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聖女の休日
066.聖女、夢を見る。
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ショリショリと耳に心地好いその音は、風邪を引いたときに母が林檎を剥いてくれた音によく似ている。夢か現かわからないあの狭間で聞いた音。ずっとずっと昔の話だ。
「……おかー……さん?」
母はいない。いつだったか、男と出て行ったままいなくなった。どこで何をしているのかも知らない。
ねぇ、お母さん。わたし、結婚したよ。七人も素敵な夫がいるんだよ。イケメンで優しくて、わたしを大事に扱ってくれる。殴られてお金を盗られることもない。羨ましいでしょう? そんな自慢すら、できない。
薄く目を開けて、音のするほうを見る。ベッドのそばに銀色の短い髪が見える。あぁ、彼ならよく知っている。彼も、すごく大切な人だ。
「……ラルス」
手元を見ていたラルスは顔を上げ、柔らかな微笑みを浮かべる。
「何でしょう、聖女様」
彼がこんなふうに優しく笑ってくれることなんてない。大抵、眉間に皺を寄せているんだもの。
だから、わかる。これが夢なのだと。
「これは、夢ね」
「……はい、夢です」
「じゃあ、もっとそばに来て」
ラルスが何かを近くのテーブルに置いたあと、ベッドの縁に座る。そして、わたしの頬に触れてくれる。その指先が、とても冷たい。
冷たい指にキスをして、彼の手の甲に頬を擦りつけて、キスをねだる。ラルスは困ったように笑って、頬にキスをくれる。鼻に、額に、髪に、それから、唇に。
まぁ、夢だから、いいよね。キスくらい。
何度も触れて、何度も求める。舌が挿入ってくると、ゾクゾクする。まだ薬が残っているのかもしれない。……ん? 薬って、何だっけ? まぁ、いいか。
「ラルス、好き」
「……身に余る光栄でございます」
「ラルス、もっと触って。もっとキスして」
ラルスはキスはしてくれるくせに、体に触れてはくれない。夢なのに、思った通りの夢が見られるわけじゃないみたい。セックスができるわけではないみたい。残念。
「ラルスは触れたくない? わたしのこと、嫌い?」
「触れたいですよ」
「じゃあ、どうして?」
「これ以上触れたら、あなたを奪いたくなるんです。世界からあなたを奪って、拐って、閉じ込めて、自分だけのものにしたくなる。私の中の、血が、そうしろと囁くんです。これでも必死で耐えているんです」
ラルスはわたしの口内をゆっくりと犯す。歯をなぞり、口蓋を撫で、舌を甘く食む。とろけてしまいそうなキス。そういうキスをされると、できあがっちゃうんだけどな、わたし。
「世界からわたしを奪う覚悟はないの?」
「あなたには夫がいるでしょう」
「夫からわたしを奪う覚悟もないのね」
暗い瞳がわたしを見下ろす。視線が絡み、思惑が交差する。
奪う覚悟もないのに、奪いたいだなんて言わないで。期待を抱かせないで。
「……奪われたいのですか」
「奪ってよ」
「聖女、様」
「拐ってよ。閉じ込めてよ。耐えていないで、あなただけのものにしてよ」
ラルスはわたしをぎゅうと抱きしめて、嗚咽を繰り返す。夢の中のラルスは、泣き虫ね。わたしは彼の銀色の髪を撫で、その肩を、背を、優しく撫でる。
「好きです」
ラルスの低音が耳元で落ちてくる。堪らなく、気持ちいい。
「あなたのすべてを、手に入れたくて仕方ない」
ただお互いを求め合えたらいいのに。もっと中で感じ合えたらいいのに。でも、それはきっとできないことなんだろう。夢だから。
ラルスは情熱的なキスをくれたあと、テーブルに置いてあった皿を持ってくる。その上に乗っている白い果肉。まるで林檎のよう。ラルスが剥いていたのは、それ、なのね。
「……食べますか?」
「ちょうだい」
ラルスは一口分に切り分けて、震える手でわたしの口元に持ってくる。そんなに青白い顔しなくてもいいのに。そんなに怖がらなくてもいいのに。
「わかっていますか。これを食べると……これを、食べるということは……」
「いいよ、食べてあげる。ぜんぶ、あなたの隣で食べるといいんだよね?」
「それが、どういう意味なのかっ、あなたはっ……!」
ラルスの指先で震えていた白い果肉をぱくりと口に含む。甘く、みずみずしい。食感は林檎なのに、林檎のような甘酸っぱさはない。味はマンゴーに近いのかも。ただただ甘い果肉と果汁。――女の中で命を育む、実。
「ん、美味し」
「あなたという人は!」
自分で食べさせようとしたくせに、わたしが飲み込んだのを見てラルスは慌てている。めっちゃ面白いな。変な夢。
それにしても、一口食べただけですごいポカポカしてくるんだね、これ。体が暖かい。……何だろう、あの薬みたい。あれを挿れられたときみたいに、変な感じ。もっと食べたらこの違和感の正体がわかるのかな? でも、あれはあれでつらかったからなぁ。同じようになるのは嫌だな。
「なんて、愚かなことを……っ!」
愚かなのはわたし? それともラルス? どっちでもいいから、食べさせてよ。美味しかったよ、命の実。
「どうして……っ」
「好きよ、ラルス」
「なぜ、食べるのですか!」
ラルスが食べさせようとしたくせに。わたしが食べると怒るなんて、不条理な夢だね。まぁ、夢だもん、仕方ないか。夢なんて、どこかおかしくて、矛盾していて、理不尽なものだもんな。
「いいよ。わたし、ラルスの子どもなら」
わたしは笑う。
「生んでもいい」
ラルスは泣いている。
この世界では、命の実を食べることが、究極の愛情表現になるんだっけ? 夢でも、ラルスは嬉しいと思ってくれる? わたしとの子ども、望んでくれる?
それなら、食べてあげるよ。それがどれだけ重い罪であっても、一緒に背負ってあげる。ねえ、黒翼地帯まで一緒に行こうよ。
「イズミ様」
「ん」
「あなたのことを愛しています」
うん、ありがとう。なんて幸せな夢なんだろう。こんな気持ちいい夢なら、ずっと見ていてもいいな。命の実も美味しいし。目覚めたくないな。
「あなたの強さと優しさに、ずっと焦がれていました」
ねぇ、ラルス。命の実、どうして食べさせてくれないの? ぜんぶ食べないと、子ども、できないんでしょ? わたしを孕ませたいんじゃなかったの? 違うの? ……違うの?
「愛しています、イズミ様」
ねぇ、ラルス。お願い、食べさせて。今、ここで、世界からわたしを奪ってよ。
そんな優しいキスをくれたって、意味がないの。あなたがそばにいないと、意味がなくなっちゃう。
「……愛していました」
どうして、過去形なの。どうして、過去のことにするの。どうして、わたしに背を向けるの。ねぇ、どうして。どうしてよ、ラルス。どうして、わたしを諦めるの。逃げないで、奪ってみせてよ。奪ってよ。あなたになら、あなたとなら――。
「待っ……」
手が空を切る。涙でぼやける。届かない。触れられない。ラルスが遠くへ行ってしまう。
行かないで。行かないでよ、ラルス。行っちゃダメ。わたし、あなたにそばにいてもらいたいの。あなたが好きなの。好きなんだよ。
「さようなら、イズミ様」
お願い、行かないで、ラルス。ラルス――。
「……おかー……さん?」
母はいない。いつだったか、男と出て行ったままいなくなった。どこで何をしているのかも知らない。
ねぇ、お母さん。わたし、結婚したよ。七人も素敵な夫がいるんだよ。イケメンで優しくて、わたしを大事に扱ってくれる。殴られてお金を盗られることもない。羨ましいでしょう? そんな自慢すら、できない。
薄く目を開けて、音のするほうを見る。ベッドのそばに銀色の短い髪が見える。あぁ、彼ならよく知っている。彼も、すごく大切な人だ。
「……ラルス」
手元を見ていたラルスは顔を上げ、柔らかな微笑みを浮かべる。
「何でしょう、聖女様」
彼がこんなふうに優しく笑ってくれることなんてない。大抵、眉間に皺を寄せているんだもの。
だから、わかる。これが夢なのだと。
「これは、夢ね」
「……はい、夢です」
「じゃあ、もっとそばに来て」
ラルスが何かを近くのテーブルに置いたあと、ベッドの縁に座る。そして、わたしの頬に触れてくれる。その指先が、とても冷たい。
冷たい指にキスをして、彼の手の甲に頬を擦りつけて、キスをねだる。ラルスは困ったように笑って、頬にキスをくれる。鼻に、額に、髪に、それから、唇に。
まぁ、夢だから、いいよね。キスくらい。
何度も触れて、何度も求める。舌が挿入ってくると、ゾクゾクする。まだ薬が残っているのかもしれない。……ん? 薬って、何だっけ? まぁ、いいか。
「ラルス、好き」
「……身に余る光栄でございます」
「ラルス、もっと触って。もっとキスして」
ラルスはキスはしてくれるくせに、体に触れてはくれない。夢なのに、思った通りの夢が見られるわけじゃないみたい。セックスができるわけではないみたい。残念。
「ラルスは触れたくない? わたしのこと、嫌い?」
「触れたいですよ」
「じゃあ、どうして?」
「これ以上触れたら、あなたを奪いたくなるんです。世界からあなたを奪って、拐って、閉じ込めて、自分だけのものにしたくなる。私の中の、血が、そうしろと囁くんです。これでも必死で耐えているんです」
ラルスはわたしの口内をゆっくりと犯す。歯をなぞり、口蓋を撫で、舌を甘く食む。とろけてしまいそうなキス。そういうキスをされると、できあがっちゃうんだけどな、わたし。
「世界からわたしを奪う覚悟はないの?」
「あなたには夫がいるでしょう」
「夫からわたしを奪う覚悟もないのね」
暗い瞳がわたしを見下ろす。視線が絡み、思惑が交差する。
奪う覚悟もないのに、奪いたいだなんて言わないで。期待を抱かせないで。
「……奪われたいのですか」
「奪ってよ」
「聖女、様」
「拐ってよ。閉じ込めてよ。耐えていないで、あなただけのものにしてよ」
ラルスはわたしをぎゅうと抱きしめて、嗚咽を繰り返す。夢の中のラルスは、泣き虫ね。わたしは彼の銀色の髪を撫で、その肩を、背を、優しく撫でる。
「好きです」
ラルスの低音が耳元で落ちてくる。堪らなく、気持ちいい。
「あなたのすべてを、手に入れたくて仕方ない」
ただお互いを求め合えたらいいのに。もっと中で感じ合えたらいいのに。でも、それはきっとできないことなんだろう。夢だから。
ラルスは情熱的なキスをくれたあと、テーブルに置いてあった皿を持ってくる。その上に乗っている白い果肉。まるで林檎のよう。ラルスが剥いていたのは、それ、なのね。
「……食べますか?」
「ちょうだい」
ラルスは一口分に切り分けて、震える手でわたしの口元に持ってくる。そんなに青白い顔しなくてもいいのに。そんなに怖がらなくてもいいのに。
「わかっていますか。これを食べると……これを、食べるということは……」
「いいよ、食べてあげる。ぜんぶ、あなたの隣で食べるといいんだよね?」
「それが、どういう意味なのかっ、あなたはっ……!」
ラルスの指先で震えていた白い果肉をぱくりと口に含む。甘く、みずみずしい。食感は林檎なのに、林檎のような甘酸っぱさはない。味はマンゴーに近いのかも。ただただ甘い果肉と果汁。――女の中で命を育む、実。
「ん、美味し」
「あなたという人は!」
自分で食べさせようとしたくせに、わたしが飲み込んだのを見てラルスは慌てている。めっちゃ面白いな。変な夢。
それにしても、一口食べただけですごいポカポカしてくるんだね、これ。体が暖かい。……何だろう、あの薬みたい。あれを挿れられたときみたいに、変な感じ。もっと食べたらこの違和感の正体がわかるのかな? でも、あれはあれでつらかったからなぁ。同じようになるのは嫌だな。
「なんて、愚かなことを……っ!」
愚かなのはわたし? それともラルス? どっちでもいいから、食べさせてよ。美味しかったよ、命の実。
「どうして……っ」
「好きよ、ラルス」
「なぜ、食べるのですか!」
ラルスが食べさせようとしたくせに。わたしが食べると怒るなんて、不条理な夢だね。まぁ、夢だもん、仕方ないか。夢なんて、どこかおかしくて、矛盾していて、理不尽なものだもんな。
「いいよ。わたし、ラルスの子どもなら」
わたしは笑う。
「生んでもいい」
ラルスは泣いている。
この世界では、命の実を食べることが、究極の愛情表現になるんだっけ? 夢でも、ラルスは嬉しいと思ってくれる? わたしとの子ども、望んでくれる?
それなら、食べてあげるよ。それがどれだけ重い罪であっても、一緒に背負ってあげる。ねえ、黒翼地帯まで一緒に行こうよ。
「イズミ様」
「ん」
「あなたのことを愛しています」
うん、ありがとう。なんて幸せな夢なんだろう。こんな気持ちいい夢なら、ずっと見ていてもいいな。命の実も美味しいし。目覚めたくないな。
「あなたの強さと優しさに、ずっと焦がれていました」
ねぇ、ラルス。命の実、どうして食べさせてくれないの? ぜんぶ食べないと、子ども、できないんでしょ? わたしを孕ませたいんじゃなかったの? 違うの? ……違うの?
「愛しています、イズミ様」
ねぇ、ラルス。お願い、食べさせて。今、ここで、世界からわたしを奪ってよ。
そんな優しいキスをくれたって、意味がないの。あなたがそばにいないと、意味がなくなっちゃう。
「……愛していました」
どうして、過去形なの。どうして、過去のことにするの。どうして、わたしに背を向けるの。ねぇ、どうして。どうしてよ、ラルス。どうして、わたしを諦めるの。逃げないで、奪ってみせてよ。奪ってよ。あなたになら、あなたとなら――。
「待っ……」
手が空を切る。涙でぼやける。届かない。触れられない。ラルスが遠くへ行ってしまう。
行かないで。行かないでよ、ラルス。行っちゃダメ。わたし、あなたにそばにいてもらいたいの。あなたが好きなの。好きなんだよ。
「さようなら、イズミ様」
お願い、行かないで、ラルス。ラルス――。
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