69 / 91
第三夜
069.聖女とアールシュ
しおりを挟む
四つ時の鐘が鳴ってしばらくして、「イズミちゃん!」とわたしの名を呼びながらアールシュがすごい勢いで扉を開けて入ってきた。ベッドの上で両手を差し出してアールシュを迎える。彼は必死の形相でわたしの胸に飛び込んでくる。
「イズミちゃん、大丈夫!? 体は痛くない? しんどくない? ちゃんとご飯食べてる? 立てる? 立てない?」
「アールシュ、迷惑かけてごめんね。心配してくれてありがと」
「迷惑なんかじゃないわ。あなたが無事なら、いいの。あなたをそんな目に遭わせた愚か者たちは、きちんと処罰してもらいましょうね」
その「愚か者」の中にラルスは入っているのかしら? そう疑問に思いながら、アールシュのキスを受け入れる。あっ、舌挿れられると、ちょっとゾクゾクしちゃう。さすがに何日もセックスしていないから、体が勝手に欲しがっちゃう。
「あ、アールシュ、んんっ」
「喋らないで。キスさせて。今夜はキスしかしないから」
「ちがっ、ちょっと、やりたいことがっ」
わたしの言葉に、怪訝な顔をしてアールシュは「やりたいこと?」と小首を傾げる。マジ可愛いなぁ、わたしの夫。
そう。リヤーフにも宮女官にもお願いできなかったことだ。わたしは可愛すぎる夫に負けないよう、上目遣いでアールシュを見上げる。
「アールシュ、わたし、お風呂に入りたいの」
一応、タオルで拭いてもらってはいるんだけど、やっぱり湯船にザバーっと入りたいじゃん。まだ足はふらつく感じ。セックスしたことがないリヤーフに頼むのも恥ずかしいし、ただでさえ業務が負担になっている宮女官たちに介助を頼むのもかわいそうだなと思って、アールシュを待っていたのだ。
「お願い、湯殿に連れて行って」
アールシュは一瞬目を見開いたあと、にっこりと満面の笑みを浮かべた。
「それはあたしも一緒に入っていいってことかしら?」
「もちろん。一緒に入ろ」
アールシュはわたしを軽々と抱き上げて、「喜んで」と微笑んだ。やっぱりアールシュ、鍛えているよね。筋肉質だし、お腹も割れているもの。頼んで正解だったわ。
「なるほどね。聖職者たちの権力争いに巻き込まれたわけね、イズミちゃんが」
七色の聖樹の花を浮かべた湯船に二人で入り、事の経緯を説明する。温泉みたいに熱かったらすぐ出ないといけないけど、水を入れて温めにしたから長湯もできる。
湯船の周りにランプをいくつか置いてあるため、暗すぎることはない。ちょっと離れたところで足を伸ばしているアールシュが大変色っぽくて困っちゃう。ほんと、綺麗な体だなぁ。うっとりしちゃう。
「アールシュ、査問会ってどんなものなの?」
「大主教以上の役職者が集まって、聖職者が規律違反をしていないかを調べる会合のことよ」
「大主教ってことは、赤と紫の国からも?」
「ええ、二名の大主教のうち、一人は必ず出席するわね。今頃、早馬を走らせているんじゃないかしら」
紫の国の大主教。まさか、ウィルフレドを虐待した人が来るんじゃないだろうか。だとしたら好都合。彼もちょっと殴ってやらないと気がすまない。
「わたしは査問会に出席できる?」
「裁く側での出席は無理ね。証人として出ることはできると思うけれど……正直、イズミちゃんをその場に行かせたくないわ」
「どうして?」
ザバと湯の波が立つ。隣にやってきたアールシュが優しくキスをしてくれる。
「あなた、割と直情型だもの。大主教や副主教を相手に冷静に話ができるとは思えないわ」
「それは一理あるかも……んっ」
アールシュが舌を捩じ込んでくる。嬉しいけど、ダメだってば。簡単にスイッチ入っちゃうんだから、今。
「言葉一つ過不足するだけで、簡単に処分が決まってしまう場なの。どんなに罵られても、どんなに蔑まれても、それに耐えてきちんと証言することはできる?」
「む、無理」
「でしょうね。あたし、イズミちゃんのそういう素直なところが大好きよ。でも、査問会ではその正直さが命取りになるの。誰かを助けたいと強く思っているなら、なおさらね」
アールシュにそう説明されると、本当に難しいことなんだなと思う。たぶん、裁判みたいなものなんだろう。わたしは弁護士や検事になれるほど頭が良いわけじゃない。証言台に立ってきちんと説明できる気もしない。でも、相手は、聖職者たちは、賢い人たちなのだろう。太刀打ちできるわけがない。
「どうすればいいのかな。わたし、ずっと助けてもらってきたのに。わたしの力なんかじゃ、全然、助けられない。悔しいな」
「あら。そんなにその宮文官を助けたいの?」
「……うん。でも、聖女って何の役にも立てないんだね。宮文官一人、守ることができないなんて」
アールシュはわたしの口を塞ぐ。舌が絡みついて、つい、その甘さに溺れたくなる。
「イズミちゃんは優しくて強いのね。すべてを救おうとするのね」
「欲張りかな?」
「あたしはそういうイズミちゃんが好きよ」
「アールシュ……!」
わたしは夫の膝の上に乗り、ぎゅうと抱きつく。アールシュもわたしの腰を抱いてくれる。……でも、さすがに、挿れさせてはくれないみたいね。硬くない。ちぇっ。
「ダメよ。あなたの体が大事なの。無理はさせられないわ」
「無理じゃないんだけどな」
「ダーメ。しばらくは我慢しなさい、イズミちゃん」
アールシュがそう言うんだもんな、仕方ない。我慢、我慢。美味しい体が目の前にあっても、我慢……!
わたしはアールシュの肩に頭を預ける。
「……力が欲しいな。皆を守れるだけの力が」
「イズミちゃんはあたしたちを守りたいの?」
「うん。聖女宮を守りたい。夫たちも、働いている人も、皆」
「……そうよね。それが、イズミちゃん、なのよねぇ」
何がわたし? アールシュの言葉の意味がわからなくて、そっと顔を上げる。彼は優しげな表情でわたしを見下ろしている。
「心配しなくても、あなたは最初から大きな力を持っているわ」
「……え? だって、わたし、何もできないのに」
「そうよ。あなた一人じゃあ、ね」
アールシュはわたしの額に口づける。そのあと、優しく唇にキスをくれる。
「あなたはね、一人じゃないのよ、イズミちゃん」
わたしは、一人じゃない?
「あら、忘れたの? あなたには七人も味方がいるでしょう?」
「……え」
「七つの国の一部を動かせる権力を持つ、つよーい味方がいるじゃないの、すぐそばに」
「あぁ、アールシュ!」
思わず、アールシュに抱きつく。そしてキスをする。
「いいの? こんなことで頼っていいの?」
「頼りなさい、あたしたちを。あなたはもっと、夫たちを頼るべきなのよ」
アールシュはとびきりの笑顔でわたしを見つめる。
「甘えていいのよ、イズミちゃん。あたしたちは、大好きなあなたに、いっぱい甘えてもらいたいんだから」
わたしには力がない。でも、夫たちはそれを持っている。結婚と同時に失った権力だとしても、それは有効なのだろうか。わたしが使わせてもいい権力なのだろうか。
「アールシュ、あの、橙の国の大主教や副主教に手紙を送ったりとか、できる?」
「あら。手紙だけでいいの? 欲がないわねぇ」
「え」
「言うことを聞かないと失脚させるわよ、って脅すことくらい、王子様には簡単なことなんだけど」
アールシュがバチンとウインクしたのを見て、わたしは不覚にもときめいてしまった。これが権力! これが権力なのね!? 持ってなくて良かった。こんな恐ろしいもの、わたしには扱えそうにないよ!
「イズミちゃん、大丈夫!? 体は痛くない? しんどくない? ちゃんとご飯食べてる? 立てる? 立てない?」
「アールシュ、迷惑かけてごめんね。心配してくれてありがと」
「迷惑なんかじゃないわ。あなたが無事なら、いいの。あなたをそんな目に遭わせた愚か者たちは、きちんと処罰してもらいましょうね」
その「愚か者」の中にラルスは入っているのかしら? そう疑問に思いながら、アールシュのキスを受け入れる。あっ、舌挿れられると、ちょっとゾクゾクしちゃう。さすがに何日もセックスしていないから、体が勝手に欲しがっちゃう。
「あ、アールシュ、んんっ」
「喋らないで。キスさせて。今夜はキスしかしないから」
「ちがっ、ちょっと、やりたいことがっ」
わたしの言葉に、怪訝な顔をしてアールシュは「やりたいこと?」と小首を傾げる。マジ可愛いなぁ、わたしの夫。
そう。リヤーフにも宮女官にもお願いできなかったことだ。わたしは可愛すぎる夫に負けないよう、上目遣いでアールシュを見上げる。
「アールシュ、わたし、お風呂に入りたいの」
一応、タオルで拭いてもらってはいるんだけど、やっぱり湯船にザバーっと入りたいじゃん。まだ足はふらつく感じ。セックスしたことがないリヤーフに頼むのも恥ずかしいし、ただでさえ業務が負担になっている宮女官たちに介助を頼むのもかわいそうだなと思って、アールシュを待っていたのだ。
「お願い、湯殿に連れて行って」
アールシュは一瞬目を見開いたあと、にっこりと満面の笑みを浮かべた。
「それはあたしも一緒に入っていいってことかしら?」
「もちろん。一緒に入ろ」
アールシュはわたしを軽々と抱き上げて、「喜んで」と微笑んだ。やっぱりアールシュ、鍛えているよね。筋肉質だし、お腹も割れているもの。頼んで正解だったわ。
「なるほどね。聖職者たちの権力争いに巻き込まれたわけね、イズミちゃんが」
七色の聖樹の花を浮かべた湯船に二人で入り、事の経緯を説明する。温泉みたいに熱かったらすぐ出ないといけないけど、水を入れて温めにしたから長湯もできる。
湯船の周りにランプをいくつか置いてあるため、暗すぎることはない。ちょっと離れたところで足を伸ばしているアールシュが大変色っぽくて困っちゃう。ほんと、綺麗な体だなぁ。うっとりしちゃう。
「アールシュ、査問会ってどんなものなの?」
「大主教以上の役職者が集まって、聖職者が規律違反をしていないかを調べる会合のことよ」
「大主教ってことは、赤と紫の国からも?」
「ええ、二名の大主教のうち、一人は必ず出席するわね。今頃、早馬を走らせているんじゃないかしら」
紫の国の大主教。まさか、ウィルフレドを虐待した人が来るんじゃないだろうか。だとしたら好都合。彼もちょっと殴ってやらないと気がすまない。
「わたしは査問会に出席できる?」
「裁く側での出席は無理ね。証人として出ることはできると思うけれど……正直、イズミちゃんをその場に行かせたくないわ」
「どうして?」
ザバと湯の波が立つ。隣にやってきたアールシュが優しくキスをしてくれる。
「あなた、割と直情型だもの。大主教や副主教を相手に冷静に話ができるとは思えないわ」
「それは一理あるかも……んっ」
アールシュが舌を捩じ込んでくる。嬉しいけど、ダメだってば。簡単にスイッチ入っちゃうんだから、今。
「言葉一つ過不足するだけで、簡単に処分が決まってしまう場なの。どんなに罵られても、どんなに蔑まれても、それに耐えてきちんと証言することはできる?」
「む、無理」
「でしょうね。あたし、イズミちゃんのそういう素直なところが大好きよ。でも、査問会ではその正直さが命取りになるの。誰かを助けたいと強く思っているなら、なおさらね」
アールシュにそう説明されると、本当に難しいことなんだなと思う。たぶん、裁判みたいなものなんだろう。わたしは弁護士や検事になれるほど頭が良いわけじゃない。証言台に立ってきちんと説明できる気もしない。でも、相手は、聖職者たちは、賢い人たちなのだろう。太刀打ちできるわけがない。
「どうすればいいのかな。わたし、ずっと助けてもらってきたのに。わたしの力なんかじゃ、全然、助けられない。悔しいな」
「あら。そんなにその宮文官を助けたいの?」
「……うん。でも、聖女って何の役にも立てないんだね。宮文官一人、守ることができないなんて」
アールシュはわたしの口を塞ぐ。舌が絡みついて、つい、その甘さに溺れたくなる。
「イズミちゃんは優しくて強いのね。すべてを救おうとするのね」
「欲張りかな?」
「あたしはそういうイズミちゃんが好きよ」
「アールシュ……!」
わたしは夫の膝の上に乗り、ぎゅうと抱きつく。アールシュもわたしの腰を抱いてくれる。……でも、さすがに、挿れさせてはくれないみたいね。硬くない。ちぇっ。
「ダメよ。あなたの体が大事なの。無理はさせられないわ」
「無理じゃないんだけどな」
「ダーメ。しばらくは我慢しなさい、イズミちゃん」
アールシュがそう言うんだもんな、仕方ない。我慢、我慢。美味しい体が目の前にあっても、我慢……!
わたしはアールシュの肩に頭を預ける。
「……力が欲しいな。皆を守れるだけの力が」
「イズミちゃんはあたしたちを守りたいの?」
「うん。聖女宮を守りたい。夫たちも、働いている人も、皆」
「……そうよね。それが、イズミちゃん、なのよねぇ」
何がわたし? アールシュの言葉の意味がわからなくて、そっと顔を上げる。彼は優しげな表情でわたしを見下ろしている。
「心配しなくても、あなたは最初から大きな力を持っているわ」
「……え? だって、わたし、何もできないのに」
「そうよ。あなた一人じゃあ、ね」
アールシュはわたしの額に口づける。そのあと、優しく唇にキスをくれる。
「あなたはね、一人じゃないのよ、イズミちゃん」
わたしは、一人じゃない?
「あら、忘れたの? あなたには七人も味方がいるでしょう?」
「……え」
「七つの国の一部を動かせる権力を持つ、つよーい味方がいるじゃないの、すぐそばに」
「あぁ、アールシュ!」
思わず、アールシュに抱きつく。そしてキスをする。
「いいの? こんなことで頼っていいの?」
「頼りなさい、あたしたちを。あなたはもっと、夫たちを頼るべきなのよ」
アールシュはとびきりの笑顔でわたしを見つめる。
「甘えていいのよ、イズミちゃん。あたしたちは、大好きなあなたに、いっぱい甘えてもらいたいんだから」
わたしには力がない。でも、夫たちはそれを持っている。結婚と同時に失った権力だとしても、それは有効なのだろうか。わたしが使わせてもいい権力なのだろうか。
「アールシュ、あの、橙の国の大主教や副主教に手紙を送ったりとか、できる?」
「あら。手紙だけでいいの? 欲がないわねぇ」
「え」
「言うことを聞かないと失脚させるわよ、って脅すことくらい、王子様には簡単なことなんだけど」
アールシュがバチンとウインクしたのを見て、わたしは不覚にもときめいてしまった。これが権力! これが権力なのね!? 持ってなくて良かった。こんな恐ろしいもの、わたしには扱えそうにないよ!
0
感想募集中。更新中は励みになりますし、完結後は次回作への糧になります。
お気に入りに追加
1,639
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
イケメンエリート軍団??何ですかそれ??【イケメンエリートシリーズ第二弾】
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団の異色男子
ジャスティン・レスターの意外なお話
矢代木の実(23歳)
借金地獄の元カレから身をひそめるため
友達の家に居候のはずが友達に彼氏ができ
今はネットカフェを放浪中
「もしかして、君って、家出少女??」
ある日、ビルの駐車場をうろついてたら
金髪のイケメンの外人さんに
声をかけられました
「寝るとこないないなら、俺ん家に来る?
あ、俺は、ここの27階で働いてる
ジャスティンって言うんだ」
「………あ、でも」
「大丈夫、何も心配ないよ。だって俺は…
女の子には興味はないから」
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる