14 / 60
第十四話 幸せの幽霊屋敷ツアー
しおりを挟む
裁判が終わり、私は無事に元スレア伯爵のタウンハウスを手に入れた。
この屋敷は正式には『フランメル準子爵邸』だが、ほぼ『マリーゼ邸』の呼び名で通っている。
家宅捜索で遺体が見つかったジェームス、アニー、ジョンは共同で葬儀が行われた。出席者には私の他に、ジョンの孫で七歳の男の子のレンと、ジェームスの兄であるアンバー男爵もいた。ジェームスはアンバー家の墓に、他の二人は教会所有の共同墓地に埋葬された。ハンター先生は生死不明のため、今回の葬儀リストから外されている。
私は葬儀が終わった後も、月に一度はそれぞれの墓所を訪れ、花を供えている。
無事に亡骸が収まるべき場所に収まった三人だったけれど、彼らの魂は天に昇る道を選ばなかった。
「我々はまだまだこの世に残りますよ。マリーゼ様をお助けしたいですからね。
何より、シェアリアをこの世に放ったままでは、安心して旅立てません」
ジェームスの言葉にうなずくアニーとジョン。
「皆、ありがとう、感謝するわ。問題は山積みだもの」
あれから私は準子爵になった。しかし実際には無職だ。
屋敷は得ても、その他の領地は国の物になり、領地収入が得られる訳ではない。
ただ、この屋敷に置かれていた美術品や調度品、シェアリアが置いていったドレス等を少しずつ売っていけば、生活には困らないと思う。
裁判の時に法廷で話したが、この屋敷には三人の他にも、使用人だった地縛霊が十数人いた。彼らは殺されたのではなく、ただ行き場がなく彷徨っているだけの無害な存在だ。彼らに「人手が足りないから」と頼むと、屋敷の雑用を手伝ってくれるようになったのだ。おかげで広い屋敷だが、何とか管理できている。
食事も洗濯も私一人分だし、食材は庶民の格好をして、自分で市場で買っている。侵入者がいても皆が脅して追い払ってくれるから、護衛も必要ないのだ。せいぜい、門番だった古い霊に、来客が来たら教えてくれるよう、お願いした程度だった。
そんなこんなで生活には、さほどお金が掛からない。
だけど、新たな収入源がないのは困る。
私達には、シェアリアに復讐するという、大きな目的があった。
行方をくらました彼女を探し出し、罪を償わせなければならない。
しかし、情報を得たり、現地に向かったり等、人探しには何かとお金がかかるのだ。
今のままでは、とても彼女を捜索できそうにない。
ジャンの孫への仕送りも、続けなければならなかった。
いくらかでも収入を得ようと、使用人を募集する貴族の屋敷に面接に行ったが、ことごとく断られた。
私が幽霊屋敷に住んでいるのは有名になっているらしく、気味悪がられたのだ。
とはいえ自分で起業しようにも、私は商売には疎く、何から始めるべきなのかも分からなかった。
そもそも元手もない。
「ジェームス、どうしたらいいかしら?」
「そうですね……私に一つ、考えがあります」
***
「皆様、本日はよくぞおいで下さいました。
それでは、これよりツアーを開始いたします」
ここはマリーゼ邸、正面玄関。ガイド役の私は、つばの短い紺色の帽子とカッチリしたジャケットを着用し、三角形の旗をはためかせた。
目の前には、老若男女を取り混ぜた、十人の貴族が立ち並ぶ。彼らがツアー客だ。中には夫婦で参加している者もいる。参加料は、一人当たり二十万セン。庶民には高額だが、貴族の話題作りになら手頃な値段だろう。
数週間前、屋敷の門にたくさんの張り紙をした。
________________
『最後に幸せが訪れる、恐怖の幽霊屋敷ツアー』
日程:二月十二日 午後二時
参加費:二十万セン(料金後払い)
集合場所:マリーゼ邸・正門前
◎先着十名様まで
本物の幽霊が出ると評判のマリーゼ邸で
あなたも冒険しませんか?
驚愕の心霊現象がお目にかかれます
(身の安全は保障いたします)
ゴールまで辿り着いた参加者には
尊いお方より祝福を与えられます
参加ご希望の方は、当家当てに郵送でご連絡を
(二月五日必着)
________________
こんな内容でも、応募者はいるものだ。貴族とは、よっぽど暇なのだろう。
念の為、参加者全員の点呼を取り、屋敷に足を踏み入れる。
玄関ホールは普通の屋敷のように明るい。だが人気がなく閑散としている。
「皆様、私からあまり離れないでくださいね」
「本当に出るのか?」
低位貴族と思われる一人の男性が、疑わし気につぶやく。
バーーーーーーーーン!!!!
参加者全員が屋敷内に入ったところで、玄関の扉が、大きく音を響かせ、閉じた。
窓から入っていたはずの陽射しがいきなり途切れ、空を雨雲が覆い、激しい雨が窓を叩き付ける。
「えっ!? 何!?」
婦人が不安そうな声を上げ、夫らしき男性にしがみつく。
「ギャアアアアアアアアアア……」
直後、断末魔のような男の悲鳴が響き渡った。
薄暗い邸内を薄らぼんやりと光を放つ火の玉のようなものが、いくつも飛び回る。
「皆様!あちらに逃げましょう!」
私は自分で人魂を操りながら、ツアー客をパーティー用の広いホールへと導いた。
ホールの天井には大きなシャンデリアがいくつも灯り、外の嵐で暗くなった室内を柔らかい光で照らしている。
参加客は皆、一様に胸を撫で下ろし、安心した様子だ。
「いやあ、最初は驚いたが、それほどでもありませんな」
……などと、余裕をかまし始めた客が出始めたところで、私はシャンデリアの灯を一斉に消した。
(皆、今よ!)
私が合図を送ると、元ピアニストの霊がグランドピアノで葬送行進曲を奏で始める。
ジョンとジェームス、その他、元々この屋敷に住んでいた霊たちが、一斉に半透明の姿を現した。全員、血まみれのメイクを施してある。
「誰だ……この屋敷に勝手に入ってきたのは誰だ……」
亡霊が苦し気にうめきながら、こちらへ近付いてくる。
「ヒイイイイ! こっちに来るな!」
叫ぶ貴族のところまで来た霊たちは、そのまま客に向かって突進し、彼らの身体を通り抜けたと思うと、踵を返して天井に浮かび上がった。あまりの恐怖に腰を抜かしたり、気絶しそうになっている人もいる。
こんなの、事情を知らなかったら私でも怖い。トリックでも何でもなく、出演者全員が本物なのだから。
私は客を驚かせる係の皆に、手加減しながら、徐々にフェードアウトしてもらうように指示を出す。
幽霊たちがいなくなったホールに、再び明かりが点いた。
「ご安心ください、亡者どもは立ち去りました」
座り込んでいたツアー客の最後の一人が、何とか立ち上がれるようになった頃、私はあるドアの前に、客達を集合させた。
「皆様、大変お疲れ様でした。いよいよ最後の部屋にお連れ致します。くれぐれも失礼のないように。よろしいですか?」
「ああ……」
「あ、うん……」
「……わ、わかった」
客の貴族達の返事は、まばらだった。
この屋敷は正式には『フランメル準子爵邸』だが、ほぼ『マリーゼ邸』の呼び名で通っている。
家宅捜索で遺体が見つかったジェームス、アニー、ジョンは共同で葬儀が行われた。出席者には私の他に、ジョンの孫で七歳の男の子のレンと、ジェームスの兄であるアンバー男爵もいた。ジェームスはアンバー家の墓に、他の二人は教会所有の共同墓地に埋葬された。ハンター先生は生死不明のため、今回の葬儀リストから外されている。
私は葬儀が終わった後も、月に一度はそれぞれの墓所を訪れ、花を供えている。
無事に亡骸が収まるべき場所に収まった三人だったけれど、彼らの魂は天に昇る道を選ばなかった。
「我々はまだまだこの世に残りますよ。マリーゼ様をお助けしたいですからね。
何より、シェアリアをこの世に放ったままでは、安心して旅立てません」
ジェームスの言葉にうなずくアニーとジョン。
「皆、ありがとう、感謝するわ。問題は山積みだもの」
あれから私は準子爵になった。しかし実際には無職だ。
屋敷は得ても、その他の領地は国の物になり、領地収入が得られる訳ではない。
ただ、この屋敷に置かれていた美術品や調度品、シェアリアが置いていったドレス等を少しずつ売っていけば、生活には困らないと思う。
裁判の時に法廷で話したが、この屋敷には三人の他にも、使用人だった地縛霊が十数人いた。彼らは殺されたのではなく、ただ行き場がなく彷徨っているだけの無害な存在だ。彼らに「人手が足りないから」と頼むと、屋敷の雑用を手伝ってくれるようになったのだ。おかげで広い屋敷だが、何とか管理できている。
食事も洗濯も私一人分だし、食材は庶民の格好をして、自分で市場で買っている。侵入者がいても皆が脅して追い払ってくれるから、護衛も必要ないのだ。せいぜい、門番だった古い霊に、来客が来たら教えてくれるよう、お願いした程度だった。
そんなこんなで生活には、さほどお金が掛からない。
だけど、新たな収入源がないのは困る。
私達には、シェアリアに復讐するという、大きな目的があった。
行方をくらました彼女を探し出し、罪を償わせなければならない。
しかし、情報を得たり、現地に向かったり等、人探しには何かとお金がかかるのだ。
今のままでは、とても彼女を捜索できそうにない。
ジャンの孫への仕送りも、続けなければならなかった。
いくらかでも収入を得ようと、使用人を募集する貴族の屋敷に面接に行ったが、ことごとく断られた。
私が幽霊屋敷に住んでいるのは有名になっているらしく、気味悪がられたのだ。
とはいえ自分で起業しようにも、私は商売には疎く、何から始めるべきなのかも分からなかった。
そもそも元手もない。
「ジェームス、どうしたらいいかしら?」
「そうですね……私に一つ、考えがあります」
***
「皆様、本日はよくぞおいで下さいました。
それでは、これよりツアーを開始いたします」
ここはマリーゼ邸、正面玄関。ガイド役の私は、つばの短い紺色の帽子とカッチリしたジャケットを着用し、三角形の旗をはためかせた。
目の前には、老若男女を取り混ぜた、十人の貴族が立ち並ぶ。彼らがツアー客だ。中には夫婦で参加している者もいる。参加料は、一人当たり二十万セン。庶民には高額だが、貴族の話題作りになら手頃な値段だろう。
数週間前、屋敷の門にたくさんの張り紙をした。
________________
『最後に幸せが訪れる、恐怖の幽霊屋敷ツアー』
日程:二月十二日 午後二時
参加費:二十万セン(料金後払い)
集合場所:マリーゼ邸・正門前
◎先着十名様まで
本物の幽霊が出ると評判のマリーゼ邸で
あなたも冒険しませんか?
驚愕の心霊現象がお目にかかれます
(身の安全は保障いたします)
ゴールまで辿り着いた参加者には
尊いお方より祝福を与えられます
参加ご希望の方は、当家当てに郵送でご連絡を
(二月五日必着)
________________
こんな内容でも、応募者はいるものだ。貴族とは、よっぽど暇なのだろう。
念の為、参加者全員の点呼を取り、屋敷に足を踏み入れる。
玄関ホールは普通の屋敷のように明るい。だが人気がなく閑散としている。
「皆様、私からあまり離れないでくださいね」
「本当に出るのか?」
低位貴族と思われる一人の男性が、疑わし気につぶやく。
バーーーーーーーーン!!!!
参加者全員が屋敷内に入ったところで、玄関の扉が、大きく音を響かせ、閉じた。
窓から入っていたはずの陽射しがいきなり途切れ、空を雨雲が覆い、激しい雨が窓を叩き付ける。
「えっ!? 何!?」
婦人が不安そうな声を上げ、夫らしき男性にしがみつく。
「ギャアアアアアアアアアア……」
直後、断末魔のような男の悲鳴が響き渡った。
薄暗い邸内を薄らぼんやりと光を放つ火の玉のようなものが、いくつも飛び回る。
「皆様!あちらに逃げましょう!」
私は自分で人魂を操りながら、ツアー客をパーティー用の広いホールへと導いた。
ホールの天井には大きなシャンデリアがいくつも灯り、外の嵐で暗くなった室内を柔らかい光で照らしている。
参加客は皆、一様に胸を撫で下ろし、安心した様子だ。
「いやあ、最初は驚いたが、それほどでもありませんな」
……などと、余裕をかまし始めた客が出始めたところで、私はシャンデリアの灯を一斉に消した。
(皆、今よ!)
私が合図を送ると、元ピアニストの霊がグランドピアノで葬送行進曲を奏で始める。
ジョンとジェームス、その他、元々この屋敷に住んでいた霊たちが、一斉に半透明の姿を現した。全員、血まみれのメイクを施してある。
「誰だ……この屋敷に勝手に入ってきたのは誰だ……」
亡霊が苦し気にうめきながら、こちらへ近付いてくる。
「ヒイイイイ! こっちに来るな!」
叫ぶ貴族のところまで来た霊たちは、そのまま客に向かって突進し、彼らの身体を通り抜けたと思うと、踵を返して天井に浮かび上がった。あまりの恐怖に腰を抜かしたり、気絶しそうになっている人もいる。
こんなの、事情を知らなかったら私でも怖い。トリックでも何でもなく、出演者全員が本物なのだから。
私は客を驚かせる係の皆に、手加減しながら、徐々にフェードアウトしてもらうように指示を出す。
幽霊たちがいなくなったホールに、再び明かりが点いた。
「ご安心ください、亡者どもは立ち去りました」
座り込んでいたツアー客の最後の一人が、何とか立ち上がれるようになった頃、私はあるドアの前に、客達を集合させた。
「皆様、大変お疲れ様でした。いよいよ最後の部屋にお連れ致します。くれぐれも失礼のないように。よろしいですか?」
「ああ……」
「あ、うん……」
「……わ、わかった」
客の貴族達の返事は、まばらだった。
2
お気に入りに追加
127
あなたにおすすめの小説
人質姫と忘れんぼ王子
雪野 結莉
恋愛
何故か、同じ親から生まれた姉妹のはずなのに、第二王女の私は冷遇され、第一王女のお姉様ばかりが可愛がられる。
やりたいことすらやらせてもらえず、諦めた人生を送っていたが、戦争に負けてお金の為に私は売られることとなった。
お姉様は悠々と今まで通りの生活を送るのに…。
初めて投稿します。
書きたいシーンがあり、そのために書き始めました。
初めての投稿のため、何度も改稿するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
小説家になろう様にも掲載しております。
読んでくださった方が、表紙を作ってくださいました。
新○文庫風に作ったそうです。
気に入っています(╹◡╹)
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
心を失ってしまった令嬢は、心優しい精霊王に愛される
柚木ゆず
ファンタジー
精霊王からの加護を得るため、100年に1度生贄を捧げる仕来りがある国・ニッケリーズ。今回はターザッカル伯爵家の長女リヴィアが選ばれていたのですが、生贄になりたくないリヴィアと長女を可愛く思う両親の罠により、次女ラシェルが身代わりとして生贄にされてしまいました。
ラシェルは両親達の罠によって自分の意思を失っており、唯々諾々と自身の身を捧げようとします。しかしながらそんな彼女を待っていたのは『死』ではなく、優しい心を持つ新たな精霊王との出会いだったのでした。
華都のローズマリー
みるくてぃー
ファンタジー
ひょんな事から前世の記憶が蘇った私、アリス・デュランタン。意地悪な義兄に『超』貧乏騎士爵家を追い出され、無一文の状態で妹と一緒に王都へ向かうが、そこは若い女性には厳しすぎる世界。一時は妹の為に身売りの覚悟をするも、気づけば何故か王都で人気のスィーツショップを経営することに。えっ、私この世界のお金の単位って全然わからないんですけど!?これは初めて見たお金が金貨の山だったという金銭感覚ゼロ、ハチャメチャ少女のラブ?コメディな物語。
新たなお仕事シリーズ第一弾、不定期掲載にて始めます!
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
【完結済】平凡令嬢はぼんやり令息の世話をしたくない
天知 カナイ
恋愛
【完結済 全24話】ヘイデン侯爵の嫡男ロレアントは容姿端麗、頭脳明晰、魔法力に満ちた超優良物件だ。周りの貴族子女はこぞって彼に近づきたがる。だが、ロレアントの傍でいつも世話を焼いているのは、見た目も地味でとりたてて特長もないリオ―チェだ。ロレアントは全てにおいて秀でているが、少し生活能力が薄く、いつもぼんやりとしている。国都にあるタウンハウスが隣だった縁で幼馴染として育ったのだが、ロレアントの母が亡くなる時「ロレンはぼんやりしているから、リオが面倒見てあげてね」と頼んだので、律義にリオ―チェはそれを守り何くれとなくロレアントの世話をしていた。
だが、それが気にくわない人々はたくさんいて様々にリオ―チェに対し嫌がらせをしてくる。だんだんそれに疲れてきたリオーチェは‥。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる