souls step

 勧請とは、神様を分霊して別の神社に移すことをいう。
 神様を分霊する際、その依り代としてお札や鏡が使われることがある。
 一方。神が現世に現人神として、誰にも気付かれず暮らしていることは少なからずある。しかしその霊力の大きさ故、日常生活に支障をきたしている例は少なからずある。

 「裏に近い」異能力をもつ少年、西遠寺 彰彦が、学生時代に出会ったのは不思議な少女だった。

「体が弱く、外で遊べないけれど、遊びたい」と訴えたその少女は「力を貸してほしい」と彰彦に頼んだ。彼女は彰彦がもつ「鏡の秘術」を使い自分そっくりの臣霊「尊」をつくりそれを依り代に自分を分霊した。
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 小説家になろうさんで「彼がこの世に生まれた経緯について私が知っていることは何もない。だけど、今も彼は私の傍にいます」という題名で投稿させてもらっていた分の加筆修正分中心です。
 
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