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Ⅴ
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柚岡璃華Side.
來希と二人で寮を出て、同じ方向で、同じ電車で、ちょっとだけ嬉しかった。その流れでお互いの住所を聞いておいて、本当に良かった。
ふたりとも3日だけ外泊届を出して来たので3日後には最寄り駅で待ち合わせの予定だった。いつでも連絡していいよ。と言ったが1日目はなんの連絡も来なかった。
だが、2日目。來希から電話がかかってきて、すごく浮かれた。てっきりLINEとかDMとかで連絡が来るのかと思っていたから、すごく嬉しかった。
少し、ドキドキしながら電話に出ると、返事は返ってこなかった。來希も緊張しているのかと思ったが、あまりにも沈黙が長かったからどうしたのかと聞けば、小さな声で何かを言っている。いや、呟いている。
もう一度、名前を呼べば、僕の名前と、微かに“いえ”と言っていることがわかった。
始めは何が“いえ”なのかわからなかった。だが、一番に思い浮かぶ“いえ”は“家”だったから、それがどうしたのかと聞こうと思い、ふと思い出した。
〘俺の、嫌いな物...。.....家。〙
〘家?お家?〙
〘ああ、母さんがいなくなった、あの家は嫌いだ。〙
〘じゃあ、セーフワードは、“家”ね。〙
すぐに來希が危険な状態だと理解した。セーフワードを言うくらい危うい状態。僕以外のDomに命令されているのも許せないし、その命令したDomも許せなかった。來希がどこにいるか分からなかったが、パートナーになったあの夜に聞いた來希の家族の話を思い出し、“家”が嫌いなことから、おそらく自宅にいると思った。
來希に電話越しに声をかけつつ、必要なものを持って急いで家を飛び出した。僕の自宅の最寄り駅についたときに、僕の名前を呼んだの最後にゴトリと言う音と共に來希からの言葉は聞こえなくなった。電話の後ろで、何かを叩く音と怒鳴り声がしていた。早く早くと急く気持ちを抑えつつ、来た電車に乗り込み、二駅隣りの駅で降りて駆け出した。
スマホのマップアプリで來希の住所を打ち込み、それを見ながら最短ルートを見つけ出しながら走った。
十数分後、來希の家の前についた。息を整えながら表札見れば、“暈”と書いてあり、間違いないと思い、インターホンのボタンを押した。
誰も出てこないので、2、3回鳴らしたあと門を通って玄関の扉に手をかけた。それと同時にバタバタと足音が聞こえ、扉が開かれると思い、一歩下がった。
予想通り、僅かに開かれた扉から男性が「何のようだ。」と言ったので、その場で「來希くんに会いに来ました。」と微笑んで言った。
男性は恐らく、來希の父親なのだろう。目元が少し似ていた。だが、僕の來希を傷付ける奴は、例え父親だろうが許さない。
そいつが、「....來希は今、家にいない。」と間を開けていったことで、いることは確信できた。だから、僅かに開いた扉に手をかけ、チェーンの奥に見えるそいつに「弁償しますから。」と微笑んで、Glareを放ちながら言った。そして、チェーンが千切れる音とともに扉が開き、僕は、中に入っていった。そいつは僕のGlare腰を抜かして、床にへばりついていた。
ぱっとみ一階にはいなさそうだったので、二階に上がり、廊下を歩く。酷く凹みのあるドアを見つけ、ここだろうと思い、ドアノブに手をかけるが、鍵がかかっているようです開かない。
それはそうだ。あんなに激しく叩かれていて開かないんだから鍵くらいはかかっているだろう。それに、あんなに近くで聞こえたということは、ドアの前に來希いることは分かった。だから、内開きの鍵のかかったドアを無理やり外開きに開いた。鍵はすごい音でこじ開け、蝶番も歪んでいた。
だが、開けて目に入った光景を、來希の姿を見て、そんなことはどうでも良くなった。
「來希!!!!」
「...ご、め、....さ、ぃ。」
「っ!!!」
來希は既にSub Dropに陥っていた。瞳から光は消えていて、必死に心を守っている状態だった。
「...來希、お待たせ。」
「...ぃ、ぇ、....ぃ、...ぇ。」
「うん、うん。教えてくれてありがとう。良くできたね。いい子、いい子だね。」
聞こえていないと分かっていてもリワードをかけ続ける。
來希の父親は、出ていった音はしていないので、恐らくあのままへばり込んでいるのだろう。來希を抱き込むように、自分の胸に來希の頭を寄りかからせて、撫で続ける。その傍らで、警察に電話をかけ、ここの住所を教える。電話が切れたあと、母さんに電話をした。
「“はい。”」
「...母さん。」
「“なあに?”」
「....僕の、パートナーが、....。」
「“來希くん?”」
「...うん。」
母さんには、家に帰った日にパートナーができたことと、來希のことを伝えていた。
「“來希くんが、どうしたの?”」
「...Sub Dropになってて、住所、言うから、迎えに来て。」
「“まあ!!すぐ行くわ。車がいいんでしょう?”」
「...うん、お願い。」
母さんを待っている間に、警察が来た。玄関の扉が壊されているので、玄関の中に入るなり、床にへばりついている來希の父親に声をかけている。二人で来たようで、一人が二階にあがってきた。僕らを見つけたときに少し叫んだが、僕の腕の中の來希を見て、状況を察したようだった。一応説明として、パートナーに助けを求められてDefenseで、ありえない力が出て、ドアを、破壊したことを言った。それから、來希の父親は保護という名目で警察署に連れて行かれた。
僕と來希は迎えが来るから、行かないと言った。事情聴取は、來希が戻ってきてから改めて行くと伝えた。
警察が帰ったのと入れ替わるように母さんが到着して、母さんに手伝って貰い、後部座席に來希を乗せて、僕の家に向かった。
「...來希くん、大丈夫?」
「...まだ、落ちてるみたい。」
「...璃華の部屋に必要なものを持っていくわ。それから水とか軽く食べれるものも。」
「...ありがとう、母さん。」
家についてから、僕の部屋のベッドに座る來希。俯いていて、目も虚ろだった。水分補給のためにペットボトルで飲まそうとしたが、無意識化だと飲めないと思い、口移しで水を飲ませ、ベッドで寝かす。
父さんが帰ってきて、母さんが事情を話したのか僕の部屋に入ってきた。
「おかえり。」
「うん、ただいま。」
「...どうしたの?」
「母さんが璃華にお風呂入っておいでって。」
「...でも、。」
「だから、僕が来たの。Domの母さんだと來希くんが目覚めたとき危ないからね。Subの僕が来たわけ。」
「...わかった。すぐ戻ってくる。」
「うん、いってらっしゃい。」
烏の行水で入浴を済ませて、髪の毛を乾かして部屋に戻れば、父さんがベッドに背を預けて、本を読んでいた。
「起きた?」
「ははっ、早いねぇ。おかえり。まだ、起きてないよ。」
「...そう。」
「一晩一緒にいて、頭撫でてあげなさい。僕も母さんに撫でられるの好きだからね。きっと、來希くんも璃華に撫でられる好きだよ。」
「...うん。」
「うんうん。じゃあ、おやすみ。」
そう言って、部屋を出ていく父さん。
眠る來希の隣に寝そべり、來希を抱え込む。頭を撫でながら、何度もリワードを贈る。暫くすると、僕も眠ってしまったようで、目が覚めたら朝だった。來希は?!と思って横を見れば、僕と目が合う來希。
「......ら、いき?」
「....り、か。」
「...もう、へいき?」
「....り、か。」
「...うん、ここにいるよ。」
ぎゅっと壊れないように來希を抱き込む。僅かに震える來希の頭を撫でて、昨日の夜と同じようにリワードを贈る。
「頑張ったね。偉いよ。僕を呼んでくれたんんだもん。」
「とっってもいい子。僕の可愛い來希。」
「呼んでくれてありがとう。」
「良くできました」
「セーフワードもちゃんと言えて偉いね。」
「いい子、いい子。」
「戻ってきてくれて、ありがとう。」
「....おかえり、來希。」
「....た、だいま、り、か。」
「うん...おかえり。」
その2日後に、警察に行って事情を話した。
來希が飲んでいた抑制剤のこと、それからその抑制剤で來希を殺そうとしていたこと。
結果、來希の父親は逮捕された。殺害未遂と違法薬物所持と使用させたことと、Subに対する禁止ワードも追加で罪が重くなり、逮捕となった。來希は、裁判には出れないので、勝手にやってくれと頼み、家に帰った。
家に帰り、來希は親戚や祖父母もおらず、親族がいなくなってしまったので、我が家で引き取ることとなった。本来は児童養護施設に預けられるが、僕というパートナーがいた為、裁判所や役所も了承してくれた。パートナー制度はあるが同性婚は認められていないので、僕はちょっと嬉しかった。兄弟という形だが名実共に家族になれたから。
「改めてよろしくね。來希。」
「...ああ、璃華。」
○
柚岡來希Side.
学院に戻り、正式な手続きをして、俺は暈來希から柚岡來希となった。
学院では父さんのことはすぐに噂となったが、俺は気にしなかった。
――――――だって、璃華が守ってくれるから。
Fin.
來希と二人で寮を出て、同じ方向で、同じ電車で、ちょっとだけ嬉しかった。その流れでお互いの住所を聞いておいて、本当に良かった。
ふたりとも3日だけ外泊届を出して来たので3日後には最寄り駅で待ち合わせの予定だった。いつでも連絡していいよ。と言ったが1日目はなんの連絡も来なかった。
だが、2日目。來希から電話がかかってきて、すごく浮かれた。てっきりLINEとかDMとかで連絡が来るのかと思っていたから、すごく嬉しかった。
少し、ドキドキしながら電話に出ると、返事は返ってこなかった。來希も緊張しているのかと思ったが、あまりにも沈黙が長かったからどうしたのかと聞けば、小さな声で何かを言っている。いや、呟いている。
もう一度、名前を呼べば、僕の名前と、微かに“いえ”と言っていることがわかった。
始めは何が“いえ”なのかわからなかった。だが、一番に思い浮かぶ“いえ”は“家”だったから、それがどうしたのかと聞こうと思い、ふと思い出した。
〘俺の、嫌いな物...。.....家。〙
〘家?お家?〙
〘ああ、母さんがいなくなった、あの家は嫌いだ。〙
〘じゃあ、セーフワードは、“家”ね。〙
すぐに來希が危険な状態だと理解した。セーフワードを言うくらい危うい状態。僕以外のDomに命令されているのも許せないし、その命令したDomも許せなかった。來希がどこにいるか分からなかったが、パートナーになったあの夜に聞いた來希の家族の話を思い出し、“家”が嫌いなことから、おそらく自宅にいると思った。
來希に電話越しに声をかけつつ、必要なものを持って急いで家を飛び出した。僕の自宅の最寄り駅についたときに、僕の名前を呼んだの最後にゴトリと言う音と共に來希からの言葉は聞こえなくなった。電話の後ろで、何かを叩く音と怒鳴り声がしていた。早く早くと急く気持ちを抑えつつ、来た電車に乗り込み、二駅隣りの駅で降りて駆け出した。
スマホのマップアプリで來希の住所を打ち込み、それを見ながら最短ルートを見つけ出しながら走った。
十数分後、來希の家の前についた。息を整えながら表札見れば、“暈”と書いてあり、間違いないと思い、インターホンのボタンを押した。
誰も出てこないので、2、3回鳴らしたあと門を通って玄関の扉に手をかけた。それと同時にバタバタと足音が聞こえ、扉が開かれると思い、一歩下がった。
予想通り、僅かに開かれた扉から男性が「何のようだ。」と言ったので、その場で「來希くんに会いに来ました。」と微笑んで言った。
男性は恐らく、來希の父親なのだろう。目元が少し似ていた。だが、僕の來希を傷付ける奴は、例え父親だろうが許さない。
そいつが、「....來希は今、家にいない。」と間を開けていったことで、いることは確信できた。だから、僅かに開いた扉に手をかけ、チェーンの奥に見えるそいつに「弁償しますから。」と微笑んで、Glareを放ちながら言った。そして、チェーンが千切れる音とともに扉が開き、僕は、中に入っていった。そいつは僕のGlare腰を抜かして、床にへばりついていた。
ぱっとみ一階にはいなさそうだったので、二階に上がり、廊下を歩く。酷く凹みのあるドアを見つけ、ここだろうと思い、ドアノブに手をかけるが、鍵がかかっているようです開かない。
それはそうだ。あんなに激しく叩かれていて開かないんだから鍵くらいはかかっているだろう。それに、あんなに近くで聞こえたということは、ドアの前に來希いることは分かった。だから、内開きの鍵のかかったドアを無理やり外開きに開いた。鍵はすごい音でこじ開け、蝶番も歪んでいた。
だが、開けて目に入った光景を、來希の姿を見て、そんなことはどうでも良くなった。
「來希!!!!」
「...ご、め、....さ、ぃ。」
「っ!!!」
來希は既にSub Dropに陥っていた。瞳から光は消えていて、必死に心を守っている状態だった。
「...來希、お待たせ。」
「...ぃ、ぇ、....ぃ、...ぇ。」
「うん、うん。教えてくれてありがとう。良くできたね。いい子、いい子だね。」
聞こえていないと分かっていてもリワードをかけ続ける。
來希の父親は、出ていった音はしていないので、恐らくあのままへばり込んでいるのだろう。來希を抱き込むように、自分の胸に來希の頭を寄りかからせて、撫で続ける。その傍らで、警察に電話をかけ、ここの住所を教える。電話が切れたあと、母さんに電話をした。
「“はい。”」
「...母さん。」
「“なあに?”」
「....僕の、パートナーが、....。」
「“來希くん?”」
「...うん。」
母さんには、家に帰った日にパートナーができたことと、來希のことを伝えていた。
「“來希くんが、どうしたの?”」
「...Sub Dropになってて、住所、言うから、迎えに来て。」
「“まあ!!すぐ行くわ。車がいいんでしょう?”」
「...うん、お願い。」
母さんを待っている間に、警察が来た。玄関の扉が壊されているので、玄関の中に入るなり、床にへばりついている來希の父親に声をかけている。二人で来たようで、一人が二階にあがってきた。僕らを見つけたときに少し叫んだが、僕の腕の中の來希を見て、状況を察したようだった。一応説明として、パートナーに助けを求められてDefenseで、ありえない力が出て、ドアを、破壊したことを言った。それから、來希の父親は保護という名目で警察署に連れて行かれた。
僕と來希は迎えが来るから、行かないと言った。事情聴取は、來希が戻ってきてから改めて行くと伝えた。
警察が帰ったのと入れ替わるように母さんが到着して、母さんに手伝って貰い、後部座席に來希を乗せて、僕の家に向かった。
「...來希くん、大丈夫?」
「...まだ、落ちてるみたい。」
「...璃華の部屋に必要なものを持っていくわ。それから水とか軽く食べれるものも。」
「...ありがとう、母さん。」
家についてから、僕の部屋のベッドに座る來希。俯いていて、目も虚ろだった。水分補給のためにペットボトルで飲まそうとしたが、無意識化だと飲めないと思い、口移しで水を飲ませ、ベッドで寝かす。
父さんが帰ってきて、母さんが事情を話したのか僕の部屋に入ってきた。
「おかえり。」
「うん、ただいま。」
「...どうしたの?」
「母さんが璃華にお風呂入っておいでって。」
「...でも、。」
「だから、僕が来たの。Domの母さんだと來希くんが目覚めたとき危ないからね。Subの僕が来たわけ。」
「...わかった。すぐ戻ってくる。」
「うん、いってらっしゃい。」
烏の行水で入浴を済ませて、髪の毛を乾かして部屋に戻れば、父さんがベッドに背を預けて、本を読んでいた。
「起きた?」
「ははっ、早いねぇ。おかえり。まだ、起きてないよ。」
「...そう。」
「一晩一緒にいて、頭撫でてあげなさい。僕も母さんに撫でられるの好きだからね。きっと、來希くんも璃華に撫でられる好きだよ。」
「...うん。」
「うんうん。じゃあ、おやすみ。」
そう言って、部屋を出ていく父さん。
眠る來希の隣に寝そべり、來希を抱え込む。頭を撫でながら、何度もリワードを贈る。暫くすると、僕も眠ってしまったようで、目が覚めたら朝だった。來希は?!と思って横を見れば、僕と目が合う來希。
「......ら、いき?」
「....り、か。」
「...もう、へいき?」
「....り、か。」
「...うん、ここにいるよ。」
ぎゅっと壊れないように來希を抱き込む。僅かに震える來希の頭を撫でて、昨日の夜と同じようにリワードを贈る。
「頑張ったね。偉いよ。僕を呼んでくれたんんだもん。」
「とっってもいい子。僕の可愛い來希。」
「呼んでくれてありがとう。」
「良くできました」
「セーフワードもちゃんと言えて偉いね。」
「いい子、いい子。」
「戻ってきてくれて、ありがとう。」
「....おかえり、來希。」
「....た、だいま、り、か。」
「うん...おかえり。」
その2日後に、警察に行って事情を話した。
來希が飲んでいた抑制剤のこと、それからその抑制剤で來希を殺そうとしていたこと。
結果、來希の父親は逮捕された。殺害未遂と違法薬物所持と使用させたことと、Subに対する禁止ワードも追加で罪が重くなり、逮捕となった。來希は、裁判には出れないので、勝手にやってくれと頼み、家に帰った。
家に帰り、來希は親戚や祖父母もおらず、親族がいなくなってしまったので、我が家で引き取ることとなった。本来は児童養護施設に預けられるが、僕というパートナーがいた為、裁判所や役所も了承してくれた。パートナー制度はあるが同性婚は認められていないので、僕はちょっと嬉しかった。兄弟という形だが名実共に家族になれたから。
「改めてよろしくね。來希。」
「...ああ、璃華。」
○
柚岡來希Side.
学院に戻り、正式な手続きをして、俺は暈來希から柚岡來希となった。
学院では父さんのことはすぐに噂となったが、俺は気にしなかった。
――――――だって、璃華が守ってくれるから。
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今回も素敵なお話をありがとうございました!こちらのお話も、ぜひ続きが読んでみたいです!
感想ありがとうございます🙏✨
時間があれば、こちらも書きたいと思います。