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八章 明日へ
1.カツラギのモラルのストッパーは異世界のお父さん・正樹の鉄拳ではなく、母さん・桜子のため息(ならいいんだけど)
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地球では10余年、happynationでは数日‥数ヶ月? (←相変わらず解明されていない)経った。
翔は17歳になって、来年は卒業‥という年になっていた。
高校生の翔‥カツラギは、その‥限りなく正樹寄りで、でもちょっと桜子の儚さを兼ね備えたショタ的な‥容姿で、年上のお姉さんたちを‥言い方悪いかもしれないけど‥手玉に取りまくっていた。
心身共、大人になりかけの美少年の、アンバランスさが魅力、って奴‥らしい。
ミステリアスな魔性の美少年‥らしい。
実際の身長より実は大きいんだけど、そんな風に見えない。線が細くって華奢な体付き、長い手足‥だけど、ちゃんと筋肉がついてたり(←フミカ曰く、飾り)鎖骨がセクシー(女子たちの意見です)だったり、視線が「ヤバい大人」の色気があったり(女子たちの‥以下略)、これが少年と大人の境目のアンバランスさ‥らしい。
羊の皮をかぶった狼ってやつかな?
‥サカマキたちには、さっぱり分からないけど。
だって、大人になりかけの危ういバランスって、多分、もう大人になってるだろうし、身長とか見かけも、それで多分、完成形って奴だろうし。
正樹見てたら、これからぐっと身長が伸びたりとか、大人っぽくなったりとかない気がする。(っていうか、絶対にならないだろう)
立派な、合法ショタになるだけだろう。今は未成年だから、合法じゃないけど、20歳過ぎてもショタだから、立派な合法ショタって。ね?
年上のお姉さん‥つまり学生じゃない‥は、同じ学校とかじゃないから、被らないし、バレない。バレる様なバレ遊び方しない。だから、「二股かけてたのね! 」とか、修羅場にもなっていない。
そうならない様に、カツラギだって気やら頭を使っているんだ。
相変わらずにいいその頭を、勉強にも、遊びにも‥とフル活用だ。
まさに、悪女ってか、‥小悪魔だ。
さて、年上キラーのカツラギだが、別に「学校でそういうことすると目立つから」とかそういう意味で学外の年上と付き合っているわけではない。
なんてことはない。高校生には、興味がないからだ。
元々の精神年齢もあるが‥そもそも、翔は「色っぽいの」が好きだから、高校生に「色っぽいの」はないだろう。‥大人っぽい高校生というか‥大人ぶってる高校生っているけど、イタイよね‥。なんてけんもほろろだし。‥でも、それは分からないでもない。あの年から化粧とかって将来が心配になる。
それはそうと、だ。
翔は「ってか、私は幼女趣味はないので」って、シニカルな笑いを浮かべる。「高校生は、初々しいのが自然だって思うんですが、それは「それ」ですよ。私には‥眩しすぎる‥というか、ちょっと幼すぎるんです」そういうの、‥趣味じゃないんです。なんて、濁ってるんだけど、真っ当なことを言う。
体形も、ボンキュッボンとかの方がいい。ぺちゃパイは物足りない。ショタ好みのお姉さんを釣ってるけど、自分自身は「未完の果実」とか興味ない。年下(精神年齢的にだ)の子に「可愛い! 」キューンとか、「恋かも‥」ドキドキ‥とかいう甘酸っぱい恋には興味がないらしい。
恋愛のプロセスとかに、全然、興味がない。
そもそも、恋愛ってそのプロセスが大事なんだろ~って感じだろうが、‥カツラギにとってそれは、「面倒くさい、まどろっこしい、煩わしい」に過ぎない。
だけど、行きずりの相手と一夜限りのランデブーを繰り返すってことはしない。‥それこそ、面倒くさい。なによりも、見つけるのが面倒くさい。
病気とか問題がなくって、背景に問題が無くって、性格的に面倒臭くなくって、身体の相性のいい女を何人かキープ。
‥完全にセフレって奴だ。
あっちにいるときと、そう変わっちゃいない。
ホントに、こいつはクズだ。
‥肉食って感じする。
可愛くなったのは見かけだけだ。
小動物と思ったら、実はトラ、みたいな。‥違うな、トラは見るからに小動物と思わない。Happynationでも大型の猫は、愛玩動物じゃない。(多分だけど同じような感じだよな? ‥飼ったことないからよくわからないが)じゃあ、案外と凶暴な‥アライグマとか、コアラ? そんな感じ。(多分。‥そうだと思われる)
見かけが小さかろうが、可愛かろうがスタンスは変えない。
相変わらず、自分が「受け」になるって考えは、微塵もない。
こんななりになっても、翔は「たち」専‥「たち」一択だった。
まあ、そんなのは置いといて‥
‥とにかく、身体が若返っちゃったカツラギは性欲も若返っちゃったって感じで大変だし、それをでも、カツラギは我慢する気がないって話。カツラギにしたら、未成年で素人の高校生には手を出してないからいいだろ~って話らしいが。
どうやら、カツラギの意志とは関係なくカツラギは学校でもモテてるらしい。
(親父・正樹とは違って、だ)
正樹は、ホント、地味だったからな。頭は良かったけど、背は小さいし、目立たない。いるじゃん? 「ああ、あの背が小さい奴」の一言で終わらされちゃう、地味な同級生。‥あれだ。下手したら、顔すら覚えられてなかったかもよ?
カツラギは、正樹とは違う。
凄く頭がいい。話が面白い。可愛い。
素材はそう変わらない。
だけど、たとえ1ケ100円の石鹸だろうが、1枚100円のタオルだろうが、ちょっと手を加えたりラッピング一つで、見栄えがぐんっと変わるんだ。
カツラギはそんな風に素材を生かすタイプだった。
見た目はあれだけど、大人な雰囲気でミステリアス。しかもそれが演技じゃない。もう、徹底して‥大人。(←なんだそりゃ)
そういう、ギャップ萌え?
釣れたのは、OLの綺麗なオネーサンだけじゃなかったってこと。
だけどどんなにアプローチされようが「喰い物」じゃないから興味は湧かないし、面倒で煩わしいから、基本放置。思わせぶりなことを言わない様に、恨みを持たれたりしない様に、適当にかわす。
そんな彼が取っている対策が「恋自体に興味が無いんだ」作戦。
それは‥そう「いい作戦」では無かったらしく、見た目ショタで無垢なカツラギだ。「美少年のの初恋の相手」になりたい! って高校生の「お姉さま」の闘争意欲とか、他の女の「毒牙にかけられてたまるか! 」的な庇護欲(?)とかを刺激したらしく‥余計に周りが騒がしくなってしまった。
だけど、カツラギは動かない。とにかく、放置だ。
「翔。そういう不誠実なことは、母さんダメだと思うの」
「不誠実‥」
むしろ、カツラギの誠実とか、見たことない。
サカマキ‥神獣だから見かけはちっとも変わっていない‥は、桜子に勧められたコーヒーを吹きそうになる。
「思わせぶりな事言って、女の子たちに変な期待をさせたりするなんて‥そういうの誠実じゃないでしょ? 好きって言うのは、そんなに軽いものじゃないわ。翔ももう高校生で、自分の発言に責任を持たなきゃならない年でしょう? 」
真剣な顔で説教を始めた。
「思わせぶりなこと? 僕はそんなことはいいませんよ? 」
‥カツラギは、ここでは「僕」と一人称を変えることにしたようだ。
俺‥は、ちょっと「違う」らしい。
でも「僕って‥アララキみたいでいやだな」とは言っている。
「言わないわよね‥うん、‥寧ろ何も言わない‥ええと、‥言わないってのもダメだと思うわ。真剣な恋心には真剣に答えてあげなくちゃ」
「何で? 」
‥確かに。面倒だよな。
カツラギの周りには「子供の真剣」が一杯だもんな。
「‥はっきり言われなきゃ、「もしかしてチャンスあるかも」って思っちゃうじゃない? そしたら、その子は先に勧めないじゃない。‥そういうのって可哀そうよ」
「僕の経験上、はっきり言っても「だけど、思い続けたらまたチャンスが来るかも」「今はダメでも」って女子は結構いますよね? 」
‥いるな。アララキみたいに、何言われても気にしない~♪ 僕は君が好き~♪ っていう丈夫な奴は‥いるな。
「う‥」
「それに、全部付き合ってるような暇は僕には無いです」
「‥だけどねえ。翔‥う~ん。なんかそうじゃないんだよね~。翔ってば‥なんか、こう冷め過ぎてるっていうか、もっと一生懸命生きた方が‥良いと思うの。母さん」
「生きてますよ? 彼女たちの好きにはこたえられませんが、人に興味が無いわけでもありませんし」
「‥! 誰か好きな人がいるの? 」
カツラギの言葉に、桜子が嬉しそうな声を出す。
サカマキは「カツラギとなんて真面目に話をする方が間違えてるよな~」なんて思いながら、自分で二杯目のコーヒーをコーヒーメーカーからカップに注いだ。
「付き合ってもいいかな、と思えて、付き合っていて煩わしくない女性は、「好き」です」
ほら、クズな発言出た。
コイツに、誠実さとか説いても、「馬の耳に念仏」で「暖簾に腕押し」で「柳に風」っていう奴なんでしょ? 結構「諺」とか桜子時代のテスト勉強で覚えたよ。
「‥好きはそんなに軽いものじゃない‥」
息子のあまりな言い草に、桜子は一瞬固まって
ため息の後、呟いた。
桜子‥だから、もう諦めて‥。
「桜子‥」
サカマキが、桜子に声を掛けようとした瞬間、桜子が、
「そうだ。フミカちゃんは!?
翔とフミカちゃん。お似合いだと思うんだけど! 」
‥最大級の爆弾発言をした。
翔は17歳になって、来年は卒業‥という年になっていた。
高校生の翔‥カツラギは、その‥限りなく正樹寄りで、でもちょっと桜子の儚さを兼ね備えたショタ的な‥容姿で、年上のお姉さんたちを‥言い方悪いかもしれないけど‥手玉に取りまくっていた。
心身共、大人になりかけの美少年の、アンバランスさが魅力、って奴‥らしい。
ミステリアスな魔性の美少年‥らしい。
実際の身長より実は大きいんだけど、そんな風に見えない。線が細くって華奢な体付き、長い手足‥だけど、ちゃんと筋肉がついてたり(←フミカ曰く、飾り)鎖骨がセクシー(女子たちの意見です)だったり、視線が「ヤバい大人」の色気があったり(女子たちの‥以下略)、これが少年と大人の境目のアンバランスさ‥らしい。
羊の皮をかぶった狼ってやつかな?
‥サカマキたちには、さっぱり分からないけど。
だって、大人になりかけの危ういバランスって、多分、もう大人になってるだろうし、身長とか見かけも、それで多分、完成形って奴だろうし。
正樹見てたら、これからぐっと身長が伸びたりとか、大人っぽくなったりとかない気がする。(っていうか、絶対にならないだろう)
立派な、合法ショタになるだけだろう。今は未成年だから、合法じゃないけど、20歳過ぎてもショタだから、立派な合法ショタって。ね?
年上のお姉さん‥つまり学生じゃない‥は、同じ学校とかじゃないから、被らないし、バレない。バレる様なバレ遊び方しない。だから、「二股かけてたのね! 」とか、修羅場にもなっていない。
そうならない様に、カツラギだって気やら頭を使っているんだ。
相変わらずにいいその頭を、勉強にも、遊びにも‥とフル活用だ。
まさに、悪女ってか、‥小悪魔だ。
さて、年上キラーのカツラギだが、別に「学校でそういうことすると目立つから」とかそういう意味で学外の年上と付き合っているわけではない。
なんてことはない。高校生には、興味がないからだ。
元々の精神年齢もあるが‥そもそも、翔は「色っぽいの」が好きだから、高校生に「色っぽいの」はないだろう。‥大人っぽい高校生というか‥大人ぶってる高校生っているけど、イタイよね‥。なんてけんもほろろだし。‥でも、それは分からないでもない。あの年から化粧とかって将来が心配になる。
それはそうと、だ。
翔は「ってか、私は幼女趣味はないので」って、シニカルな笑いを浮かべる。「高校生は、初々しいのが自然だって思うんですが、それは「それ」ですよ。私には‥眩しすぎる‥というか、ちょっと幼すぎるんです」そういうの、‥趣味じゃないんです。なんて、濁ってるんだけど、真っ当なことを言う。
体形も、ボンキュッボンとかの方がいい。ぺちゃパイは物足りない。ショタ好みのお姉さんを釣ってるけど、自分自身は「未完の果実」とか興味ない。年下(精神年齢的にだ)の子に「可愛い! 」キューンとか、「恋かも‥」ドキドキ‥とかいう甘酸っぱい恋には興味がないらしい。
恋愛のプロセスとかに、全然、興味がない。
そもそも、恋愛ってそのプロセスが大事なんだろ~って感じだろうが、‥カツラギにとってそれは、「面倒くさい、まどろっこしい、煩わしい」に過ぎない。
だけど、行きずりの相手と一夜限りのランデブーを繰り返すってことはしない。‥それこそ、面倒くさい。なによりも、見つけるのが面倒くさい。
病気とか問題がなくって、背景に問題が無くって、性格的に面倒臭くなくって、身体の相性のいい女を何人かキープ。
‥完全にセフレって奴だ。
あっちにいるときと、そう変わっちゃいない。
ホントに、こいつはクズだ。
‥肉食って感じする。
可愛くなったのは見かけだけだ。
小動物と思ったら、実はトラ、みたいな。‥違うな、トラは見るからに小動物と思わない。Happynationでも大型の猫は、愛玩動物じゃない。(多分だけど同じような感じだよな? ‥飼ったことないからよくわからないが)じゃあ、案外と凶暴な‥アライグマとか、コアラ? そんな感じ。(多分。‥そうだと思われる)
見かけが小さかろうが、可愛かろうがスタンスは変えない。
相変わらず、自分が「受け」になるって考えは、微塵もない。
こんななりになっても、翔は「たち」専‥「たち」一択だった。
まあ、そんなのは置いといて‥
‥とにかく、身体が若返っちゃったカツラギは性欲も若返っちゃったって感じで大変だし、それをでも、カツラギは我慢する気がないって話。カツラギにしたら、未成年で素人の高校生には手を出してないからいいだろ~って話らしいが。
どうやら、カツラギの意志とは関係なくカツラギは学校でもモテてるらしい。
(親父・正樹とは違って、だ)
正樹は、ホント、地味だったからな。頭は良かったけど、背は小さいし、目立たない。いるじゃん? 「ああ、あの背が小さい奴」の一言で終わらされちゃう、地味な同級生。‥あれだ。下手したら、顔すら覚えられてなかったかもよ?
カツラギは、正樹とは違う。
凄く頭がいい。話が面白い。可愛い。
素材はそう変わらない。
だけど、たとえ1ケ100円の石鹸だろうが、1枚100円のタオルだろうが、ちょっと手を加えたりラッピング一つで、見栄えがぐんっと変わるんだ。
カツラギはそんな風に素材を生かすタイプだった。
見た目はあれだけど、大人な雰囲気でミステリアス。しかもそれが演技じゃない。もう、徹底して‥大人。(←なんだそりゃ)
そういう、ギャップ萌え?
釣れたのは、OLの綺麗なオネーサンだけじゃなかったってこと。
だけどどんなにアプローチされようが「喰い物」じゃないから興味は湧かないし、面倒で煩わしいから、基本放置。思わせぶりなことを言わない様に、恨みを持たれたりしない様に、適当にかわす。
そんな彼が取っている対策が「恋自体に興味が無いんだ」作戦。
それは‥そう「いい作戦」では無かったらしく、見た目ショタで無垢なカツラギだ。「美少年のの初恋の相手」になりたい! って高校生の「お姉さま」の闘争意欲とか、他の女の「毒牙にかけられてたまるか! 」的な庇護欲(?)とかを刺激したらしく‥余計に周りが騒がしくなってしまった。
だけど、カツラギは動かない。とにかく、放置だ。
「翔。そういう不誠実なことは、母さんダメだと思うの」
「不誠実‥」
むしろ、カツラギの誠実とか、見たことない。
サカマキ‥神獣だから見かけはちっとも変わっていない‥は、桜子に勧められたコーヒーを吹きそうになる。
「思わせぶりな事言って、女の子たちに変な期待をさせたりするなんて‥そういうの誠実じゃないでしょ? 好きって言うのは、そんなに軽いものじゃないわ。翔ももう高校生で、自分の発言に責任を持たなきゃならない年でしょう? 」
真剣な顔で説教を始めた。
「思わせぶりなこと? 僕はそんなことはいいませんよ? 」
‥カツラギは、ここでは「僕」と一人称を変えることにしたようだ。
俺‥は、ちょっと「違う」らしい。
でも「僕って‥アララキみたいでいやだな」とは言っている。
「言わないわよね‥うん、‥寧ろ何も言わない‥ええと、‥言わないってのもダメだと思うわ。真剣な恋心には真剣に答えてあげなくちゃ」
「何で? 」
‥確かに。面倒だよな。
カツラギの周りには「子供の真剣」が一杯だもんな。
「‥はっきり言われなきゃ、「もしかしてチャンスあるかも」って思っちゃうじゃない? そしたら、その子は先に勧めないじゃない。‥そういうのって可哀そうよ」
「僕の経験上、はっきり言っても「だけど、思い続けたらまたチャンスが来るかも」「今はダメでも」って女子は結構いますよね? 」
‥いるな。アララキみたいに、何言われても気にしない~♪ 僕は君が好き~♪ っていう丈夫な奴は‥いるな。
「う‥」
「それに、全部付き合ってるような暇は僕には無いです」
「‥だけどねえ。翔‥う~ん。なんかそうじゃないんだよね~。翔ってば‥なんか、こう冷め過ぎてるっていうか、もっと一生懸命生きた方が‥良いと思うの。母さん」
「生きてますよ? 彼女たちの好きにはこたえられませんが、人に興味が無いわけでもありませんし」
「‥! 誰か好きな人がいるの? 」
カツラギの言葉に、桜子が嬉しそうな声を出す。
サカマキは「カツラギとなんて真面目に話をする方が間違えてるよな~」なんて思いながら、自分で二杯目のコーヒーをコーヒーメーカーからカップに注いだ。
「付き合ってもいいかな、と思えて、付き合っていて煩わしくない女性は、「好き」です」
ほら、クズな発言出た。
コイツに、誠実さとか説いても、「馬の耳に念仏」で「暖簾に腕押し」で「柳に風」っていう奴なんでしょ? 結構「諺」とか桜子時代のテスト勉強で覚えたよ。
「‥好きはそんなに軽いものじゃない‥」
息子のあまりな言い草に、桜子は一瞬固まって
ため息の後、呟いた。
桜子‥だから、もう諦めて‥。
「桜子‥」
サカマキが、桜子に声を掛けようとした瞬間、桜子が、
「そうだ。フミカちゃんは!?
翔とフミカちゃん。お似合いだと思うんだけど! 」
‥最大級の爆弾発言をした。
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