35 / 74
34.レオン様の認識は、レオン様の生まれと育ちが培ったものなんだ ☆
しおりを挟む
三つ子の魂百まで?
氏より育ち?
どの諺が当てはまるのかは分からない。
だけど、この状況は‥きっと確実に皆が理解出来て「よくある」「そういうもんだよね」って認識できる類なんだと思う。
あの時‥
一瞬目が合ったレオン様が気まずそうな表情で俺を見て、俺は「彼なりに反省してる」って思った。でも、‥それが違ったってことを俺は今いやっちゅう程思い知らされている。
仕事仲間だから、「あの時のこと」を引きずらず、事務的に接しようって思った俺は、(マシュマロに続き)レオン様にハーブティーを差し出した。昨日みたいに、「すみません、アル様、王子様にこれを渡していただけませんでしょうか」とか言わずに、自分で。
それを見たレオン様はパッと目を輝かせて俺を見た。まるで「機嫌直したんだな! 」って顔で。その後ふ、と小さく息を吐いて、眉をしかめて‥まるで、「まったく、子供みたいだな。何を今まで怒ってたんだ? 」って顔で俺を見て、苦笑いした。口には出さないよ? 表面的には何時もの王子様スマイルだよ? だけどね! ‥分かんだよ。俺にはね! 「ライ様の表情の違いが分かるレベルの上級者」にはね!
‥今アンタ俺を馬鹿にしましたよね? 子供みたいになに拗ねとんねんって顔しましたよね?
あ!? 機嫌悪くなった原因が何言っとんじゃ!?
そもそも、お前まだ謝ってないぞ!?
俺がムカッとした顔をすると「? 」って‥まるで‥まるで「何? また何かあった? 」って顔で首を傾げる。
‥なんなんだ、アンタは‥っ!
俺はむんずと王子様の腕を掴んで隣の部屋に連れて行く。王子様も俺が怒った理由が知りたかったのか、されるがまま、俺に大人しく引っ張られついて来てくれたようだ。
‥一度二人で話す必要があるようだな!?
大人しくついてきたってことは、アンタもその必要性を感じてるって思っていいんだよな!? 何か俺に言いたいことあんなら聞いてやんよ!
「何なんですか‥。レオン様! なんで、そんなに何にもない顔なんですか!? 俺はね、‥俺なりになんとか自分の中であのことをなかったことにしようって考えて‥自分の中で整理して‥でも、なかなかできなくて‥結構努力してるんですよ!? でも、レオン様にとっては‥っ」
何にもなかったことなんですかね!? そりゃ、事故ですよ? だとしても、礼儀として謝るのが筋じゃないですかね!?
俺がレオン様の胸ぐらをつかんでそう言うと、レオン様がコテンと首を傾げた。
「あのこと? 」
え‥?
しらばっくれるの‥? まさか‥?
「は!? き‥キスしたじゃないですか。一昨日! 俺も忘れることにしましたし、レオン様も忘れてくれて結構ですが、‥一言謝ってから忘れてください。
俺は‥とるに足りないものかもしれないですけど、少なくとも俺は‥今この瞬間だけだとしても‥レオン様の仲間です。‥仲間になりたいって思ってます。
それなら、ちゃんと‥そういうことをお互いしていくべきだって思うんです」
当たり前に俺が我慢して、レオン様は俺の不満に気付きもしない。この先もこういうことが続くのは‥正直キツイ。俺はこの世界に住んではいない。だけど、「ここにいる間」は、ここのことを考えて、ここの人間と良好な関係を築いていきたい。
俺がレオン様を睨むと、レオン様の顔がちょっと赤くなった。
‥あ、これ「上目遣い」だ。俺の新スキル。効いてる効いてる。‥一種の「魅了」の効果があるんだろうね。‥怖いわ~。聖女の能力、全部何となく怖いわ~。
使う気はないが
‥身長の都合上、目を見ながら喋ったら絶対に上目遣いになっちゃうんだよね‥。
俺が視線を落とす。あれだ、目を逸らしたって奴だ。
「キス? ああ、あの時! 確かに口で口をふさいだら、キスだね! ふうん‥そうか。悪かった。‥気にしてたんだね」
ははってレオン様が笑う。
しらばっくれたって感じじゃない。「リアルに」今気づきましたって顔。
‥は??
「‥‥‥」
俺はあんまり驚いて‥またつい顔を上げてしまった。
レオン様の顔を睨んで‥だけど、怒りのあまり何の言葉も出てこない。
‥やべ、悔し過ぎて涙出て来た。でも‥絶対そんな顔見せたくないから‥俺はまた‥慌てて俯いて顔を隠す。
レオン様が苦笑いする。「あ~あれか‥」「そうか‥」って呟いて、ほんと、何でもない様な口調で
「タツミの口を塞ごうと思ったら手がふさがってて、ほら、タツミの腕を掴んでいたから。なんか咄嗟に口で塞いじゃったんだ。悪かったね? 」
って言った。
まるで「そういうこと、あるでしょ? 」って位の気軽さで‥
「‥‥‥」
俺は何も言わない、否、言えない。
俯いたまま、ぎりっと奥歯をかみしめた。
「両手ふさがってる時に、ドアが目の前で閉まりかけたら、足でおさえるでしょ? あれと同じだよ。手がふさがってたから、口でふさいだ。
それだけ! 深い意味は無いよ。女の子じゃあるまいし、男同士だから、ノーカウントだよ」
何「それだけ」って。あんたそれ、「一度寝たからって彼女面すんなよ、あんなのその場の勢いじゃん」「勘違いすんなよ」っていうカス男と同じレベルの発言よ?
何ニコニコして言うてるねん‥。
俺の怒りはもうすでに‥限界値に達している。黙って俯いて、怒りに耐えていたら、トドメとばかりに、王子様は
「あ~そうか、でも確かに口で口を塞いだらキスだね。そっか‥まあ‥そうだね。
じゃあ、責任取んなきゃいけないね」
にっこりと王子様スマイルを俺に向けた。
はぁ!?
何言っとんじゃ、われェ‥。
俺は顔をばっと上げると、ギッとレオン様を睨みつける。
「結構です! 俺はね、そんなゲスな発想しません! 王族をたった一回の事故で脅すとか‥そんなカスみたいなことしません。‥分かりました。俺とレオン様は道徳概念みたいなもんが全然違うことが、分かりました。
これからは、俺は‥もう、レオン様とは‥っ! 」
これ以上の言葉が出てこない。‥悔し過ぎて。
もう流れる涙をぬぐうことすらしない。
ボロボロ涙を流す俺は、でも、今目を逸らしたら負けだって思って、ギッとレオン様を睨みつけたままだ。
悔しい‥悔しいっ! 何が悔しいって‥自分の馬鹿さ加減が悔しい。
レオン様と俺とは暮らして来た環境も、身分も全部全部違うんです。だから、考え方だって違って当たり前でした。「俺の常識」をレオン様に当たり前みたいに押し付けてすみませんでした!
俺ってホント馬鹿だ‥っ!
レオン様は目を見開いて‥驚いた顔で俺を見て、
「‥ゴメン」
ぼそっと呟いた。
そのまま、視線を下に落とし
「悪かった」
小声でもう一度呟く。小さく息を吐くと、
「‥今までそういう付き合いしかしたことなかったから‥」
まるで俺に懺悔するようにそう付け加えると、俺に向かって頭を下げた。
「‥いや、今までも「そういう付き合い」だと思ってたのは‥俺だけだったのかもしれないな‥。
ゴメン‥それと‥気付かせてくれてありがとう‥タツミ。
反省してる。今は‥反省してるから‥
俺のこと、見限らないで欲しい‥。見限って、一生タツミが俺に話し掛けてくれないのとか‥嫌だ‥」
ぽたり、足元にしずくが落ちる。
ん?
レオン様の顔を下から覗き込むように見上げると‥
レオン様は涙を流していた。
「タツミ‥俺のこと‥嫌いにならないで欲しい‥」
‥泣くとか‥反則じゃね?
いや、俺も泣いたけど‥
俺が泣いたのは悔しかったからで‥別に悲しかったとかじゃない。そんな‥
‥そんな悲しそうな顔で俺を見ないでくれよ‥。
「いや‥別に嫌いには‥」
「もう、いいよ」っていう風にぎこちなく笑うと、レオン様がぱっと目を輝かせた。
ん!? なんか俺貴方を喜ばせる様なこと言いました!?
「じゃあ‥好き? 」
‥は?
レオン様の腕が俺に伸びる。
前みたいに引っ張る、ではない。ほんの軽い力で俺を引っ張り、俺を胸の中に抱き込んだ。
?????
え??
「今分かった。‥俺、タツミが好きだ」
‥??
いや‥それこそ勘違いですよ? 嫌いじゃない=好き 、じゃないですよ? 嫌いじゃないはそのまんま嫌いじゃない、で好きとは違いますよ?? あ、でも好きじゃないは=嫌いだよな。じゃあ、嫌いじゃないは好きと同意味なのか??
いや、そんな馬鹿な‥。
盛大に頭がパニックになっている俺をレオン様はぎゅっと抱きしめ、
今度は優しく‥
キスしたんだ。
え??
氏より育ち?
どの諺が当てはまるのかは分からない。
だけど、この状況は‥きっと確実に皆が理解出来て「よくある」「そういうもんだよね」って認識できる類なんだと思う。
あの時‥
一瞬目が合ったレオン様が気まずそうな表情で俺を見て、俺は「彼なりに反省してる」って思った。でも、‥それが違ったってことを俺は今いやっちゅう程思い知らされている。
仕事仲間だから、「あの時のこと」を引きずらず、事務的に接しようって思った俺は、(マシュマロに続き)レオン様にハーブティーを差し出した。昨日みたいに、「すみません、アル様、王子様にこれを渡していただけませんでしょうか」とか言わずに、自分で。
それを見たレオン様はパッと目を輝かせて俺を見た。まるで「機嫌直したんだな! 」って顔で。その後ふ、と小さく息を吐いて、眉をしかめて‥まるで、「まったく、子供みたいだな。何を今まで怒ってたんだ? 」って顔で俺を見て、苦笑いした。口には出さないよ? 表面的には何時もの王子様スマイルだよ? だけどね! ‥分かんだよ。俺にはね! 「ライ様の表情の違いが分かるレベルの上級者」にはね!
‥今アンタ俺を馬鹿にしましたよね? 子供みたいになに拗ねとんねんって顔しましたよね?
あ!? 機嫌悪くなった原因が何言っとんじゃ!?
そもそも、お前まだ謝ってないぞ!?
俺がムカッとした顔をすると「? 」って‥まるで‥まるで「何? また何かあった? 」って顔で首を傾げる。
‥なんなんだ、アンタは‥っ!
俺はむんずと王子様の腕を掴んで隣の部屋に連れて行く。王子様も俺が怒った理由が知りたかったのか、されるがまま、俺に大人しく引っ張られついて来てくれたようだ。
‥一度二人で話す必要があるようだな!?
大人しくついてきたってことは、アンタもその必要性を感じてるって思っていいんだよな!? 何か俺に言いたいことあんなら聞いてやんよ!
「何なんですか‥。レオン様! なんで、そんなに何にもない顔なんですか!? 俺はね、‥俺なりになんとか自分の中であのことをなかったことにしようって考えて‥自分の中で整理して‥でも、なかなかできなくて‥結構努力してるんですよ!? でも、レオン様にとっては‥っ」
何にもなかったことなんですかね!? そりゃ、事故ですよ? だとしても、礼儀として謝るのが筋じゃないですかね!?
俺がレオン様の胸ぐらをつかんでそう言うと、レオン様がコテンと首を傾げた。
「あのこと? 」
え‥?
しらばっくれるの‥? まさか‥?
「は!? き‥キスしたじゃないですか。一昨日! 俺も忘れることにしましたし、レオン様も忘れてくれて結構ですが、‥一言謝ってから忘れてください。
俺は‥とるに足りないものかもしれないですけど、少なくとも俺は‥今この瞬間だけだとしても‥レオン様の仲間です。‥仲間になりたいって思ってます。
それなら、ちゃんと‥そういうことをお互いしていくべきだって思うんです」
当たり前に俺が我慢して、レオン様は俺の不満に気付きもしない。この先もこういうことが続くのは‥正直キツイ。俺はこの世界に住んではいない。だけど、「ここにいる間」は、ここのことを考えて、ここの人間と良好な関係を築いていきたい。
俺がレオン様を睨むと、レオン様の顔がちょっと赤くなった。
‥あ、これ「上目遣い」だ。俺の新スキル。効いてる効いてる。‥一種の「魅了」の効果があるんだろうね。‥怖いわ~。聖女の能力、全部何となく怖いわ~。
使う気はないが
‥身長の都合上、目を見ながら喋ったら絶対に上目遣いになっちゃうんだよね‥。
俺が視線を落とす。あれだ、目を逸らしたって奴だ。
「キス? ああ、あの時! 確かに口で口をふさいだら、キスだね! ふうん‥そうか。悪かった。‥気にしてたんだね」
ははってレオン様が笑う。
しらばっくれたって感じじゃない。「リアルに」今気づきましたって顔。
‥は??
「‥‥‥」
俺はあんまり驚いて‥またつい顔を上げてしまった。
レオン様の顔を睨んで‥だけど、怒りのあまり何の言葉も出てこない。
‥やべ、悔し過ぎて涙出て来た。でも‥絶対そんな顔見せたくないから‥俺はまた‥慌てて俯いて顔を隠す。
レオン様が苦笑いする。「あ~あれか‥」「そうか‥」って呟いて、ほんと、何でもない様な口調で
「タツミの口を塞ごうと思ったら手がふさがってて、ほら、タツミの腕を掴んでいたから。なんか咄嗟に口で塞いじゃったんだ。悪かったね? 」
って言った。
まるで「そういうこと、あるでしょ? 」って位の気軽さで‥
「‥‥‥」
俺は何も言わない、否、言えない。
俯いたまま、ぎりっと奥歯をかみしめた。
「両手ふさがってる時に、ドアが目の前で閉まりかけたら、足でおさえるでしょ? あれと同じだよ。手がふさがってたから、口でふさいだ。
それだけ! 深い意味は無いよ。女の子じゃあるまいし、男同士だから、ノーカウントだよ」
何「それだけ」って。あんたそれ、「一度寝たからって彼女面すんなよ、あんなのその場の勢いじゃん」「勘違いすんなよ」っていうカス男と同じレベルの発言よ?
何ニコニコして言うてるねん‥。
俺の怒りはもうすでに‥限界値に達している。黙って俯いて、怒りに耐えていたら、トドメとばかりに、王子様は
「あ~そうか、でも確かに口で口を塞いだらキスだね。そっか‥まあ‥そうだね。
じゃあ、責任取んなきゃいけないね」
にっこりと王子様スマイルを俺に向けた。
はぁ!?
何言っとんじゃ、われェ‥。
俺は顔をばっと上げると、ギッとレオン様を睨みつける。
「結構です! 俺はね、そんなゲスな発想しません! 王族をたった一回の事故で脅すとか‥そんなカスみたいなことしません。‥分かりました。俺とレオン様は道徳概念みたいなもんが全然違うことが、分かりました。
これからは、俺は‥もう、レオン様とは‥っ! 」
これ以上の言葉が出てこない。‥悔し過ぎて。
もう流れる涙をぬぐうことすらしない。
ボロボロ涙を流す俺は、でも、今目を逸らしたら負けだって思って、ギッとレオン様を睨みつけたままだ。
悔しい‥悔しいっ! 何が悔しいって‥自分の馬鹿さ加減が悔しい。
レオン様と俺とは暮らして来た環境も、身分も全部全部違うんです。だから、考え方だって違って当たり前でした。「俺の常識」をレオン様に当たり前みたいに押し付けてすみませんでした!
俺ってホント馬鹿だ‥っ!
レオン様は目を見開いて‥驚いた顔で俺を見て、
「‥ゴメン」
ぼそっと呟いた。
そのまま、視線を下に落とし
「悪かった」
小声でもう一度呟く。小さく息を吐くと、
「‥今までそういう付き合いしかしたことなかったから‥」
まるで俺に懺悔するようにそう付け加えると、俺に向かって頭を下げた。
「‥いや、今までも「そういう付き合い」だと思ってたのは‥俺だけだったのかもしれないな‥。
ゴメン‥それと‥気付かせてくれてありがとう‥タツミ。
反省してる。今は‥反省してるから‥
俺のこと、見限らないで欲しい‥。見限って、一生タツミが俺に話し掛けてくれないのとか‥嫌だ‥」
ぽたり、足元にしずくが落ちる。
ん?
レオン様の顔を下から覗き込むように見上げると‥
レオン様は涙を流していた。
「タツミ‥俺のこと‥嫌いにならないで欲しい‥」
‥泣くとか‥反則じゃね?
いや、俺も泣いたけど‥
俺が泣いたのは悔しかったからで‥別に悲しかったとかじゃない。そんな‥
‥そんな悲しそうな顔で俺を見ないでくれよ‥。
「いや‥別に嫌いには‥」
「もう、いいよ」っていう風にぎこちなく笑うと、レオン様がぱっと目を輝かせた。
ん!? なんか俺貴方を喜ばせる様なこと言いました!?
「じゃあ‥好き? 」
‥は?
レオン様の腕が俺に伸びる。
前みたいに引っ張る、ではない。ほんの軽い力で俺を引っ張り、俺を胸の中に抱き込んだ。
?????
え??
「今分かった。‥俺、タツミが好きだ」
‥??
いや‥それこそ勘違いですよ? 嫌いじゃない=好き 、じゃないですよ? 嫌いじゃないはそのまんま嫌いじゃない、で好きとは違いますよ?? あ、でも好きじゃないは=嫌いだよな。じゃあ、嫌いじゃないは好きと同意味なのか??
いや、そんな馬鹿な‥。
盛大に頭がパニックになっている俺をレオン様はぎゅっと抱きしめ、
今度は優しく‥
キスしたんだ。
え??
2
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
腐男子ですが何か?
みーやん
BL
俺は田中玲央。何処にでもいる一般人。
ただ少し趣味が特殊で男と男がイチャコラしているのをみるのが大好きだってこと以外はね。
そんな俺は中学一年生の頃から密かに企んでいた計画がある。青藍学園。そう全寮制男子校へ入学することだ。しかし定番ながら学費がバカみたい高額だ。そこで特待生を狙うべく勉強に励んだ。
幸いにも俺にはすこぶる頭のいい姉がいたため、中学一年生からの成績は常にトップ。そのまま三年間走り切ったのだ。
そしてついに高校入試の試験。
見事特待生と首席をもぎとったのだ。
「さぁ!ここからが俺の人生の始まりだ!
って。え?
首席って…めっちゃ目立つくねぇ?!
やっちまったぁ!!」
この作品はごく普通の顔をした一般人に思えた田中玲央が実は隠れ美少年だということを知らずに腐男子を隠しながら学園生活を送る物語である。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる