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篠宮小夜の受難(四十六)
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「――抱いて」
口にしたあとで、顔が真っ赤になる。
わ、私ったら、なんてことを。
宗介は私から離れようとしていたのに、すぐに腕に力を込めて私を抱きしめて、はぁと大きくため息を吐き出す。吐息が耳にかかり、またそこが熱を持つ。
「小夜。煽らないで」
呆れたような声が左上から落ちてくる。自分より熱くなっている私を見て、冷静になったのかもしれない。
「……ごめ、……そう……」
ごめんなさい、宗介。
じわりと涙が滲む。
嫌われたかな? それは嫌だな。嫌われたくない、なんて、都合がいいかな。
宗介に愛されているからって、調子に乗りすぎちゃったね、私。
「小夜」
宗介から甘く求められる声に、私の下腹部が疼く。熱が生まれる。
だめ。そんな声で私を呼ばないで。期待してしまう。
甘えてもいいんだって、誤解してしまう。
「好きだよ、小夜」
耳介をペロリと舐められて、体がびくりと反応する。舌がそのまま耳朶の赤いピアスを一舐めし、首筋にたどり着く。
ぬるく与えられるくすぐったさと気持ち良さに、声が漏れる。
「っあ、ふ」
「……小夜」
腕が、指が、絡め取られる。足元がふらつくのを、宗介が作業机のほうに誘導をして、椅子を横に追いやって――そのまま机の天板に背中を押しつけられて、押し倒される。
背中が冷たい。さっき強く倒れ込んだから、ちょっとだけ腰が痛い。足が浮いちゃいそうで、心もとない。
「そ、すけ?」
「煽ったのは小夜だからね。覚悟を決めて」
見知った蛍光灯の下に、宗介の顔。ペロリと舌舐りをする、私のよく知っている、私に欲情している顔。
「俺、ここで勉強するとき、いつもここから、この場所から、小夜を見てた。ずっと、こんなふうに、押し倒して、中に俺のものを突っ込んで、かき回して、果てたいって、妄想してた」
生徒の自習用として使っていたこの古い作業机は、確かにずっとここにあるものだ。
宗介はよくこの場所に座り、真剣に真面目に受験勉強をしていた。そんな卑猥なことを考えていたなんて、私は想像すらしていなかった。
足の間に宗介の足が、腰が、割って入ってくる。無遠慮に開かれていく足を、閉じることができない。伸縮性の高いフレアスカートが、サラリと机から零れて流れる。
「妄想を、現実にしていい?」
「そ」
「あ、ごめん、間違えた」
シュルとネクタイを緩めて、シャツのボタンを手早く外して、宗介はニッと口角を上げて笑う。
「今から妄想を現実にするから――」
太ももに押し当てられた宗介の雄は、布越しでもわかるくらいに、硬く屹立している。
「――小夜は、受け入れて」
机が、ぐらりと揺れた。
◆◇◆◇◆
「っふ、あぁっ」
「ん、イクの我慢しなくていいよ、小夜」
「やっ、あ! っ、ふぅぅ、んっ」
机の上で仰向けにさせられ、さらに開脚させられ、羞恥に顔が真っ赤になったまま。宗介は嬉しそうに私の陰部に舌と指を這わせている。
私の足は、机の縁ギリギリのところに引っかかっているだけ。落ちそうになるたびに、慌てて手でぎゅっと太ももを引き寄せ、押さえる。
……とても、恥ずかしい。こんな淫らな格好、恥ずかしすぎて、死にそう。
けれど、私から「抱いて」と言ってしまった手前、さらに「いやだ」「ダメ」は禁止されている以上、私に拒否する権利はない。
「靴下だけって、そそるね」
「っ、ああっ!」
ブラウスとスカートとキャミソールは椅子の背に引っ掛けられ、ブラはホックが外されたまま、まだ肩にかかっている。ショーツはどこにあるのかわからない。下半身はソックスしか身につけていない。
宗介はもう、半裸。スーツもシャツもネクタイも椅子に放り投げ、ボクサーパンツだけの格好だ。靴下は履いているかもしれないけど、ここからは見ることができない。
机は冷たいけれど、冷たすぎることはない。今日は梅雨の晴れ間で、結構暑い。机の冷たさがちょうどいい。
机の縁に辛うじて乗っかっただけのおしりは、すでにびしょびしょに濡れている、気がする。宗介がひたすら私の花芽を舐め立てて、指で膣内の敏感なところを攻め立てるから、愛液と唾液が水たまりを作ってしまうくらいに濡れてしまっている。
「小夜の、美味しい」
「っあああ!」
「もっと、飲ませて」
私が震えるたびに、机が揺れる。机は私が横たわっても十分な広さはあるけれど、心もとなくて、怖くて、動けない。何かにつかまりたいと伸ばした両手は空を切るだけ。
宗介は、優しい。
私の言葉を否定することなく、受け入れてくれた。そして、自分から、私を抱いてくれようとしている。私に恥をかかさないために。
抱いて欲しかったのは、本当。触れ合いたくて、繋がりたくて、仕方がなかった。
私の心と体は、明確に、宗介を欲している。こんなに恋人に抱かれたいなんて、思ったことがなかった。
「そーすけぇ」
「うん? なに? 欲しい?」
「んっ、ん、あっ」
もう挿入(いれ)て欲しい。もう我慢できない。我慢したくない。
もう、焦らさないで。
「……ん、じゃあ、イこうか。中はもうヒクヒクして欲しがってるから」
「っあ!」
「小夜はかわいい。攻められたらすぐ中が締まるね」
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐められても、羞恥心が煽られすぎて、粘度の高い水音を心地よい音だと思い始めている。
私の膣内をじりじりといじめ、追い詰める宗介の指は、私を何度も絶頂寸前まで導いてくれる。
「っいっあ!」
「ちゃんと足持ってて。落ちるよ」
私は必死で太ももの裏をつかむ。そんなあられもない姿の私をニヤニヤと見つめながら、宗介は私の弱いところを執拗に攻め立てる。
肉芽を舌で上下左右に転がして、蜜を溢れ出させる。指で膣内の浅いところを強く押し、違う指で違う方向の膣壁を擦る。指で中を蹂躙されているかのよう。
それが、どうしようもなく、気持ちいい。
「んっ! そ、すけぇ」
「おいで、小夜」
唇で強めに肉芽を噛まれ、腰が跳ねる。机が揺れて、宗介が笑う。
「もっと声出していいよ、小夜。だって、学園には俺たちしかいないんだから」
学園内で、職場で、こんなことをするなんて――背徳感が込み上げてくるけれど、今さら止められない。やめられない。
「あっ、ん、そーすけっ!」
「中、すごい締め付け……おいで、小夜。俺も早く中に挿入(はい)りたい」
ぎゅっと目を閉じる。愛液と唾液による水音と、熱い息遣い。淫らな音しか聞こえない。
宗介の指と、唇を、はっきりと感じる。ぐちゅぐちゅになってしまった膣内で、宗介が強く深くに指を押し込んだ瞬間――。
「っあああ!」
眼前で火花が散ったかのような感覚。体が一気に強ばって、膣内が思いきり宗介の指を締め上げる。何度も、何度も、波が私の体をさらう。
「はっ、はっ、あ、は……」
荒い呼吸を繰り返す。体が少しずつ緩んでいく。足を投げ出そうとした瞬間、太ももを押さえられて、開脚したままの状態にされる。
「俺も気持ち良くして」
ぬるりと花弁を割って挿入ってくる宗介の雄は、既に硬い。熱くて太くて、私の中をいっぱいに満たしていく。
ぐ、ぐ、ぐ、と奥へ奥へと挿入ってくるたび、腰が揺れる。甘い吐息も漏れ出る。
「っあ……奥、当たってる。わかる?」
「ん、んっ、そーすけの、わかる」
「良かった。気持ちいい。小夜の中は本当に気持ちいい」
ぐりぐりと膣の奥、子宮口へ刺激を与えられて、体が跳ねる。足を押さえつけられているから、激しくは跳ねないけれど、恥ずかしい。
「あぁ、小夜……」
足をぐいと伸ばされて、足首を宗介の肩に乗せられる。
あ、これ、奥に当たりすぎちゃうやつだ、と思ったときには、遅い。
「いっ! ああぁああっ!」
熱くて太い楔が一気に膣口近くまで抜かれ、一瞬ののちに容赦なく奥へと穿たれる。膣襞を凶暴すぎる肉棒が駆け抜けて、奥を貫く。
「あぁぁああっ! やぁっ!」
「痛い? でも、ごめん、我慢して。止められないんだ」
軋む机の上で、宗介と深く深く繋がる。痛くて苦しいのに、もっと、と思ってしまう。
もっと……もっと、気持ち良くなって。
もっと、奥まで来てもいいよ。
ぜんぶ、受け止めてあげるから。
「あぁ、小夜、奥に……奥に出したい」
「あ、っふ、ん、んっ、いい、よっ」
いいよって言ったけど、宗介、ゴムつけた……?
中に埋め込まれた熱が避妊具付きかどうかなんてわからないくらいに、どろどろにとろかされている。
「小夜、小夜……好き」
「そ、す、っあ! やっ!」
「あぁ、ダメ、イキそう……中に、中に出すよ」
うっすらと汗が浮き出る宗介の肌。眉間に眉を寄せて、宗介はうわ言のように何かを呟く。
繋がった部分に皮膜があるかなんて確認できないのに、体を捩ることも、抜け出すこともできなくて、私は絶望する。
けれど、体は本能的にそれを受け入れたのか、悦んだのか、一気に高みへ連れてこられる。
「だっ、め、そう、っ!」
「小夜っ」
「あっ、ああ! ああぁあっ!」
「俺も、イク……受け止めて、小夜」
それは受け止められないっ! ばかっ!
私の膣内がぎゅうと宗介を締め上げて、強く強く収縮する。激しい快楽の波が、私を言葉ごと飲み込んで、うねる。
宗介の肉棒が最奥で張り詰める。膣襞のうねりに抗うことなく、宗介は腰を震わせて、そのまま果てた。
口にしたあとで、顔が真っ赤になる。
わ、私ったら、なんてことを。
宗介は私から離れようとしていたのに、すぐに腕に力を込めて私を抱きしめて、はぁと大きくため息を吐き出す。吐息が耳にかかり、またそこが熱を持つ。
「小夜。煽らないで」
呆れたような声が左上から落ちてくる。自分より熱くなっている私を見て、冷静になったのかもしれない。
「……ごめ、……そう……」
ごめんなさい、宗介。
じわりと涙が滲む。
嫌われたかな? それは嫌だな。嫌われたくない、なんて、都合がいいかな。
宗介に愛されているからって、調子に乗りすぎちゃったね、私。
「小夜」
宗介から甘く求められる声に、私の下腹部が疼く。熱が生まれる。
だめ。そんな声で私を呼ばないで。期待してしまう。
甘えてもいいんだって、誤解してしまう。
「好きだよ、小夜」
耳介をペロリと舐められて、体がびくりと反応する。舌がそのまま耳朶の赤いピアスを一舐めし、首筋にたどり着く。
ぬるく与えられるくすぐったさと気持ち良さに、声が漏れる。
「っあ、ふ」
「……小夜」
腕が、指が、絡め取られる。足元がふらつくのを、宗介が作業机のほうに誘導をして、椅子を横に追いやって――そのまま机の天板に背中を押しつけられて、押し倒される。
背中が冷たい。さっき強く倒れ込んだから、ちょっとだけ腰が痛い。足が浮いちゃいそうで、心もとない。
「そ、すけ?」
「煽ったのは小夜だからね。覚悟を決めて」
見知った蛍光灯の下に、宗介の顔。ペロリと舌舐りをする、私のよく知っている、私に欲情している顔。
「俺、ここで勉強するとき、いつもここから、この場所から、小夜を見てた。ずっと、こんなふうに、押し倒して、中に俺のものを突っ込んで、かき回して、果てたいって、妄想してた」
生徒の自習用として使っていたこの古い作業机は、確かにずっとここにあるものだ。
宗介はよくこの場所に座り、真剣に真面目に受験勉強をしていた。そんな卑猥なことを考えていたなんて、私は想像すらしていなかった。
足の間に宗介の足が、腰が、割って入ってくる。無遠慮に開かれていく足を、閉じることができない。伸縮性の高いフレアスカートが、サラリと机から零れて流れる。
「妄想を、現実にしていい?」
「そ」
「あ、ごめん、間違えた」
シュルとネクタイを緩めて、シャツのボタンを手早く外して、宗介はニッと口角を上げて笑う。
「今から妄想を現実にするから――」
太ももに押し当てられた宗介の雄は、布越しでもわかるくらいに、硬く屹立している。
「――小夜は、受け入れて」
机が、ぐらりと揺れた。
◆◇◆◇◆
「っふ、あぁっ」
「ん、イクの我慢しなくていいよ、小夜」
「やっ、あ! っ、ふぅぅ、んっ」
机の上で仰向けにさせられ、さらに開脚させられ、羞恥に顔が真っ赤になったまま。宗介は嬉しそうに私の陰部に舌と指を這わせている。
私の足は、机の縁ギリギリのところに引っかかっているだけ。落ちそうになるたびに、慌てて手でぎゅっと太ももを引き寄せ、押さえる。
……とても、恥ずかしい。こんな淫らな格好、恥ずかしすぎて、死にそう。
けれど、私から「抱いて」と言ってしまった手前、さらに「いやだ」「ダメ」は禁止されている以上、私に拒否する権利はない。
「靴下だけって、そそるね」
「っ、ああっ!」
ブラウスとスカートとキャミソールは椅子の背に引っ掛けられ、ブラはホックが外されたまま、まだ肩にかかっている。ショーツはどこにあるのかわからない。下半身はソックスしか身につけていない。
宗介はもう、半裸。スーツもシャツもネクタイも椅子に放り投げ、ボクサーパンツだけの格好だ。靴下は履いているかもしれないけど、ここからは見ることができない。
机は冷たいけれど、冷たすぎることはない。今日は梅雨の晴れ間で、結構暑い。机の冷たさがちょうどいい。
机の縁に辛うじて乗っかっただけのおしりは、すでにびしょびしょに濡れている、気がする。宗介がひたすら私の花芽を舐め立てて、指で膣内の敏感なところを攻め立てるから、愛液と唾液が水たまりを作ってしまうくらいに濡れてしまっている。
「小夜の、美味しい」
「っあああ!」
「もっと、飲ませて」
私が震えるたびに、机が揺れる。机は私が横たわっても十分な広さはあるけれど、心もとなくて、怖くて、動けない。何かにつかまりたいと伸ばした両手は空を切るだけ。
宗介は、優しい。
私の言葉を否定することなく、受け入れてくれた。そして、自分から、私を抱いてくれようとしている。私に恥をかかさないために。
抱いて欲しかったのは、本当。触れ合いたくて、繋がりたくて、仕方がなかった。
私の心と体は、明確に、宗介を欲している。こんなに恋人に抱かれたいなんて、思ったことがなかった。
「そーすけぇ」
「うん? なに? 欲しい?」
「んっ、ん、あっ」
もう挿入(いれ)て欲しい。もう我慢できない。我慢したくない。
もう、焦らさないで。
「……ん、じゃあ、イこうか。中はもうヒクヒクして欲しがってるから」
「っあ!」
「小夜はかわいい。攻められたらすぐ中が締まるね」
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐められても、羞恥心が煽られすぎて、粘度の高い水音を心地よい音だと思い始めている。
私の膣内をじりじりといじめ、追い詰める宗介の指は、私を何度も絶頂寸前まで導いてくれる。
「っいっあ!」
「ちゃんと足持ってて。落ちるよ」
私は必死で太ももの裏をつかむ。そんなあられもない姿の私をニヤニヤと見つめながら、宗介は私の弱いところを執拗に攻め立てる。
肉芽を舌で上下左右に転がして、蜜を溢れ出させる。指で膣内の浅いところを強く押し、違う指で違う方向の膣壁を擦る。指で中を蹂躙されているかのよう。
それが、どうしようもなく、気持ちいい。
「んっ! そ、すけぇ」
「おいで、小夜」
唇で強めに肉芽を噛まれ、腰が跳ねる。机が揺れて、宗介が笑う。
「もっと声出していいよ、小夜。だって、学園には俺たちしかいないんだから」
学園内で、職場で、こんなことをするなんて――背徳感が込み上げてくるけれど、今さら止められない。やめられない。
「あっ、ん、そーすけっ!」
「中、すごい締め付け……おいで、小夜。俺も早く中に挿入(はい)りたい」
ぎゅっと目を閉じる。愛液と唾液による水音と、熱い息遣い。淫らな音しか聞こえない。
宗介の指と、唇を、はっきりと感じる。ぐちゅぐちゅになってしまった膣内で、宗介が強く深くに指を押し込んだ瞬間――。
「っあああ!」
眼前で火花が散ったかのような感覚。体が一気に強ばって、膣内が思いきり宗介の指を締め上げる。何度も、何度も、波が私の体をさらう。
「はっ、はっ、あ、は……」
荒い呼吸を繰り返す。体が少しずつ緩んでいく。足を投げ出そうとした瞬間、太ももを押さえられて、開脚したままの状態にされる。
「俺も気持ち良くして」
ぬるりと花弁を割って挿入ってくる宗介の雄は、既に硬い。熱くて太くて、私の中をいっぱいに満たしていく。
ぐ、ぐ、ぐ、と奥へ奥へと挿入ってくるたび、腰が揺れる。甘い吐息も漏れ出る。
「っあ……奥、当たってる。わかる?」
「ん、んっ、そーすけの、わかる」
「良かった。気持ちいい。小夜の中は本当に気持ちいい」
ぐりぐりと膣の奥、子宮口へ刺激を与えられて、体が跳ねる。足を押さえつけられているから、激しくは跳ねないけれど、恥ずかしい。
「あぁ、小夜……」
足をぐいと伸ばされて、足首を宗介の肩に乗せられる。
あ、これ、奥に当たりすぎちゃうやつだ、と思ったときには、遅い。
「いっ! ああぁああっ!」
熱くて太い楔が一気に膣口近くまで抜かれ、一瞬ののちに容赦なく奥へと穿たれる。膣襞を凶暴すぎる肉棒が駆け抜けて、奥を貫く。
「あぁぁああっ! やぁっ!」
「痛い? でも、ごめん、我慢して。止められないんだ」
軋む机の上で、宗介と深く深く繋がる。痛くて苦しいのに、もっと、と思ってしまう。
もっと……もっと、気持ち良くなって。
もっと、奥まで来てもいいよ。
ぜんぶ、受け止めてあげるから。
「あぁ、小夜、奥に……奥に出したい」
「あ、っふ、ん、んっ、いい、よっ」
いいよって言ったけど、宗介、ゴムつけた……?
中に埋め込まれた熱が避妊具付きかどうかなんてわからないくらいに、どろどろにとろかされている。
「小夜、小夜……好き」
「そ、す、っあ! やっ!」
「あぁ、ダメ、イキそう……中に、中に出すよ」
うっすらと汗が浮き出る宗介の肌。眉間に眉を寄せて、宗介はうわ言のように何かを呟く。
繋がった部分に皮膜があるかなんて確認できないのに、体を捩ることも、抜け出すこともできなくて、私は絶望する。
けれど、体は本能的にそれを受け入れたのか、悦んだのか、一気に高みへ連れてこられる。
「だっ、め、そう、っ!」
「小夜っ」
「あっ、ああ! ああぁあっ!」
「俺も、イク……受け止めて、小夜」
それは受け止められないっ! ばかっ!
私の膣内がぎゅうと宗介を締め上げて、強く強く収縮する。激しい快楽の波が、私を言葉ごと飲み込んで、うねる。
宗介の肉棒が最奥で張り詰める。膣襞のうねりに抗うことなく、宗介は腰を震わせて、そのまま果てた。
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