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五章 世界の異分子
2.賭け
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あの時、「彼」は言った。
「愛しても、愛を返してくれない相手を愛することが苦しい‥」
って。
酷く傷ついて涙で目を真っ赤にしながら。
僕は言った。
「相手が愛してくれなくても、僕の愛するって気持ちは全然変わらない。僕ならば‥きっと、(愛を返してくれなくても)愛することが出来る」
って。
「彼」は僕が否定するなんて思ってもいなかったんだろう。当惑した表情で一瞬僕を見て
「愛する気持ち自体、相手が理解できなくても? 」
一気にその表情を険しくして、怒りをあらわにした。
綺麗ごと言ってるんじゃない‥そんなのは、口だけだって、顔。
それに、冷静だけど険しい口調だ。
「彼」が傷ついていたのも分かっていたし、僕の言葉によってより傷ついたのも‥普通なら気付けただろう。だけど、あの時の僕はそれに気付かなかった。
「彼」を慰めることも、気遣うことも、僕はしなかった。
あの時の僕は、余りにも「自分の考え」に自信があって、‥余りにも思いやりがなさ過ぎた。
「問題はない。‥そこに愛する人が居てくれるならば、その人の愛がなくたって、僕はその人を愛してる」
僕は、きっぱりと言い切った。
その上、
「‥というか、愛する気持ちが分からないだけで、僕の事を嫌っているわけじゃないんでしょ? どこに問題があるんだ? 分からないなら、教えればいい。その子に総てを自分で教えられるなんて最高じゃないか」
と、付け加えすらした。
「彼」はきょとんとした顔になった。
‥あんまりにもマイペースな僕に驚いたんだろう。
「彼」にとって、僕は理解できない存在だったろう。
その未知なる物体に対して、「彼」は、異文化交流する様に質問を重ねた。
「じゃあ、‥そこからいなくなったら? 」
彼は真摯な視線を僕に向けた。
「え? 」
僕は首を傾げて彼を見た。
もう、彼は悲しんではいなかった。
‥同調してもらうのは諦めたんだろう。
「彼」はもう怒ったりもしていなかった。
「彼」にとって僕は、自分とは全く違うもので、だからこそもしかしたら、自分には分からなかった答えをくれるかもって‥僕に興味を抱いた様だ。
そういう、彼の心境の変化的なものは、僕にも感じられた。
悲しんでても、怒ってても仕方が無いって思ってた僕は、彼のその心境の変化を好ましく思った。
まあ、ほっとした、ってのが正しい。
目の前で泣かれても、怒られても困るよね。
「そこから、愛する相手が消えてしまったら、君はどうするの? 」
口調が、さっきまでのとげとげした批判的な口調じゃなくなっている。ちょっと期待を込めた目で僕の返事を待っている。
「追いかけるよ? 」
今度、きょとんとした顔になったのは、僕だ。
愛してるんだから、当然そうだろう。
いなくなった理由が、「僕から逃げたい」って心から思っているんじゃない限りは、当然追いかける、その一択でしょう?
「彼」が黙りこむ。
そして、ちょっと迷ったように、、言い淀んだ。「じゃあさ‥」って何度か、もじもじと‥
‥何なんだ。言いたいことがあるなら、サッサと言え。
ちょっとイラっときかけた時に、
「‥その人が他の誰かを好きになったら? 」
「彼」がおずおずと口を開いた。
これが「彼の悲しみの正体」なんだろうか? それとも、単純に僕に聞いてみたかっただけ?
だって、‥これが「彼」の想い人の話だとしたら、片思いしている想い人は、誰の事も好きじゃないって言ってた。そんな想い人が「他の誰か」自分以外の人を好きになった‥。
「誰の事も好きじゃないって言ってたくせに、他の人の事好きになるんだ!? 僕が好きだって伝えてたのに、それには応えてくれなかったのに?! 」
っていう怒りかな?
それとも、‥
「誰の事も好きじゃないって言ったのは、(自分を)振る言い訳で、人の事好きになる気持ちは分かっていたのに嘘をついたのか! 」
ってことに対する怒りなのか??
‥なんにしても、相手の人からしたら、そんなことで怒られても‥って話じゃない?
人を好きになる‥好きって気持ちはそんな話じゃない。
「別にそれでも僕の気持ちは変わらないけど‥? 愛が分からなかったその子が、人を愛することが出来るようになったんだ。それ以上に喜ばしいことは無いね。もしかしたら、その内僕の事を好きになって‥僕の気持ちに応えてくれることもあるかもしれないってことじゃない? 」
‥まあ、これじゃない?
最初は誰も好きじゃなかったその子が、自分がその子に愛を伝えるのを見ることによって、愛というものを理解し、‥そして、自分では無かったが、誰か「人を好きになる」ことが出来た。
今までの、自分の愛は、きっとその子にとって無駄じゃなかった。
相手が自分じゃないってことは確かに悲しいけど‥だ。
でも、(ストーカーみたいな犯罪はダメだけど、いい友達としてとか)良好な関係を続けていたら、そのうちまたワンチャンあるかも、だしね。
「彼」が怪訝そうな表情で僕を見た。
「‥だって、好きになった相手は、君じゃないんだよ? だのに、君はいいの? 」
いいの? って、‥そもそもどういう選択肢がある?
諦めるとか?
それとも‥その子の事責める?
諦めるのは嫌だし、そもそも責めるってのは、お門違いだよね。
だって、その子が心変わりしたわけじゃないんだもの。「その子」と「僕」(‥そもそも、その子って誰だよ‥)は付き合ってるってわけじゃないんでしょ? 設定的に?
てか、「if」で悩むとか、‥時間の無駄だよね~。あれこれ考えるより、行動起こすのみ、でしょう。
「そりゃ、仕方が無いでしょう。‥その子の幸せを祈る。そうしか、出来ないでしょ? そして、影ながらその子のことを守るよ」
僕の言葉を、ぽかんとした顔で聞いていた「彼」は、
しかし、次第に怒りを募らせたように
ゆっくりと息を吐きだしながら、俯いた。
俯いたまま
「‥そんなことできるはずはない」
そんなのは、キレイごとだ‥。
言った声は小さく
‥びっくりするほど低かった。
キレイごと‥
「彼」はさっきそう言った。
多分、彼は、本当にそう思っているんだろう。
僕にそんなことできるわけがないって。‥誰もそんなことできる奴はいないって。
そして、そんなキレイごとを言う僕に、本気で怒っているんだろう。
「彼」はきっと、凄く傷ついてきたんだ。
好きだった子に、好きになってもらえなくって、諦められなくって、だけど追っかけることが出来なくって、‥そして、それを後悔することもあったんだろう。後悔しても「だけど、仕方が無い」「仕方が無いことで、そうする外なかった」って自分を慰めて、
だけど、僕が言った「仕方なくなんかない」「他に出来ることはあった」って。
自分の今までを批判されたような気がして、「彼」は怒っている。
それ以上に、不安で怯えている。
自分とは全く違う僕に‥違和感を感じて、自分の心を乱す僕の存在に‥怯えている。
「できるよ。っていうか、やるよ」
安心させようと、‥あの時、僕は思ったのかもしれない。だから、微笑みかけて、なるだけ優しい口調で言った。
(安心するどころか)彼は怒り出した。
「出来るわけない!! 」
って。
俯いていた顔を‥真っ赤な顔をばっっと勢いよく上げて
そして
「なら、やってみろよ!! 」
って叫んだ。
「どんなに愛しても、愛を返してくれない。そんな相手を愛する苦しみをお前も味わってみろよ!! 」
目の前が真っ白になって、
気が付いた時には、
「彼」はいなかった。
さっきとは違うところに、僕は‥一人で座り込んでいた。
そして、
「じゃあ、さっきの少年(「彼」)が神だったってわけか‥」
と、やたら冷静に分析した。
僕が「彼」に会ったのは、その時だけだ。
その後も、彼の存在を感じて、腹立たしく思うことは多々あったが、会ったのはあの時一度きりだった。
そういえば‥あんだけガッツリ話したのに、顔とか覚えてない。‥だから、もしすれ違っててもわかんないかも。
マジカルでミラクルな‥神的仕様って奴なのかな?
ってか、そもそもなんで神と話していたのか‥それが最も分からない。
(彼が神だったかってこともまた、わからない。そもそも、確かめようもないしね)
「愛しても、愛を返してくれない相手を愛することが苦しい‥」
って。
酷く傷ついて涙で目を真っ赤にしながら。
僕は言った。
「相手が愛してくれなくても、僕の愛するって気持ちは全然変わらない。僕ならば‥きっと、(愛を返してくれなくても)愛することが出来る」
って。
「彼」は僕が否定するなんて思ってもいなかったんだろう。当惑した表情で一瞬僕を見て
「愛する気持ち自体、相手が理解できなくても? 」
一気にその表情を険しくして、怒りをあらわにした。
綺麗ごと言ってるんじゃない‥そんなのは、口だけだって、顔。
それに、冷静だけど険しい口調だ。
「彼」が傷ついていたのも分かっていたし、僕の言葉によってより傷ついたのも‥普通なら気付けただろう。だけど、あの時の僕はそれに気付かなかった。
「彼」を慰めることも、気遣うことも、僕はしなかった。
あの時の僕は、余りにも「自分の考え」に自信があって、‥余りにも思いやりがなさ過ぎた。
「問題はない。‥そこに愛する人が居てくれるならば、その人の愛がなくたって、僕はその人を愛してる」
僕は、きっぱりと言い切った。
その上、
「‥というか、愛する気持ちが分からないだけで、僕の事を嫌っているわけじゃないんでしょ? どこに問題があるんだ? 分からないなら、教えればいい。その子に総てを自分で教えられるなんて最高じゃないか」
と、付け加えすらした。
「彼」はきょとんとした顔になった。
‥あんまりにもマイペースな僕に驚いたんだろう。
「彼」にとって、僕は理解できない存在だったろう。
その未知なる物体に対して、「彼」は、異文化交流する様に質問を重ねた。
「じゃあ、‥そこからいなくなったら? 」
彼は真摯な視線を僕に向けた。
「え? 」
僕は首を傾げて彼を見た。
もう、彼は悲しんではいなかった。
‥同調してもらうのは諦めたんだろう。
「彼」はもう怒ったりもしていなかった。
「彼」にとって僕は、自分とは全く違うもので、だからこそもしかしたら、自分には分からなかった答えをくれるかもって‥僕に興味を抱いた様だ。
そういう、彼の心境の変化的なものは、僕にも感じられた。
悲しんでても、怒ってても仕方が無いって思ってた僕は、彼のその心境の変化を好ましく思った。
まあ、ほっとした、ってのが正しい。
目の前で泣かれても、怒られても困るよね。
「そこから、愛する相手が消えてしまったら、君はどうするの? 」
口調が、さっきまでのとげとげした批判的な口調じゃなくなっている。ちょっと期待を込めた目で僕の返事を待っている。
「追いかけるよ? 」
今度、きょとんとした顔になったのは、僕だ。
愛してるんだから、当然そうだろう。
いなくなった理由が、「僕から逃げたい」って心から思っているんじゃない限りは、当然追いかける、その一択でしょう?
「彼」が黙りこむ。
そして、ちょっと迷ったように、、言い淀んだ。「じゃあさ‥」って何度か、もじもじと‥
‥何なんだ。言いたいことがあるなら、サッサと言え。
ちょっとイラっときかけた時に、
「‥その人が他の誰かを好きになったら? 」
「彼」がおずおずと口を開いた。
これが「彼の悲しみの正体」なんだろうか? それとも、単純に僕に聞いてみたかっただけ?
だって、‥これが「彼」の想い人の話だとしたら、片思いしている想い人は、誰の事も好きじゃないって言ってた。そんな想い人が「他の誰か」自分以外の人を好きになった‥。
「誰の事も好きじゃないって言ってたくせに、他の人の事好きになるんだ!? 僕が好きだって伝えてたのに、それには応えてくれなかったのに?! 」
っていう怒りかな?
それとも、‥
「誰の事も好きじゃないって言ったのは、(自分を)振る言い訳で、人の事好きになる気持ちは分かっていたのに嘘をついたのか! 」
ってことに対する怒りなのか??
‥なんにしても、相手の人からしたら、そんなことで怒られても‥って話じゃない?
人を好きになる‥好きって気持ちはそんな話じゃない。
「別にそれでも僕の気持ちは変わらないけど‥? 愛が分からなかったその子が、人を愛することが出来るようになったんだ。それ以上に喜ばしいことは無いね。もしかしたら、その内僕の事を好きになって‥僕の気持ちに応えてくれることもあるかもしれないってことじゃない? 」
‥まあ、これじゃない?
最初は誰も好きじゃなかったその子が、自分がその子に愛を伝えるのを見ることによって、愛というものを理解し、‥そして、自分では無かったが、誰か「人を好きになる」ことが出来た。
今までの、自分の愛は、きっとその子にとって無駄じゃなかった。
相手が自分じゃないってことは確かに悲しいけど‥だ。
でも、(ストーカーみたいな犯罪はダメだけど、いい友達としてとか)良好な関係を続けていたら、そのうちまたワンチャンあるかも、だしね。
「彼」が怪訝そうな表情で僕を見た。
「‥だって、好きになった相手は、君じゃないんだよ? だのに、君はいいの? 」
いいの? って、‥そもそもどういう選択肢がある?
諦めるとか?
それとも‥その子の事責める?
諦めるのは嫌だし、そもそも責めるってのは、お門違いだよね。
だって、その子が心変わりしたわけじゃないんだもの。「その子」と「僕」(‥そもそも、その子って誰だよ‥)は付き合ってるってわけじゃないんでしょ? 設定的に?
てか、「if」で悩むとか、‥時間の無駄だよね~。あれこれ考えるより、行動起こすのみ、でしょう。
「そりゃ、仕方が無いでしょう。‥その子の幸せを祈る。そうしか、出来ないでしょ? そして、影ながらその子のことを守るよ」
僕の言葉を、ぽかんとした顔で聞いていた「彼」は、
しかし、次第に怒りを募らせたように
ゆっくりと息を吐きだしながら、俯いた。
俯いたまま
「‥そんなことできるはずはない」
そんなのは、キレイごとだ‥。
言った声は小さく
‥びっくりするほど低かった。
キレイごと‥
「彼」はさっきそう言った。
多分、彼は、本当にそう思っているんだろう。
僕にそんなことできるわけがないって。‥誰もそんなことできる奴はいないって。
そして、そんなキレイごとを言う僕に、本気で怒っているんだろう。
「彼」はきっと、凄く傷ついてきたんだ。
好きだった子に、好きになってもらえなくって、諦められなくって、だけど追っかけることが出来なくって、‥そして、それを後悔することもあったんだろう。後悔しても「だけど、仕方が無い」「仕方が無いことで、そうする外なかった」って自分を慰めて、
だけど、僕が言った「仕方なくなんかない」「他に出来ることはあった」って。
自分の今までを批判されたような気がして、「彼」は怒っている。
それ以上に、不安で怯えている。
自分とは全く違う僕に‥違和感を感じて、自分の心を乱す僕の存在に‥怯えている。
「できるよ。っていうか、やるよ」
安心させようと、‥あの時、僕は思ったのかもしれない。だから、微笑みかけて、なるだけ優しい口調で言った。
(安心するどころか)彼は怒り出した。
「出来るわけない!! 」
って。
俯いていた顔を‥真っ赤な顔をばっっと勢いよく上げて
そして
「なら、やってみろよ!! 」
って叫んだ。
「どんなに愛しても、愛を返してくれない。そんな相手を愛する苦しみをお前も味わってみろよ!! 」
目の前が真っ白になって、
気が付いた時には、
「彼」はいなかった。
さっきとは違うところに、僕は‥一人で座り込んでいた。
そして、
「じゃあ、さっきの少年(「彼」)が神だったってわけか‥」
と、やたら冷静に分析した。
僕が「彼」に会ったのは、その時だけだ。
その後も、彼の存在を感じて、腹立たしく思うことは多々あったが、会ったのはあの時一度きりだった。
そういえば‥あんだけガッツリ話したのに、顔とか覚えてない。‥だから、もしすれ違っててもわかんないかも。
マジカルでミラクルな‥神的仕様って奴なのかな?
ってか、そもそもなんで神と話していたのか‥それが最も分からない。
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