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第四十五話 翼は捨てない【完結】
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授業が終わり、帰りの会が終わり、クラスメイト達はランドセルを背負い始める。
「バイバーイ」
「また明日」
集団下校の集合場所に行く子、部活に参加する子、図書室に行く子。
教室から、少しずつ人が減っていく。
私は日直で、学級日誌の通信欄を書いていた。
「マユちん、お疲れ~」
「私達、先に行ってるね」
「うん、すぐ行くから待ってて」
教室から出ていくレミナとアヤセちゃんに声をかけあう。
気が付くと、室内にいるのは私と、黒川くんだけになっていた。
「神田川、例のとこに行くのか?」
黒川くんが自分から話しかけてきた。転校以来、初めてのことだ。
内心驚きながらも、なるべく平静を保って
「うん」
と答える。
ついでに、気になっていたこともたずねてみた。
「ねえ、黒川くんは、なんで人間になるのを選んだの?」
彼はしばらく無言になる。
「…………さあ。カラスに飽きたからかな」
「ふーん、そうなんだ。まあ、人間の方がご飯の心配はないよね」
彼は、今、子供のいないご夫婦に引き取られて、学校に通っている。近いうちに養子になって、名字が『黒川』ではなくなるらしい。
「そうだな。俺にとっては、このクラスで、この席に一日座ってる、今の生活が、一番心地いいんだ」
黒川くんがこちらを見ながら言う。
んー……何だろう、妙に照れ臭いような気がするけど……気のせいかな?
「じゃ、先に帰る」
「バイバイ」
黒川くんが出ていって、一人になった教室。日誌を書き終えると、早足で職員室に行って、先生に渡す。
夕暮れの渡り廊下を歩きながら、私は初めてフルフルがここに現れた時のことを思い出した。
そして、自分達が天使になって、ひみつ天国に通い始めたあの頃……全部、今日でお別れかもしれない。
そう思うと、胸がキュッと締め付けられる。
こういうのを「切ない」っていうのかな……?
そんなことを考えながら、私は人影のない体育館倉庫の裏に行くと、赤い鍵を使った。
もう何度も来ている、ひみつ天国大通り。たくさんの動物達でにぎやかだ。
エンゼリアに向かって、しばらく歩いていると、ふと、誰かに見られているような感じがした。視線をたどると、通りにあるパン屋さんの赤い屋根の上に、小さな白い鳩がいる。あれは……
「ピース?」
しかしピースは、そのまますぐに、通りを曲がった住宅街の方へと、飛び去ってしまった。彼は、まだ人間を許せていないのかもしれない。もちろん、ピースがされたことを思えば、許せなくても不思議じゃない。心の傷を癒すには、きっとたくさん時間がかかるのだろう。私が立ち直った彼の姿を見ることは、ない。
「そうだ、皆を待たせてる。急がなくちゃ」
私はエンゼリアに向かった。
ふと見ると、エンゼリアの横に、二メートルくらいの白い石像がある。
「これって……! 天使のフルフル?」
美しい天使の姿の石像は、大通りを見渡すように立っている。
すると、通りすがりのジャンガリアンハムスターの子が説明してくれた。
「あれは、ひみつ天国の新しい守り神なんだって。
何が真実なのかわからなくなった時、あの像にお祈りすると、答えがもらえるって聞いたよ」
そうなんだ……形はどうであれ、フルフルはまた真実に仕えることになったんだ。
だけど、石像なんて……
そう思った瞬間、フルフルの像から
(これは私が望んだことだから……)
と聞こえた気がした。石像の表情は、これまで見たことがないほど、穏やかだ。
そっか……フルフルにはフルフルの考え方があるんだ。それを尊重しなければと思う。
その後、私がエンゼリアの玄関を通り抜けると、さっそくハナさんが出迎えてくれた。
「マユさん、いらっしゃい、学校お疲れ様でしたナン」
「マユちん、待ってたよ!」
「日直、お疲れ様」
レミナとアヤセちゃんは、受付横の待合室のソファに座っている。
「さあさ、マユさんもお二人の横に腰掛けるナン」
ハナさんに促されて、空いていたアヤセちゃんの隣に座った。
「では、神様から、お話がありますナン」
と、同時に、天井からプロジェクターのスクリーンがスルスルと降りてきて、映像が始まった。
「よくぞ来た、天使達よ」
画面には、神様の顔が映っている。悪魔半分、神様半分の、あの顔だ。
「お前達には苦労をかけたな。
フルフルと波長が合って、地上に降りられる場所は、あの小学校の校庭にあった。その校庭を正三角形に囲むことができる家に住んでいたのが、お前達じゃ。お前達の波長が、一番、封印に適していたのじゃ。
だが、まだ十歳ほどの少女に、ずいぶんな重荷を背負わせた。誠に申し訳ない」
神様が深々と頭を下げた。
「神様、頭を下げすぎて、映ってないのナン」
ハナさんが冷静にツッコミを入れる。
バツが悪そうに頭を上げた神様は、続けて言った。
「それでじゃな、ものはついでじゃ。
お前達には、もうしばらく、天使を続けて欲しい」
「「「え……?」」」
私とアヤセちゃん、レミナの声がハモった。
「あの校庭には、ふさぐのが困難な時空の裂け目ができてしまった。また、何か問題が起こるかもしれぬ。そなた達に見張っていてもらいたいのじゃ」
「じゃあ、これからも、この天国に来てもいいんですか?」
「もちろんじゃとも」
私の問いにうなずく神様。
私とレミナ、アヤセちゃんは互いの顔を見合わせた。そして一緒に答えた。
「「「はい!!」」」
「さあて、皆さん、こちらをご覧あれ、ですナン」
いつの間にか、ハナさんがエンゼリアの玄関横に移動している。
そこには、赤、緑、青の三つのポストが立っていた。
それぞれ、わたしたちの名前が書かれている。
「皆さん、ここに来るようになって、顔見知りになった動物の方もいるのではありませんか?
天国の住人の皆さんからリクエストがあって、これからは、ここに、動物達からお手紙が届きます。
マユさんにはマルくんから、手紙が届くかもしれないですね」
「本当に!? やった、ありがとう!」
私は、思わず飛び上がった。
天国での時間は、まだ続く。うれしくて、仕方がなかった。多分、レミナもアヤセちゃんも。
これからも私達は、天国で宿題をしたり、お茶したりして、楽しく過ごせる。
もちろん、何か頼まれごとがあれば、天使として働く。
きっと、ずっと、楽しい。
*************************
これにて、このお話はおしまいです。
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
「バイバーイ」
「また明日」
集団下校の集合場所に行く子、部活に参加する子、図書室に行く子。
教室から、少しずつ人が減っていく。
私は日直で、学級日誌の通信欄を書いていた。
「マユちん、お疲れ~」
「私達、先に行ってるね」
「うん、すぐ行くから待ってて」
教室から出ていくレミナとアヤセちゃんに声をかけあう。
気が付くと、室内にいるのは私と、黒川くんだけになっていた。
「神田川、例のとこに行くのか?」
黒川くんが自分から話しかけてきた。転校以来、初めてのことだ。
内心驚きながらも、なるべく平静を保って
「うん」
と答える。
ついでに、気になっていたこともたずねてみた。
「ねえ、黒川くんは、なんで人間になるのを選んだの?」
彼はしばらく無言になる。
「…………さあ。カラスに飽きたからかな」
「ふーん、そうなんだ。まあ、人間の方がご飯の心配はないよね」
彼は、今、子供のいないご夫婦に引き取られて、学校に通っている。近いうちに養子になって、名字が『黒川』ではなくなるらしい。
「そうだな。俺にとっては、このクラスで、この席に一日座ってる、今の生活が、一番心地いいんだ」
黒川くんがこちらを見ながら言う。
んー……何だろう、妙に照れ臭いような気がするけど……気のせいかな?
「じゃ、先に帰る」
「バイバイ」
黒川くんが出ていって、一人になった教室。日誌を書き終えると、早足で職員室に行って、先生に渡す。
夕暮れの渡り廊下を歩きながら、私は初めてフルフルがここに現れた時のことを思い出した。
そして、自分達が天使になって、ひみつ天国に通い始めたあの頃……全部、今日でお別れかもしれない。
そう思うと、胸がキュッと締め付けられる。
こういうのを「切ない」っていうのかな……?
そんなことを考えながら、私は人影のない体育館倉庫の裏に行くと、赤い鍵を使った。
もう何度も来ている、ひみつ天国大通り。たくさんの動物達でにぎやかだ。
エンゼリアに向かって、しばらく歩いていると、ふと、誰かに見られているような感じがした。視線をたどると、通りにあるパン屋さんの赤い屋根の上に、小さな白い鳩がいる。あれは……
「ピース?」
しかしピースは、そのまますぐに、通りを曲がった住宅街の方へと、飛び去ってしまった。彼は、まだ人間を許せていないのかもしれない。もちろん、ピースがされたことを思えば、許せなくても不思議じゃない。心の傷を癒すには、きっとたくさん時間がかかるのだろう。私が立ち直った彼の姿を見ることは、ない。
「そうだ、皆を待たせてる。急がなくちゃ」
私はエンゼリアに向かった。
ふと見ると、エンゼリアの横に、二メートルくらいの白い石像がある。
「これって……! 天使のフルフル?」
美しい天使の姿の石像は、大通りを見渡すように立っている。
すると、通りすがりのジャンガリアンハムスターの子が説明してくれた。
「あれは、ひみつ天国の新しい守り神なんだって。
何が真実なのかわからなくなった時、あの像にお祈りすると、答えがもらえるって聞いたよ」
そうなんだ……形はどうであれ、フルフルはまた真実に仕えることになったんだ。
だけど、石像なんて……
そう思った瞬間、フルフルの像から
(これは私が望んだことだから……)
と聞こえた気がした。石像の表情は、これまで見たことがないほど、穏やかだ。
そっか……フルフルにはフルフルの考え方があるんだ。それを尊重しなければと思う。
その後、私がエンゼリアの玄関を通り抜けると、さっそくハナさんが出迎えてくれた。
「マユさん、いらっしゃい、学校お疲れ様でしたナン」
「マユちん、待ってたよ!」
「日直、お疲れ様」
レミナとアヤセちゃんは、受付横の待合室のソファに座っている。
「さあさ、マユさんもお二人の横に腰掛けるナン」
ハナさんに促されて、空いていたアヤセちゃんの隣に座った。
「では、神様から、お話がありますナン」
と、同時に、天井からプロジェクターのスクリーンがスルスルと降りてきて、映像が始まった。
「よくぞ来た、天使達よ」
画面には、神様の顔が映っている。悪魔半分、神様半分の、あの顔だ。
「お前達には苦労をかけたな。
フルフルと波長が合って、地上に降りられる場所は、あの小学校の校庭にあった。その校庭を正三角形に囲むことができる家に住んでいたのが、お前達じゃ。お前達の波長が、一番、封印に適していたのじゃ。
だが、まだ十歳ほどの少女に、ずいぶんな重荷を背負わせた。誠に申し訳ない」
神様が深々と頭を下げた。
「神様、頭を下げすぎて、映ってないのナン」
ハナさんが冷静にツッコミを入れる。
バツが悪そうに頭を上げた神様は、続けて言った。
「それでじゃな、ものはついでじゃ。
お前達には、もうしばらく、天使を続けて欲しい」
「「「え……?」」」
私とアヤセちゃん、レミナの声がハモった。
「あの校庭には、ふさぐのが困難な時空の裂け目ができてしまった。また、何か問題が起こるかもしれぬ。そなた達に見張っていてもらいたいのじゃ」
「じゃあ、これからも、この天国に来てもいいんですか?」
「もちろんじゃとも」
私の問いにうなずく神様。
私とレミナ、アヤセちゃんは互いの顔を見合わせた。そして一緒に答えた。
「「「はい!!」」」
「さあて、皆さん、こちらをご覧あれ、ですナン」
いつの間にか、ハナさんがエンゼリアの玄関横に移動している。
そこには、赤、緑、青の三つのポストが立っていた。
それぞれ、わたしたちの名前が書かれている。
「皆さん、ここに来るようになって、顔見知りになった動物の方もいるのではありませんか?
天国の住人の皆さんからリクエストがあって、これからは、ここに、動物達からお手紙が届きます。
マユさんにはマルくんから、手紙が届くかもしれないですね」
「本当に!? やった、ありがとう!」
私は、思わず飛び上がった。
天国での時間は、まだ続く。うれしくて、仕方がなかった。多分、レミナもアヤセちゃんも。
これからも私達は、天国で宿題をしたり、お茶したりして、楽しく過ごせる。
もちろん、何か頼まれごとがあれば、天使として働く。
きっと、ずっと、楽しい。
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これにて、このお話はおしまいです。
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
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感想をありがとうございます。お褒め頂いて、すごく嬉しいです。
「さすれば」の件は、普通に考えればさすっちゃダメなのですが…ああいう子なので⚗︎·̫⚗︎
よろしければ最後までお付き合いくださいませ。