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四章 物語の主人公
5.カツラギとサカマキとの再会
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「おめでとうございます。男の子ですよ」
桜子に男の子を手渡した看護婦が桜子に笑いかけるのを見て、‥鳥の姿で窓から覗いていた俺は、‥踊り出さん位だった。
‥カツラギ‥
やっと、‥カツラギに再会できた。
正直、「カツラギに再会した」って実感するような要素は、目の前の赤ん坊にはない。
カツラギは俺より年上だから、カツラギの生まれた時なんか知る由もないが、‥目の前の赤ん坊に「カツラギらしさ」なんて片鱗もないこと位分かる。
頼りなく生えている‥柔らかそうな黒髪。今はまだ開いていない瞳も、きっと黒だろう。もしくは、正樹に似たら茶色になる位で、そう大差は無いだろう。
プラチナブロンズの髪と、タンザナイトの瞳のカツラギに会うことはもう一生なくなったんだ。
だけど、見かけが変わっても、この子がカツラギであることには変わりない。
見かけ位、些細なことだ。
それにしても、小さい。弱弱しくて、頼りない。
赤ん坊は初めて見るが、あんなに弱弱しくって小さい物なのか。こんなにか弱かったら、魔物じゃなくても一撃で倒されてしまうな。子育ては、Happy nationより安全なここでした方が良さそうだ。
今はまだ生まれていない、フミカも赤ん坊の内はこっちで育てることにしよう。
フミカのことはまだいい。‥神獣の子供は、生まれるまでに少々時間がかかるようだから。
今はカツラギのことだ。
自分で自分の事ができる位にまで、ここで‥桜子に面倒を見てもらって、そしたらHappy nationに連れて帰ろう。こっちでは、5年もたったとしても、Happy nationとは、時間の進み方が違う。
こっちで、Happy nationとの時差を調整すればいい。
なに。Happy nationでは時間が流れるのがゆっくりだ。あと10年もここで暮らせば、Happy nationの仲間たちに、あの時のままの‥あの時に近い‥カツラギを会わせてやれるだろう。
なあに。
髪や目の色が違おうが、カツラギはカツラギだ。その内、おんなじような感じになるだろう。
あいつの性格がそういう顔にしていくだろう。
あっちの奴らも、カツラギの色が変わったことに文句はあるだろうが‥そんな些細なこと気にするような奴らじゃない。‥もしかしたら、気がつかないかもしれない。
俺のこと怒るだろうけど‥それも、構わない。
その時は、奴らの恨み節も‥甘んじて聞こうと思う。
そんな、弾んだ空想を
「翔」
正樹の声が、一気に砕き去った。
「ん? 」
桜子が正樹を優しい顔で見上げる。桜子を見下ろした正樹の視線は、‥泣きそうで、何処までも優しかった。
「翔はどう? 名前」
「え‥」
俺は、正樹の言葉に一瞬顔をしかめた
‥だって、こいつはカツラギ‥
でも、桜子の前で正樹は嬉しそうな‥泣きそうな顔をしている。
‥正樹は、「カツラギ」なんて知らない。
知るはずがない。
そして、正樹にとってこの目の前の彼‥赤ん坊‥は「カツラギ」じゃない。‥カツラギなんてものであるはずがない。
自分の息子なんだ。
生れたばかりの‥大事な大事な息子なのだ。
‥泣きそうになったのは、俺だった。
俺の心臓がぎゅっと捻りつぶされた。
だって‥こいつは‥っ。
「ありがとう」
正樹の瞳が揺れる。
その瞳から一筋、静かに涙が流れ落ちる。
桜子が、その背中を優しく撫ぜる。
「‥ありがとう‥っ」
「俺に家族を作って‥産んでくれてありがとう‥っ」
俯いて、桜子に背中を撫ぜられながら、‥何度も何度も呟いて、正樹が涙を流し続ける。
‥お前のじゃ‥ない。
だって、「これ」は、俺の幼馴染‥。
違う‥。
お前のじゃ‥正樹のじゃない‥っ!
浮かんできたのは、まず、怒り。
そして‥
胸を焼く様な焦燥感だった。
‥だって、だって‥。
馬鹿みたいに頭の中で繰り返す。
泣きたいような‥ただ、焦っているような‥なんとも居心地の悪い感情だった。
でも、ホントは‥自覚している。
とっくの昔に、自覚させられた。
ごめん。‥俺は‥最低だ‥。
‥ごめんなさい‥。
子供は、‥俺のものじゃなかったんだ‥。
桜子と、‥正樹のものだったんだ‥。
‥桜子、ごめん、俺‥俺‥。
夜、皆が帰ってから桜子の頭に話しかけた。
桜子は、ベッドから降りて窓辺に行き、微笑んで窓の外を見ていた。
病室は既に消灯しており、部屋は手元灯しかついていない。
月の明るい夜だった。
月明りに照らされて、産院の窓からは、前庭が見えた。
前庭は大きく、公園の様だった。
産院に一緒についてきた兄弟を遊ばせるための場所だ。
遊具が多めの公園ではないが、小さな子供なら走り回れるだけの十分な場所がある。
公園の中央にはこんもりと土が盛られた人口の山がつくられており、その片方の斜面が、その傾斜を利用して滑り台になっているのを昼間見た。
入院といっても、病気で入院しているわけじゃないから、身体は元気なんだ。
動かないと身体に悪い。
なんて、昼間桜子は見舞いに来た美佳とこの公園に散歩に来たんだ。
今は、街灯がともる夜の公園を桜子は穏やかな視線で眺めた。
サカマキは桜子のその優し気な横顔を見つめた。
誰かに微笑みかけているんじゃない。
だけど、‥桜子の窓の外に向ける視線は‥表情はただ穏やかだった。
「私たちのものでもないよ。子供は、親のものじゃない。子供は、‥子供の命は子供自身のもの。この子が将来どこで暮らしていくのを望むのかは‥私たちが決めることじゃない」
優しい、‥優しい桜子の声。
桜子は、謝り続けるサカマキに首を傾げた。
「どうしたの? 」
って聞いた桜子に、サカマキは、でも、謝る事しかできなかった。
だけど、一言
「‥子供は、俺の親友だけど‥
親友だけど‥でも‥
‥桜子たちの子供だ」
って、それだけ伝えた。
自分が言いたいこと‥謝ってるってこと、桜子に伝わったかどうかわからなかったけど、それ以上の言葉は出なかった。
言って、涙が出た。
涙が、‥止まらなかった。
桜子は、首を振り、怒っていない、と言った。
そして、サカマキの目をまっすぐ見て、微笑んだ。
‥その笑顔が綺麗で、また心が痛くなった。
桜子は正しい。何も間違ったことを言っていない。
‥最初っから、間違っていたのは俺だけだったんだ。
‥ごめん‥っ。ごめん。桜子
ごめん、正樹。
‥ごめん‥カツラギ‥。
「‥人生ってさ、何があるかわかんないから面白いよね。‥運命のいたずらっていうけど、ホントだね。自分が「こうしよう」って望んだって絶対どうにもならない事ばっかりだもの。
事故だって、私には予期が出来ないことだった。
事故に遭って、死にかけて‥。サカマキさんに会った。
サカマキさんとの出会いが私にとっては一番の奇跡だよ。
だって、サカマキさんと出会ってなかったら、私、あのまま絶対死んでたもの。
それから、‥サカマキさんのお陰で有名進学校に美佳ちゃんと通ったり、恵子と友達になれたり、‥正樹君と付き合ったり。‥結婚したり!
サカマキさんがいなかったら、私、こんなに充実した人生送れてなかったよ。きっと、もっと平凡で、退屈な人生を送ってたよ。
私は今、信じられない程幸せだよ。
なんにも、サカマキさんは私に謝ることなんてしてないじゃない」
‥でも。
言い淀むサカマキに、桜子が微笑みかける。
「子供‥。この子が、普通の子供じゃなくって、正樹君と私だけじゃなくって、サカマキさんからも望まれて生まれた子供だって思ったら、‥もっと嬉しいじゃない?
この子の人生だから、‥この先、この子がどう考えて将来を決めるかは、私には分からない。
私にできることは、この子をこの世に産むことと、今から精一杯愛することだけだよ。この子はね、誰のものでもない。この子のものなんだよ」
‥うん‥うん。桜子。
ホントにそうだね。
俺は、間違っていた。
「それにね。サカマキさん。‥そろそろ自分の事許してあげてもいいと思う。お友達が死んじゃったの自分のせいだって言ってたけど‥、自分を庇ってお友達が死んじゃったっていってたけど‥。でもね、それはお友達の意思だよ。お友達は、サカマキさんのこと大好きで、大事だったから、サカマキさんを助けたんだよ。
好きは‥誰かに強要されるものじゃない。好きは、その人の自由だし、その人のものだ。
サカマキさんがそのことに悩んだりする必要も‥資格もないんだよ。
人生なんてね、そういう、誰かの好きと運命のいたずらと、何かの偶然の組み合わせだから予想も出来ないし、面白いんだよ。
考えた通りに人生が進んじゃったら、‥そんな退屈な人生はないよ」
‥桜子。
‥俺は、あの時偶然に見つけたのが桜子で良かった。
桜子に会えて良かった。カツラギが新しい人生を踏み出す時、隣にいるのが‥居てくれるのが桜子で良かった。
「‥ありがとう。桜子‥」
俺は、泣いてるのを見られたくなくって、桜子の影を通って、こっそり外に出た。
桜子に男の子を手渡した看護婦が桜子に笑いかけるのを見て、‥鳥の姿で窓から覗いていた俺は、‥踊り出さん位だった。
‥カツラギ‥
やっと、‥カツラギに再会できた。
正直、「カツラギに再会した」って実感するような要素は、目の前の赤ん坊にはない。
カツラギは俺より年上だから、カツラギの生まれた時なんか知る由もないが、‥目の前の赤ん坊に「カツラギらしさ」なんて片鱗もないこと位分かる。
頼りなく生えている‥柔らかそうな黒髪。今はまだ開いていない瞳も、きっと黒だろう。もしくは、正樹に似たら茶色になる位で、そう大差は無いだろう。
プラチナブロンズの髪と、タンザナイトの瞳のカツラギに会うことはもう一生なくなったんだ。
だけど、見かけが変わっても、この子がカツラギであることには変わりない。
見かけ位、些細なことだ。
それにしても、小さい。弱弱しくて、頼りない。
赤ん坊は初めて見るが、あんなに弱弱しくって小さい物なのか。こんなにか弱かったら、魔物じゃなくても一撃で倒されてしまうな。子育ては、Happy nationより安全なここでした方が良さそうだ。
今はまだ生まれていない、フミカも赤ん坊の内はこっちで育てることにしよう。
フミカのことはまだいい。‥神獣の子供は、生まれるまでに少々時間がかかるようだから。
今はカツラギのことだ。
自分で自分の事ができる位にまで、ここで‥桜子に面倒を見てもらって、そしたらHappy nationに連れて帰ろう。こっちでは、5年もたったとしても、Happy nationとは、時間の進み方が違う。
こっちで、Happy nationとの時差を調整すればいい。
なに。Happy nationでは時間が流れるのがゆっくりだ。あと10年もここで暮らせば、Happy nationの仲間たちに、あの時のままの‥あの時に近い‥カツラギを会わせてやれるだろう。
なあに。
髪や目の色が違おうが、カツラギはカツラギだ。その内、おんなじような感じになるだろう。
あいつの性格がそういう顔にしていくだろう。
あっちの奴らも、カツラギの色が変わったことに文句はあるだろうが‥そんな些細なこと気にするような奴らじゃない。‥もしかしたら、気がつかないかもしれない。
俺のこと怒るだろうけど‥それも、構わない。
その時は、奴らの恨み節も‥甘んじて聞こうと思う。
そんな、弾んだ空想を
「翔」
正樹の声が、一気に砕き去った。
「ん? 」
桜子が正樹を優しい顔で見上げる。桜子を見下ろした正樹の視線は、‥泣きそうで、何処までも優しかった。
「翔はどう? 名前」
「え‥」
俺は、正樹の言葉に一瞬顔をしかめた
‥だって、こいつはカツラギ‥
でも、桜子の前で正樹は嬉しそうな‥泣きそうな顔をしている。
‥正樹は、「カツラギ」なんて知らない。
知るはずがない。
そして、正樹にとってこの目の前の彼‥赤ん坊‥は「カツラギ」じゃない。‥カツラギなんてものであるはずがない。
自分の息子なんだ。
生れたばかりの‥大事な大事な息子なのだ。
‥泣きそうになったのは、俺だった。
俺の心臓がぎゅっと捻りつぶされた。
だって‥こいつは‥っ。
「ありがとう」
正樹の瞳が揺れる。
その瞳から一筋、静かに涙が流れ落ちる。
桜子が、その背中を優しく撫ぜる。
「‥ありがとう‥っ」
「俺に家族を作って‥産んでくれてありがとう‥っ」
俯いて、桜子に背中を撫ぜられながら、‥何度も何度も呟いて、正樹が涙を流し続ける。
‥お前のじゃ‥ない。
だって、「これ」は、俺の幼馴染‥。
違う‥。
お前のじゃ‥正樹のじゃない‥っ!
浮かんできたのは、まず、怒り。
そして‥
胸を焼く様な焦燥感だった。
‥だって、だって‥。
馬鹿みたいに頭の中で繰り返す。
泣きたいような‥ただ、焦っているような‥なんとも居心地の悪い感情だった。
でも、ホントは‥自覚している。
とっくの昔に、自覚させられた。
ごめん。‥俺は‥最低だ‥。
‥ごめんなさい‥。
子供は、‥俺のものじゃなかったんだ‥。
桜子と、‥正樹のものだったんだ‥。
‥桜子、ごめん、俺‥俺‥。
夜、皆が帰ってから桜子の頭に話しかけた。
桜子は、ベッドから降りて窓辺に行き、微笑んで窓の外を見ていた。
病室は既に消灯しており、部屋は手元灯しかついていない。
月の明るい夜だった。
月明りに照らされて、産院の窓からは、前庭が見えた。
前庭は大きく、公園の様だった。
産院に一緒についてきた兄弟を遊ばせるための場所だ。
遊具が多めの公園ではないが、小さな子供なら走り回れるだけの十分な場所がある。
公園の中央にはこんもりと土が盛られた人口の山がつくられており、その片方の斜面が、その傾斜を利用して滑り台になっているのを昼間見た。
入院といっても、病気で入院しているわけじゃないから、身体は元気なんだ。
動かないと身体に悪い。
なんて、昼間桜子は見舞いに来た美佳とこの公園に散歩に来たんだ。
今は、街灯がともる夜の公園を桜子は穏やかな視線で眺めた。
サカマキは桜子のその優し気な横顔を見つめた。
誰かに微笑みかけているんじゃない。
だけど、‥桜子の窓の外に向ける視線は‥表情はただ穏やかだった。
「私たちのものでもないよ。子供は、親のものじゃない。子供は、‥子供の命は子供自身のもの。この子が将来どこで暮らしていくのを望むのかは‥私たちが決めることじゃない」
優しい、‥優しい桜子の声。
桜子は、謝り続けるサカマキに首を傾げた。
「どうしたの? 」
って聞いた桜子に、サカマキは、でも、謝る事しかできなかった。
だけど、一言
「‥子供は、俺の親友だけど‥
親友だけど‥でも‥
‥桜子たちの子供だ」
って、それだけ伝えた。
自分が言いたいこと‥謝ってるってこと、桜子に伝わったかどうかわからなかったけど、それ以上の言葉は出なかった。
言って、涙が出た。
涙が、‥止まらなかった。
桜子は、首を振り、怒っていない、と言った。
そして、サカマキの目をまっすぐ見て、微笑んだ。
‥その笑顔が綺麗で、また心が痛くなった。
桜子は正しい。何も間違ったことを言っていない。
‥最初っから、間違っていたのは俺だけだったんだ。
‥ごめん‥っ。ごめん。桜子
ごめん、正樹。
‥ごめん‥カツラギ‥。
「‥人生ってさ、何があるかわかんないから面白いよね。‥運命のいたずらっていうけど、ホントだね。自分が「こうしよう」って望んだって絶対どうにもならない事ばっかりだもの。
事故だって、私には予期が出来ないことだった。
事故に遭って、死にかけて‥。サカマキさんに会った。
サカマキさんとの出会いが私にとっては一番の奇跡だよ。
だって、サカマキさんと出会ってなかったら、私、あのまま絶対死んでたもの。
それから、‥サカマキさんのお陰で有名進学校に美佳ちゃんと通ったり、恵子と友達になれたり、‥正樹君と付き合ったり。‥結婚したり!
サカマキさんがいなかったら、私、こんなに充実した人生送れてなかったよ。きっと、もっと平凡で、退屈な人生を送ってたよ。
私は今、信じられない程幸せだよ。
なんにも、サカマキさんは私に謝ることなんてしてないじゃない」
‥でも。
言い淀むサカマキに、桜子が微笑みかける。
「子供‥。この子が、普通の子供じゃなくって、正樹君と私だけじゃなくって、サカマキさんからも望まれて生まれた子供だって思ったら、‥もっと嬉しいじゃない?
この子の人生だから、‥この先、この子がどう考えて将来を決めるかは、私には分からない。
私にできることは、この子をこの世に産むことと、今から精一杯愛することだけだよ。この子はね、誰のものでもない。この子のものなんだよ」
‥うん‥うん。桜子。
ホントにそうだね。
俺は、間違っていた。
「それにね。サカマキさん。‥そろそろ自分の事許してあげてもいいと思う。お友達が死んじゃったの自分のせいだって言ってたけど‥、自分を庇ってお友達が死んじゃったっていってたけど‥。でもね、それはお友達の意思だよ。お友達は、サカマキさんのこと大好きで、大事だったから、サカマキさんを助けたんだよ。
好きは‥誰かに強要されるものじゃない。好きは、その人の自由だし、その人のものだ。
サカマキさんがそのことに悩んだりする必要も‥資格もないんだよ。
人生なんてね、そういう、誰かの好きと運命のいたずらと、何かの偶然の組み合わせだから予想も出来ないし、面白いんだよ。
考えた通りに人生が進んじゃったら、‥そんな退屈な人生はないよ」
‥桜子。
‥俺は、あの時偶然に見つけたのが桜子で良かった。
桜子に会えて良かった。カツラギが新しい人生を踏み出す時、隣にいるのが‥居てくれるのが桜子で良かった。
「‥ありがとう。桜子‥」
俺は、泣いてるのを見られたくなくって、桜子の影を通って、こっそり外に出た。
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