この世界では僕が思うイケメンはイケメンとは言われない様です。

「バランスって大切だよな」
「‥残念な奴だよな」
 小さい頃はそれが目立たなかった。三兄弟は似たり寄ったりって感じだった。だけど、成長したら僕らのちょっとしたバランスの違いは‥美醜を分けるほど大きいものになっていた。

 イケメンと言われる兄たちと同じパーツを持っている。
 だけど、それがバランスよく配置された兄たちとは違い「どうも不快な気持ちになる」バランスでそれが配置された僕。
 そのせいで僕は「三兄弟の残念な弟」と言われ続けて来た。
 僕は兄たちとは違う。
 それは僕だって‥鏡を見る度に自覚している。
 三人に分け隔てなく接しようとしてくれている母からも、‥だけどふとした折に「それ」を感じる。そして、優しい母はそれに自己嫌悪感を感じている‥。そのことが僕を更に落ち込ませる。

 そんな僕がある日飛ばされた異世界は‥
 
 どうも、美意識が僕の生きて来た世界とは違う様で‥? 


 自分の趣味全開な、美醜逆転を書いてみたいなと思い挑戦してみました! 

 ※ 娼館やら身請けが普通だったり‥とこの異世界の倫理観はちょっと現在社会の公序良俗に反してる感があるので、苦手な人は読まないことをお勧めします‥。

 ※ エロもしくは、微エロ表現のある分には、タイトルに☆をつけます。ご注意ください。
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