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44.兄弟の提携(八)
しおりを挟む お昼ご飯を街の中にあったフレンチで食べたあと、健吾くんは車を走らせる。どこへ向かっているのかはわからない。スピーカーからは、軽快なポップス。ラジオ番組で使用されているのは、新しい曲なのだろう。健吾くんは時折歌詞を口ずさむ。
「……覚えてるもんだな」
車が停まった先に見えたのは、河原の近くのキャンプ場。いくつかテントが張ってあり、バーベキューの準備をしている家族が見える。
車から降りて、小石の道を行く。足元は少し不安定。川の流れは穏やかで、子どもたちが水着を着て遊んでいる。
あぁ、この風景……見たことある。
「もう、溺れないでね。今日は水着着ていないから」
健吾くんは、立ち止まって、苦笑する。
「大丈夫だよ。もう、溺れたりしない」
ここは、健吾くんと私が出会った場所。
彼が溺れて、私が助けた場所だ。
「あのときは、川が前日の雨で増水していて、気をつけるように言われていたんだけど、足を滑らせてしまって」
サンダルを脱ぎ、岩に腰を下ろして、川に足を浸す。ひやりと冷たい水。気持ちいい。
川の水は澄んでいる。サラサラとゆっくりと流れていく。日差しの照り返しが強いけど、涼しい風が吹いているせいか、暑すぎることはない。
「パニックになると、ダメだな。俺、泳ぐのは得意だったんだけど」
「そう、だったんだ」
「あのときは、みんなパニックで、親もレスキューを呼ぶか救急車を呼ぶかで慌てていたし、流れが速くて大人が泳いでも追いつけなくて……川下にあかりがいてくれて、良かった」
そうだね。私が水着を着ていて、泳ぐのが得意で、良かった。
「ありがとう」
優しげな視線がぶつかる。穏やかな目だ。
「俺を助けてくれて、ありがとう」
「……どういたしまして」
健吾くんから感謝されるのは、不思議な感じ。随分と昔の話で感謝されるのは、本当に、不思議。
「でも、もう、大丈夫だから」
「うん」
「これから先、あかりさんの助けはいらないから」
「……うん」
健吾くんなら、きっと大丈夫だろう。私がいなくなっても、強く生きていける。
「あのとき、やっぱり、殴られていたよね?」
「……まぁ、そういうプレイが好きだった人だから」
「痛かった?」
「痛かった。でも、逃げ出したよ。ちゃんと」
健吾くんの指が私の頬に触れる。熱く、乾いた指だ。
私が藍川に殴られていたことを、彼は覚えている。酷い男、の記憶。
「あのとき、あかりさんを助けられなくてごめん。俺だけ助けてもらって……ずっと負い目を感じてた」
「健吾くんはまだ十歳だったんだから、仕方ないよ。それに、健吾くんは酷いことはしないでしょ」
「……ん。女を殴るような、のは、できない」
健吾くんの中に藍川のような狂気じみた欲望はない。加減を知らないから乱暴になってしまうけれど、暴力的な部分はない。それが普通で、それが正常。藍川が異常だっただけだ。
「あかりさん」
「はい」
君の中の狂気に怯えなくていい。大丈夫。健吾くんは、藍川みたいにはならない。
「ありがとう」
それが、十年前の感謝の言葉ではないことくらい、わかる。
「俺は、あかりさんのことが好きだけど、やっぱり、翔吾も大事だ」
「わかってる」
「だから、翔吾と別れるなら……俺とも別れて」
わかっている。
その覚悟も。その大きさも。
「翔吾が嫌だって言うなら、俺はセフレから外れてもいいから」
「……うん」
「二人で、決めて。俺は大丈夫だから。気にしないで」
川は流れる。
ひと所に留まることはない。
時代と同じ。
健吾くんはもう溺れない。
川にも、私にも。
「最後に、一回だけ」
風が雑草を揺らし、子どもたちの声をかき消す。
優しく柔らかなキスは、触れるだけのもの。
それが最後になるのか、それとも続くのか、明日が来ないとわからない。
「あかり、ありがと」
健吾くんの微笑みは、翔吾くんにそっくりで、でも、違う。二人は違う人。私への想いの大きさも、愛情の種類すらも、きっと違う。
ごめんね、健吾くん。
ありがとう。
◆◇◆◇◆
夕方、別荘に帰ったとき、既に翔吾くんの姿はなかった。代わりに置き手紙があり、「今夜はホテルに泊まる」とだけ書いてあった。
「帰ってくるよね?」
「心配しなくても帰ってくるよ。はい、これ、翔吾の香水」
健吾くんが手渡してくれた水色の香水瓶は、使いかけのもの。どうやら、ホテルに持っていくのを忘れたらしい。
「これ、どうすれば?」
「隠しておいて。翔吾の本音を聞きたいんだろ?」
「……でも」
「あかりさんが必要ないと判断したら、翔吾に返せばいいよ」
ねぇ、健吾くん……なんで、キャリーバッグ、持って降りてきたの?
「あ、冷蔵庫の中のものは何でも使って。翔吾が好きなもの、作ってやってよ」
「健吾く」
「俺、今から、母方の実家に行ってくるから」
キャリーバッグを持っていくのだ。そんなに近いわけではないのだろう。
だとすると、健吾くんは、もう――。
「……帰ってこないの?」
「うん。元からそのつもりだったし」
「健吾くん」
「会えて良かったよ、あかりさん。あんたに会えて、良かった」
なんで、泣きそうなの。
なんで、そんな顔で、笑うの。
なんで、最後だと、思うの。
「あかりさん、翔吾を愛してやって」
健吾くん、私は。
「翔吾だけ、とは言わないから、さ」
でも、それは。
「だって、もう、あかりさんは翔吾のことが――好きだろ?」
……え?
「なら、それを伝えてやってくれ。あ、タクシー来たから、行くよ」
「ちょっ、と、健吾く――!」
砂利を踏むタイヤの音に、荷物を持って健吾くんは玄関に向かう。そして、靴を履きながら、彼は笑った。
「翔吾が恋人で、俺がセフレ、でいいよ」
「はっ?」
「じゃ、また連絡して。セックスしたくなったら」
そうして、健吾くんはタクシーに乗ってどこかへ行ってしまった。母方の実家、とは言っていたけれど、本当の行き先なのかはわからない。私は、桜井家の事情には詳しくないのだ。
健吾くんが言っていたことは、何なのだろう。
私は、翔吾くんが、好き?
……好き?
愛しているの?
本当に?
「……嘘」
叡心先生と比べちゃダメだとわかっている。でも、どうしたって比べてしまう。
叡心先生への愛と、翔吾くんへの好意は、同等のものなのか、と自問してしまう。
答えは、否。
明白だ。
でも、翔吾くんがいなくなってしまうかもしれないと考えたとき、確かに胸が痛かった。ショッピングモールではぐれたときに不安になり、再会したときに安堵し、涙が流れたのは、事実だ。
あの気持ちに名前をつける必要がある。
あれは、何?
あれは、何なの?
私は、翔吾くんにどんな感情を、抱いているの?
好きか嫌いかで言えば、好き。
愛しているか愛していないかで言えば、愛してはいない。
でも、きっと、そんな簡単なものじゃない。
そんな簡単に解き明かせる問題じゃない。
私は、どうすればいいんだろう。
どうすれば。
どうすれば、みんな納得してくれる関係になれるのだろう。
どうすれば、私が納得できる関係になれるのだろう。
どうすれば、精液だけを提供してもらえるのだろう。
セックスに「好き」はいらないと思っていた。
本気になっちゃいけないし、本気にさせてもいけない。
それじゃダメなの?
……ダメだから、健吾くんにも水森さんにも咎められるのだ。きっと。
私は。
叡心先生、私は――。
先生以外の人を、好きになってもいいんですか?
「……覚えてるもんだな」
車が停まった先に見えたのは、河原の近くのキャンプ場。いくつかテントが張ってあり、バーベキューの準備をしている家族が見える。
車から降りて、小石の道を行く。足元は少し不安定。川の流れは穏やかで、子どもたちが水着を着て遊んでいる。
あぁ、この風景……見たことある。
「もう、溺れないでね。今日は水着着ていないから」
健吾くんは、立ち止まって、苦笑する。
「大丈夫だよ。もう、溺れたりしない」
ここは、健吾くんと私が出会った場所。
彼が溺れて、私が助けた場所だ。
「あのときは、川が前日の雨で増水していて、気をつけるように言われていたんだけど、足を滑らせてしまって」
サンダルを脱ぎ、岩に腰を下ろして、川に足を浸す。ひやりと冷たい水。気持ちいい。
川の水は澄んでいる。サラサラとゆっくりと流れていく。日差しの照り返しが強いけど、涼しい風が吹いているせいか、暑すぎることはない。
「パニックになると、ダメだな。俺、泳ぐのは得意だったんだけど」
「そう、だったんだ」
「あのときは、みんなパニックで、親もレスキューを呼ぶか救急車を呼ぶかで慌てていたし、流れが速くて大人が泳いでも追いつけなくて……川下にあかりがいてくれて、良かった」
そうだね。私が水着を着ていて、泳ぐのが得意で、良かった。
「ありがとう」
優しげな視線がぶつかる。穏やかな目だ。
「俺を助けてくれて、ありがとう」
「……どういたしまして」
健吾くんから感謝されるのは、不思議な感じ。随分と昔の話で感謝されるのは、本当に、不思議。
「でも、もう、大丈夫だから」
「うん」
「これから先、あかりさんの助けはいらないから」
「……うん」
健吾くんなら、きっと大丈夫だろう。私がいなくなっても、強く生きていける。
「あのとき、やっぱり、殴られていたよね?」
「……まぁ、そういうプレイが好きだった人だから」
「痛かった?」
「痛かった。でも、逃げ出したよ。ちゃんと」
健吾くんの指が私の頬に触れる。熱く、乾いた指だ。
私が藍川に殴られていたことを、彼は覚えている。酷い男、の記憶。
「あのとき、あかりさんを助けられなくてごめん。俺だけ助けてもらって……ずっと負い目を感じてた」
「健吾くんはまだ十歳だったんだから、仕方ないよ。それに、健吾くんは酷いことはしないでしょ」
「……ん。女を殴るような、のは、できない」
健吾くんの中に藍川のような狂気じみた欲望はない。加減を知らないから乱暴になってしまうけれど、暴力的な部分はない。それが普通で、それが正常。藍川が異常だっただけだ。
「あかりさん」
「はい」
君の中の狂気に怯えなくていい。大丈夫。健吾くんは、藍川みたいにはならない。
「ありがとう」
それが、十年前の感謝の言葉ではないことくらい、わかる。
「俺は、あかりさんのことが好きだけど、やっぱり、翔吾も大事だ」
「わかってる」
「だから、翔吾と別れるなら……俺とも別れて」
わかっている。
その覚悟も。その大きさも。
「翔吾が嫌だって言うなら、俺はセフレから外れてもいいから」
「……うん」
「二人で、決めて。俺は大丈夫だから。気にしないで」
川は流れる。
ひと所に留まることはない。
時代と同じ。
健吾くんはもう溺れない。
川にも、私にも。
「最後に、一回だけ」
風が雑草を揺らし、子どもたちの声をかき消す。
優しく柔らかなキスは、触れるだけのもの。
それが最後になるのか、それとも続くのか、明日が来ないとわからない。
「あかり、ありがと」
健吾くんの微笑みは、翔吾くんにそっくりで、でも、違う。二人は違う人。私への想いの大きさも、愛情の種類すらも、きっと違う。
ごめんね、健吾くん。
ありがとう。
◆◇◆◇◆
夕方、別荘に帰ったとき、既に翔吾くんの姿はなかった。代わりに置き手紙があり、「今夜はホテルに泊まる」とだけ書いてあった。
「帰ってくるよね?」
「心配しなくても帰ってくるよ。はい、これ、翔吾の香水」
健吾くんが手渡してくれた水色の香水瓶は、使いかけのもの。どうやら、ホテルに持っていくのを忘れたらしい。
「これ、どうすれば?」
「隠しておいて。翔吾の本音を聞きたいんだろ?」
「……でも」
「あかりさんが必要ないと判断したら、翔吾に返せばいいよ」
ねぇ、健吾くん……なんで、キャリーバッグ、持って降りてきたの?
「あ、冷蔵庫の中のものは何でも使って。翔吾が好きなもの、作ってやってよ」
「健吾く」
「俺、今から、母方の実家に行ってくるから」
キャリーバッグを持っていくのだ。そんなに近いわけではないのだろう。
だとすると、健吾くんは、もう――。
「……帰ってこないの?」
「うん。元からそのつもりだったし」
「健吾くん」
「会えて良かったよ、あかりさん。あんたに会えて、良かった」
なんで、泣きそうなの。
なんで、そんな顔で、笑うの。
なんで、最後だと、思うの。
「あかりさん、翔吾を愛してやって」
健吾くん、私は。
「翔吾だけ、とは言わないから、さ」
でも、それは。
「だって、もう、あかりさんは翔吾のことが――好きだろ?」
……え?
「なら、それを伝えてやってくれ。あ、タクシー来たから、行くよ」
「ちょっ、と、健吾く――!」
砂利を踏むタイヤの音に、荷物を持って健吾くんは玄関に向かう。そして、靴を履きながら、彼は笑った。
「翔吾が恋人で、俺がセフレ、でいいよ」
「はっ?」
「じゃ、また連絡して。セックスしたくなったら」
そうして、健吾くんはタクシーに乗ってどこかへ行ってしまった。母方の実家、とは言っていたけれど、本当の行き先なのかはわからない。私は、桜井家の事情には詳しくないのだ。
健吾くんが言っていたことは、何なのだろう。
私は、翔吾くんが、好き?
……好き?
愛しているの?
本当に?
「……嘘」
叡心先生と比べちゃダメだとわかっている。でも、どうしたって比べてしまう。
叡心先生への愛と、翔吾くんへの好意は、同等のものなのか、と自問してしまう。
答えは、否。
明白だ。
でも、翔吾くんがいなくなってしまうかもしれないと考えたとき、確かに胸が痛かった。ショッピングモールではぐれたときに不安になり、再会したときに安堵し、涙が流れたのは、事実だ。
あの気持ちに名前をつける必要がある。
あれは、何?
あれは、何なの?
私は、翔吾くんにどんな感情を、抱いているの?
好きか嫌いかで言えば、好き。
愛しているか愛していないかで言えば、愛してはいない。
でも、きっと、そんな簡単なものじゃない。
そんな簡単に解き明かせる問題じゃない。
私は、どうすればいいんだろう。
どうすれば。
どうすれば、みんな納得してくれる関係になれるのだろう。
どうすれば、私が納得できる関係になれるのだろう。
どうすれば、精液だけを提供してもらえるのだろう。
セックスに「好き」はいらないと思っていた。
本気になっちゃいけないし、本気にさせてもいけない。
それじゃダメなの?
……ダメだから、健吾くんにも水森さんにも咎められるのだ。きっと。
私は。
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