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第二章
25.オルガとリュカ(三)
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「ちょっ、と、えっ、待って? リュカ?」
十分に濡れているはずの蜜口から飲み込もうとした尖端の大きさが、予想を遥かに上回る感触だ。成長した全体像を把握する前に挿れようとしたのは、失敗だった。
けれど、リュカは私の腰を掴んで離さない。それどころか、しっかり抱き寄せて、徐々に奥へ奥へと進んでくる。
「痛いですか?」
「痛くは、っあ、ないけど……ん、おっきく、ない?」
「大人になりましたからね。オルガ様のは、キツいですね。あれから一度も? 一人で慰めることも?」
「そんなこ、と、してな――っ、あぁ」
いきなり乳首を舐られて、思わず声が零れた。ころころと舌の先で遊ばれていると、奥から蜜が溢れてくる感触に気づく。五年ぶりの行為だというのに、すぐ反応してしまう体が憎らしい。
「オルガ様のなか、熱くて柔らかくて、よく吸い付いてきますね……もっと奥へ行ってもいいですか?」
「い、いいよ、ゆっくりね、ゆっくり……久しぶりだから、お願い」
「善処します」
善処すると言ったのに、リュカはぐいと腰を動かした。硬くて太すぎる異物感に、体が驚いてしまう。リュカに強く抱きつくと、彼はまた奥を目指して腰を突き出す。酷い。
「んんっ、あっ、あぁ……だめ、おっきい……っ!」
「誰と比べて? 昔の僕ですか? それとも」
「いじわ、る、っん、あぁ」
誰と比べても、昔のリュカと比べても、今のものが一番、大きい。裂けてしまうんじゃないかと思うほどに。
大人になったとは言っても、ここまで成長するのは予想していなかった。この大きさだと、慣れるまで時間がかかりそう。
「つらいですか? やめますか?」
「やだ、だめ! 奥まで、来て……っ!」
今、やめてほしくない。一度奥まで味わいたい。私も味わって欲しい。五年ぶりの交わりを止めたくはない。
五年前と違い、リュカはすぐには達しない。まだ余裕がありそうだ。私に余裕なんて全然ないというのに。
リュカに抱きつき、太い肉杭を少しずつ受け入れる。リュカは嬉しそうに、時折私の肌に吸い付きながら、少しずつ進んでくる。
そうして、ようやく、ようやく、最奥に尖端が到達する感触があった。
「あっ、……あぁ……挿入っ、た?」
「ええ、奥まで。動いてもいいですか?」
「えっ、だめ、むり」
そんな悲しそうな顔をされても、無理なものは無理だ。挿入っているだけで、いっぱいいっぱいなのだ。リュカが動いたらどうなってしまうのか。想像できない。
「そんなこと言わないで、オルガ様をもっと堪能させてください」
耳元で聞こえる低音にゾクゾクする。五年前よりずっと低くなった。少し、あの男に似ている声。似ていると言えば、明るい茶色の髪の色も。……もう、どんな顔をしていたか思い出せない。当時は「殺したい」と思うほどに憎んだ相手だというのに。
抱き合ってキスをする。下腹部の違和感も、きっと徐々に馴染んでいく。こんなに満ち足りた気持ちになるのは、初めてかもしれない。
リュカは私の背を撫でながら、甘い吐息を零す。きっと、すごく我慢しているんだろう。早く動きたい、と奥のほうを何度も擦ってくる。それがたまらなく気持ち良いから、私はまだ動いて欲しくないのだけど。
「……オルガ様、動きますよ?」
背中を撫でていたはずの手のひらがいつの間にか腰に移動している。ぐっと抱き寄せられると、最奥を尖端が深く抉る。甘く痺れるような痛みに、声が漏れる。
縋りつくようにリュカを抱きしめると、耳元で「奥が好きですか」と笑いを含んだ声が聞こえた。恥ずかしくて、きっと私の顔は真っ赤になっているだろう。けれど、嘘をつくのも憚られるので、リュカの肩に顔を埋めたまま小さく頷く。
「じゃあ、奥をいじめてあげましょうね」
「あっ、あ……んんっ」
リュカは私の腰を持ち、浅く抜き差しをして、奥のほうだけを穿つ。激しくはない。ゆっくり、じんわりと、追い詰められるような行為。ぐりっと奥に尖端が当たるたび、快感に体が震える。
「あぁ、綺麗です、オルガ様。今日というこの日を、この瞬間を、どれだけ待ち焦がれたか……待ち望んだことか」
「リュカ、わたし、も、っん」
顔を上げると、深い緑色と目が合う。星明りに照らされた森の色は、妖艶かつ蠱惑的だ。思わず口づけを求めてしまう。
舌を求め、お互いの柔らかさを味わう。リュカの体に手を這わせ、五年前との違いを探る。筋肉質な腹、広い胸板、太い首、がっちりとした肩、大きな手のひら。少年から青年になったリュカ。姿は変わっても愛しさは変わらない。
「……好きよ、リュカ」
「僕もです。オルガ様、少し我慢してくださいね」
「え」
何を、と問おうとして、すぐに理解した。
ずるりといきなり背中が滑る。気がついたら、長椅子に仰向けになっていた。リュカが私を見下ろし、笑う。そして、軽々と私の足を高く持ち上げ、彼の肩に乗せた。最奥が、穿たれる。
「あっ、あぁっ……!」
「ほら、静かに。誰かに聞こえてしまいますよ」
息が上手に吸えない。太い、硬い、痛い、苦しい、奥がじんじんする。でも我慢。
リュカは少し腰を引いて、優しく奥を穿つ。ゆっくり追い詰め、じっくりと昇り詰めさせられる。性急な行為しかできなかった五年前と違う。リュカは時間をかけて、私を味わっているのだ。
森の色の瞳が私だけを映す。淫らな声を我慢する私だけを見下ろす。
「オルガ様、愛しています」
私を求めるリュカの声が、視線が、心地好い。痛いのか、気持ちいいのか、わからない。ただ、大きな波がすぐそこまで来ている。
「リュカ、すき、すき……っあ、だめ、やだ」
「あぁ、オルガ、一緒に」
リュカの柔らかい唇が言葉を遮る。舌を絡め、彼を抱きしめ、最奥を穿たれながら、そのときを待つ。
「あぁ……」
どちらが発した声なのか、わからない。膣内が震え、肉杭が震えた。私はリュカを締めつけ、リュカは私の最奥を汚す。何度も、何度も。お互いに溜め息を零し、五年ぶりの快感に打ち震える。
こんなに気持ちいいものだっただろうか。監禁されていたときのあれとは全然違う。男たちはそうは思わなかったんだろうか。虚しいとか、無意味だとか、感じなかったのだろうか。
あれは、あの行為は、一体何だったんだろう。愛のない行為は、男たちにとって、何の意味があったんだろう。
だって、愛し愛されている中での行為は、こんなにも――。
「……オルガ様?」
余韻に浸っている私を見下ろし、リュカが不思議そうな顔をする。
「どうかしましたか?」
心配してくれるリュカの頬を撫で、笑う。
「下から見ると、リュカが星空の中にいるみたいで綺麗だなって思って」
そう、綺麗だ。
リュカの背後には、今にも落ちてきそうな星空がある。手を伸ばせば、リュカと一緒に掴めてしまいそうな光の粒がたくさん散らばっている。綺麗。
「オルガ様の瞳も、星空ですよ」
リュカの拗ねたような声に、笑う。星ばかり見ていないで僕を見て、と言っているのだ。可愛い人。
「ねぇ、オルガ様。もう一回、いいですか?」
「え?」
「まだ抱き足りません。もう一回、奥に出したい」
「だめよ、誰かに見つかっ、あ、っ」
硬さと太さを保ったままの肉棒が奥を突く。逃げようとしてもリュカの腕がしっかりと腰を押さえている。闇の中、ギラギラと輝く瞳は、まるで獣のよう。そう、獰猛な獣だ。
「リュカ、っあ、ん」
「もっと僕の名前を呼んで、オルガ」
貪るようなキスを落としてきたリュカに、私は笑うしかない。これじゃあ、名前なんて呼べないじゃないの。
愛しいリュカを抱きしめて、私は願う。
どうか、この幸せがずっと続きますように。
どうか、誰にも邪魔されませんように。
どうか、どうか、どうか――。
これが、夢で、ありませんように。
十分に濡れているはずの蜜口から飲み込もうとした尖端の大きさが、予想を遥かに上回る感触だ。成長した全体像を把握する前に挿れようとしたのは、失敗だった。
けれど、リュカは私の腰を掴んで離さない。それどころか、しっかり抱き寄せて、徐々に奥へ奥へと進んでくる。
「痛いですか?」
「痛くは、っあ、ないけど……ん、おっきく、ない?」
「大人になりましたからね。オルガ様のは、キツいですね。あれから一度も? 一人で慰めることも?」
「そんなこ、と、してな――っ、あぁ」
いきなり乳首を舐られて、思わず声が零れた。ころころと舌の先で遊ばれていると、奥から蜜が溢れてくる感触に気づく。五年ぶりの行為だというのに、すぐ反応してしまう体が憎らしい。
「オルガ様のなか、熱くて柔らかくて、よく吸い付いてきますね……もっと奥へ行ってもいいですか?」
「い、いいよ、ゆっくりね、ゆっくり……久しぶりだから、お願い」
「善処します」
善処すると言ったのに、リュカはぐいと腰を動かした。硬くて太すぎる異物感に、体が驚いてしまう。リュカに強く抱きつくと、彼はまた奥を目指して腰を突き出す。酷い。
「んんっ、あっ、あぁ……だめ、おっきい……っ!」
「誰と比べて? 昔の僕ですか? それとも」
「いじわ、る、っん、あぁ」
誰と比べても、昔のリュカと比べても、今のものが一番、大きい。裂けてしまうんじゃないかと思うほどに。
大人になったとは言っても、ここまで成長するのは予想していなかった。この大きさだと、慣れるまで時間がかかりそう。
「つらいですか? やめますか?」
「やだ、だめ! 奥まで、来て……っ!」
今、やめてほしくない。一度奥まで味わいたい。私も味わって欲しい。五年ぶりの交わりを止めたくはない。
五年前と違い、リュカはすぐには達しない。まだ余裕がありそうだ。私に余裕なんて全然ないというのに。
リュカに抱きつき、太い肉杭を少しずつ受け入れる。リュカは嬉しそうに、時折私の肌に吸い付きながら、少しずつ進んでくる。
そうして、ようやく、ようやく、最奥に尖端が到達する感触があった。
「あっ、……あぁ……挿入っ、た?」
「ええ、奥まで。動いてもいいですか?」
「えっ、だめ、むり」
そんな悲しそうな顔をされても、無理なものは無理だ。挿入っているだけで、いっぱいいっぱいなのだ。リュカが動いたらどうなってしまうのか。想像できない。
「そんなこと言わないで、オルガ様をもっと堪能させてください」
耳元で聞こえる低音にゾクゾクする。五年前よりずっと低くなった。少し、あの男に似ている声。似ていると言えば、明るい茶色の髪の色も。……もう、どんな顔をしていたか思い出せない。当時は「殺したい」と思うほどに憎んだ相手だというのに。
抱き合ってキスをする。下腹部の違和感も、きっと徐々に馴染んでいく。こんなに満ち足りた気持ちになるのは、初めてかもしれない。
リュカは私の背を撫でながら、甘い吐息を零す。きっと、すごく我慢しているんだろう。早く動きたい、と奥のほうを何度も擦ってくる。それがたまらなく気持ち良いから、私はまだ動いて欲しくないのだけど。
「……オルガ様、動きますよ?」
背中を撫でていたはずの手のひらがいつの間にか腰に移動している。ぐっと抱き寄せられると、最奥を尖端が深く抉る。甘く痺れるような痛みに、声が漏れる。
縋りつくようにリュカを抱きしめると、耳元で「奥が好きですか」と笑いを含んだ声が聞こえた。恥ずかしくて、きっと私の顔は真っ赤になっているだろう。けれど、嘘をつくのも憚られるので、リュカの肩に顔を埋めたまま小さく頷く。
「じゃあ、奥をいじめてあげましょうね」
「あっ、あ……んんっ」
リュカは私の腰を持ち、浅く抜き差しをして、奥のほうだけを穿つ。激しくはない。ゆっくり、じんわりと、追い詰められるような行為。ぐりっと奥に尖端が当たるたび、快感に体が震える。
「あぁ、綺麗です、オルガ様。今日というこの日を、この瞬間を、どれだけ待ち焦がれたか……待ち望んだことか」
「リュカ、わたし、も、っん」
顔を上げると、深い緑色と目が合う。星明りに照らされた森の色は、妖艶かつ蠱惑的だ。思わず口づけを求めてしまう。
舌を求め、お互いの柔らかさを味わう。リュカの体に手を這わせ、五年前との違いを探る。筋肉質な腹、広い胸板、太い首、がっちりとした肩、大きな手のひら。少年から青年になったリュカ。姿は変わっても愛しさは変わらない。
「……好きよ、リュカ」
「僕もです。オルガ様、少し我慢してくださいね」
「え」
何を、と問おうとして、すぐに理解した。
ずるりといきなり背中が滑る。気がついたら、長椅子に仰向けになっていた。リュカが私を見下ろし、笑う。そして、軽々と私の足を高く持ち上げ、彼の肩に乗せた。最奥が、穿たれる。
「あっ、あぁっ……!」
「ほら、静かに。誰かに聞こえてしまいますよ」
息が上手に吸えない。太い、硬い、痛い、苦しい、奥がじんじんする。でも我慢。
リュカは少し腰を引いて、優しく奥を穿つ。ゆっくり追い詰め、じっくりと昇り詰めさせられる。性急な行為しかできなかった五年前と違う。リュカは時間をかけて、私を味わっているのだ。
森の色の瞳が私だけを映す。淫らな声を我慢する私だけを見下ろす。
「オルガ様、愛しています」
私を求めるリュカの声が、視線が、心地好い。痛いのか、気持ちいいのか、わからない。ただ、大きな波がすぐそこまで来ている。
「リュカ、すき、すき……っあ、だめ、やだ」
「あぁ、オルガ、一緒に」
リュカの柔らかい唇が言葉を遮る。舌を絡め、彼を抱きしめ、最奥を穿たれながら、そのときを待つ。
「あぁ……」
どちらが発した声なのか、わからない。膣内が震え、肉杭が震えた。私はリュカを締めつけ、リュカは私の最奥を汚す。何度も、何度も。お互いに溜め息を零し、五年ぶりの快感に打ち震える。
こんなに気持ちいいものだっただろうか。監禁されていたときのあれとは全然違う。男たちはそうは思わなかったんだろうか。虚しいとか、無意味だとか、感じなかったのだろうか。
あれは、あの行為は、一体何だったんだろう。愛のない行為は、男たちにとって、何の意味があったんだろう。
だって、愛し愛されている中での行為は、こんなにも――。
「……オルガ様?」
余韻に浸っている私を見下ろし、リュカが不思議そうな顔をする。
「どうかしましたか?」
心配してくれるリュカの頬を撫で、笑う。
「下から見ると、リュカが星空の中にいるみたいで綺麗だなって思って」
そう、綺麗だ。
リュカの背後には、今にも落ちてきそうな星空がある。手を伸ばせば、リュカと一緒に掴めてしまいそうな光の粒がたくさん散らばっている。綺麗。
「オルガ様の瞳も、星空ですよ」
リュカの拗ねたような声に、笑う。星ばかり見ていないで僕を見て、と言っているのだ。可愛い人。
「ねぇ、オルガ様。もう一回、いいですか?」
「え?」
「まだ抱き足りません。もう一回、奥に出したい」
「だめよ、誰かに見つかっ、あ、っ」
硬さと太さを保ったままの肉棒が奥を突く。逃げようとしてもリュカの腕がしっかりと腰を押さえている。闇の中、ギラギラと輝く瞳は、まるで獣のよう。そう、獰猛な獣だ。
「リュカ、っあ、ん」
「もっと僕の名前を呼んで、オルガ」
貪るようなキスを落としてきたリュカに、私は笑うしかない。これじゃあ、名前なんて呼べないじゃないの。
愛しいリュカを抱きしめて、私は願う。
どうか、この幸せがずっと続きますように。
どうか、誰にも邪魔されませんように。
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