の無茶振りに付き合うのも限度があるのよ、セルゲイ! もうっ!
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感想募集中。更新中は励みになりますし、完結後は次回作への糧になります。
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