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第一夜
022.緑の君との初夜(四)
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昨夜もリヤーフからすごいいい匂いがしたのを覚えている。たぶん、腰のあたりに香水をつけているのかも。ズボンからもいい匂いがする。
モノは太くて長いけど、少しだけ柔らかい気がする。勃起してこの硬さなのかな? とりあえず、尖端を舐めながら手を使って扱いてみる。
「あ、やめ、っき、たな」
気遣ってくれるの、優しいじゃん。汚くないよ、大丈夫。美味しいよ。
鈴口に舌を這わせると、リヤーフが悶える。裏筋を舐めるより、亀頭を舐めたほうが反応がいい。夫の腰がビクビク揺れるのを、ニヤニヤしながら見ているわたしは変態かしらね。
亀頭を咥え、音を立てて口内を往復させると、リヤーフは短く艶のある声を零す。潤滑油があれば、もっと手で楽しませてあげられるのに。唾液じゃ粘度が足りないかな。それでも尿道のあたりを扱くと気持ち良さそうではあるけど。
「……は、あ」
咥えたままリヤーフを見上げると、目を閉じて眉間に皺を寄せて快感に震えている。わたしの姿をじっくり見られるのも恥ずかしいから、別にいいか。
と、思ったら、ばっちり目が合ってしまった。仕方ないから、見せつけるように上下に動いてあげる。リヤーフは真っ赤になりながらも、目を逸らさない。そう、目に焼き付けておいて。わたしは七日後にしか来られないのだから。
「あっ、うう……」
「出したくなったらいつでも出していいよ」
「ん、な」
「そんなことできない? いいんだよ、欲は解放しなくちゃ」
リヤーフの足に胸を押し当てているのだけど、気づいているかな? 乳首がズボンに擦れて気持ちいいんだよね。堪んない。
「なん、で、こんな、こんなこ、とっ」
何でこんなことをするのか、って? 聖樹に愛を誓い合った夫婦だもの。いちゃいちゃしないといけないんだもの。わたし、セックスが好きなんだもの。
理由なんていくつでも思いつくけれど、彼が聞きたい答えはそうじゃないんだろうな。
「好きだよ、リヤーフ。そうじゃなきゃ、こんなことしない」
硬くなった。わかりやすいなぁ。じゃあ、ついでにイカせてあげよう。
尿道が通る部分に指を当てて扱き、亀頭を咥え、口蓋に当たるよう顔を動かす。喉の奥まで咥えなくても、亀頭は気持ちいいはず。リヤーフの腰が淫らに動く。そろそろ、かな? 唾液を溜めながら、少しずつ往復を速くしていく。
「あ、っ、あ、出そ……出る、っ」
勢いよく出てきた熱い粘液が口蓋に当たる。リヤーフは何度も震えながら、口内に白濁液を吐き出した。わたしは唾液と一緒に精液を飲み込む。うぅ、苦い。
「えっ、飲ん、だ?」
「ん、ごちそうさま」
「あ、あんなものを飲むやつがあるか! 吐け、吐き出せ!」
うるさいなぁ。わたしは鈴口を舐め、残滓を吸い取る。そのたびにビクビクする夫が、可愛らしい。
熱杭は徐々に萎え始める。絶倫じゃなくて良かった。リヤーフまでそうだったら、黄色と緑の順番を変更しないといけないところだったわ。
「お水欲しいな」
「水? 水だな?」
リヤーフが慌ててどこかへ向かう。ふふ。可愛くブラブラ揺れているの、気づいてないんだもの。余程動揺しているのね。
ラルスが「飲食してはダメだと言ったでしょう!」と怒りそうだけれど、口をゆすぐだけならいいよね。タオルに吐き出せばいいかな。
「ほら、水だ」
「ありがと。タオルもちょうだい。体拭くやつ」
「タオル? あぁ、木綿布か、浴布か……これでいいか?」
「ありがとう」
口をゆすいでタオルに吐き出すのを、リヤーフはベッドの縁に座って心配そうに見つめてくる。萎えたイチモツが出たままだよ。触ってもいいってことなのかな?
「お前は、バカか。俺なんかを好きだと言って、あんな無謀なことを……別に美味しくないだろう」
「うん、まずいよ」
「だったら、なぜ、娼婦の真似事のようなことを。金か? いくら欲しい? それとも、宝石が欲しいのか?」
「まさか。見返りなんて求めてないよ。リヤーフを気持ち良くさせてあげたかっただけだもの」
ほんとは騎乗位できるかな、と思ったんだけど、さすがに足と腰の回復が遅くて無理だったわ。仕方ないから、口でやってあげただけ。他意はない。
カップとタオルを置いて、わたしはリヤーフの前に立つ。胸元をはだけさせたまま。ベッドに座った夫の目の前に、エサをぶら下げる。
「わたしはあなたの妻なの。あなたに触れたいし、触れてほしいって思ってる。少しずつ、夫婦になっていきたいのよ」
おっぱい星人は、わたしの胸元に釘付けだ。手を伸ばそうかどうしようか、夫は葛藤している。さっさと触ればいいのに。
「触れても、いいのか?」
「もちろん。いちいち聞かなくてもいいよ。何をされても、許すから」
リヤーフにぐいと抱き寄せられ、そのままベッドに倒れ込む。わたしは両腕を押さえつけられ、夫に組み敷かれている。
見上げると、緑色の瞳がギラギラと輝いている。やだ、ちょっと怖い。早まったかな?
「お前は俺のものか?」
「ええ」
答えを聞いた瞬間に、リヤーフはわたしの胸に噛み付いた。乳首の近くに歯を立てられたので、かなり痛む。顔をしかめると、夫は「所有の証だ」なんて嘯く。んもう、最低! 歯型をつけるなんて! キスマークのつけ方、知らないの!?
無理やり右手の拘束を解き、ドヤ顔のリヤーフの頭を軽く叩く。それから「痛いのは嫌!」と抗議する。
「何をされても許すと言っただろう!」
「じゃあ前言撤回するわ。痛いのと汚いのは嫌!」
「今さっきのアレは汚くないのか?」
「フェラは汚くない。でも、ちゃんと体を綺麗にしておいてくれないと嫌」
「我儘な」
「どっちが!」
わたしは真っ直ぐリヤーフを見上げる。夫もまた、わたしを見下ろす。しばし、沈黙が流れる。
「……もっと、言ってくれないか」
「何を?」
「何……いや、いい。忘れてくれ」
素直じゃないなぁ、本当に。素直じゃないくせに、愛に飢えている。わたしと同じ。だから、わかる。夫が欲しいもの。欲しい言葉。欲しい、行動。
「好きよ、リヤーフ」
夫は、泣きそうな顔をして、わたしにキスをする。もっと、ってことかな? わたしはそっとリヤーフを抱きしめる。
「好きだよ、リヤーフ。大好き」
「もっと……」
「リヤーフ、とても格好いいわ。大好きよ」
「あぁ……!」
谷間に顔を突っ込んだ夫に苦笑して、わたしは続けて「好き」を伝える。彼の涙がポタポタ胸に落ちてくるのに、気づかないふりをして、好意を伝える。途中で面倒くさくなったけど、まぁ大体、本心だ。たぶん。
その後、「そろそろ二つ時でございます」とバラーが教えてくれるまで、妻から夫への愛の言葉が続けられるのだった。ほんと面倒くさい夫だわ。
ちなみに、その日、リヤーフは最後までわたしの名前を呼ばなかった。バーカ。
モノは太くて長いけど、少しだけ柔らかい気がする。勃起してこの硬さなのかな? とりあえず、尖端を舐めながら手を使って扱いてみる。
「あ、やめ、っき、たな」
気遣ってくれるの、優しいじゃん。汚くないよ、大丈夫。美味しいよ。
鈴口に舌を這わせると、リヤーフが悶える。裏筋を舐めるより、亀頭を舐めたほうが反応がいい。夫の腰がビクビク揺れるのを、ニヤニヤしながら見ているわたしは変態かしらね。
亀頭を咥え、音を立てて口内を往復させると、リヤーフは短く艶のある声を零す。潤滑油があれば、もっと手で楽しませてあげられるのに。唾液じゃ粘度が足りないかな。それでも尿道のあたりを扱くと気持ち良さそうではあるけど。
「……は、あ」
咥えたままリヤーフを見上げると、目を閉じて眉間に皺を寄せて快感に震えている。わたしの姿をじっくり見られるのも恥ずかしいから、別にいいか。
と、思ったら、ばっちり目が合ってしまった。仕方ないから、見せつけるように上下に動いてあげる。リヤーフは真っ赤になりながらも、目を逸らさない。そう、目に焼き付けておいて。わたしは七日後にしか来られないのだから。
「あっ、うう……」
「出したくなったらいつでも出していいよ」
「ん、な」
「そんなことできない? いいんだよ、欲は解放しなくちゃ」
リヤーフの足に胸を押し当てているのだけど、気づいているかな? 乳首がズボンに擦れて気持ちいいんだよね。堪んない。
「なん、で、こんな、こんなこ、とっ」
何でこんなことをするのか、って? 聖樹に愛を誓い合った夫婦だもの。いちゃいちゃしないといけないんだもの。わたし、セックスが好きなんだもの。
理由なんていくつでも思いつくけれど、彼が聞きたい答えはそうじゃないんだろうな。
「好きだよ、リヤーフ。そうじゃなきゃ、こんなことしない」
硬くなった。わかりやすいなぁ。じゃあ、ついでにイカせてあげよう。
尿道が通る部分に指を当てて扱き、亀頭を咥え、口蓋に当たるよう顔を動かす。喉の奥まで咥えなくても、亀頭は気持ちいいはず。リヤーフの腰が淫らに動く。そろそろ、かな? 唾液を溜めながら、少しずつ往復を速くしていく。
「あ、っ、あ、出そ……出る、っ」
勢いよく出てきた熱い粘液が口蓋に当たる。リヤーフは何度も震えながら、口内に白濁液を吐き出した。わたしは唾液と一緒に精液を飲み込む。うぅ、苦い。
「えっ、飲ん、だ?」
「ん、ごちそうさま」
「あ、あんなものを飲むやつがあるか! 吐け、吐き出せ!」
うるさいなぁ。わたしは鈴口を舐め、残滓を吸い取る。そのたびにビクビクする夫が、可愛らしい。
熱杭は徐々に萎え始める。絶倫じゃなくて良かった。リヤーフまでそうだったら、黄色と緑の順番を変更しないといけないところだったわ。
「お水欲しいな」
「水? 水だな?」
リヤーフが慌ててどこかへ向かう。ふふ。可愛くブラブラ揺れているの、気づいてないんだもの。余程動揺しているのね。
ラルスが「飲食してはダメだと言ったでしょう!」と怒りそうだけれど、口をゆすぐだけならいいよね。タオルに吐き出せばいいかな。
「ほら、水だ」
「ありがと。タオルもちょうだい。体拭くやつ」
「タオル? あぁ、木綿布か、浴布か……これでいいか?」
「ありがとう」
口をゆすいでタオルに吐き出すのを、リヤーフはベッドの縁に座って心配そうに見つめてくる。萎えたイチモツが出たままだよ。触ってもいいってことなのかな?
「お前は、バカか。俺なんかを好きだと言って、あんな無謀なことを……別に美味しくないだろう」
「うん、まずいよ」
「だったら、なぜ、娼婦の真似事のようなことを。金か? いくら欲しい? それとも、宝石が欲しいのか?」
「まさか。見返りなんて求めてないよ。リヤーフを気持ち良くさせてあげたかっただけだもの」
ほんとは騎乗位できるかな、と思ったんだけど、さすがに足と腰の回復が遅くて無理だったわ。仕方ないから、口でやってあげただけ。他意はない。
カップとタオルを置いて、わたしはリヤーフの前に立つ。胸元をはだけさせたまま。ベッドに座った夫の目の前に、エサをぶら下げる。
「わたしはあなたの妻なの。あなたに触れたいし、触れてほしいって思ってる。少しずつ、夫婦になっていきたいのよ」
おっぱい星人は、わたしの胸元に釘付けだ。手を伸ばそうかどうしようか、夫は葛藤している。さっさと触ればいいのに。
「触れても、いいのか?」
「もちろん。いちいち聞かなくてもいいよ。何をされても、許すから」
リヤーフにぐいと抱き寄せられ、そのままベッドに倒れ込む。わたしは両腕を押さえつけられ、夫に組み敷かれている。
見上げると、緑色の瞳がギラギラと輝いている。やだ、ちょっと怖い。早まったかな?
「お前は俺のものか?」
「ええ」
答えを聞いた瞬間に、リヤーフはわたしの胸に噛み付いた。乳首の近くに歯を立てられたので、かなり痛む。顔をしかめると、夫は「所有の証だ」なんて嘯く。んもう、最低! 歯型をつけるなんて! キスマークのつけ方、知らないの!?
無理やり右手の拘束を解き、ドヤ顔のリヤーフの頭を軽く叩く。それから「痛いのは嫌!」と抗議する。
「何をされても許すと言っただろう!」
「じゃあ前言撤回するわ。痛いのと汚いのは嫌!」
「今さっきのアレは汚くないのか?」
「フェラは汚くない。でも、ちゃんと体を綺麗にしておいてくれないと嫌」
「我儘な」
「どっちが!」
わたしは真っ直ぐリヤーフを見上げる。夫もまた、わたしを見下ろす。しばし、沈黙が流れる。
「……もっと、言ってくれないか」
「何を?」
「何……いや、いい。忘れてくれ」
素直じゃないなぁ、本当に。素直じゃないくせに、愛に飢えている。わたしと同じ。だから、わかる。夫が欲しいもの。欲しい言葉。欲しい、行動。
「好きよ、リヤーフ」
夫は、泣きそうな顔をして、わたしにキスをする。もっと、ってことかな? わたしはそっとリヤーフを抱きしめる。
「好きだよ、リヤーフ。大好き」
「もっと……」
「リヤーフ、とても格好いいわ。大好きよ」
「あぁ……!」
谷間に顔を突っ込んだ夫に苦笑して、わたしは続けて「好き」を伝える。彼の涙がポタポタ胸に落ちてくるのに、気づかないふりをして、好意を伝える。途中で面倒くさくなったけど、まぁ大体、本心だ。たぶん。
その後、「そろそろ二つ時でございます」とバラーが教えてくれるまで、妻から夫への愛の言葉が続けられるのだった。ほんと面倒くさい夫だわ。
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