17 / 91
第一夜
017.黄の君との初夜(三)
しおりを挟む
「イズミさん、ここは? それともここ? この角度?」
「っあ、っ」
「ここで、この角度、ですね」
熱杭がわたしの膣壁を擦り上げる。少しずつ深さを変えながら、角度を変えながら、ヒューゴはわたしの中を探索する。体は勝手に反応してしまうんだから、仕方がない。今夜はもう夫の好きなようにさせてあげるだけだ、と覚悟を決めた。
「あぁ……どうしよう、また出そうです」
覚悟を決めたものの、童貞だった夫が早漏かつ絶倫なせいで大変なことになっている。正常位で一回、後背位で一回、既に射精したヒューゴは、今正常位でわたしの片足を持ち上げている。コレ、めちゃくちゃ奥まで届く体位なんだね、苦しいくらい。だから、奥まで穿たれると。
「ヒュー、いた、っ」
「すみません、すみません……でも、止められなくて」
だよね、無理だよねー。わかってた。オーケー、大丈夫。痛くない、痛くない。
「無理、苦し……っ」
「あ、すみません、ちょっと引きます」
「っあぁぁ、ダメ、そこ、気持ちい」
「ここ? ここですか?」
めっちゃいいところに尖端を当ててくるヒューゴは、勉強熱心な上に飲み込みが早い。何時間か前まで童貞だったとは信じられないくらい。というか今、何時なの? そんなことを考えている間に、それは突然やって来る。
「あ、イキそ……」
「私も、です」
見上げると、眉間に皺を寄せて快感に耐えている夫の姿がある。わたしの足をぎゅっと抱きしめているのが可愛い。キスしたい。でも、我慢。このままイキたい。
「イズミさ、私、もう」
「わた、しも」
本当は奥を突きたいだろうに、ヒューゴはわたしに合わせて少し浅めのところを小刻みに擦ってくれる。いじらしくて、大変好ましい。
荒い呼吸音と、淫らな水音が混じる。もう、明かりなんてとっくに消えている。今は、ぼんやりと浮かび上がるヒューゴしか見えない。
気持ちいいところを突かれ、じっくり、ゆっくり、昇り詰める。「あ」と声を漏らし、ヒューゴの肉杭を締め上げると、彼もまた体を震わせて精を吐き出した。何度も何度も膣内が収縮する。そのたびに、ヒューゴは気持ち良さそうに吐息を零す。
「ヒューゴ、一回休憩しよ」
できればこのまま眠りたい。ヒューゴは素直に従い、少し萎えた肉棒をわたしの中から取り出した。ドロリと精液が溢れ出る気配に苦笑する。こんなに中に出されたの、初めてかもしれない。
「……こんなに、溢れて、ます」
「シーツは毎日替えるから気にしないで」
「すごい……こんなに狭いのに、挿入っていたんですね」
「そ。ヒューゴの硬くて太くて長いのが、ね」
嬉しそうなヒューゴにキスをして、タオルの場所とお湯の場所を教える。彼はすぐに意図を理解して、タオルを取りに行く。わたしはもう動けない。動きたくない。腰、立たないもの。つらい。
温かなタオルで処理をしたあと、ベタベタになってしまった掛け布団を部屋の隅に追いやり、隣の部屋から新しいものを持ってきてもらう。ついでに水も。もちろん、動くのはヒューゴだ。
「大丈夫ですか? 私ばっかり気持ち良くなってしまってすみません」
「わたしも気持ち良かったよ? まぁ、でも、一晩中はしんどいかな」
「……すみません」
また顔を真っ赤にして、ヒューゴは謝る。こんなに可愛い彼が見合いで断られ続けたというのだから、この世界の女の人は見る目がないのだろう。早漏で絶倫で程よい大きさの持ち主なんて、なかなかいないのだから。
ヒューゴに腕枕をしてもらっていると、すぐに眠くなってくる。体温が気持ちいい。疲れたもんなぁ。結局何回したんだっけ? 四回? 五回? しかも抜かずに。びっくりだわ。挿入したままぐるぐる回ったわ。彼、どんだけ体力あるの。わたし、明日絶対に筋肉痛だよ。明日からは柔軟体操してからセックスしなきゃ。
「イズミさん?」
「んー、ヒューゴ、おやすみぃ」
「はい、おやすみなさい」
何度かキスをしたところまでは覚えている。でも、すぐに寝ちゃった。限界だったんだもの。
そうして、翌朝の一つ時の鐘の音なんて全く聞こえないまま眠り続け、ふわふわの柔らかいものが体をくすぐっている感触でようやく頭が覚醒し始める。胸のあたりにあるふわふわしたものに手をやると、「おはようございます」と声がした。夫の髪のようだ。
何だか熱いものが肌を這っている。胸のあたりをゆっくりと動き、頂きにたどり着く。舌だ、と気づいたときにはもう、乳首はヒューゴの口の中に収まっていた。
「っあ、んんっ」
忘れてた。わたし、乳首が弱いんだ。すぐ濡れちゃう。すぐスイッチが入っちゃう。すぐ挿れたくなっちゃう。だから、男たちはわたしの乳首をいじってすぐに挿入してきたんだった。前戯なんてそれだけだった。
「イズミさん、ココ気持ちいいんですね?」
「ん、うん、っふ、あ」
「可愛い。いっぱい舐めてあげますね」
左の乳首を舐められながら、右の乳首は手のひらでコロコロと転がされている。気持ちいい。すぐ濡れてきちゃう。あぁ、でもこれは昨夜の残滓かもしれないけど、そんなことはどうでもよくて。
ヒューゴは宣言通り、一心不乱に胸を舐めてくれる。膣内に指を挿れたり、陰核をいじったりはしない。やり方を知らないだけだとは知っている。教えたら夫は素直に指を使ってくれるだろう。
でも、いいんだ。乳首だけでも十分気持ちいいから。他の刺激なんていらないくらい。
「すみません、イズミさん」
「んん?」
「挿れます」
起き抜けにこんな刺激、堪んない。がつんと奥まで穿たれて、体が一気に覚醒する。ヒューゴには、とりあえずセックスの手順をきちんと教えなきゃ。……次回。正直、割と、乱暴にされるのは嫌いじゃないから、このままでもいいかなぁ。
「イズミさん、ずっとこうしていたい」
ヒューゴのキス。舌を受け入れながら、わたしは彼の首に手を回す。ずっとこうしていたい。わたしも同じ気持ち。夫がわたしを求めてくれるなら、ずっと受け入れ続けたい。わたしに、そんな価値があるのなら。
「あぁ……イキそう」
おでこをこつんと触れ合わせて、ヒューゴは苦笑しながら腰を振る。昨夜よりはぎこちない感じが消えたけれど、まだまだカクカクしている。でも、十分だ。
「いいですか?」
「いいよ、おいで」
ヒューゴは何度か膣壁を擦ったあと、一番奥で射精した。ビクビク震えて感じている夫にキスをして、笑う。こんな朝も悪くない。
ヒューゴは挿れたままが好きらしく、射精したあとも少し腰を動かしながらも中に留まっている。彼はすぐに回復しちゃうから、ずっとこうしているとまずいんだけどな。まぁ気持ちいいんだから仕方ない。抱き合うのも、セックスも、キスも、触れ合うことは気持ちいいんだから仕方ない。
「ヒューゴ?」
絶倫の夫の熱は、一度くらいの射精で萎えることはない。抜かずに何回できるんだろう? 運動不足のわたしの体力はもうとっくに限界なんだけど。
「まだ、いいですか?」
ヒューゴは聞き分けがいいから、きっと「ダメ」だと言ったらすぐに抜いてくれるだろう。オーウェンみたいに萎えさせる言葉を知っているだろうし、何ならわたしの体にぶっかけるプレイでも構わない。
でも、ねぇ。せっかくの絶倫くんなんだもの。体位を変えながら、気を失うまでヤッてみたいよね。二つ時から四つ時まで、八時間くらいあるんだし。わたしの体力も少しは回復するでしょ。
欲の解放、かぁ。うまい名付けだと思うよ、本当に。
「おいで、ヒューゴ。いっぱい中にちょうだい」
夫が嬉しそうな笑みを浮かべたのを見て、選択は間違っていなかったと思う。悲しい顔されるより、ずっといい。……でも、このあと短時間で二回も奥を攻め立てられて、ちょっと後悔するんだけど。気持ちいいんだから、仕方ないよね。
「っあ、っ」
「ここで、この角度、ですね」
熱杭がわたしの膣壁を擦り上げる。少しずつ深さを変えながら、角度を変えながら、ヒューゴはわたしの中を探索する。体は勝手に反応してしまうんだから、仕方がない。今夜はもう夫の好きなようにさせてあげるだけだ、と覚悟を決めた。
「あぁ……どうしよう、また出そうです」
覚悟を決めたものの、童貞だった夫が早漏かつ絶倫なせいで大変なことになっている。正常位で一回、後背位で一回、既に射精したヒューゴは、今正常位でわたしの片足を持ち上げている。コレ、めちゃくちゃ奥まで届く体位なんだね、苦しいくらい。だから、奥まで穿たれると。
「ヒュー、いた、っ」
「すみません、すみません……でも、止められなくて」
だよね、無理だよねー。わかってた。オーケー、大丈夫。痛くない、痛くない。
「無理、苦し……っ」
「あ、すみません、ちょっと引きます」
「っあぁぁ、ダメ、そこ、気持ちい」
「ここ? ここですか?」
めっちゃいいところに尖端を当ててくるヒューゴは、勉強熱心な上に飲み込みが早い。何時間か前まで童貞だったとは信じられないくらい。というか今、何時なの? そんなことを考えている間に、それは突然やって来る。
「あ、イキそ……」
「私も、です」
見上げると、眉間に皺を寄せて快感に耐えている夫の姿がある。わたしの足をぎゅっと抱きしめているのが可愛い。キスしたい。でも、我慢。このままイキたい。
「イズミさ、私、もう」
「わた、しも」
本当は奥を突きたいだろうに、ヒューゴはわたしに合わせて少し浅めのところを小刻みに擦ってくれる。いじらしくて、大変好ましい。
荒い呼吸音と、淫らな水音が混じる。もう、明かりなんてとっくに消えている。今は、ぼんやりと浮かび上がるヒューゴしか見えない。
気持ちいいところを突かれ、じっくり、ゆっくり、昇り詰める。「あ」と声を漏らし、ヒューゴの肉杭を締め上げると、彼もまた体を震わせて精を吐き出した。何度も何度も膣内が収縮する。そのたびに、ヒューゴは気持ち良さそうに吐息を零す。
「ヒューゴ、一回休憩しよ」
できればこのまま眠りたい。ヒューゴは素直に従い、少し萎えた肉棒をわたしの中から取り出した。ドロリと精液が溢れ出る気配に苦笑する。こんなに中に出されたの、初めてかもしれない。
「……こんなに、溢れて、ます」
「シーツは毎日替えるから気にしないで」
「すごい……こんなに狭いのに、挿入っていたんですね」
「そ。ヒューゴの硬くて太くて長いのが、ね」
嬉しそうなヒューゴにキスをして、タオルの場所とお湯の場所を教える。彼はすぐに意図を理解して、タオルを取りに行く。わたしはもう動けない。動きたくない。腰、立たないもの。つらい。
温かなタオルで処理をしたあと、ベタベタになってしまった掛け布団を部屋の隅に追いやり、隣の部屋から新しいものを持ってきてもらう。ついでに水も。もちろん、動くのはヒューゴだ。
「大丈夫ですか? 私ばっかり気持ち良くなってしまってすみません」
「わたしも気持ち良かったよ? まぁ、でも、一晩中はしんどいかな」
「……すみません」
また顔を真っ赤にして、ヒューゴは謝る。こんなに可愛い彼が見合いで断られ続けたというのだから、この世界の女の人は見る目がないのだろう。早漏で絶倫で程よい大きさの持ち主なんて、なかなかいないのだから。
ヒューゴに腕枕をしてもらっていると、すぐに眠くなってくる。体温が気持ちいい。疲れたもんなぁ。結局何回したんだっけ? 四回? 五回? しかも抜かずに。びっくりだわ。挿入したままぐるぐる回ったわ。彼、どんだけ体力あるの。わたし、明日絶対に筋肉痛だよ。明日からは柔軟体操してからセックスしなきゃ。
「イズミさん?」
「んー、ヒューゴ、おやすみぃ」
「はい、おやすみなさい」
何度かキスをしたところまでは覚えている。でも、すぐに寝ちゃった。限界だったんだもの。
そうして、翌朝の一つ時の鐘の音なんて全く聞こえないまま眠り続け、ふわふわの柔らかいものが体をくすぐっている感触でようやく頭が覚醒し始める。胸のあたりにあるふわふわしたものに手をやると、「おはようございます」と声がした。夫の髪のようだ。
何だか熱いものが肌を這っている。胸のあたりをゆっくりと動き、頂きにたどり着く。舌だ、と気づいたときにはもう、乳首はヒューゴの口の中に収まっていた。
「っあ、んんっ」
忘れてた。わたし、乳首が弱いんだ。すぐ濡れちゃう。すぐスイッチが入っちゃう。すぐ挿れたくなっちゃう。だから、男たちはわたしの乳首をいじってすぐに挿入してきたんだった。前戯なんてそれだけだった。
「イズミさん、ココ気持ちいいんですね?」
「ん、うん、っふ、あ」
「可愛い。いっぱい舐めてあげますね」
左の乳首を舐められながら、右の乳首は手のひらでコロコロと転がされている。気持ちいい。すぐ濡れてきちゃう。あぁ、でもこれは昨夜の残滓かもしれないけど、そんなことはどうでもよくて。
ヒューゴは宣言通り、一心不乱に胸を舐めてくれる。膣内に指を挿れたり、陰核をいじったりはしない。やり方を知らないだけだとは知っている。教えたら夫は素直に指を使ってくれるだろう。
でも、いいんだ。乳首だけでも十分気持ちいいから。他の刺激なんていらないくらい。
「すみません、イズミさん」
「んん?」
「挿れます」
起き抜けにこんな刺激、堪んない。がつんと奥まで穿たれて、体が一気に覚醒する。ヒューゴには、とりあえずセックスの手順をきちんと教えなきゃ。……次回。正直、割と、乱暴にされるのは嫌いじゃないから、このままでもいいかなぁ。
「イズミさん、ずっとこうしていたい」
ヒューゴのキス。舌を受け入れながら、わたしは彼の首に手を回す。ずっとこうしていたい。わたしも同じ気持ち。夫がわたしを求めてくれるなら、ずっと受け入れ続けたい。わたしに、そんな価値があるのなら。
「あぁ……イキそう」
おでこをこつんと触れ合わせて、ヒューゴは苦笑しながら腰を振る。昨夜よりはぎこちない感じが消えたけれど、まだまだカクカクしている。でも、十分だ。
「いいですか?」
「いいよ、おいで」
ヒューゴは何度か膣壁を擦ったあと、一番奥で射精した。ビクビク震えて感じている夫にキスをして、笑う。こんな朝も悪くない。
ヒューゴは挿れたままが好きらしく、射精したあとも少し腰を動かしながらも中に留まっている。彼はすぐに回復しちゃうから、ずっとこうしているとまずいんだけどな。まぁ気持ちいいんだから仕方ない。抱き合うのも、セックスも、キスも、触れ合うことは気持ちいいんだから仕方ない。
「ヒューゴ?」
絶倫の夫の熱は、一度くらいの射精で萎えることはない。抜かずに何回できるんだろう? 運動不足のわたしの体力はもうとっくに限界なんだけど。
「まだ、いいですか?」
ヒューゴは聞き分けがいいから、きっと「ダメ」だと言ったらすぐに抜いてくれるだろう。オーウェンみたいに萎えさせる言葉を知っているだろうし、何ならわたしの体にぶっかけるプレイでも構わない。
でも、ねぇ。せっかくの絶倫くんなんだもの。体位を変えながら、気を失うまでヤッてみたいよね。二つ時から四つ時まで、八時間くらいあるんだし。わたしの体力も少しは回復するでしょ。
欲の解放、かぁ。うまい名付けだと思うよ、本当に。
「おいで、ヒューゴ。いっぱい中にちょうだい」
夫が嬉しそうな笑みを浮かべたのを見て、選択は間違っていなかったと思う。悲しい顔されるより、ずっといい。……でも、このあと短時間で二回も奥を攻め立てられて、ちょっと後悔するんだけど。気持ちいいんだから、仕方ないよね。
0
お気に入りに追加
1,636
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる