4 / 60
一章 「お化け屋敷」の住人は「お化け」ではない。
3.「お化け屋敷の住人テレビの取材に抗議する」の真相(後編)
しおりを挟む
「西遠寺さん! 」
「あ――! こんなこともあろうかと思って来てみたらやっぱり‥」
突然、バタバタとカメラの機材の間をぬうように人影が二つ、彰彦の方に走り寄ってきて、口々に言った。
声の主は、町長と自治会長だった。
「や――、どうもどうも梶原さん。どうぞ、取材を続けてください。西遠寺さんには我々の方からきちんと説明しておきますので」
どうやら、ディレクターらしいあの男は梶原といい、この三人組の間で今回のテレビ撮影の話が出来ていたようだ。夜中だというのに、きっちりと背広を着こんだ町長が彰彦と梶原の間に割って入った。
梶原は眉根を寄せると、黙って町長を睨んだ。
「は? うちは人家なんですが? 住民の生活を町長が脅かすってどういうことなんですか? 」
反射的に彰彦が、町長に大きく一歩詰め寄った。
長身の彰彦と、梶原に見下ろされて、町長は視線を逸らして俯いた。
「町長の横暴で「つくられた」怪奇の家‥。いや、番組の趣旨と変わってくるな‥」
これを番組として流せば、「やらせ番組」のレッテル張られるな。
梶原はもう頭の中で、別の事を考えていた。
彰彦や町長にもう目もくれずに、踵を返しロケ車のほうに歩いていく。
真紀やスタッフがそれに慌ててついて行く。
「あ、この話はなかったことにしてください」
一応、というように町長に告げた梶原だったが、彰彦に対する謝罪はなかった。
さっさと片付けの指示を出して、車に乗り込もうとする梶原を町長が焦って追う。
「そんなっっ! ですがなにとそ、‥せめて‥この家の真相をテレビで放送するのもやめてください! ‥肝試しの客が減ったら‥」
梶原の前に立ちはだかり、懇願するような目で見上げる。
「客って! 梶原さん。この際、テレビで「あれはデマでした」って言ってください! 」
町長の背中を引っ張り、彰彦が梶原の前に出る。
「それだけは! 」
今度は町長が彰彦の背中を両手で引っ張る。
体格の差はあるが、もう、必死だ。
「町長! 」
彰彦が町長の腕を振り払う。
彰彦と町長に挟まれ、梶原が呆気に取れれる。
そんな騒ぎに人が集まらないわけがなく、気が付けば、夜中零時過ぎだというのに、辺りは野次馬と、呆気にとられたスタッフ、肝試しに来た若者でいっぱいになっていた。
しかし、野次馬にしたって、ライトもついていないから、何が起こっているのか、よくわかっていないいんだけど。
だから、「何だ? 」と、西遠寺の屋敷の奥から、彰彦の叔父の古図 正太郎が出て来たときには、総ての視線がそこに集中した。
「言うならば我が町の貴重な財産源なんですよ。西遠寺さん。それでね、言い方は悪いんですけど、ここは夏の事だけと諦めて‥、ね。そりゃあ西遠寺さんにはご迷惑をお掛けして申し訳ないのは重々承知してはいるんですよ」
そのどさくさにまぎれて、今まで黙っていた自治会長が彰彦に耳打ちした。周りには聞こえないような小声で、しかしながら落ち着いたはっきりした口調で。
「理不尽なことを‥」
視線だけで自治会長を睨んで、彰彦が小さく叫んだ。あまりの屈辱に顔が上気しているのが自分でもわかった。
「いいますが、これは西遠寺さんのためでもあるんですよ」
小声のまま自治会長がなおも続けた。
「はあ? 」
「警察が捜査にああ何度も入る家なんて‥事実はどうであれ、悪い噂は立つわけだし」
「我が町の、言うならば‥お荷物なんです。言い方は何ですが」
町長が後押しする様に付け加える。援軍を得て自治会長が一層強く頷く。
「それて、その悪い噂を打ち消す新しい噂を用意する。それが、これ。後は、ばれたらそのときに西遠寺さんが「本当に迷惑なんですよ」とでも言って「なんだ人家だったんだ」でそれで終わり。その時には、前の噂も消えている。ってね。素晴らしいアイデアでしょ? 」
「町としては、それをひっぱれるだけひっぱって、この町の知名度を上げてですね」
「‥‥‥」
交互に畳みかけられて、彰彦は口を挟むことすらできなかった。
あるいは、呆れて口もきけなかったのか。
梶原がその様子を腕組みで静観していた。
どうやら、なにかもめているらしいお化け屋敷の住人と町長たち。撮影の再開の予定もなさそうという状況は、(※そもそも、なんの撮影なんだか、ご近所さんにとってはわからない。‥空き地ではないのは知っているわけだし)しかしながら、そう長く野次馬を留めてはいなかった。
そのうち、野次馬も一人減り二人減りしていった。
口々に「‥なんだよ、撮影じゃないのかよ。つまらねえなあ」などと言いながら。
「平和的手段はこれしかないように思えるんですが」
一方、説得はまだ続いていた。なかなかしぶとい。
「何を‥」
「こちらとしては、立ち退きを要求してもいいんです」
「町のイメージを著しく下げ、住民の不安を煽る。興味本位の大人が見に来て、住民の安全を脅かす。それに比べたら、子供なんて可愛いもんではないですか」
「なんなら、立ち退き要求で、住民の署名をあつめてもいいんですよ」
「訴えますよ! 」
彰彦がとうとう、苛立ち気に呻いた。今にも町長たちに殴り掛かりそうな勢いだった。
「どうぞ、こちらは構いませんが。負けたら、この町から出て行ってもらいますよ? 」
そうすれば、正々堂々とこの家は空き家ですね。
と、自治会長が悪い笑顔を浮かべる。
「負けるわけが無いだろう!? 」
思わず声が高くなる。帰っていく野次馬の一人が足を止めて振り返った。
「彰彦さん」
古図が彰彦の後ろに立って、軽く窘めた。
はっと気が付いて、彰彦が頷く。
‥そんなつまらないことで裁判なんて起こしたら、それこそ親戚に何を言われるかわからない。こっちは、立ち退きどころか、苗字没収の上、追放されかねない。
「とにかく、冷静になって考えてください」
ようやく冷静さを取り戻した彰彦が言った。
町長たちも口を閉ざす。
梶原は、三人に背を向けて、スタッフに密やかに指示を出した。
「‥‥」
何かあるな、この家。
‥警察がどうこう、ってさっき言ってなかったか?
もしかしたら、子供だましの怪奇特集より大きい番組が作れるかもしれない。
機材を撤収させながら梶原は考えていた。
この家‥サイオンジ‥って言ってたっけ。聞いたことがある。確か、ネットの噂にそういうのが‥。
「帰って企画を練り直すぞ! ネットの噂についての資料集めとけ! キーワードは‥」
サイオンジだ。
古図は梶原の、一挙手一投足を見落とさなかった。さっきの一言も、梶原が車に乗り込んだ後で、声は聞こえなかったが、梶原の口元は確かにそう読めた。
「‥‥‥」
顎に手を当て、去っていくロケ車を見つめる古図の目に表情はなかった。
「あ――! こんなこともあろうかと思って来てみたらやっぱり‥」
突然、バタバタとカメラの機材の間をぬうように人影が二つ、彰彦の方に走り寄ってきて、口々に言った。
声の主は、町長と自治会長だった。
「や――、どうもどうも梶原さん。どうぞ、取材を続けてください。西遠寺さんには我々の方からきちんと説明しておきますので」
どうやら、ディレクターらしいあの男は梶原といい、この三人組の間で今回のテレビ撮影の話が出来ていたようだ。夜中だというのに、きっちりと背広を着こんだ町長が彰彦と梶原の間に割って入った。
梶原は眉根を寄せると、黙って町長を睨んだ。
「は? うちは人家なんですが? 住民の生活を町長が脅かすってどういうことなんですか? 」
反射的に彰彦が、町長に大きく一歩詰め寄った。
長身の彰彦と、梶原に見下ろされて、町長は視線を逸らして俯いた。
「町長の横暴で「つくられた」怪奇の家‥。いや、番組の趣旨と変わってくるな‥」
これを番組として流せば、「やらせ番組」のレッテル張られるな。
梶原はもう頭の中で、別の事を考えていた。
彰彦や町長にもう目もくれずに、踵を返しロケ車のほうに歩いていく。
真紀やスタッフがそれに慌ててついて行く。
「あ、この話はなかったことにしてください」
一応、というように町長に告げた梶原だったが、彰彦に対する謝罪はなかった。
さっさと片付けの指示を出して、車に乗り込もうとする梶原を町長が焦って追う。
「そんなっっ! ですがなにとそ、‥せめて‥この家の真相をテレビで放送するのもやめてください! ‥肝試しの客が減ったら‥」
梶原の前に立ちはだかり、懇願するような目で見上げる。
「客って! 梶原さん。この際、テレビで「あれはデマでした」って言ってください! 」
町長の背中を引っ張り、彰彦が梶原の前に出る。
「それだけは! 」
今度は町長が彰彦の背中を両手で引っ張る。
体格の差はあるが、もう、必死だ。
「町長! 」
彰彦が町長の腕を振り払う。
彰彦と町長に挟まれ、梶原が呆気に取れれる。
そんな騒ぎに人が集まらないわけがなく、気が付けば、夜中零時過ぎだというのに、辺りは野次馬と、呆気にとられたスタッフ、肝試しに来た若者でいっぱいになっていた。
しかし、野次馬にしたって、ライトもついていないから、何が起こっているのか、よくわかっていないいんだけど。
だから、「何だ? 」と、西遠寺の屋敷の奥から、彰彦の叔父の古図 正太郎が出て来たときには、総ての視線がそこに集中した。
「言うならば我が町の貴重な財産源なんですよ。西遠寺さん。それでね、言い方は悪いんですけど、ここは夏の事だけと諦めて‥、ね。そりゃあ西遠寺さんにはご迷惑をお掛けして申し訳ないのは重々承知してはいるんですよ」
そのどさくさにまぎれて、今まで黙っていた自治会長が彰彦に耳打ちした。周りには聞こえないような小声で、しかしながら落ち着いたはっきりした口調で。
「理不尽なことを‥」
視線だけで自治会長を睨んで、彰彦が小さく叫んだ。あまりの屈辱に顔が上気しているのが自分でもわかった。
「いいますが、これは西遠寺さんのためでもあるんですよ」
小声のまま自治会長がなおも続けた。
「はあ? 」
「警察が捜査にああ何度も入る家なんて‥事実はどうであれ、悪い噂は立つわけだし」
「我が町の、言うならば‥お荷物なんです。言い方は何ですが」
町長が後押しする様に付け加える。援軍を得て自治会長が一層強く頷く。
「それて、その悪い噂を打ち消す新しい噂を用意する。それが、これ。後は、ばれたらそのときに西遠寺さんが「本当に迷惑なんですよ」とでも言って「なんだ人家だったんだ」でそれで終わり。その時には、前の噂も消えている。ってね。素晴らしいアイデアでしょ? 」
「町としては、それをひっぱれるだけひっぱって、この町の知名度を上げてですね」
「‥‥‥」
交互に畳みかけられて、彰彦は口を挟むことすらできなかった。
あるいは、呆れて口もきけなかったのか。
梶原がその様子を腕組みで静観していた。
どうやら、なにかもめているらしいお化け屋敷の住人と町長たち。撮影の再開の予定もなさそうという状況は、(※そもそも、なんの撮影なんだか、ご近所さんにとってはわからない。‥空き地ではないのは知っているわけだし)しかしながら、そう長く野次馬を留めてはいなかった。
そのうち、野次馬も一人減り二人減りしていった。
口々に「‥なんだよ、撮影じゃないのかよ。つまらねえなあ」などと言いながら。
「平和的手段はこれしかないように思えるんですが」
一方、説得はまだ続いていた。なかなかしぶとい。
「何を‥」
「こちらとしては、立ち退きを要求してもいいんです」
「町のイメージを著しく下げ、住民の不安を煽る。興味本位の大人が見に来て、住民の安全を脅かす。それに比べたら、子供なんて可愛いもんではないですか」
「なんなら、立ち退き要求で、住民の署名をあつめてもいいんですよ」
「訴えますよ! 」
彰彦がとうとう、苛立ち気に呻いた。今にも町長たちに殴り掛かりそうな勢いだった。
「どうぞ、こちらは構いませんが。負けたら、この町から出て行ってもらいますよ? 」
そうすれば、正々堂々とこの家は空き家ですね。
と、自治会長が悪い笑顔を浮かべる。
「負けるわけが無いだろう!? 」
思わず声が高くなる。帰っていく野次馬の一人が足を止めて振り返った。
「彰彦さん」
古図が彰彦の後ろに立って、軽く窘めた。
はっと気が付いて、彰彦が頷く。
‥そんなつまらないことで裁判なんて起こしたら、それこそ親戚に何を言われるかわからない。こっちは、立ち退きどころか、苗字没収の上、追放されかねない。
「とにかく、冷静になって考えてください」
ようやく冷静さを取り戻した彰彦が言った。
町長たちも口を閉ざす。
梶原は、三人に背を向けて、スタッフに密やかに指示を出した。
「‥‥」
何かあるな、この家。
‥警察がどうこう、ってさっき言ってなかったか?
もしかしたら、子供だましの怪奇特集より大きい番組が作れるかもしれない。
機材を撤収させながら梶原は考えていた。
この家‥サイオンジ‥って言ってたっけ。聞いたことがある。確か、ネットの噂にそういうのが‥。
「帰って企画を練り直すぞ! ネットの噂についての資料集めとけ! キーワードは‥」
サイオンジだ。
古図は梶原の、一挙手一投足を見落とさなかった。さっきの一言も、梶原が車に乗り込んだ後で、声は聞こえなかったが、梶原の口元は確かにそう読めた。
「‥‥‥」
顎に手を当て、去っていくロケ車を見つめる古図の目に表情はなかった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説


もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
後宮の棘
香月みまり
キャラ文芸
蔑ろにされ婚期をのがした25歳皇女がついに輿入り!相手は敵国の禁軍将軍。冷めた姫vs堅物男のチグハグな夫婦は帝国内の騒乱に巻き込まれていく。
☆完結しました☆
スピンオフ「孤児が皇后陛下と呼ばれるまで」の進捗と合わせて番外編を不定期に公開していきます。
第13回ファンタジー大賞特別賞受賞!
ありがとうございました!!

【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。

とある元令嬢の選択
こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。

絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる