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2.案内係のモブな「友人」たち。
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今日、試験。なんて日からスタートしてるんだ!
「試験!? 」
「何驚いてんだよ。タツミは成績優秀だから別に困ることはないだろ? 」
別な少年が苦笑いしながら話しかけて来た。
どうやら、ヒロイン・タツミは急に転入してきたけど、別に嫌われてはいない様だ。‥「持ち前の明るい性格」だからか? ってか、ヒロインじゃないけど。
で、少年の名前は「子爵令息 ディケンズ」というらしい。
名前: 子爵令息 ディケンズ(17歳)男
ランク: F
家族構成: ??
属性: ??
武器: ??
特技: ??
HP: ??
MP: ??
好感度: ♡♡♡
協力度: ♡♡♡
コイツもさっきと同じ感じか。
だけど、そう親しさは感じられない。ブランがちょっと驚いた顔をしてるのは、急に話かけて来たから‥かな? ブランとディケンズも友人ってわけではないようだ。顔を知ってるだけで、別に「以前から知り合い」って感じではないみたい。どっちかというと、ブランもディケンズも共通して俺に話しかけただけって感じ。
転校生って目立つから興味あるよね~。
多分そんな軽~いカンジ。‥でも、有難いよね。気にかけてくれてありがとう。
目立つからなに。アイツは所詮よそ者。
って俺を無視してる奴らが大半だもんね。
ブラン、ディケンズ! 今から君たちは俺の友人だ! (ここ限定のね)
ってか、多分これはゲームの関係上「誰もがヒロインを無視してるんじゃ話がいつまでたっても進まないから」お助けキャラ的なモブがストーリーを進めた‥って感じなんだろう。しばらくの間はここの仕組みみたいな奴を彼らと一緒に学ぶって感じなのかな。
それにしても‥この二人、モブって言葉が嫌にしっくりくる。(俺もだけどね! )
顔が‥すっごく馴染み深い地味顔なんよ☆
周りの奴らは俺たちの方を向くこともなく同じ方向に向かっていく。そして、俺たちもその方向に向かっている。多分そっちがこの寮(多分)の出口か‥(もしくは)食堂みたいな「皆が当たり前に向かう方向」なんだろう。多分だけど、食堂。この大人数でお手洗いとかだったらちょっと面白いけど☆
お手洗いも共同みたい。さっき来るときに見た。
周りの様子からこの寮の間取りを覚えろってことかな。どうやら「ヒロイン・タツミ」は今日この学校に転入してきたわけじゃないみたいだから、誰かが案内してくれるってことはないだろう。
‥なんで途中から俺が放り込まれたんだ?
制服と一緒に置いてあった鞄のところに説明アイコンが出て、授業開始時刻と時間割が分かった。あと何個かlockがかかったアイコンがあった、多分「なにかをすれば」lockが解除されるんだろう。今は要らない様だから気にしないことにした。
とにかく今は現状把握と‥あと、時間の限りレベ上げしたい。(HPとMP上げたい)
今はまずアカデミーに行って‥試験を受けるんだよな‥。
さっき時計を見たら登校前って時間だった。開始まで1時間前。
朝だから、朝食を食べて、授業を受ける為アカデミーに向かう。‥こうしてみんなについて行けば間違いなく学校に行けるのだろう。
その間も、俺に話しかけて来る者はいない。
寧ろ俺の事、チラリと見て、顔を背けてしまう。
ここでの俺はどうやら、ブランとディケンズはイイ奴だから話しかけてくれただけで、概ねよそ者扱いで間違いない様だ。(予想通りね)俺の事よく思ってないやつが大半って感じかな。そりゃ、国からの特別対応で転入してきた男爵令息‥つまり下級貴族とか、ここの人たちにとったら‥ね?
周りを見たら全員子爵令息って肩書になってるから、ここは子爵令息が寝泊まりする寮‥いや、階なんだろう。だって、階段から降りて来る男たちは肩書が伯爵令息ってなってて、態度が明らかに偉そうだから。
身分で住む階が違うって訳か。
この建物は2階建てで、1階は子爵令息の部屋と管理員の部屋と‥食堂、浴場。あと、共同トイレも二カ所ある。(一か所はさっきの通り道にあって、あともう一つは浴場の横にあった)浴場は1階の奥、食堂の横になってるみたい。
食堂も浴場も結構広い。俺たちの部屋三つ分位ありそう。皆が使うから広さが違うのは仕方がないが、扉の豪華さが全然違う。後で浴場も見てみたいけど、入浴は時間が決まってる感じかな? そういうとこはブランたちにそれとなく確認しておこう。
食堂に集まった人数から察するに子爵令息と伯爵令息の数はそう変わらない。1階と2階の床面積は同じ。多分だけど共同の部屋は全部1階にある。つまり、1階の生徒の住居スペースは全床面積(1階の)からそれら共同の部屋を引いた分でかなり狭い。‥即ち、単純に生徒の一人当たりの居住空間は、子爵令息の部屋に比べ伯爵令息の部屋の方が(多分だいぶん)大きい。
‥まあ、そうだろう。全然意外さもない。
食堂の部屋に着く。ブランとディケンズと並んで席に着く。その間、ブランにもディケンズにも、勿論俺に話しかけて来る奴らもいない。俺はまだしも二人も友達が少ない方なのかな? 俺なんかに話し掛けちゃうような変人だから? ‥それとも、嫌われ者の俺と一緒にいるからかな??
食堂は、大きな長机が二つ置いてある。会議場やなんかに置いてあるような机って感じ。二つってことは‥一つが多分子爵令息たちの机でもう一つが伯爵令息の机なのだろう‥って思ってたら、そういう傾向はあるものの、必ずしもそうって訳では無いみたいだ。別に席順も決まってるわけではなさそうで、来た順に席についているようだ。
‥食事は自分たちで取りに行く感じかな?
なんて思いながら様子を見ていると、伯爵令息が俺たちの横に座った。二人連れで、もう一人の少年が子爵令息の様だ。子息令息の方が俺の方をチラッと見て「よう」って軽く挨拶してきた。気さくな奴っぽい。だけど、コイツも別に俺と以前から知り合いって感じじゃないみたい。転入して来て数日たってる(多分)から何度か見掛けたこと位はある‥って感じかな。
名前: 伯爵令息 アインケル(18歳)男
ランク: E
家族構成: ??
属性: ??
武器: ??
特技: ??
HP: ??
MP: ??
好感度: ♡♡♡
協力度: ♡♡♡
お! ランクがFじゃない! 年も‥一学年上みたいだ。
先輩だし、顔見知りでもないけど、隣に座った人を無視するのはいけない。小さく会釈して挨拶すると、アインケルが俺を見て、
「あ、君が噂の聖女君か」
って笑顔で言った。
その瞬間、周りがざわっとなって全員が俺を見る。
うわあ‥やめて。見ないで怖い。
だけど、全員が悪意を向けてきてるわけでは‥ないみたい。大半が好奇の目って感じ。
アインケルは俺に手を差し出し、
「俺はアインケル。伯爵令息だ。歳は‥君より一つ上かな。18歳。
しっかし、聖魔法使いは初めてみたけど、なんか雰囲気あるな! 俺は、この瞳をみたら分かるかもしれないけど、平凡な水魔法使いだ」
そう自己紹介を聞いた瞬間、アインケルの名前バーがチカっと光って、属性の欄に「水」が加わった。
あ、成る程、知った情報がこのアイコンに自動的に加わるのか。‥便利~。
そんなことを思いながら差し出された手を握る。
と、アインケルが目を見開いた。
ん? 握手じゃなかったの?
そんなことを思ってたら‥
「何だ? 君の手‥凄く‥癒されるな。聖女だからか? 」
って言われた。
‥そんなの聞いたことない。‥若干頬を赤らめて変なこと言わないで欲しい‥。
って思ってたら、俺のプロフィールカードがチカチカって光った。‥更新か?
特技: 聖女クッキング、治癒、癒しのボディー
なんだそりゃなんかいかがわしいな。
ゾワッとなった。締まりのない顔で俺の手をにぎにぎしてる友人をドン引きした顔で見たアインケルの友人の子爵令息 コーカサス(18歳)が
「タツミだっけ? が固まってるだろ? 離してやれよ‥」
ってアインケルと‥俺の手を掴んで‥
「あ。ホントだ。すっごい癒される。何この聖女ハンド」
ってまたほんわか。
うわあ‥やめて。
「え? そうなの? 俺も触る」
反対の手を隣に座っていたディケンズが握る。
ゾワゾワゾワ‥やめろ~!!
「ホントだ! 超つるつる。いや‥違うなそれだけじゃない。すべすべ? しっとり‥?? ひんやり? ふんわり‥? いやこれは‥表現し難いな。ずっと触ってたい‥」
止めて~!!
ディケンズ、コーカサス、アインケルの名前バーが点滅する。
更新‥?
アイコンバーまとめてオープン!
あ!!
好感度の♡の一つの端ががほんのり赤くなってる‥!
もしかして‥この♡、好感度が上がったら色づく!? で、色づいた状態が「好感度がある」ってこと?
‥今までホントに好感度ってか‥関心すらほとんどなかったんだろうな~ なんて両脇から手をにぎにぎされながら思った俺だった。
しっかし‥何この状況!! 今まで関心ゼロだった男の手をにぎにぎするな~!!
「試験!? 」
「何驚いてんだよ。タツミは成績優秀だから別に困ることはないだろ? 」
別な少年が苦笑いしながら話しかけて来た。
どうやら、ヒロイン・タツミは急に転入してきたけど、別に嫌われてはいない様だ。‥「持ち前の明るい性格」だからか? ってか、ヒロインじゃないけど。
で、少年の名前は「子爵令息 ディケンズ」というらしい。
名前: 子爵令息 ディケンズ(17歳)男
ランク: F
家族構成: ??
属性: ??
武器: ??
特技: ??
HP: ??
MP: ??
好感度: ♡♡♡
協力度: ♡♡♡
コイツもさっきと同じ感じか。
だけど、そう親しさは感じられない。ブランがちょっと驚いた顔をしてるのは、急に話かけて来たから‥かな? ブランとディケンズも友人ってわけではないようだ。顔を知ってるだけで、別に「以前から知り合い」って感じではないみたい。どっちかというと、ブランもディケンズも共通して俺に話しかけただけって感じ。
転校生って目立つから興味あるよね~。
多分そんな軽~いカンジ。‥でも、有難いよね。気にかけてくれてありがとう。
目立つからなに。アイツは所詮よそ者。
って俺を無視してる奴らが大半だもんね。
ブラン、ディケンズ! 今から君たちは俺の友人だ! (ここ限定のね)
ってか、多分これはゲームの関係上「誰もがヒロインを無視してるんじゃ話がいつまでたっても進まないから」お助けキャラ的なモブがストーリーを進めた‥って感じなんだろう。しばらくの間はここの仕組みみたいな奴を彼らと一緒に学ぶって感じなのかな。
それにしても‥この二人、モブって言葉が嫌にしっくりくる。(俺もだけどね! )
顔が‥すっごく馴染み深い地味顔なんよ☆
周りの奴らは俺たちの方を向くこともなく同じ方向に向かっていく。そして、俺たちもその方向に向かっている。多分そっちがこの寮(多分)の出口か‥(もしくは)食堂みたいな「皆が当たり前に向かう方向」なんだろう。多分だけど、食堂。この大人数でお手洗いとかだったらちょっと面白いけど☆
お手洗いも共同みたい。さっき来るときに見た。
周りの様子からこの寮の間取りを覚えろってことかな。どうやら「ヒロイン・タツミ」は今日この学校に転入してきたわけじゃないみたいだから、誰かが案内してくれるってことはないだろう。
‥なんで途中から俺が放り込まれたんだ?
制服と一緒に置いてあった鞄のところに説明アイコンが出て、授業開始時刻と時間割が分かった。あと何個かlockがかかったアイコンがあった、多分「なにかをすれば」lockが解除されるんだろう。今は要らない様だから気にしないことにした。
とにかく今は現状把握と‥あと、時間の限りレベ上げしたい。(HPとMP上げたい)
今はまずアカデミーに行って‥試験を受けるんだよな‥。
さっき時計を見たら登校前って時間だった。開始まで1時間前。
朝だから、朝食を食べて、授業を受ける為アカデミーに向かう。‥こうしてみんなについて行けば間違いなく学校に行けるのだろう。
その間も、俺に話しかけて来る者はいない。
寧ろ俺の事、チラリと見て、顔を背けてしまう。
ここでの俺はどうやら、ブランとディケンズはイイ奴だから話しかけてくれただけで、概ねよそ者扱いで間違いない様だ。(予想通りね)俺の事よく思ってないやつが大半って感じかな。そりゃ、国からの特別対応で転入してきた男爵令息‥つまり下級貴族とか、ここの人たちにとったら‥ね?
周りを見たら全員子爵令息って肩書になってるから、ここは子爵令息が寝泊まりする寮‥いや、階なんだろう。だって、階段から降りて来る男たちは肩書が伯爵令息ってなってて、態度が明らかに偉そうだから。
身分で住む階が違うって訳か。
この建物は2階建てで、1階は子爵令息の部屋と管理員の部屋と‥食堂、浴場。あと、共同トイレも二カ所ある。(一か所はさっきの通り道にあって、あともう一つは浴場の横にあった)浴場は1階の奥、食堂の横になってるみたい。
食堂も浴場も結構広い。俺たちの部屋三つ分位ありそう。皆が使うから広さが違うのは仕方がないが、扉の豪華さが全然違う。後で浴場も見てみたいけど、入浴は時間が決まってる感じかな? そういうとこはブランたちにそれとなく確認しておこう。
食堂に集まった人数から察するに子爵令息と伯爵令息の数はそう変わらない。1階と2階の床面積は同じ。多分だけど共同の部屋は全部1階にある。つまり、1階の生徒の住居スペースは全床面積(1階の)からそれら共同の部屋を引いた分でかなり狭い。‥即ち、単純に生徒の一人当たりの居住空間は、子爵令息の部屋に比べ伯爵令息の部屋の方が(多分だいぶん)大きい。
‥まあ、そうだろう。全然意外さもない。
食堂の部屋に着く。ブランとディケンズと並んで席に着く。その間、ブランにもディケンズにも、勿論俺に話しかけて来る奴らもいない。俺はまだしも二人も友達が少ない方なのかな? 俺なんかに話し掛けちゃうような変人だから? ‥それとも、嫌われ者の俺と一緒にいるからかな??
食堂は、大きな長机が二つ置いてある。会議場やなんかに置いてあるような机って感じ。二つってことは‥一つが多分子爵令息たちの机でもう一つが伯爵令息の机なのだろう‥って思ってたら、そういう傾向はあるものの、必ずしもそうって訳では無いみたいだ。別に席順も決まってるわけではなさそうで、来た順に席についているようだ。
‥食事は自分たちで取りに行く感じかな?
なんて思いながら様子を見ていると、伯爵令息が俺たちの横に座った。二人連れで、もう一人の少年が子爵令息の様だ。子息令息の方が俺の方をチラッと見て「よう」って軽く挨拶してきた。気さくな奴っぽい。だけど、コイツも別に俺と以前から知り合いって感じじゃないみたい。転入して来て数日たってる(多分)から何度か見掛けたこと位はある‥って感じかな。
名前: 伯爵令息 アインケル(18歳)男
ランク: E
家族構成: ??
属性: ??
武器: ??
特技: ??
HP: ??
MP: ??
好感度: ♡♡♡
協力度: ♡♡♡
お! ランクがFじゃない! 年も‥一学年上みたいだ。
先輩だし、顔見知りでもないけど、隣に座った人を無視するのはいけない。小さく会釈して挨拶すると、アインケルが俺を見て、
「あ、君が噂の聖女君か」
って笑顔で言った。
その瞬間、周りがざわっとなって全員が俺を見る。
うわあ‥やめて。見ないで怖い。
だけど、全員が悪意を向けてきてるわけでは‥ないみたい。大半が好奇の目って感じ。
アインケルは俺に手を差し出し、
「俺はアインケル。伯爵令息だ。歳は‥君より一つ上かな。18歳。
しっかし、聖魔法使いは初めてみたけど、なんか雰囲気あるな! 俺は、この瞳をみたら分かるかもしれないけど、平凡な水魔法使いだ」
そう自己紹介を聞いた瞬間、アインケルの名前バーがチカっと光って、属性の欄に「水」が加わった。
あ、成る程、知った情報がこのアイコンに自動的に加わるのか。‥便利~。
そんなことを思いながら差し出された手を握る。
と、アインケルが目を見開いた。
ん? 握手じゃなかったの?
そんなことを思ってたら‥
「何だ? 君の手‥凄く‥癒されるな。聖女だからか? 」
って言われた。
‥そんなの聞いたことない。‥若干頬を赤らめて変なこと言わないで欲しい‥。
って思ってたら、俺のプロフィールカードがチカチカって光った。‥更新か?
特技: 聖女クッキング、治癒、癒しのボディー
なんだそりゃなんかいかがわしいな。
ゾワッとなった。締まりのない顔で俺の手をにぎにぎしてる友人をドン引きした顔で見たアインケルの友人の子爵令息 コーカサス(18歳)が
「タツミだっけ? が固まってるだろ? 離してやれよ‥」
ってアインケルと‥俺の手を掴んで‥
「あ。ホントだ。すっごい癒される。何この聖女ハンド」
ってまたほんわか。
うわあ‥やめて。
「え? そうなの? 俺も触る」
反対の手を隣に座っていたディケンズが握る。
ゾワゾワゾワ‥やめろ~!!
「ホントだ! 超つるつる。いや‥違うなそれだけじゃない。すべすべ? しっとり‥?? ひんやり? ふんわり‥? いやこれは‥表現し難いな。ずっと触ってたい‥」
止めて~!!
ディケンズ、コーカサス、アインケルの名前バーが点滅する。
更新‥?
アイコンバーまとめてオープン!
あ!!
好感度の♡の一つの端ががほんのり赤くなってる‥!
もしかして‥この♡、好感度が上がったら色づく!? で、色づいた状態が「好感度がある」ってこと?
‥今までホントに好感度ってか‥関心すらほとんどなかったんだろうな~ なんて両脇から手をにぎにぎされながら思った俺だった。
しっかし‥何この状況!! 今まで関心ゼロだった男の手をにぎにぎするな~!!
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