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4.俺の神様(side 柊)
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あの時‥朝起きて、俺があの部屋から居なくなっていたことを使用人から知らされた時、両親は何を思っただろう。
旧家で名家である一族に迷惑をかけるかもしれない‥。彼らが最も大切である存在(一族)の誇りを俺如き忌諱すべき存在の者の為に、傷つけるかもしれないという恐怖。人間一人を監禁して来たことが露見して、社会から糾弾されるかもしれないという恐怖。
俺自身に対する心配なんていう、おおよそ世間一般の両親の考え得る様々な『心配』以外の心配で、彼らは‥裏西遠寺から連絡が入るまで、それこそ眠れない夜を過ごしただろう。
警察に、行方不明の捜索を依頼することなんて、考えもしなかった。
‥でも、身元不明の死体の身元確認なら、嬉々としてしただろうな。
『新聞沙汰』になるような醜聞なんて、とてもじゃないが耐えられるような人たちじゃない。
騒がず、静かに情報を集めさせて、裏から手をまわして警察を探らせる。
彼らに、俺の居場所を知らせたのは、残念ながら、彼らの情報部員でも警察でもなく、『裏』の人たちだったわけだ。
表は、往々にして裏を忌諱しているし、‥軽く見ている。血が繋がっていない、所詮よそ者がって‥馬鹿な選民思想だ。
裏に弱味を握られるのも、‥醜態を晒すのも冗談ではないって思っている。
そんなことは、裏も(思えば、裏の方がまともだな)重々承知だから、交渉には表に生まれた恭二さんと伊吹さんが当たったらしい。表に生まれた「裏寄り」。‥能力持ちと言うのは、俺ほどでもないけれど、忌諱されていることが多く、中には彼らの様に、表でありながら裏との調停役として働く者もいるらしいのだ。
なんにせよ、話はまとまり、俺は恭二さんの養子になって、あの家と俺の縁は戸籍上からは切れた。
ありがたいことで、今でも二人には頭が上がらない。
そんな二人に増して、俺が感謝をしているのは、やっぱり楠だろう。
俺を暗闇から救ってくれたのは、楠に他ならなかったから。
俺は、今でも楠と出会ったときのことを鮮明に覚えている。
‥俺に「覚えていたい記憶」なんて今までなかった。だけど、この記憶だけは、ずっと覚えていたいって思う。(というか、忘れられないだろう)
「君。大丈夫? 」
優しい声に視線だけ上を向いた。
だけど、俺の前髪は長いから相手には俺の顔は見えていなかっただろう。‥顔を上げたことすら分からなったかもしえない。
あの時‥
周りの音が全部消えた様な気すらした。
大きな手が自分に差し出され、たまらずそれに手を預けた。(別に本当に大きいわけでもない、ただ、「大きい」って感じたんだ)
今までの、苛立ちや焦りが、その瞬間、ふっと全くなくなったのを感じた。
ざわざわと落ち着きなく声が聞こえていた空間からふっと音が消えたような感覚。
その様子は確かに「急に楽になった」状態だったのだけど、‥今までにないことで俺は一瞬戸惑った。
「ここは、駅を使用する人の邪魔になるから、少し離れましょうね。ほら、立ち上がろう? 」
その人は俺の手を握って先に立って歩き始めた。
今までもう動かないって思ってた俺の足が自然に動いた。
暫く黙って歩くと近くの公園についた。
俺は、その今までに感じたことのない安心感に、気付いたら涙を流していた。
今までも「この人といたら何故か安心する」って人はいたけど、この人ほどではない。今までは‥弟が一番安心したけど、それの比ではない。
安心する人でなくても、誰かが傍にいたら少しはましだった。
孤独を埋めているって思ってたけど、ちょっと違うみたい。あれは、「苛立ちをぶつけていた」に過ぎなかった。
色んなことが、わっと頭の中で急に整理されたような感じ。
散らばってた紙を、まとめて積み上げた‥って感じ。
「大丈夫? 飲み物でも飲めば落ち着くよ」
って、その人は笑った。
お日様みたいって、‥言い古された言い方だけど、思った。
「ご家族に迎えに来てもらえますか? 携帯ありますよ」
俺は着の身着のまま出て来たことに、今更気が付いた。
勿論携帯なんて持ってない‥というか、持ったことない。
首を振ると、ぐ~と小さく腹の虫が鳴いた。
気が付いたら、急にお腹がすいてきた。
その人はちょっと笑って
「‥お腹へったんですか」
と、お茶とお握りをコンビニで買ってくれた。
公園のベンチでお握りを頬張った。(そういえば、コンビニのおにぎりを食べたのも初めてだった。屋敷の料理人が作った料理しか食べたことが無かったからね)初めて食べるから、ラップの剥がし方が分からなかった。
‥変に思われたかな?
買ってもらったお握りは‥シンプルな食べ物だけどおいしかった。‥きっとお腹がすいていたからだろう。
そういえば、こんなに「何か食べたい」って思ったのも初めてだ。
「くしゅ‥」
天気は良かったけれど、肌寒かった。気付けば、コートを着ていない。お茶で手を温めていると、その人が、自分の荷物からジャケットを出してきて俺にかけてくれた。
‥いやに大荷物だな。どこかに旅行でも行くのかな。
‥時間は大丈夫なのだろうか。
気になったが、聞きたくはなかった。
‥そういえば、俺は、もうお金がない。長距離バスに乗るのに使ってしまった。別にどこに行くという予定はなかったが、とにかくどこかに行くために、東京行きの長距離バスのチケットを買い、乗り込んだ。
お金はそれに使ってしまい、もう手元には数百円しかない。
自分の計画力の無さが悔やまれるが、普段から俺は、そんなに物を考えられない。
今みたいに、こんなに「いろいろ」考えられない。
‥結構いつもイライラしている。
珍しくいろいろ考えたら、やたら疲れた。
安心感と疲労感で俺はただ、もう寝てしまいたかった。
でも、寝て起きたら、もうこの人はいないかもしれない。(まあ、そうだろう)
俺は寝たくなかった。
「大丈夫。僕は、いますよ。‥いる方が、君はよさそうですね」
困ったようにその人が笑ってタオルケットを大荷物から出して自分の膝と俺に掛けるのを見たら、安心して、急に眠くなった。
その後の記憶は、実はあまりない。
その人は、今は楠と呼ばれて俺の傍に‥俺たちの傍にいる。
ここ(裏西遠寺の寮)‥後の、『TAKAMAGAHARA』だ‥の人によると、
楠は、ここの人のスカウトに応じて、その日この寮に入る予定だったらしいのだ。
そして
「この人は、どうやら、僕と一緒にいないと駄目のようだから、一緒にいさせてほしい。‥この人も、僕と同じでどうもただの人じゃないようだ。‥とにかく、この人が起きてから話をしましょう」
と、楠が言ってくれたらしい。
で、起きた俺に何個か質問をした後、
「自分には、ここで役に立つ能力はない。でも、役に立つと言えば、僕は異能者は、見たら割とわかりますよ」
俺もそう言った、ということになっている様だが、言った覚えはない。(そんなことあの頃の俺にわかったとは思えない)
多分、結果そうだったから、後からそういう話になったのだろう。
だけど、まあ、順番なんて別にどうでもいい。
あの時、本当に楠に会えてよかった。
会えていなかったら、どうなっていただろうか。
西遠寺の家に連れ戻されて、またずっと閉じ込められていただろうか。
そんなことは考えたくない。
同じ西遠寺の苗字を名乗ることに‥抵抗はあるが、俺は同じものだって考えてない。
新しい名前西遠寺 柊は、楠と同じ苗字の西遠寺で、特別なものなんだ。
おせっかいで、‥誰より優しくって、誰よりも強くって、誰よりも‥この世で唯一の愛しい楠。彼が嫌っている黄色に近いシトリンの瞳(目つきが悪くて怖がられるって彼は気にしてるけど、俺はそうは思わない)も、チョコレート色の柔らかい髪の毛も、ふんわりと柔らかい頬も、頼りなく‥はかなげな肩も、いつも痛々しく微笑んでいる口元も‥誰よりも愛している。
彼といたら、何時もイライラしているのが嘘みたいにこころ静かに暮らせた。
傍に居れるだけで良かった。ただ、敬愛していた。今は守られているばかりだけど、いつかはきっと君を守ろうって‥。そんな思慕が、憧憬が、恋慕に変わっていたことに気付いた時‥それは、今までの俺にしては奇異なことではあったが、でも、何ら不思議もなく普通の事として、俺はすとん、と納得させられた。
恋に馬鹿になる。恋で馬鹿になるって話は本当だった。
恋愛なんかに夢中になる俺‥寧ろ、恋愛以外どうでもいいなんて俺が思う日が来るとは思わなかった。
俺は、気が付けば、‥それこそなりふりなんて構ってられない恋に堕ちていた。
‥まだ言わないけど。
勝ち目のない戦いは、しない主義なんだ。
‥そう言っていられるうちは、まだ余裕があるって思える。
旧家で名家である一族に迷惑をかけるかもしれない‥。彼らが最も大切である存在(一族)の誇りを俺如き忌諱すべき存在の者の為に、傷つけるかもしれないという恐怖。人間一人を監禁して来たことが露見して、社会から糾弾されるかもしれないという恐怖。
俺自身に対する心配なんていう、おおよそ世間一般の両親の考え得る様々な『心配』以外の心配で、彼らは‥裏西遠寺から連絡が入るまで、それこそ眠れない夜を過ごしただろう。
警察に、行方不明の捜索を依頼することなんて、考えもしなかった。
‥でも、身元不明の死体の身元確認なら、嬉々としてしただろうな。
『新聞沙汰』になるような醜聞なんて、とてもじゃないが耐えられるような人たちじゃない。
騒がず、静かに情報を集めさせて、裏から手をまわして警察を探らせる。
彼らに、俺の居場所を知らせたのは、残念ながら、彼らの情報部員でも警察でもなく、『裏』の人たちだったわけだ。
表は、往々にして裏を忌諱しているし、‥軽く見ている。血が繋がっていない、所詮よそ者がって‥馬鹿な選民思想だ。
裏に弱味を握られるのも、‥醜態を晒すのも冗談ではないって思っている。
そんなことは、裏も(思えば、裏の方がまともだな)重々承知だから、交渉には表に生まれた恭二さんと伊吹さんが当たったらしい。表に生まれた「裏寄り」。‥能力持ちと言うのは、俺ほどでもないけれど、忌諱されていることが多く、中には彼らの様に、表でありながら裏との調停役として働く者もいるらしいのだ。
なんにせよ、話はまとまり、俺は恭二さんの養子になって、あの家と俺の縁は戸籍上からは切れた。
ありがたいことで、今でも二人には頭が上がらない。
そんな二人に増して、俺が感謝をしているのは、やっぱり楠だろう。
俺を暗闇から救ってくれたのは、楠に他ならなかったから。
俺は、今でも楠と出会ったときのことを鮮明に覚えている。
‥俺に「覚えていたい記憶」なんて今までなかった。だけど、この記憶だけは、ずっと覚えていたいって思う。(というか、忘れられないだろう)
「君。大丈夫? 」
優しい声に視線だけ上を向いた。
だけど、俺の前髪は長いから相手には俺の顔は見えていなかっただろう。‥顔を上げたことすら分からなったかもしえない。
あの時‥
周りの音が全部消えた様な気すらした。
大きな手が自分に差し出され、たまらずそれに手を預けた。(別に本当に大きいわけでもない、ただ、「大きい」って感じたんだ)
今までの、苛立ちや焦りが、その瞬間、ふっと全くなくなったのを感じた。
ざわざわと落ち着きなく声が聞こえていた空間からふっと音が消えたような感覚。
その様子は確かに「急に楽になった」状態だったのだけど、‥今までにないことで俺は一瞬戸惑った。
「ここは、駅を使用する人の邪魔になるから、少し離れましょうね。ほら、立ち上がろう? 」
その人は俺の手を握って先に立って歩き始めた。
今までもう動かないって思ってた俺の足が自然に動いた。
暫く黙って歩くと近くの公園についた。
俺は、その今までに感じたことのない安心感に、気付いたら涙を流していた。
今までも「この人といたら何故か安心する」って人はいたけど、この人ほどではない。今までは‥弟が一番安心したけど、それの比ではない。
安心する人でなくても、誰かが傍にいたら少しはましだった。
孤独を埋めているって思ってたけど、ちょっと違うみたい。あれは、「苛立ちをぶつけていた」に過ぎなかった。
色んなことが、わっと頭の中で急に整理されたような感じ。
散らばってた紙を、まとめて積み上げた‥って感じ。
「大丈夫? 飲み物でも飲めば落ち着くよ」
って、その人は笑った。
お日様みたいって、‥言い古された言い方だけど、思った。
「ご家族に迎えに来てもらえますか? 携帯ありますよ」
俺は着の身着のまま出て来たことに、今更気が付いた。
勿論携帯なんて持ってない‥というか、持ったことない。
首を振ると、ぐ~と小さく腹の虫が鳴いた。
気が付いたら、急にお腹がすいてきた。
その人はちょっと笑って
「‥お腹へったんですか」
と、お茶とお握りをコンビニで買ってくれた。
公園のベンチでお握りを頬張った。(そういえば、コンビニのおにぎりを食べたのも初めてだった。屋敷の料理人が作った料理しか食べたことが無かったからね)初めて食べるから、ラップの剥がし方が分からなかった。
‥変に思われたかな?
買ってもらったお握りは‥シンプルな食べ物だけどおいしかった。‥きっとお腹がすいていたからだろう。
そういえば、こんなに「何か食べたい」って思ったのも初めてだ。
「くしゅ‥」
天気は良かったけれど、肌寒かった。気付けば、コートを着ていない。お茶で手を温めていると、その人が、自分の荷物からジャケットを出してきて俺にかけてくれた。
‥いやに大荷物だな。どこかに旅行でも行くのかな。
‥時間は大丈夫なのだろうか。
気になったが、聞きたくはなかった。
‥そういえば、俺は、もうお金がない。長距離バスに乗るのに使ってしまった。別にどこに行くという予定はなかったが、とにかくどこかに行くために、東京行きの長距離バスのチケットを買い、乗り込んだ。
お金はそれに使ってしまい、もう手元には数百円しかない。
自分の計画力の無さが悔やまれるが、普段から俺は、そんなに物を考えられない。
今みたいに、こんなに「いろいろ」考えられない。
‥結構いつもイライラしている。
珍しくいろいろ考えたら、やたら疲れた。
安心感と疲労感で俺はただ、もう寝てしまいたかった。
でも、寝て起きたら、もうこの人はいないかもしれない。(まあ、そうだろう)
俺は寝たくなかった。
「大丈夫。僕は、いますよ。‥いる方が、君はよさそうですね」
困ったようにその人が笑ってタオルケットを大荷物から出して自分の膝と俺に掛けるのを見たら、安心して、急に眠くなった。
その後の記憶は、実はあまりない。
その人は、今は楠と呼ばれて俺の傍に‥俺たちの傍にいる。
ここ(裏西遠寺の寮)‥後の、『TAKAMAGAHARA』だ‥の人によると、
楠は、ここの人のスカウトに応じて、その日この寮に入る予定だったらしいのだ。
そして
「この人は、どうやら、僕と一緒にいないと駄目のようだから、一緒にいさせてほしい。‥この人も、僕と同じでどうもただの人じゃないようだ。‥とにかく、この人が起きてから話をしましょう」
と、楠が言ってくれたらしい。
で、起きた俺に何個か質問をした後、
「自分には、ここで役に立つ能力はない。でも、役に立つと言えば、僕は異能者は、見たら割とわかりますよ」
俺もそう言った、ということになっている様だが、言った覚えはない。(そんなことあの頃の俺にわかったとは思えない)
多分、結果そうだったから、後からそういう話になったのだろう。
だけど、まあ、順番なんて別にどうでもいい。
あの時、本当に楠に会えてよかった。
会えていなかったら、どうなっていただろうか。
西遠寺の家に連れ戻されて、またずっと閉じ込められていただろうか。
そんなことは考えたくない。
同じ西遠寺の苗字を名乗ることに‥抵抗はあるが、俺は同じものだって考えてない。
新しい名前西遠寺 柊は、楠と同じ苗字の西遠寺で、特別なものなんだ。
おせっかいで、‥誰より優しくって、誰よりも強くって、誰よりも‥この世で唯一の愛しい楠。彼が嫌っている黄色に近いシトリンの瞳(目つきが悪くて怖がられるって彼は気にしてるけど、俺はそうは思わない)も、チョコレート色の柔らかい髪の毛も、ふんわりと柔らかい頬も、頼りなく‥はかなげな肩も、いつも痛々しく微笑んでいる口元も‥誰よりも愛している。
彼といたら、何時もイライラしているのが嘘みたいにこころ静かに暮らせた。
傍に居れるだけで良かった。ただ、敬愛していた。今は守られているばかりだけど、いつかはきっと君を守ろうって‥。そんな思慕が、憧憬が、恋慕に変わっていたことに気付いた時‥それは、今までの俺にしては奇異なことではあったが、でも、何ら不思議もなく普通の事として、俺はすとん、と納得させられた。
恋に馬鹿になる。恋で馬鹿になるって話は本当だった。
恋愛なんかに夢中になる俺‥寧ろ、恋愛以外どうでもいいなんて俺が思う日が来るとは思わなかった。
俺は、気が付けば、‥それこそなりふりなんて構ってられない恋に堕ちていた。
‥まだ言わないけど。
勝ち目のない戦いは、しない主義なんだ。
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