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一章 世界の均衡は崩れ、魔物があふれた。だけど、‥これ以上均衡が崩れようとも俺は、友を死なせたくはなかった。
3.地球に
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地球に行くと決めたものの、何も勉強せずに行くのは、いくら何でも無謀だ。
勉強は嫌いなわけではない。魔術が一番で、今まで魔術の勉強しかしてこなかったってだけだ。それに、誰よりも勉強に向いているカツラギが「近く」にいるんだから、怖い物なんてない。
何らなら、カツラギに全部詰め込んだ方が早い気もする。
だけど、文化や植物、動物、そういったものは覚えた方がいい‥。まずは『これだけは』を抑えて置こう。
…って思ってるのに、
ここに居ると、
…俺の精神やられそうだ‥っ!
おのれ、カツラギ信者め、返り討ちにしてやるぞ‥。
図書館にいても、落ち着けない…とか、どれだけ行儀作法礼儀がなってないんだ。
図書館では静かに、って鉄則じゃないかね!!
「カツラギ様はどちらに? 高位魔法使い殿ご存知なんでしょう? 」
「どちらかの方のところにおられるってのは、わかってるんです。貴殿がバラしたとは言いません故、教えてください」
「もしや、新しい方のところですか? 」
「…悪所通いはなさらない方ですが、…もしや、新境地を…」
おい、お前好き勝手言われてるぞ。
お前の日頃の行い、ちょっと改めたほうがいいぞ。行き先全部、下半身関係で推測されてるぞ。
…にしても、めんどくせぇな。
でも、…留守にする旨は伝えないでも、勝手に推測してくれそうだから…
(皆さんのご想像にお任せすることにして)煩わしいから、地球行きを早めることにした。
カツラギと違って真面目なフミカのほうは、きっと誤魔化されてくれないだろうから、彼女の真面目な幼馴染に任せることにした。
ナツカという男で、フミカとは同郷でそれこそ幼少期からの付き合いらしい。
一般人同様俺のことは生理的には受け入れることはできないようだが、理性を総動員させて、普通に接しようとしてくれている数少ない男だ。
ナツカは
「副隊長に相談しておく」
と言葉少なく了承してくれた。
…俺は口下手だし、俺が行くよりきっとうまくやってくれるだろうと、信頼している。
そして、いよいよ地球にたつ日が来た。
早朝、人払いはアララキがしてくれたので、周りには誰もいない。
俺と、アララキだけだ。
アララキは今生の別れ…かのように、目にいっぱい涙を貯めて、用意する俺をさっきから穴が開くほど見つめている。
…こいつは、いつもこんな感じで「別れを惜しむ儀式」するんだ。大げさにね。…でも、今回はちょっと長くなる…かな。
とも、思ったり。
「無理はしないで。それから‥絶対ここに戻ってきて」
アララキが言って、するりと頬に手を添えて、俺の唇に軽いに口づけを落としてから、言った。
泣きそうで、でも、暖かい口づけだった。
俺は、‥でも微かに笑えただろうか。
小さく頷き、
「心配するな。二人と一緒に戻ってくる」
って、言った。
「サク‥」
小さい頃の様に、愛称で呼んで、眉を寄せて酷く苦しそうな顔をした後、俺を強引に抱き寄せて、舌を絡める‥噛みつく様な口づけをしてきた。
「ちゅ‥んん‥」
息をするのも苦しいような、‥口づけ。
アララキの想いが‥不安が‥熱が‥ただ、苦しい程伝わってきた。
離れがたくって、‥ただ、こうしていたくって‥。
「大丈夫だ‥」
何の慰めにもならない言葉が俺の口から出て来て、‥ちょっと自分で驚いた。
何が、大丈夫だ。
‥俺が、アララキからあいつらを奪ってしまって‥その上、俺までいなくなる。
アララキは、不安なんだ。
アララキは、昔から不安になると、何時も俺に口づけを強請った。アララキにも俺たちにも、心配し、寄り添ってくれる両親がいなかったから、‥アララキは親から与えられなかった愛情を俺に求めているんだろう。‥魔法使いである俺は、‥言っても、アララキより世間を知っているしな。(←知っているのは、魔術と魔物の倒し方位。少なくとも恋愛とかいったことについては、4人の内で一番疎い。カツラギは割とイケイケで、フミカは脳筋過ぎて興味なしだが、知識は一般常識としてある。アララキは、将来サカマキを娶る為に知識だけはめちゃ豊富。勿論、サカマキはそんなことしらない)
‥アララキの不安を、これから少しの間‥俺は受け止められない。だからせめて‥。
「‥ん‥サク‥。もう一回‥」
「んん‥。はあ‥、息が苦しい‥。‥なんか、身体‥変な感じに‥なる‥」
「‥サク‥可愛い、顔真っ赤だよ‥。‥サク‥好きだ‥離したくない‥離れたく‥ない‥。ん‥」
‥いい加減に‥しろ‥。
フミカの地獄の底から響く様なつぶやきは‥でも、もちろんアララキは無視した。‥サカマキは‥多分それどころじゃなかったんだろう。
満身創痍? ってか、なんか息も絶え絶え、ボロボロになってる。‥なんか顔色真っ白だし。
だのに、そんなサカマキをアララキは何となくまだ物足りないって顔で見ている。相変わらず、腰に回した腕を離そうともしてないし‥。
…鬼畜か。
しかし‥なんだ、これ。
フミカの意識は顔をしかめた。
‥我まで汚(けが)れる気がする‥。
思わずため息をつくと、
‥気にしたら負けだぞ。‥私は、意識を遮断する方法を生み出しましたよ。
カツラギがさも興味がなさそうに‥言った。
あ、そういえば、こいつは結構遊んでたんだった。
ともフミカは思い出した。
にしても‥。精神的に‥。
‥我も、それを教えてもらえぬか‥。
‥是非覚えなさい‥。これから先、サカマキが妊娠出産するためには、「こういうこと」以上の事は、当たり前だがあるわけだからな。
‥ひ‥。今すぐ教えてくれ‥カツラギ‥。
最高位の魔法使いが持つ、‥俺専用の杖を構えると、周りの魔素が杖に集まってくるのを感じた。
すう、と息を吸い込んで、目を閉じる。
次の瞬間、俺の身体は小さな羽のある獣‥地球の『鳩』という『鳥』に変わっていた。
移動するためには、羽がいる。
しかも、俺の元の身体と似てないでも‥ない。脆弱で小さいが、‥まあ、地球には大きな獣はそういないらしいから仕方が無い。
全く違うわけでもない。時々似ているものもいる。
それに、人型‥なんて、そっくりだ。
生活や食べ物やなんかは異なるけれど、そこに住んでいる人型の姿かたちに、そう違いはない。
似ている。(目の色とか、髪の色とかは、多少違うんだが)
似ているはずだ。だって、地球はHappy nationのスペアの世界なんだから。
「行ってくる」
視界から、Happy nation‥俺の故郷と、俺の大事な親友‥アララキの姿がふ‥っと薄れて、消えた。
必ず戻ってくる。
‥今度戻ってくるときは、必ずカツラギとフミカを連れて‥。
「ん? 」
ふわりふわりと、短く頼りない翼を動かしていると、薄い魂の「気配」がした。
この大きな建物の中からの様だ。
建物には、病院‥と書いてある。(勉強の賜物だな、ある程度の字は読めるんだ)
この世界の「診療所」だろう。魔法がない、この世界は病気やけがを、「医学」で直すという。
どういう状態かはまだ分からないが、‥来て早々、俺の魂と適応できる魂を見つけられたのは幸運だ。
‥それにしては、少し頼りない気がする。
病気なのだろうか。
兎に角、様子を見ない事には始まらない。
俺は、魔法で建物の中に意識を紛れ込ませた。
まあ、ぶっちゃけ盗聴だ。あと、盗み見。
俺は、何かを媒体しなくても近くだったら盗聴したりすることが出来る。
魂の元に行き‥寝ている少女‥10歳になってるかならないかくらいか?
を覗き込み‥
その隣で心配そうに少女を見つめる女を覗き込んだ。
‥母親だろうか?
病室に、白い服をきた男が入って来て、母親の横に立って、少女を見る。
やがて、言いにくそうに‥
なんとも苦し気な顔をして‥重苦しい口調で話し始めた。
‥因みに、言語は、万能翻訳機能により耳にすればさえ、分かる。‥書いてあるものを、読んでくれると助かる。
「桜子さんの状態は、非常に危険な状態です。このまま目覚めなければ、‥最悪植物状態になるでしょう」
「‥そんな‥桜子、桜子‥っ! 」
植物状態。
絶望的な言葉を聞き、母親(であると思う)は泣き崩れ‥
そして、俺は、思わず‥
「見つけた。‥俺の魂と適応できる、‥数年間魂が眠りし者‥」
‥思わずガッツポーズした。
任せろ! 少女! お前は死なせはしないぞ! お前の命は俺が助ける! その代わり‥。
俺の願いを聞いてくれ‥っ!
勉強は嫌いなわけではない。魔術が一番で、今まで魔術の勉強しかしてこなかったってだけだ。それに、誰よりも勉強に向いているカツラギが「近く」にいるんだから、怖い物なんてない。
何らなら、カツラギに全部詰め込んだ方が早い気もする。
だけど、文化や植物、動物、そういったものは覚えた方がいい‥。まずは『これだけは』を抑えて置こう。
…って思ってるのに、
ここに居ると、
…俺の精神やられそうだ‥っ!
おのれ、カツラギ信者め、返り討ちにしてやるぞ‥。
図書館にいても、落ち着けない…とか、どれだけ行儀作法礼儀がなってないんだ。
図書館では静かに、って鉄則じゃないかね!!
「カツラギ様はどちらに? 高位魔法使い殿ご存知なんでしょう? 」
「どちらかの方のところにおられるってのは、わかってるんです。貴殿がバラしたとは言いません故、教えてください」
「もしや、新しい方のところですか? 」
「…悪所通いはなさらない方ですが、…もしや、新境地を…」
おい、お前好き勝手言われてるぞ。
お前の日頃の行い、ちょっと改めたほうがいいぞ。行き先全部、下半身関係で推測されてるぞ。
…にしても、めんどくせぇな。
でも、…留守にする旨は伝えないでも、勝手に推測してくれそうだから…
(皆さんのご想像にお任せすることにして)煩わしいから、地球行きを早めることにした。
カツラギと違って真面目なフミカのほうは、きっと誤魔化されてくれないだろうから、彼女の真面目な幼馴染に任せることにした。
ナツカという男で、フミカとは同郷でそれこそ幼少期からの付き合いらしい。
一般人同様俺のことは生理的には受け入れることはできないようだが、理性を総動員させて、普通に接しようとしてくれている数少ない男だ。
ナツカは
「副隊長に相談しておく」
と言葉少なく了承してくれた。
…俺は口下手だし、俺が行くよりきっとうまくやってくれるだろうと、信頼している。
そして、いよいよ地球にたつ日が来た。
早朝、人払いはアララキがしてくれたので、周りには誰もいない。
俺と、アララキだけだ。
アララキは今生の別れ…かのように、目にいっぱい涙を貯めて、用意する俺をさっきから穴が開くほど見つめている。
…こいつは、いつもこんな感じで「別れを惜しむ儀式」するんだ。大げさにね。…でも、今回はちょっと長くなる…かな。
とも、思ったり。
「無理はしないで。それから‥絶対ここに戻ってきて」
アララキが言って、するりと頬に手を添えて、俺の唇に軽いに口づけを落としてから、言った。
泣きそうで、でも、暖かい口づけだった。
俺は、‥でも微かに笑えただろうか。
小さく頷き、
「心配するな。二人と一緒に戻ってくる」
って、言った。
「サク‥」
小さい頃の様に、愛称で呼んで、眉を寄せて酷く苦しそうな顔をした後、俺を強引に抱き寄せて、舌を絡める‥噛みつく様な口づけをしてきた。
「ちゅ‥んん‥」
息をするのも苦しいような、‥口づけ。
アララキの想いが‥不安が‥熱が‥ただ、苦しい程伝わってきた。
離れがたくって、‥ただ、こうしていたくって‥。
「大丈夫だ‥」
何の慰めにもならない言葉が俺の口から出て来て、‥ちょっと自分で驚いた。
何が、大丈夫だ。
‥俺が、アララキからあいつらを奪ってしまって‥その上、俺までいなくなる。
アララキは、不安なんだ。
アララキは、昔から不安になると、何時も俺に口づけを強請った。アララキにも俺たちにも、心配し、寄り添ってくれる両親がいなかったから、‥アララキは親から与えられなかった愛情を俺に求めているんだろう。‥魔法使いである俺は、‥言っても、アララキより世間を知っているしな。(←知っているのは、魔術と魔物の倒し方位。少なくとも恋愛とかいったことについては、4人の内で一番疎い。カツラギは割とイケイケで、フミカは脳筋過ぎて興味なしだが、知識は一般常識としてある。アララキは、将来サカマキを娶る為に知識だけはめちゃ豊富。勿論、サカマキはそんなことしらない)
‥アララキの不安を、これから少しの間‥俺は受け止められない。だからせめて‥。
「‥ん‥サク‥。もう一回‥」
「んん‥。はあ‥、息が苦しい‥。‥なんか、身体‥変な感じに‥なる‥」
「‥サク‥可愛い、顔真っ赤だよ‥。‥サク‥好きだ‥離したくない‥離れたく‥ない‥。ん‥」
‥いい加減に‥しろ‥。
フミカの地獄の底から響く様なつぶやきは‥でも、もちろんアララキは無視した。‥サカマキは‥多分それどころじゃなかったんだろう。
満身創痍? ってか、なんか息も絶え絶え、ボロボロになってる。‥なんか顔色真っ白だし。
だのに、そんなサカマキをアララキは何となくまだ物足りないって顔で見ている。相変わらず、腰に回した腕を離そうともしてないし‥。
…鬼畜か。
しかし‥なんだ、これ。
フミカの意識は顔をしかめた。
‥我まで汚(けが)れる気がする‥。
思わずため息をつくと、
‥気にしたら負けだぞ。‥私は、意識を遮断する方法を生み出しましたよ。
カツラギがさも興味がなさそうに‥言った。
あ、そういえば、こいつは結構遊んでたんだった。
ともフミカは思い出した。
にしても‥。精神的に‥。
‥我も、それを教えてもらえぬか‥。
‥是非覚えなさい‥。これから先、サカマキが妊娠出産するためには、「こういうこと」以上の事は、当たり前だがあるわけだからな。
‥ひ‥。今すぐ教えてくれ‥カツラギ‥。
最高位の魔法使いが持つ、‥俺専用の杖を構えると、周りの魔素が杖に集まってくるのを感じた。
すう、と息を吸い込んで、目を閉じる。
次の瞬間、俺の身体は小さな羽のある獣‥地球の『鳩』という『鳥』に変わっていた。
移動するためには、羽がいる。
しかも、俺の元の身体と似てないでも‥ない。脆弱で小さいが、‥まあ、地球には大きな獣はそういないらしいから仕方が無い。
全く違うわけでもない。時々似ているものもいる。
それに、人型‥なんて、そっくりだ。
生活や食べ物やなんかは異なるけれど、そこに住んでいる人型の姿かたちに、そう違いはない。
似ている。(目の色とか、髪の色とかは、多少違うんだが)
似ているはずだ。だって、地球はHappy nationのスペアの世界なんだから。
「行ってくる」
視界から、Happy nation‥俺の故郷と、俺の大事な親友‥アララキの姿がふ‥っと薄れて、消えた。
必ず戻ってくる。
‥今度戻ってくるときは、必ずカツラギとフミカを連れて‥。
「ん? 」
ふわりふわりと、短く頼りない翼を動かしていると、薄い魂の「気配」がした。
この大きな建物の中からの様だ。
建物には、病院‥と書いてある。(勉強の賜物だな、ある程度の字は読めるんだ)
この世界の「診療所」だろう。魔法がない、この世界は病気やけがを、「医学」で直すという。
どういう状態かはまだ分からないが、‥来て早々、俺の魂と適応できる魂を見つけられたのは幸運だ。
‥それにしては、少し頼りない気がする。
病気なのだろうか。
兎に角、様子を見ない事には始まらない。
俺は、魔法で建物の中に意識を紛れ込ませた。
まあ、ぶっちゃけ盗聴だ。あと、盗み見。
俺は、何かを媒体しなくても近くだったら盗聴したりすることが出来る。
魂の元に行き‥寝ている少女‥10歳になってるかならないかくらいか?
を覗き込み‥
その隣で心配そうに少女を見つめる女を覗き込んだ。
‥母親だろうか?
病室に、白い服をきた男が入って来て、母親の横に立って、少女を見る。
やがて、言いにくそうに‥
なんとも苦し気な顔をして‥重苦しい口調で話し始めた。
‥因みに、言語は、万能翻訳機能により耳にすればさえ、分かる。‥書いてあるものを、読んでくれると助かる。
「桜子さんの状態は、非常に危険な状態です。このまま目覚めなければ、‥最悪植物状態になるでしょう」
「‥そんな‥桜子、桜子‥っ! 」
植物状態。
絶望的な言葉を聞き、母親(であると思う)は泣き崩れ‥
そして、俺は、思わず‥
「見つけた。‥俺の魂と適応できる、‥数年間魂が眠りし者‥」
‥思わずガッツポーズした。
任せろ! 少女! お前は死なせはしないぞ! お前の命は俺が助ける! その代わり‥。
俺の願いを聞いてくれ‥っ!
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