28 / 60
二章 お化けな情報と女子高生
15.天音ちゃんとの約束(side 伊吹)
しおりを挟む
(side 伊吹)
天音ちゃんが退院してこの病院を出て行った後も、僕の研究室の横(資料置き場)で眠っている尊君。
正直どうしたらいいか分からない。完全に持て余している。
そもそも、生きてるのか死んでるのかも分からない。
生気を感じない顔で眠る、よくできた人形みたいな尊。
これ、他人に見つかったらなんて言われると思う? 絶対、変態呼ばわりされるぞ‥。
頭が重くなる。
初めの時は「これ見つかったらどうするんだ? 」ってドキドキしっぱなしだったけど、‥自分の研究室まして資料室を訪れる人間なんていない。
親戚の恭二さんは浮世離れしてるけど、別に人の部屋を無許可で訪れる様な常識知らずじゃない。(ってか、恭二さんは医者を辞めて以来、この病院に近寄ることはなかった。元々はこの病院の医師だったんだけどね)
「この子、いつまで預かるんだ~」
ぼんやりと尊を見ていたら、「尊」がむくり、と起き上がり。
「伊吹先生、私です。天音です。約束を守ってくださってありがとうございます。‥もうしばらく、このままここにいさせてください」
って言われた。
驚かないはずない。
メチャクチャ驚いた。今までこんなに驚いたことないって位驚いた。(無理ないよね?? )
天音ちゃん?
驚いて咄嗟に声が出なかった。辛うじて‥僕が無言で頷くと、尊はにっこりと微笑み‥そのまま、再び眠りについた。‥まるで何もなかったみたいに‥。
後で聞くと、そのタイミングは丁度天音ちゃんが亡くなった時だったらしい。
初めて会った時から天音ちゃんは普通の子供じゃないって思った。
乾の卦寄りの力が異常に強い子供だった。
そういうのが「よくわかる」方じゃない僕でもそれが分かったほど‥
天音ちゃんは特殊な子供だった。
乾は、天の卦。
人には、稀な卦。しかも、人とは思えないほど強い力。
この子が虚弱体質だったのは強すぎる卦の力のせいか? 卦を維持する為に生命力をごっそり持っていかれてるのか? って思ったけど、‥どうやらそうでもないらしい。
ただ、身体が虚弱ってだけの様だ。
精神は‥驚くほど安定している。
そんなことは、まずない。
強い力を持つ者は、それだけで精神的に不安定になりがちなんだ。
その不安定さが、不安となり、苛立ちとなる。
でも天音ちゃんには、そんなところはなかった。
安定していて、落ち着いていて‥なんなら達観してる感すらあった。
ホントに小学生? (← 会った時天音は小学生だった)って疑問に思った。
そして、多分この子は普通の人間ではないって思った。
いつだったか‥夏休みに従兄弟の家に遊びに行った天音ちゃんがかなり体調を崩した時があった。(※ 尊を作るという大技を使った為に、体力を使い過ぎて体調を崩した。天音はそのことを彰彦には言わなかったが、やっぱりキツかったらしい)
元々虚弱だった身体がみるみる痩せて‥このままご飯食べられなくなるんじゃないか? って思ったけど、メンタル面は‥不思議と調子が良かったんだ。お母さんに買ってもらったらしい手鏡をいつもベッドの傍に置いて、時々それを見て
「痩せちゃったなあ‥ちゃんと食べなきゃなあ」
なんて言ったりしてた。(※ 尊の様子を時々盗み見たりしてるのを誤魔化しているだけだってことを伊吹は知らない。尊の姿が見えるのは天音だけだから、他人から見たら天音は鏡を見ているだけなのだ)
両親は凄く心配したけど‥僕は不思議と「あれ? なんかこの子、変わったな。今まで何に対しても無関心って感じだったのに、この頃‥少し、楽しそう‥? 」って思ったんだ。
「彰彦兄さんと遊んだの楽しかったら、元気になってまた遊びたいんだ」
って言ってるのを聞いた時、
ああ、明日への希望がこの子に力を与えてくれたんだなって嬉しくなった。(※ 普通の子供ってことを周りに向けてアピールする目的の「あざとい」発言)
だけど、天音ちゃんの体調が良くなることはなかった。反対に乾の卦は更に安定して‥ますます「この子、更に人間じゃない何かに近づいてないか? 」って思った。
‥更に関心が高まった。
今まで、こんなに患者に‥病状以外で関心を持ったことはなかった。
恋とかそういうのじゃないよ。
分かるでしょ? ‥僕はね、恥ずかしい話、恋とかそういう感情にホントに疎い男なんだ。
そうだなあ‥義理人情でもないんだけど‥そういう感情に近いかなあ‥。
「人として」しなければいけない使命感‥そんな感じ。
恋愛感情とか、父性愛とか‥そういうのではない、全く色のついてない感情。
天音ちゃんという子は、恋愛感情を持つ相手として「これ程向いてない人はいない」って感じは‥あった。
恋愛感情って人間に対して感じるものだ。
相手の特別になりたい。相手の唯一になりたい。そういう精神的な感情と、触れたい。一緒に居たい。‥そういう肉体的な感情。
天音ちゃんは、相手にそういった‥一切の感情を許したりしなかった。
でもね、別に潔癖症ってわけじゃなかったんだ。
相手に‥そういう「見透かされた‥」とか「お高く留まりやがって‥」とかいう感情を起こさせるタイプでもない。
あれは‥実際に見ないと分からないと思う。ホントに「そういうのに無関係に生きてる人」としか言えない感じ。
まるで、優しい「田舎のじいちゃんばあちゃん」みたいな存在。
人畜無害で、ただただ‥こころ安らぐ人。
‥まるで、卦の通り太陽の様な公平さと暖かさで周りを照らしていた。
特定の「誰か」を愛さず、特定の「誰か」を求めず、皆に公平に振舞う。
‥そんなのよっぽど人間に興味があって、だけど逆によっぽど関心が無きゃ無理な態度だよね。
僕は彼女に「研究対象として」興味をもった。
患者として以上に。
そして、そのことに彼女は気付いていた。
だからあの時、彼女は「僕が断らない様な」条件を出してきた。
「私の肉体が滅んだら、私は貴方の為に働きます。
研究の手伝いとかします。それどころか、‥私の魂を自由に研究してもいいですから。
だから、尊をここにおいてください」
私の肉体が滅んだら? 肉体が滅ぶということは即ち死ぬことだ。
死んだら‥何も出来ないだろう?
訝しがる僕に天音ちゃんは
「先生には、私が普通の人間じゃないこと‥分かってるんでしょう? 」
って言ったんだ‥。
全部を信じたわけでは無い。
だけど‥断るって選択肢はなかった。
更なる好奇心が‥ってのもあったんだけど、でも「それだけじゃね」って感じはあったよ。(そりゃあね)だって、リスクを考えたらやっぱり二の足を踏むよね(特に世間体とかね! )。だけど、最終的には受けちゃった。
‥なんかね、人ならざる者の願いとか‥断りにくくない?
それに、天音ちゃんには何となく人に対して「断らせない何か」があったんだ。一種のカリスマ性だろうね。「この人の為に何か出来ることなら協力したい」って思わせる‥そういう「何か」。
だから‥仕方がないかなって思ったんだ。
結果僕は尊君の身体を預かった。
病院に内緒で、そして‥本業の裏西遠寺関係の仕事のパートナーである恭二さんにも内緒で。
それは‥だけど、今までのどんなことより‥魅力的だった。
背徳感? 冒険心? ‥社会に対する反抗心? ‥なんて表現したらいいのか分からないその「初めて感じた」感情に僕は‥
常識だとか倫理だとか‥全部の感情を捨てたんだ。
匿っているとか‥監禁しているとか、そういう「ほの暗い隠避な感情」は一切抱いてない。
寧ろ、
珍しい標本を隠し持ってる様な、そんな「誇らしい様な」感情。
だって、尊君はホントにピクリとも動かないんだから。
時々息して‥生きていることを忘れてしまうこともある。
だけど、押し入れに閉まったままの標本と同じ扱いにしない様に‥一日一回は部屋を覗くことにしている。
それだけ。
‥僕は自分で思っているより、薄情だし‥飽きっぽいんだなって初めて気付いた。
モノ扱いしてないよってアピールする為に、一言二言声を掛けるようにした。
「どうしてる? 」
とか
「大丈夫? 」
とか。答えが返ってくることは‥あの日以来なかったけど。
だけど、今日久し振りに返事が返って来て‥
僕は心底驚いたんだ。
天音ちゃんが退院してこの病院を出て行った後も、僕の研究室の横(資料置き場)で眠っている尊君。
正直どうしたらいいか分からない。完全に持て余している。
そもそも、生きてるのか死んでるのかも分からない。
生気を感じない顔で眠る、よくできた人形みたいな尊。
これ、他人に見つかったらなんて言われると思う? 絶対、変態呼ばわりされるぞ‥。
頭が重くなる。
初めの時は「これ見つかったらどうするんだ? 」ってドキドキしっぱなしだったけど、‥自分の研究室まして資料室を訪れる人間なんていない。
親戚の恭二さんは浮世離れしてるけど、別に人の部屋を無許可で訪れる様な常識知らずじゃない。(ってか、恭二さんは医者を辞めて以来、この病院に近寄ることはなかった。元々はこの病院の医師だったんだけどね)
「この子、いつまで預かるんだ~」
ぼんやりと尊を見ていたら、「尊」がむくり、と起き上がり。
「伊吹先生、私です。天音です。約束を守ってくださってありがとうございます。‥もうしばらく、このままここにいさせてください」
って言われた。
驚かないはずない。
メチャクチャ驚いた。今までこんなに驚いたことないって位驚いた。(無理ないよね?? )
天音ちゃん?
驚いて咄嗟に声が出なかった。辛うじて‥僕が無言で頷くと、尊はにっこりと微笑み‥そのまま、再び眠りについた。‥まるで何もなかったみたいに‥。
後で聞くと、そのタイミングは丁度天音ちゃんが亡くなった時だったらしい。
初めて会った時から天音ちゃんは普通の子供じゃないって思った。
乾の卦寄りの力が異常に強い子供だった。
そういうのが「よくわかる」方じゃない僕でもそれが分かったほど‥
天音ちゃんは特殊な子供だった。
乾は、天の卦。
人には、稀な卦。しかも、人とは思えないほど強い力。
この子が虚弱体質だったのは強すぎる卦の力のせいか? 卦を維持する為に生命力をごっそり持っていかれてるのか? って思ったけど、‥どうやらそうでもないらしい。
ただ、身体が虚弱ってだけの様だ。
精神は‥驚くほど安定している。
そんなことは、まずない。
強い力を持つ者は、それだけで精神的に不安定になりがちなんだ。
その不安定さが、不安となり、苛立ちとなる。
でも天音ちゃんには、そんなところはなかった。
安定していて、落ち着いていて‥なんなら達観してる感すらあった。
ホントに小学生? (← 会った時天音は小学生だった)って疑問に思った。
そして、多分この子は普通の人間ではないって思った。
いつだったか‥夏休みに従兄弟の家に遊びに行った天音ちゃんがかなり体調を崩した時があった。(※ 尊を作るという大技を使った為に、体力を使い過ぎて体調を崩した。天音はそのことを彰彦には言わなかったが、やっぱりキツかったらしい)
元々虚弱だった身体がみるみる痩せて‥このままご飯食べられなくなるんじゃないか? って思ったけど、メンタル面は‥不思議と調子が良かったんだ。お母さんに買ってもらったらしい手鏡をいつもベッドの傍に置いて、時々それを見て
「痩せちゃったなあ‥ちゃんと食べなきゃなあ」
なんて言ったりしてた。(※ 尊の様子を時々盗み見たりしてるのを誤魔化しているだけだってことを伊吹は知らない。尊の姿が見えるのは天音だけだから、他人から見たら天音は鏡を見ているだけなのだ)
両親は凄く心配したけど‥僕は不思議と「あれ? なんかこの子、変わったな。今まで何に対しても無関心って感じだったのに、この頃‥少し、楽しそう‥? 」って思ったんだ。
「彰彦兄さんと遊んだの楽しかったら、元気になってまた遊びたいんだ」
って言ってるのを聞いた時、
ああ、明日への希望がこの子に力を与えてくれたんだなって嬉しくなった。(※ 普通の子供ってことを周りに向けてアピールする目的の「あざとい」発言)
だけど、天音ちゃんの体調が良くなることはなかった。反対に乾の卦は更に安定して‥ますます「この子、更に人間じゃない何かに近づいてないか? 」って思った。
‥更に関心が高まった。
今まで、こんなに患者に‥病状以外で関心を持ったことはなかった。
恋とかそういうのじゃないよ。
分かるでしょ? ‥僕はね、恥ずかしい話、恋とかそういう感情にホントに疎い男なんだ。
そうだなあ‥義理人情でもないんだけど‥そういう感情に近いかなあ‥。
「人として」しなければいけない使命感‥そんな感じ。
恋愛感情とか、父性愛とか‥そういうのではない、全く色のついてない感情。
天音ちゃんという子は、恋愛感情を持つ相手として「これ程向いてない人はいない」って感じは‥あった。
恋愛感情って人間に対して感じるものだ。
相手の特別になりたい。相手の唯一になりたい。そういう精神的な感情と、触れたい。一緒に居たい。‥そういう肉体的な感情。
天音ちゃんは、相手にそういった‥一切の感情を許したりしなかった。
でもね、別に潔癖症ってわけじゃなかったんだ。
相手に‥そういう「見透かされた‥」とか「お高く留まりやがって‥」とかいう感情を起こさせるタイプでもない。
あれは‥実際に見ないと分からないと思う。ホントに「そういうのに無関係に生きてる人」としか言えない感じ。
まるで、優しい「田舎のじいちゃんばあちゃん」みたいな存在。
人畜無害で、ただただ‥こころ安らぐ人。
‥まるで、卦の通り太陽の様な公平さと暖かさで周りを照らしていた。
特定の「誰か」を愛さず、特定の「誰か」を求めず、皆に公平に振舞う。
‥そんなのよっぽど人間に興味があって、だけど逆によっぽど関心が無きゃ無理な態度だよね。
僕は彼女に「研究対象として」興味をもった。
患者として以上に。
そして、そのことに彼女は気付いていた。
だからあの時、彼女は「僕が断らない様な」条件を出してきた。
「私の肉体が滅んだら、私は貴方の為に働きます。
研究の手伝いとかします。それどころか、‥私の魂を自由に研究してもいいですから。
だから、尊をここにおいてください」
私の肉体が滅んだら? 肉体が滅ぶということは即ち死ぬことだ。
死んだら‥何も出来ないだろう?
訝しがる僕に天音ちゃんは
「先生には、私が普通の人間じゃないこと‥分かってるんでしょう? 」
って言ったんだ‥。
全部を信じたわけでは無い。
だけど‥断るって選択肢はなかった。
更なる好奇心が‥ってのもあったんだけど、でも「それだけじゃね」って感じはあったよ。(そりゃあね)だって、リスクを考えたらやっぱり二の足を踏むよね(特に世間体とかね! )。だけど、最終的には受けちゃった。
‥なんかね、人ならざる者の願いとか‥断りにくくない?
それに、天音ちゃんには何となく人に対して「断らせない何か」があったんだ。一種のカリスマ性だろうね。「この人の為に何か出来ることなら協力したい」って思わせる‥そういう「何か」。
だから‥仕方がないかなって思ったんだ。
結果僕は尊君の身体を預かった。
病院に内緒で、そして‥本業の裏西遠寺関係の仕事のパートナーである恭二さんにも内緒で。
それは‥だけど、今までのどんなことより‥魅力的だった。
背徳感? 冒険心? ‥社会に対する反抗心? ‥なんて表現したらいいのか分からないその「初めて感じた」感情に僕は‥
常識だとか倫理だとか‥全部の感情を捨てたんだ。
匿っているとか‥監禁しているとか、そういう「ほの暗い隠避な感情」は一切抱いてない。
寧ろ、
珍しい標本を隠し持ってる様な、そんな「誇らしい様な」感情。
だって、尊君はホントにピクリとも動かないんだから。
時々息して‥生きていることを忘れてしまうこともある。
だけど、押し入れに閉まったままの標本と同じ扱いにしない様に‥一日一回は部屋を覗くことにしている。
それだけ。
‥僕は自分で思っているより、薄情だし‥飽きっぽいんだなって初めて気付いた。
モノ扱いしてないよってアピールする為に、一言二言声を掛けるようにした。
「どうしてる? 」
とか
「大丈夫? 」
とか。答えが返ってくることは‥あの日以来なかったけど。
だけど、今日久し振りに返事が返って来て‥
僕は心底驚いたんだ。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
冒険者を引退してバーのマスターになりました
ぜーたまっくす
ファンタジー
感想で指摘していただいた箇所の大幅修正いたしました
大学卒業してバーでバイトするフリーターの俺
テンプレな異世界転移スタートだったが戦闘に使える祝福が貰えませんでした。
とりあえず冒険者になって軍資金を貯めてバーのマスターになりたい!
この際世界はどこでもいいや・・・
主人公が無双して世界を救う話ではありません
ハーレムルートも期待できません
R15は念の為
残忍な描写も話の中で出てきそうなので念の為
基本はほのぼの進行で最後まで行きたいと思います。
<注>この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
最後に、5000人を超える方々のお気に入り登録、心から感謝いたします。
完結までお付き合いいただけたら幸いです。
新規ブースト期間も終了しこの先は細々と消えていく未来が見えます。
お気に入り登録まだの方で今後も読んでくださる方、是非!お気に入り登録の方よろしくお願いします。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜
撫羽
ファンタジー
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児、王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。しかもやり直しの生だった!?
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
それは生後半年の頃に遡る。
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかしいぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されたからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
憧れの世界は牙を剥く
奈倉ゆう
ファンタジー
『価値のある人生』を送りたい、そう思いながらも退屈な人生を歩んでいた月本勇気。
そんななか、異世界へと転移することになる。
その世界は魔王の出現により人類が劣勢にたたされていた。
勇気は神から力を授かり、神の使徒となり頼れる仲間たちとともに戦いに挑む、そんな物語。
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる