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二章 お化けな情報と女子高生
9.もう一人の「天音ちゃん」
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「尊」と、この親子は言った。この遺影は確かに「天音ちゃん」のものなのに。つまりそれ程「天音ちゃん」と「尊」は似ているのだろう。
「天音ちゃん」と、彼女(?)にそっくりな「尊」(※ 記憶を思い出してからは、彰彦には天音が女性だとはどうしても思えない)
その二人が同じ顔をしているのであったら、「尊」というのが、天音ちゃんの臣霊なのだろうか? (いや、天音ちゃんは「分霊」と呼んでいたな)
その分霊がこの世界に知り合いを作って、まさか普通に暮らしているとは思わなかった。
‥(この親子と)どういう関係かは分からないけど‥。
天音ちゃんは(無責任に)それを望んでいた。
病弱で自由に動けまわれない自分の代わりに元気に動いてくれるもう一人の自分。‥それが尊(分霊)だった。
尊はどんな暮らしをしていたんだろう?
尊がこの世界で生きていくために、天音ちゃんはどんなサポートをしたのかは知らない。だけど、尊はどうやらこの世界で無事で生きて、こうして二人の知り合いを作っていた‥。
それが天音ちゃんにとって少しくらいの慰めになっていたのだったらいいのにな。(鏡で様子を見るって言ってたし)
‥だけど、「尊」が天音ちゃんの分霊というのはだけど、「その可能性がある」って話だけで、確証があるわけでは無い。
彰彦が二人の様子を何となく見ていると、
「彰彦」
ふと、後ろから彰彦を呼ぶ声がし、彰彦が振り返る。
「母さん‥」
彰彦の母の房子だった。
‥そういえば、立って歩いている母親を見るのは久し振りだ。
極抑えた紫色‥紫というよりは灰色に近い‥の着物を着ている。
そういえば記憶の中の母親はいつも着物を着ていた。
というのも、同じ家に住んでいるというのに、母親を見ること自体久し振りなのだ。
‥少しやせたように見える。ちゃんと食べているのだろうか?
夜中に風呂に入っている気配がする(※ 彰彦の部屋は風呂に近い)から、まあ、元気(?)なのであろうことは分かってはいた。‥流石にそこまで冷たくはない。古図も毎日食事を届けているし。週二回来てくれるお手伝いさんは会っているらしい。
そもそも。無事なのはわかってる。
気配どころではなく、いつも風呂から鼻歌が聞こえてくる。‥何の歌かわからない妙な歌が。
房子は、音痴なのだ。
だから、彰彦は幼い頃から房子の歌う子守唄を「この歌は覚えてはいけない、覚えてはいけない」と聞き流すことにしていた。‥そっくりそのままコピーしてしまっては、命とり(大袈裟)だ。
「姉さん。大丈夫なんですか? お身体は」
古図が驚いた顔で房子を見る。古図は彰彦の父の義弟だから、勿論彰彦の母は義姉という事になる。姉と呼んでいるが、房子は古図よりずっと若く見えた。
古図も彰彦も当たり前に房子と同居している。だけど、二人とも実際に会うのは久し振り。
古図は房子の部屋の前に食事を持って行く位しか房子との接触はない。その際「ここに置きますね」って古図が声を掛け、それに対して「ありがとう」って房子が返事するだけで、会話を交わすことはない。(食器の後かたずけは、風呂に入る際に房子が自分でしている様だ)彰彦に至っては風呂に来てるらしいってことで生存確認している程度だ。
同居している家族としてはどうなんだって感じだけど、‥そういえば和彦(彰彦の父親)が不在の際は何時もそんな感じだった。そもそも、大人ばかりの家族ってそんなものかもしれないな。
「‥寝てなんかいられないでしょ。何よ、なんで置いて行ったりしたのよ」
房子がじろっと彰彦を睨む。そして、孝子に気付くとお互いぎこちなく‥微かに微笑みあった。
孝子が
「彰彦さん? 初めまして。この子が、私の娘の優磨です。貴方とは従兄妹同士になりますね」
って優磨を彰彦に紹介した。
「‥天音ちゃんと同じ歳だったのね」
と言ったのは房子だ。
‥同じ年なんだ?
そんな風には見えない。‥少なくとも遺影の天音ちゃんは目の前の優磨ちゃんよりもっと‥幼く見えた。(どっちが一般的なのかは彰彦には分からない。彰彦が職業柄見慣れている女生徒(女子大生)は、皆年齢不詳だから。女子大生ってそうだよね? )
「‥そうね。そんなことも知らなかったわ」
軽く会釈した彰彦がそんなことを考えているとは知らない(どうでもいい)孝子と房子は久し振りに会った姉妹の交流を‥ぎこちなく続けていた。
姉妹の会話ってこんな風なんだろうか?
兄弟姉妹がいない一人っ子の彰彦には分からないのだけど、‥なんだか他人以上によそよそしい気がした。
そして、それは芳美にも言えた。
「私たち、意地を張り過ぎたわね」
その空気に一番最初に耐え切れなくなったのは‥芳美だった。
ふう‥と小さくため息をついて、ふふと微かに笑う。
だけど、その目は泣きすぎて真っ赤に腫れ、よく眠れていないのだろう、目の下には真っ黒なクマが出来ていた。
‥無理ないけど‥痛々しい。
そんな状態なのに、ぎこちない姉妹の様子に黙っていられなかったのだろう。
末っ子の「役目」みたいなものなのかな?
ふう‥
房子も小さくため息をついて、「そうね」って小さく呟き、孝子の肩に手を置き、「ごめん」と謝った。
「‥全く意味のない意地をね」
孝子が苦笑いする。
「それはそうと‥さっき、何か叫ばなかった? 」
芳美が孝子を見る。
「え? ‥ごめんなさいね。あんまりにも、知り合いに似ていたから。‥似ているなんてものじゃなかった。双子かと思ったくらい」
優磨が黙って頷く。
‥尊が天音ちゃんに似ている‥というより、尊は‥私たちの子供の頃と同じ顔をしていた。
双子の自分たちとそっくりな‥双子のような二人の子供‥尊と天音。
孝子は芳美を見ながらそんなことを思い出していた。
そして、天音が亡くなる前にいなくなった尊。
それは‥偶然ではない気がする。
天音は本当は双子だったのではないか? だけど、生れる前にもう一人の子供は亡くなって‥その子が尊だった? あくまでも予想でしかないのだけど‥それは余りにもあり得る様に思えた。
‥だけど、今聞くことじゃないわよね。
孝子は小さく息を吐いた。
「‥会ってみたいわ。天音にそっくりなその子に。女の子なの? 」
そうなの‥と小さく呟いて、芳美が孝子に聞いた。天音を思い出したのだろう。芳美の目にまた涙が浮かんだ。
「‥男の子よ」
孝子がぎこちなく微笑んで答える。(こりゃ‥あたりかもしれない。この話はさっさと済ませた方が良くないか?
孝子にしたら双子が二人とも亡くなってるわけだから‥)
話を終わらせたい孝子、そして、二人の話を聞いて別の考察をする彰彦。
天音ちゃんとそっくりの男の子? ‥こりゃ、決まりだ。尊は‥天音ちゃんの分霊だ。
彰彦は心の中で確信をもって頷いた。(※ 勿論こっちが正解で、孝子の考察はただの「考えすぎ」)
「そっくりだったの? 随分女の子みたいな男の子だったのね」
芳美が涙を払って、痛々しい笑顔を浮かべた。
彰彦は慰めたい‥と思ったんだけど、何分そういうスキルがない。
「そうですね‥。俺も会ってみたいです。天音ちゃんにそっくりの男の子」
口から出たのは‥そんな何とも言えないコメントだった。
‥俺何言っちゃってんだ‥。
案の定古図も「ん? 」って顔をしている。それは房子も同じだった。(房子にいたっては「アンタ、いっそのこと黙ってろ」って顔をしている)
いや、確かに会いたいとは思ったよ? だけど‥口に出す気はなかった。
だって、鏡の秘術を掛けたのが俺で、天音ちゃんが死んだあと、天音ちゃんの分霊がどうなるのか気になる。それは、術者としての当たり前の責任感だ。(それ以上に、興味もある)
‥だけど、そんなの勿論皆は知らない。
ロリコンか? とか思われたらどうしよう‥。
彰彦は内心大パニックだったんだけど、‥当たり前のように皆それ程彰彦の言葉なんか気にしてない。
芳美はそれどころじゃないし、房子は「こいつはホントにしょうがない奴‥モテないはずよ‥」だし、孝子はもとより彰彦なんて‥結構どうでもいい。
「‥そうね、私も会いたいわ‥」
って芳美がとうとう泣き出す。そんな芳美をそっと房子が抱きしめると、
「‥いなくなってしまったの」
硬い声で優磨が言った。
いなくなった?
「天音ちゃん」と、彼女(?)にそっくりな「尊」(※ 記憶を思い出してからは、彰彦には天音が女性だとはどうしても思えない)
その二人が同じ顔をしているのであったら、「尊」というのが、天音ちゃんの臣霊なのだろうか? (いや、天音ちゃんは「分霊」と呼んでいたな)
その分霊がこの世界に知り合いを作って、まさか普通に暮らしているとは思わなかった。
‥(この親子と)どういう関係かは分からないけど‥。
天音ちゃんは(無責任に)それを望んでいた。
病弱で自由に動けまわれない自分の代わりに元気に動いてくれるもう一人の自分。‥それが尊(分霊)だった。
尊はどんな暮らしをしていたんだろう?
尊がこの世界で生きていくために、天音ちゃんはどんなサポートをしたのかは知らない。だけど、尊はどうやらこの世界で無事で生きて、こうして二人の知り合いを作っていた‥。
それが天音ちゃんにとって少しくらいの慰めになっていたのだったらいいのにな。(鏡で様子を見るって言ってたし)
‥だけど、「尊」が天音ちゃんの分霊というのはだけど、「その可能性がある」って話だけで、確証があるわけでは無い。
彰彦が二人の様子を何となく見ていると、
「彰彦」
ふと、後ろから彰彦を呼ぶ声がし、彰彦が振り返る。
「母さん‥」
彰彦の母の房子だった。
‥そういえば、立って歩いている母親を見るのは久し振りだ。
極抑えた紫色‥紫というよりは灰色に近い‥の着物を着ている。
そういえば記憶の中の母親はいつも着物を着ていた。
というのも、同じ家に住んでいるというのに、母親を見ること自体久し振りなのだ。
‥少しやせたように見える。ちゃんと食べているのだろうか?
夜中に風呂に入っている気配がする(※ 彰彦の部屋は風呂に近い)から、まあ、元気(?)なのであろうことは分かってはいた。‥流石にそこまで冷たくはない。古図も毎日食事を届けているし。週二回来てくれるお手伝いさんは会っているらしい。
そもそも。無事なのはわかってる。
気配どころではなく、いつも風呂から鼻歌が聞こえてくる。‥何の歌かわからない妙な歌が。
房子は、音痴なのだ。
だから、彰彦は幼い頃から房子の歌う子守唄を「この歌は覚えてはいけない、覚えてはいけない」と聞き流すことにしていた。‥そっくりそのままコピーしてしまっては、命とり(大袈裟)だ。
「姉さん。大丈夫なんですか? お身体は」
古図が驚いた顔で房子を見る。古図は彰彦の父の義弟だから、勿論彰彦の母は義姉という事になる。姉と呼んでいるが、房子は古図よりずっと若く見えた。
古図も彰彦も当たり前に房子と同居している。だけど、二人とも実際に会うのは久し振り。
古図は房子の部屋の前に食事を持って行く位しか房子との接触はない。その際「ここに置きますね」って古図が声を掛け、それに対して「ありがとう」って房子が返事するだけで、会話を交わすことはない。(食器の後かたずけは、風呂に入る際に房子が自分でしている様だ)彰彦に至っては風呂に来てるらしいってことで生存確認している程度だ。
同居している家族としてはどうなんだって感じだけど、‥そういえば和彦(彰彦の父親)が不在の際は何時もそんな感じだった。そもそも、大人ばかりの家族ってそんなものかもしれないな。
「‥寝てなんかいられないでしょ。何よ、なんで置いて行ったりしたのよ」
房子がじろっと彰彦を睨む。そして、孝子に気付くとお互いぎこちなく‥微かに微笑みあった。
孝子が
「彰彦さん? 初めまして。この子が、私の娘の優磨です。貴方とは従兄妹同士になりますね」
って優磨を彰彦に紹介した。
「‥天音ちゃんと同じ歳だったのね」
と言ったのは房子だ。
‥同じ年なんだ?
そんな風には見えない。‥少なくとも遺影の天音ちゃんは目の前の優磨ちゃんよりもっと‥幼く見えた。(どっちが一般的なのかは彰彦には分からない。彰彦が職業柄見慣れている女生徒(女子大生)は、皆年齢不詳だから。女子大生ってそうだよね? )
「‥そうね。そんなことも知らなかったわ」
軽く会釈した彰彦がそんなことを考えているとは知らない(どうでもいい)孝子と房子は久し振りに会った姉妹の交流を‥ぎこちなく続けていた。
姉妹の会話ってこんな風なんだろうか?
兄弟姉妹がいない一人っ子の彰彦には分からないのだけど、‥なんだか他人以上によそよそしい気がした。
そして、それは芳美にも言えた。
「私たち、意地を張り過ぎたわね」
その空気に一番最初に耐え切れなくなったのは‥芳美だった。
ふう‥と小さくため息をついて、ふふと微かに笑う。
だけど、その目は泣きすぎて真っ赤に腫れ、よく眠れていないのだろう、目の下には真っ黒なクマが出来ていた。
‥無理ないけど‥痛々しい。
そんな状態なのに、ぎこちない姉妹の様子に黙っていられなかったのだろう。
末っ子の「役目」みたいなものなのかな?
ふう‥
房子も小さくため息をついて、「そうね」って小さく呟き、孝子の肩に手を置き、「ごめん」と謝った。
「‥全く意味のない意地をね」
孝子が苦笑いする。
「それはそうと‥さっき、何か叫ばなかった? 」
芳美が孝子を見る。
「え? ‥ごめんなさいね。あんまりにも、知り合いに似ていたから。‥似ているなんてものじゃなかった。双子かと思ったくらい」
優磨が黙って頷く。
‥尊が天音ちゃんに似ている‥というより、尊は‥私たちの子供の頃と同じ顔をしていた。
双子の自分たちとそっくりな‥双子のような二人の子供‥尊と天音。
孝子は芳美を見ながらそんなことを思い出していた。
そして、天音が亡くなる前にいなくなった尊。
それは‥偶然ではない気がする。
天音は本当は双子だったのではないか? だけど、生れる前にもう一人の子供は亡くなって‥その子が尊だった? あくまでも予想でしかないのだけど‥それは余りにもあり得る様に思えた。
‥だけど、今聞くことじゃないわよね。
孝子は小さく息を吐いた。
「‥会ってみたいわ。天音にそっくりなその子に。女の子なの? 」
そうなの‥と小さく呟いて、芳美が孝子に聞いた。天音を思い出したのだろう。芳美の目にまた涙が浮かんだ。
「‥男の子よ」
孝子がぎこちなく微笑んで答える。(こりゃ‥あたりかもしれない。この話はさっさと済ませた方が良くないか?
孝子にしたら双子が二人とも亡くなってるわけだから‥)
話を終わらせたい孝子、そして、二人の話を聞いて別の考察をする彰彦。
天音ちゃんとそっくりの男の子? ‥こりゃ、決まりだ。尊は‥天音ちゃんの分霊だ。
彰彦は心の中で確信をもって頷いた。(※ 勿論こっちが正解で、孝子の考察はただの「考えすぎ」)
「そっくりだったの? 随分女の子みたいな男の子だったのね」
芳美が涙を払って、痛々しい笑顔を浮かべた。
彰彦は慰めたい‥と思ったんだけど、何分そういうスキルがない。
「そうですね‥。俺も会ってみたいです。天音ちゃんにそっくりの男の子」
口から出たのは‥そんな何とも言えないコメントだった。
‥俺何言っちゃってんだ‥。
案の定古図も「ん? 」って顔をしている。それは房子も同じだった。(房子にいたっては「アンタ、いっそのこと黙ってろ」って顔をしている)
いや、確かに会いたいとは思ったよ? だけど‥口に出す気はなかった。
だって、鏡の秘術を掛けたのが俺で、天音ちゃんが死んだあと、天音ちゃんの分霊がどうなるのか気になる。それは、術者としての当たり前の責任感だ。(それ以上に、興味もある)
‥だけど、そんなの勿論皆は知らない。
ロリコンか? とか思われたらどうしよう‥。
彰彦は内心大パニックだったんだけど、‥当たり前のように皆それ程彰彦の言葉なんか気にしてない。
芳美はそれどころじゃないし、房子は「こいつはホントにしょうがない奴‥モテないはずよ‥」だし、孝子はもとより彰彦なんて‥結構どうでもいい。
「‥そうね、私も会いたいわ‥」
って芳美がとうとう泣き出す。そんな芳美をそっと房子が抱きしめると、
「‥いなくなってしまったの」
硬い声で優磨が言った。
いなくなった?
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