165 / 310
163.鈴
しおりを挟む
「鈴‥ねえ‥」
アンバーが首を傾げて、コリンを見た。
コリンが「何」とアンバーを睨む。
「以前、コリンは俺に鈴をつけたの? 」
以前、アンバーがまだ味方じゃなかった時、警察に捕まったと見せかけて敵に殺されそうになってた危機をコリンが救ったとき‥
コリンは
アンバーをどうやって見つけたか。
「うん」
コリンが何でもないって表情で頷く。
プライバシーとか個人情報とか‥コリンは気にしない。
「今回も? 」
「うん、勿論」
コリンがにこっと微笑む。
「アンバーの時とは違って今回は追跡型。ガーネットの魔力をずっと追っかけ続けるタイプの鈴をつけたんだ。
今回も前回のアンバーの時と同様、対象者は青、周りの関係ない通行人なんかは緑、そして接触してきた人間は赤で表示される」
それが二十四時間監視カメラみたいな感じでずっと録画され、コリンは目の端でずっとそれを見てるって感じ。
青と緑だったらわざわざ意識しないけど、赤が出たらちょっと意識して見るって感じかな。
「悪の幹部と接触したり‥最低でもシアンと会ってくれるといいな」
ロナウが何か楽しそうな顔で呟くのを、フタバがキッと睨みつける。
「アンタ、コリンに興味がなくなると途端にコリンに対する扱いが悪くなったわね。心配じゃないの? コリンが」
ナナフルも頷く。
ナナフルという強い味方をつけたフタバは、さらに‥もう虫けらみたいな視線をロナウに向け、
「‥大変そうね」
対照的に凄く優しい‥労わるような視線をコリンに向けた。
真っ青なロナウの顔を見たコリンは苦笑いした。
「二十四時間それじゃ気が休まらないわね」
フタバが心配気な表情でコリンを見つめる。
コリンは「心配ないよ」って笑顔をフタバに向ける。
「二十四時間ってわけないじゃない。相手も人間なんだから。これね、相手が眠ったら「何かあった時だけ再び入る」モードに変わるの。だから、その間に僕も眠るってわけ。ガーネットが結構睡眠時間を取るタイプで助かったよ」
おはようからお休みまでガーネットと一緒とか‥なんか夫婦より凄いな‥。
苦笑いするフタバだった。
「でも、接触するかな。シアンたちセールスマンとは会うだろうけど‥幹部に会うことなんてホントにあるかな」
ロナウがさっきまでのことを挽回しようと、積極的に発言する。
コリンが頷き
「会ったとしても、凄く怒ってたり‥そういう派手なアクションに出ない限り、分からないと思うよ。セールスマンも、コバルトもシルバーも赤、幹部だろうと赤。赤の人物は全部顔を確認するけど、その映像じゃ当たり前だけど名前や役職までは分からない」
ちょっとため息をつく。
「あからさまに怪しい人物なんているわけないもんな」
ロナウもため息をつく。
「アンバー様は、上の人間に会ったことはあるのですか? 」
フタバがアンバーを見る。
アンバーは首を傾げ
「会ってないと思うよ。俺は、ただの下っ端だから。役に立たなくてゴメンね」
肩をすくめてちょっと笑った。
「そんな! かえって良かったです! もし会ったことっがあったら‥「顔を知られてる者を生かしておいては! 」って感じでアンバー様が危険に晒されてたかもしれませんよね。‥かえって良かったですホントに」
しみじみと言って、その意見にロナウも同意してうんうんと何度も頷く。
自分の事をあれこれ考察されているのが‥ちょっとむず痒い。
詮索され‥陥れられるってことは今までもあったけど、あれこれ考えて心配されるとか‥って今までなかった。
ちょっと照れくさいね。
「前に‥そんな話してたね。仕事を斡旋してたのは‥口利き屋だっけ? 」
コリンがアンバーを見る。
「そう」
アンバーが頷く。
「もしかしてそいつが」
‥実は影の支配者‥的な?
ロナウはゴクリと唾をのむが、
「いや‥違うだろう。ソイツはただの監視役だろう」
ザッカが即座に否定する。
偉いさんはきっと暇そうに村に常駐しない。
‥多分だけど。
「違うか‥じゃあ、やっぱりアンバーが幹部に会ってないってのは間違いないって感じか‥」
うーん、とロナウが唸る。
そして、ちらっとコリンを見ると、
「そいつがどういうポジションで、アンバーの住んでたところがどんなところだったのか、僕たちは聞いてないからわからない。
‥良かったら僕たちにも教えてくれないか? コリンたちは聞いてるんだろ? ‥アンバーが嫌だって言うなら勿論話さなくたっていいんだけど‥」
遠慮がちに聞いた。
アンバーに直接は‥聞きにくい。
「別に話したくない過去なわけじゃない」
そこでアンバーが自分が魔術士系の冒険者同士の息子で悪の組織の人間に攻撃されて両親を殺されて、拉致されて、仇である男に魔術を教え込まれて育ったことを話した。
子供たちは、いつか仇を討つことを目標に魔術を習い‥魔術を習得した暁には、自分の師匠である前に仇である男を討ち復讐を果たし、しかし、人を殺した自分たちが表の世界に戻れるわけもなく‥結局はそこ‥悪の組織の駒として一生を終える‥という話。
「奴らは、殺しても足がつかない冒険者‥それも魔術師同士の子持ちの冒険者を狙うんだ。そして、その子供を攫って育てる。‥小さいうちから洗脳して悪の組織の一員に育て上げるんだ」
アンバーが話し終えた時には、フタバは目を真っ赤にしていた。
「酷い‥」
涙がその綺麗な瞳にいっぱい溜まっている。
「そんなこと‥」
ロナウが怒り心頭って顔で宙を睨みつけている。
まっとうに生きて来た人間には理解できないだろう。‥世の中にそんな悪い人間たちがいる‥なんてね。
「俺はだけど、洗脳する人間より魔力が高かったから洗脳にかからなかった。‥でもかかった振りして暮らしていた」
「洗脳は‥その‥例の魔薬によって? 」
質問したのはフタバだ。
目は相変わらず真っ赤だけど、もう泣いていない。
泣いてても何にもならない‥って前を向いて、「何とかするため」に策を講じようとしている。
フタバは賢明だし、強い。
アンバーが頷く。
「それもあっただろうね。‥多分、初期の頃は攫って来た人間を魔薬の実験台にしていたんだろう。だけど、うまく行き始め「これを使って悪の組織の一員を初めから育てよう」って考えるようになった‥って感じじゃないか? 」
「それもあった‥ってことは、そういう魔術を使う人間もいたってことか‥呪いを掛ける人間がいたって話、以前してたね」
ふうとコリンがため息交じりに呟く。
「したな」
アンバーが苦笑いして頷く。
「呪い? 」
フタバがゾッとした顔をしてコリンを見る。
コリンが物々しく頷き‥
「‥呪いだよ。殆どね。‥精神系の魔法を使うなんて‥人間の屑だよな‥」
と、コリンには珍しい‥ゾッとするような低い声で呟いた。
それは‥間違いないけど、それを精神系の魔法を使う誓約士が言うのは‥ちょっと‥
思ったけど誰もそのことをコリンに対し口に出来る者はいなかった。
アンバーが首を傾げて、コリンを見た。
コリンが「何」とアンバーを睨む。
「以前、コリンは俺に鈴をつけたの? 」
以前、アンバーがまだ味方じゃなかった時、警察に捕まったと見せかけて敵に殺されそうになってた危機をコリンが救ったとき‥
コリンは
アンバーをどうやって見つけたか。
「うん」
コリンが何でもないって表情で頷く。
プライバシーとか個人情報とか‥コリンは気にしない。
「今回も? 」
「うん、勿論」
コリンがにこっと微笑む。
「アンバーの時とは違って今回は追跡型。ガーネットの魔力をずっと追っかけ続けるタイプの鈴をつけたんだ。
今回も前回のアンバーの時と同様、対象者は青、周りの関係ない通行人なんかは緑、そして接触してきた人間は赤で表示される」
それが二十四時間監視カメラみたいな感じでずっと録画され、コリンは目の端でずっとそれを見てるって感じ。
青と緑だったらわざわざ意識しないけど、赤が出たらちょっと意識して見るって感じかな。
「悪の幹部と接触したり‥最低でもシアンと会ってくれるといいな」
ロナウが何か楽しそうな顔で呟くのを、フタバがキッと睨みつける。
「アンタ、コリンに興味がなくなると途端にコリンに対する扱いが悪くなったわね。心配じゃないの? コリンが」
ナナフルも頷く。
ナナフルという強い味方をつけたフタバは、さらに‥もう虫けらみたいな視線をロナウに向け、
「‥大変そうね」
対照的に凄く優しい‥労わるような視線をコリンに向けた。
真っ青なロナウの顔を見たコリンは苦笑いした。
「二十四時間それじゃ気が休まらないわね」
フタバが心配気な表情でコリンを見つめる。
コリンは「心配ないよ」って笑顔をフタバに向ける。
「二十四時間ってわけないじゃない。相手も人間なんだから。これね、相手が眠ったら「何かあった時だけ再び入る」モードに変わるの。だから、その間に僕も眠るってわけ。ガーネットが結構睡眠時間を取るタイプで助かったよ」
おはようからお休みまでガーネットと一緒とか‥なんか夫婦より凄いな‥。
苦笑いするフタバだった。
「でも、接触するかな。シアンたちセールスマンとは会うだろうけど‥幹部に会うことなんてホントにあるかな」
ロナウがさっきまでのことを挽回しようと、積極的に発言する。
コリンが頷き
「会ったとしても、凄く怒ってたり‥そういう派手なアクションに出ない限り、分からないと思うよ。セールスマンも、コバルトもシルバーも赤、幹部だろうと赤。赤の人物は全部顔を確認するけど、その映像じゃ当たり前だけど名前や役職までは分からない」
ちょっとため息をつく。
「あからさまに怪しい人物なんているわけないもんな」
ロナウもため息をつく。
「アンバー様は、上の人間に会ったことはあるのですか? 」
フタバがアンバーを見る。
アンバーは首を傾げ
「会ってないと思うよ。俺は、ただの下っ端だから。役に立たなくてゴメンね」
肩をすくめてちょっと笑った。
「そんな! かえって良かったです! もし会ったことっがあったら‥「顔を知られてる者を生かしておいては! 」って感じでアンバー様が危険に晒されてたかもしれませんよね。‥かえって良かったですホントに」
しみじみと言って、その意見にロナウも同意してうんうんと何度も頷く。
自分の事をあれこれ考察されているのが‥ちょっとむず痒い。
詮索され‥陥れられるってことは今までもあったけど、あれこれ考えて心配されるとか‥って今までなかった。
ちょっと照れくさいね。
「前に‥そんな話してたね。仕事を斡旋してたのは‥口利き屋だっけ? 」
コリンがアンバーを見る。
「そう」
アンバーが頷く。
「もしかしてそいつが」
‥実は影の支配者‥的な?
ロナウはゴクリと唾をのむが、
「いや‥違うだろう。ソイツはただの監視役だろう」
ザッカが即座に否定する。
偉いさんはきっと暇そうに村に常駐しない。
‥多分だけど。
「違うか‥じゃあ、やっぱりアンバーが幹部に会ってないってのは間違いないって感じか‥」
うーん、とロナウが唸る。
そして、ちらっとコリンを見ると、
「そいつがどういうポジションで、アンバーの住んでたところがどんなところだったのか、僕たちは聞いてないからわからない。
‥良かったら僕たちにも教えてくれないか? コリンたちは聞いてるんだろ? ‥アンバーが嫌だって言うなら勿論話さなくたっていいんだけど‥」
遠慮がちに聞いた。
アンバーに直接は‥聞きにくい。
「別に話したくない過去なわけじゃない」
そこでアンバーが自分が魔術士系の冒険者同士の息子で悪の組織の人間に攻撃されて両親を殺されて、拉致されて、仇である男に魔術を教え込まれて育ったことを話した。
子供たちは、いつか仇を討つことを目標に魔術を習い‥魔術を習得した暁には、自分の師匠である前に仇である男を討ち復讐を果たし、しかし、人を殺した自分たちが表の世界に戻れるわけもなく‥結局はそこ‥悪の組織の駒として一生を終える‥という話。
「奴らは、殺しても足がつかない冒険者‥それも魔術師同士の子持ちの冒険者を狙うんだ。そして、その子供を攫って育てる。‥小さいうちから洗脳して悪の組織の一員に育て上げるんだ」
アンバーが話し終えた時には、フタバは目を真っ赤にしていた。
「酷い‥」
涙がその綺麗な瞳にいっぱい溜まっている。
「そんなこと‥」
ロナウが怒り心頭って顔で宙を睨みつけている。
まっとうに生きて来た人間には理解できないだろう。‥世の中にそんな悪い人間たちがいる‥なんてね。
「俺はだけど、洗脳する人間より魔力が高かったから洗脳にかからなかった。‥でもかかった振りして暮らしていた」
「洗脳は‥その‥例の魔薬によって? 」
質問したのはフタバだ。
目は相変わらず真っ赤だけど、もう泣いていない。
泣いてても何にもならない‥って前を向いて、「何とかするため」に策を講じようとしている。
フタバは賢明だし、強い。
アンバーが頷く。
「それもあっただろうね。‥多分、初期の頃は攫って来た人間を魔薬の実験台にしていたんだろう。だけど、うまく行き始め「これを使って悪の組織の一員を初めから育てよう」って考えるようになった‥って感じじゃないか? 」
「それもあった‥ってことは、そういう魔術を使う人間もいたってことか‥呪いを掛ける人間がいたって話、以前してたね」
ふうとコリンがため息交じりに呟く。
「したな」
アンバーが苦笑いして頷く。
「呪い? 」
フタバがゾッとした顔をしてコリンを見る。
コリンが物々しく頷き‥
「‥呪いだよ。殆どね。‥精神系の魔法を使うなんて‥人間の屑だよな‥」
と、コリンには珍しい‥ゾッとするような低い声で呟いた。
それは‥間違いないけど、それを精神系の魔法を使う誓約士が言うのは‥ちょっと‥
思ったけど誰もそのことをコリンに対し口に出来る者はいなかった。
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる