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15.贅沢だったんだって気付いた。
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結論。
調理器具‥かまどが一つしかない状態で、今急におかずを作り始めて2品作るのとか‥無理。
それもね。
現在日本のコンロと違って火の調節を自動でしてくれないの。
火が大きくならないようにずっと付きっきりじゃないといけないの。
後ろにはお腹をすかせて(きっと)、待ってる人たちがいる。
それなのに
「ちょっと待ってね。もう一品作るから♪ 」
とか‥無理じゃない?
‥待ってくれるとは思うよ? でもね、お預けされてる大型犬を背中越しに感じながら調理の続きするとか‥キツイよ。(すくなくとも、僕には無理だよ! )それにね、冷めちゃうとなんだから、
「出来てる分から先に食べておいて? 」
って言っても、この人たち、待ちそうだよ?
で‥結局冷めちゃうっていうね?
‥それって良くない。
だからね、鳥を揚げ焼きにしながらでもできる主食を作ることにした。火をつかわずにパパっと作れて、かつボリュームがある‥っていうね?
今日買っておいたパンから明日の朝食分を除いて薄くスライスして‥レタスっぽい野菜とハムを挟む。
このレタスっぽい野菜はクラシルさんに確認したら
「生でも食べる」
って言ってた。齧ってみたら、ちょっと苦いかな? って感じがした。レタスっていうよりサニーレタスって感じ。
「貴族や女性はよくサラダにして食べるらしいが、俺はあんまり食べないな」
ってクラシルさんは言ってた。
曰く、
お腹の足しにならないから。
クラシルさんの意見にカンナさん(手伝いに来てくれて団員さん①)が同意していると、アンディさん(手伝いに来てくれて団員さん②)が
「僕は、焼いた肉と一緒に買って、一緒に食べたりしますよ? さっぱりしてうまいです」
って言った。
「それ、いいですよね。お野菜をお肉と一緒に食べるのは身体にいいですよ」
って僕もアンディさんに同意だ。
サラダをわざわざ作って食べるのは面倒だけど、それ位なら気軽にできそうだもんね。
‥でも、(生食ってなると)そうたくさん量が摂取できるわけでもないから、そうなると‥やっぱり煮炊きしたり炒めたりした方がいいのかな? そんなに栄養管理に詳しいわけじゃないからよくわからない。
兄さんも
「野菜も食え」
って言ってたけど、
「どの栄養素をどれだけ」
って程詳しくなかった。
あ~でも、
「緑黄色野菜とか取らないといけないらしい」
とか‥本やなんかで聞きかじったことを実践してたっけ。
‥ホントに‥離れて暮らすまで皆の「ありがたみ」が分からなかった。僕は今まで凄く‥恵まれてた。(ここに来て何度目かの「気付き」だね)
自分の身に起きるアンラッキーにはすぐに気づくのに、周りの人がくれていたラッキーには‥僕は呆れるほど鈍感だったんだ。
「身体にいい? 」
カンナさんの声に我に返った。‥あ、またぼーっとして‥兄さんたちのこと思い出してた。
いつか、僕の中で兄さんたちのことよりここでのリアルが優先‥って風になるのかもしれないけど、少なくともそれは今すぐって訳ではなさそうだ。
カンナさんは首を傾げて
「旨い、とかそういうことじゃなくて? 」
って言葉を続ける。僕は頷く。
‥うん、多分そういうことじゃない。
そういうことじゃない‥けど、どういうことだろう。
ええと‥バランスよく‥ゴメン。僕もそんなに詳しくない。肉ばかり食べてちゃいけないってことはわかるんだけど、どうダメとかは説明できないなあ。
‥血がドロドロになるって言っても分からないよね。きっと‥。血が固まって血栓ができる‥って‥どう固まるんだっけ。
よく分からないことを知ったかぶりで適当に説明するわけにいかない。だけど、野菜は食べた方がいいのは確かだからなあ~。
「‥きっと、お肉にはお肉の、お野菜にはお野菜のいいところがあるんですよ。どっちかだけでいいってことではない。両方をまんべんなくとる方がいい。‥僕はそう思いますよ? 」
僕はそう言った。
‥うん、間違ってはいないはずだ。
「う~ん。やっぱりよくわからないけど、団長のお嫁さんは何だか賢いなあ」
ってカンナさんが感心したように言った。
‥恥ずかしいから、止めてください。
それに‥お嫁さん! ‥照れる!
調子が良い、いかにもムードメーカーって感じのカンナさん。大きな口を開けて大笑いする気さくな性格で、僕にもはじめっから親し気に話し掛けてくれた。
イジラレキャラらしく、クラシルさんやアンディさんにいつも弄られてる。
騎士団の皆の中にいるから気付かないんだけど‥彼も他の騎士団の人たち同様、大柄だ。細身だけど、クラシルさん同様きっちり筋肉のついた、細マッチョタイプだ。
卵型の顔に愛嬌のあるくりっとした目と団子っ鼻、そばかすの散ったよく日焼けした健康的な肌と、フワフワしたこげ茶の髪。親しみやすい感じの「ザ・後輩顔」
身長は、クラシルさんと同じくらいある。
僕から見たら騎士団の人たちは皆大きいんだけど、クラシルさんを基準にすると‥カンナさんとクラシルさんは同じくらいの身長。アンディさんと昨日会ったベルクさんはクラシルさんより少し小さい。
ベルクさんよりアンディさんは更に小さい感じかな?
アンディさんは、細マッチョとは違う‥太マッチョっていうの? がっしりとした体形をしている。
顔も四角くって、眉毛も濃くってふさふさしてて‥なんだか「戦車」って感じ。だけど、眠ってるように見えるほど細い目を更に細めてニコニコと微笑む様子は、何とも愛嬌がある。
若いんだろうけど、年齢が分かりにくい「いいおじちゃん」って感じ。きっと、若いんだと思うんだけどね?
‥こんなに人の顔しみじみ見たの、初めてかもしれない。
いつもは目が合うと相手から侮蔑を含んだ様な‥無遠慮な視線を送られてしまうから‥極力人と目を合わせないようにしてるんだけど、ここに来てから‥思えばそんなこと気にしてないことに気付いた。
多分、ローブで顔が隠れてて、直に視線が合わないからだろう。
そんなことあっちの世界ではありえない。ローブは無いけど‥似たようなところだとフードだろう。でも、フードで顔を隠したまま話をすることは不可能だろう。
「フードを取ったら? 失礼じゃない? 」
とか言われるだろう。
どうせ顔を見たら
「あ~」
とか言うくせに。
だから‥せいぜい、前髪を長く伸ばして顔を隠すくらい?
でも、それをしたら
「根暗」
とか言われるんだろう。
あっちの世界は自由が無さ過ぎる。
そうこうしてる間に、鳥肉が焼けた。
下味をつけて小麦粉をつけて揚げ焼きにしたから、焼き鳥ではなく「唐揚げっぽい物」にはなっているだろう。僕は唐揚げには片栗粉も使うんだけど、片栗粉は見た限りでは‥なかった。
今度ジャガイモのでんぷんで作ってみようって思うけど‥今回は、小麦粉で。
下味でニンニクを効かせた「ガツンと唐揚げ」、完成です!
ショウガが無いのは不満だけど、結構上手く出来て満足だ。
「うま! 」
大量のから揚げがあっという間になくなった。
やっぱり、自分が作ったものを美味しいって言ってもらえるのは嬉しい。
「焼いた鳥とは違って‥随分柔らかいし、ジューシーだな」
ってカンナさんが食レポみたいなのをしてるのには、ちょっと笑った。
クラシルさんは‥サンドイッチをつまんで
「案外あの草も食べれるもんだな」
なんて言ってる。
食べたり、ビールっぽいお酒(市場で買ってきた)を飲んだり。凄く楽しかった。
アンディさんとカンナさんは
「明日もあるから自分たちはそろそろ」
って食べ終わったらすぐ帰る準備を始めた。忙しい時に来てもらって悪かったなあ‥って思ってたら、
「いえ! こんなおいしい物食べられたから、僕らは満足です」
って、カンナさんが安定の「お上手」を言う。
「カンナさんってお上手ですね~」ふふって笑ってクラシルさんを見たら‥
クラシルさんは「いいから早く帰れ」って‥鬼のような形相で立っていた。
‥クラシルさんも疲れたんだろう。人がいるとやっぱり気を遣ってくつろげないもんね。お酒も飲んだから、ちょっと眠くなってきてるのかも? (目付きが悪いのはきっと眠たいから‥もあるだろう)‥昨日、ソファーで寝たから、よく眠れなかったのかも。なのに、(明日も仕事な)平日に飲み会みたいなことしちゃって‥クラシルさんには悪いことしたな。
いっぱい買い物してもらったしね。(これが一番気になる! )
このお金は働いて返します! って言いたいんだけど、異世界人の僕がここで働くことはきっと容易じゃない。‥少なくとも、今すぐに実現できることではないだろう。
だから今は、クラシルさんのご厚意に感謝して甘えて、こっちの常識等情報を収集することが先決かな、と。
どれくらいクラシルさんと一緒に居れるかは分からない。だけど、一緒に居る間に僕に出来ることをいっぱい考えて‥実現していこうって思う。
そういうの、異世界からきた人間のある意味使命じゃない?
価値観やら考え方が違う、だからこそ気付いたり、出来たりすることってあるって思うんだ。
異世界からきた僕の使命‥。僕にとってのそれは、クラシルさんを幸せにすることだって思う。
「異世界の知識」とか総動員して頑張るぞ!
調理器具‥かまどが一つしかない状態で、今急におかずを作り始めて2品作るのとか‥無理。
それもね。
現在日本のコンロと違って火の調節を自動でしてくれないの。
火が大きくならないようにずっと付きっきりじゃないといけないの。
後ろにはお腹をすかせて(きっと)、待ってる人たちがいる。
それなのに
「ちょっと待ってね。もう一品作るから♪ 」
とか‥無理じゃない?
‥待ってくれるとは思うよ? でもね、お預けされてる大型犬を背中越しに感じながら調理の続きするとか‥キツイよ。(すくなくとも、僕には無理だよ! )それにね、冷めちゃうとなんだから、
「出来てる分から先に食べておいて? 」
って言っても、この人たち、待ちそうだよ?
で‥結局冷めちゃうっていうね?
‥それって良くない。
だからね、鳥を揚げ焼きにしながらでもできる主食を作ることにした。火をつかわずにパパっと作れて、かつボリュームがある‥っていうね?
今日買っておいたパンから明日の朝食分を除いて薄くスライスして‥レタスっぽい野菜とハムを挟む。
このレタスっぽい野菜はクラシルさんに確認したら
「生でも食べる」
って言ってた。齧ってみたら、ちょっと苦いかな? って感じがした。レタスっていうよりサニーレタスって感じ。
「貴族や女性はよくサラダにして食べるらしいが、俺はあんまり食べないな」
ってクラシルさんは言ってた。
曰く、
お腹の足しにならないから。
クラシルさんの意見にカンナさん(手伝いに来てくれて団員さん①)が同意していると、アンディさん(手伝いに来てくれて団員さん②)が
「僕は、焼いた肉と一緒に買って、一緒に食べたりしますよ? さっぱりしてうまいです」
って言った。
「それ、いいですよね。お野菜をお肉と一緒に食べるのは身体にいいですよ」
って僕もアンディさんに同意だ。
サラダをわざわざ作って食べるのは面倒だけど、それ位なら気軽にできそうだもんね。
‥でも、(生食ってなると)そうたくさん量が摂取できるわけでもないから、そうなると‥やっぱり煮炊きしたり炒めたりした方がいいのかな? そんなに栄養管理に詳しいわけじゃないからよくわからない。
兄さんも
「野菜も食え」
って言ってたけど、
「どの栄養素をどれだけ」
って程詳しくなかった。
あ~でも、
「緑黄色野菜とか取らないといけないらしい」
とか‥本やなんかで聞きかじったことを実践してたっけ。
‥ホントに‥離れて暮らすまで皆の「ありがたみ」が分からなかった。僕は今まで凄く‥恵まれてた。(ここに来て何度目かの「気付き」だね)
自分の身に起きるアンラッキーにはすぐに気づくのに、周りの人がくれていたラッキーには‥僕は呆れるほど鈍感だったんだ。
「身体にいい? 」
カンナさんの声に我に返った。‥あ、またぼーっとして‥兄さんたちのこと思い出してた。
いつか、僕の中で兄さんたちのことよりここでのリアルが優先‥って風になるのかもしれないけど、少なくともそれは今すぐって訳ではなさそうだ。
カンナさんは首を傾げて
「旨い、とかそういうことじゃなくて? 」
って言葉を続ける。僕は頷く。
‥うん、多分そういうことじゃない。
そういうことじゃない‥けど、どういうことだろう。
ええと‥バランスよく‥ゴメン。僕もそんなに詳しくない。肉ばかり食べてちゃいけないってことはわかるんだけど、どうダメとかは説明できないなあ。
‥血がドロドロになるって言っても分からないよね。きっと‥。血が固まって血栓ができる‥って‥どう固まるんだっけ。
よく分からないことを知ったかぶりで適当に説明するわけにいかない。だけど、野菜は食べた方がいいのは確かだからなあ~。
「‥きっと、お肉にはお肉の、お野菜にはお野菜のいいところがあるんですよ。どっちかだけでいいってことではない。両方をまんべんなくとる方がいい。‥僕はそう思いますよ? 」
僕はそう言った。
‥うん、間違ってはいないはずだ。
「う~ん。やっぱりよくわからないけど、団長のお嫁さんは何だか賢いなあ」
ってカンナさんが感心したように言った。
‥恥ずかしいから、止めてください。
それに‥お嫁さん! ‥照れる!
調子が良い、いかにもムードメーカーって感じのカンナさん。大きな口を開けて大笑いする気さくな性格で、僕にもはじめっから親し気に話し掛けてくれた。
イジラレキャラらしく、クラシルさんやアンディさんにいつも弄られてる。
騎士団の皆の中にいるから気付かないんだけど‥彼も他の騎士団の人たち同様、大柄だ。細身だけど、クラシルさん同様きっちり筋肉のついた、細マッチョタイプだ。
卵型の顔に愛嬌のあるくりっとした目と団子っ鼻、そばかすの散ったよく日焼けした健康的な肌と、フワフワしたこげ茶の髪。親しみやすい感じの「ザ・後輩顔」
身長は、クラシルさんと同じくらいある。
僕から見たら騎士団の人たちは皆大きいんだけど、クラシルさんを基準にすると‥カンナさんとクラシルさんは同じくらいの身長。アンディさんと昨日会ったベルクさんはクラシルさんより少し小さい。
ベルクさんよりアンディさんは更に小さい感じかな?
アンディさんは、細マッチョとは違う‥太マッチョっていうの? がっしりとした体形をしている。
顔も四角くって、眉毛も濃くってふさふさしてて‥なんだか「戦車」って感じ。だけど、眠ってるように見えるほど細い目を更に細めてニコニコと微笑む様子は、何とも愛嬌がある。
若いんだろうけど、年齢が分かりにくい「いいおじちゃん」って感じ。きっと、若いんだと思うんだけどね?
‥こんなに人の顔しみじみ見たの、初めてかもしれない。
いつもは目が合うと相手から侮蔑を含んだ様な‥無遠慮な視線を送られてしまうから‥極力人と目を合わせないようにしてるんだけど、ここに来てから‥思えばそんなこと気にしてないことに気付いた。
多分、ローブで顔が隠れてて、直に視線が合わないからだろう。
そんなことあっちの世界ではありえない。ローブは無いけど‥似たようなところだとフードだろう。でも、フードで顔を隠したまま話をすることは不可能だろう。
「フードを取ったら? 失礼じゃない? 」
とか言われるだろう。
どうせ顔を見たら
「あ~」
とか言うくせに。
だから‥せいぜい、前髪を長く伸ばして顔を隠すくらい?
でも、それをしたら
「根暗」
とか言われるんだろう。
あっちの世界は自由が無さ過ぎる。
そうこうしてる間に、鳥肉が焼けた。
下味をつけて小麦粉をつけて揚げ焼きにしたから、焼き鳥ではなく「唐揚げっぽい物」にはなっているだろう。僕は唐揚げには片栗粉も使うんだけど、片栗粉は見た限りでは‥なかった。
今度ジャガイモのでんぷんで作ってみようって思うけど‥今回は、小麦粉で。
下味でニンニクを効かせた「ガツンと唐揚げ」、完成です!
ショウガが無いのは不満だけど、結構上手く出来て満足だ。
「うま! 」
大量のから揚げがあっという間になくなった。
やっぱり、自分が作ったものを美味しいって言ってもらえるのは嬉しい。
「焼いた鳥とは違って‥随分柔らかいし、ジューシーだな」
ってカンナさんが食レポみたいなのをしてるのには、ちょっと笑った。
クラシルさんは‥サンドイッチをつまんで
「案外あの草も食べれるもんだな」
なんて言ってる。
食べたり、ビールっぽいお酒(市場で買ってきた)を飲んだり。凄く楽しかった。
アンディさんとカンナさんは
「明日もあるから自分たちはそろそろ」
って食べ終わったらすぐ帰る準備を始めた。忙しい時に来てもらって悪かったなあ‥って思ってたら、
「いえ! こんなおいしい物食べられたから、僕らは満足です」
って、カンナさんが安定の「お上手」を言う。
「カンナさんってお上手ですね~」ふふって笑ってクラシルさんを見たら‥
クラシルさんは「いいから早く帰れ」って‥鬼のような形相で立っていた。
‥クラシルさんも疲れたんだろう。人がいるとやっぱり気を遣ってくつろげないもんね。お酒も飲んだから、ちょっと眠くなってきてるのかも? (目付きが悪いのはきっと眠たいから‥もあるだろう)‥昨日、ソファーで寝たから、よく眠れなかったのかも。なのに、(明日も仕事な)平日に飲み会みたいなことしちゃって‥クラシルさんには悪いことしたな。
いっぱい買い物してもらったしね。(これが一番気になる! )
このお金は働いて返します! って言いたいんだけど、異世界人の僕がここで働くことはきっと容易じゃない。‥少なくとも、今すぐに実現できることではないだろう。
だから今は、クラシルさんのご厚意に感謝して甘えて、こっちの常識等情報を収集することが先決かな、と。
どれくらいクラシルさんと一緒に居れるかは分からない。だけど、一緒に居る間に僕に出来ることをいっぱい考えて‥実現していこうって思う。
そういうの、異世界からきた人間のある意味使命じゃない?
価値観やら考え方が違う、だからこそ気付いたり、出来たりすることってあるって思うんだ。
異世界からきた僕の使命‥。僕にとってのそれは、クラシルさんを幸せにすることだって思う。
「異世界の知識」とか総動員して頑張るぞ!
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