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76.勿体ないことした~とは思うけど、別に今回しかチャンスが無いわけでもないから、別に気にならない。
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コリンside
「あの‥コリン、大丈夫か? 身体‥痛くないか? その‥ごめんな? 」
苦笑しながら、ちょっと遠慮がちに‥シークさんが僕を気遣う。
なんか、ちょっと気まづいっていうか‥、やっちゃったな~っていうか‥っていう顔をしてる。
肩をすくめたら、‥自分も身体じゅうボキボキだったボキボキって気付いて‥、肩をほぐすように二三回もんだ。
ホントは肩を回した方が楽になるんだろうけど、謝ってる時に肩を回すのってどうなんだって自制心が働いたんだろう。シークさんはそういうとこ割と気にするからね~。
そんなシークさんがなんだか可愛くって僕はつい笑ってしまった。
‥っていうか~
僕も、ちょっと肩をすくめて
「‥なんかそれって、つい勢いでエッチしちゃった後、みたいなセリフですよね。
‥痛いか痛くないかって、‥勿論痛いです。座って寝たのなんて、学生時代振りです。徹夜で論文仕上げてて、終わった~っでそのまま寝ちゃうってね。
でも、シークさんにもたれてたから、机に突っ伏して寝るのとは比べようもない程寝心地良かったです。暖かかったし」
明るい口調で言う。
慰めるとかそういうのじゃ全然ない。
気まずそうなシークさんに「気にしないで! 」ってフォローしてるわけでも、責めてるわけでも勿論ない。
‥寧ろ、シークさんは何に対して気まずくなってるんだろうって思う。
据え膳喰わなかった、俺って男としてどうなの? ってか、期待させちゃったのに御免ね‥ってこと? それとも、単純に床で寝させて御免ね?
前者については‥、そういえばそうだな‥ホントに何にもなかったな。彼氏の部屋に彼氏が恋人を呼んで、一晩中二人っきりだったのに、(それこそ、そこそこいいムードにもなったのに‥しかも、邪魔もはいらなかったのに)何もなかった‥そういえば、ちょっと‥恋人として残念‥だよな。彼氏的にも「やっちまった~! 」って感じなのかな??
‥まあたしかに、残念だよな‥。
シークさん的にはどうなのかは分かんないけど、僕としては確かに残念だ。
僕が‥恥ずかしがったり、怖がったりして‥拒んだわけではないんだし。
それでいうと‥残念っていうか、ヤバいな。「え~僕って魅力なかった?? 」ってことになるのかな?
いやいやいやいや。‥そういえば、いいムードにはなったけど‥それほど「盛り上がった」わけでは無かったな。どうしても抗いがたい魅力ってものが‥僕には無いんだろう。
‥いやいや、シークさんはほら‥理性が‥うん、理性がなんていうんだろ‥理性が鋼鉄みたいに‥
ね?? ホントなんて言っていいか、語彙力が急にどっか行っちゃったみたいでわかんないいんだけど‥
‥つまり、シークさんはすっごい我慢がきく人ってこと!
だから、僕の色気にクラクラきても、鉄の自制心でそれを宥めてたってこと!
‥ないな。
僕も男だから分かる。
鉄の自制心だろうが、身体的変化はどうにもできないってこと位。
もし、身体的に‥つまり下半身に‥その変化が出たら、もしそれを隠したいんであったら、僕から離れるよね。
だけど、そうじゃなかった。
つまり、‥そうならなかったんだろう。
‥僕が魅力ないってのは、決定事項だ。(凹むわ~)
ってことは、シークさんが僕に対して悪いって思ってるのは、
床で寝かしてしまって‥って方? 。
単純に。
‥シークさんならこっちの方を気にしてる確率は高いな。
さりげない「おもてなし」が神レベルなシークさんだもんな。
首を傾げてあれこれいろいろうんうん、ああでもないこうでもないって考えてる僕を見てない感じで、
「エッチ‥」
シークさんがぼそ、っと呟いた。
‥あ。シークさんの顔が真っ赤になってる。
はい、ごめんなさい。初心なシークさんにセクハラ発言しちゃいました。
爆死しろ、僕。
いますぐシークさんに謝れ!! ってか、‥さっきの僕の発言無かったことにしてくれませんかね‥。
にしても‥
やっぱり、凹むわ~。
やっぱり、後者だったかあ~。
うわ~。恥ずかしい~。普通に真面目に謝ってるシークさんにセクハラ発言とか、‥僕最悪だわ~。
‥汚れてる僕を見ないでください‥。
「‥そ、そういうのは、この部屋ですべきじゃないかな‥って。少なくとも、この‥ここに越してきて以来一度も干してない黴臭いベッドですることじゃない‥。俺はそこまで無神経じゃないし、コリンの事は‥、もっと大事に思ってる」
‥もうやめてくれ‥。
これ以上穴を深くしないで‥。もう、そのまま僕、はまっちゃうから、埋めちゃってください‥。
にしても‥。
「シークさん‥」
真っ赤なんですけど、
可愛いんですけど‥。
それに、さっきの言葉‥
僕のこと大事だって、
ベッドに上がらなかった理由も、「黴臭いから」だってわかったし(←実はちょっと気になってた)
‥ちょっとジーンと来ちゃった!!
干してないからとか!!
当たり前じゃないですか! シークさんはお昼間お家に居ない冒険者だし、殆どお家にいないんですもの、干せないですよ!! 別に気にしませんよ!!
一度も干したことない! 上等ですよ!!
干したことあるって聞いた方が嫌ですよ!!
逆に干してくれる人いるの?? いたの?? って過去の恋人の影が見えるほうがいやですよ!!
テンションが(勝手に)急上昇した僕は、
つい
「僕、基本的に定時出勤、定時帰宅だから、結婚したら、僕がお布団干しますね。お布団干してから仕事に行って、かえったら取り入れるんです。そしたら、シークさんがいつ帰って来ても、お布団ふかふかですよ! 」
弾んだ口調で宣言してしまった。
‥結婚。
‥しまった。
すみません。‥ひかないでください。
重い‥とか思わないでください。
シークさんが、驚いて固まっている‥
もう、ダメだ‥。
まさしく、絶望って言葉しかない感じの僕は、肩をすくめて俯く。
ふわ、
空気が動く気配がして
恐る恐る顔を上げると、
「‥それは、幸せだね」
僕の目に写ったのは、笑顔のシークさんだった。
穏やかに、
そして
すっごい優しい顔で、すっごい‥嬉しそうに‥
シークさんは微笑んでいた。
思わず、‥無意識に‥涙が頬を伝った。
どうしよう、すごく嬉しい。凄く‥
シークさんの事がやっぱり、僕、大好きだ‥。
「そしたら、俺は、この家に帰ってくるんじゃなくって、コリンの元に帰ってこれるね。‥そんな幸せ自分には一生来ないって思ってた」
嬉しそうに
本当に嬉しそうに、‥大事そうに言葉を紡ぐ。
誰かが待っている家に帰る。
そんな小さなこと。
‥今まで僕が何とも思っていなかった、そんな小さなことが、シークさんの一番の幸せ。
そうだ。
僕には家族がいる。
だけど、シークさんには‥
胸がきゅっとなったけど、
でも、同時に
‥それ以上に嬉しかった。
シークさんが僕の元に帰ってきてくれる。
そのことを幸せだって言ってくれる。
僕はシークさんに抱き着いた。
ぎゅうぎゅう抱き着いて、
もう、ボロボロ泣いた。
泣いて、でも、言いたいこと‥言わなくちゃならないことは、思いっきり笑顔で
「そしたら、ふかふかの布団でいっぱいエッチしましょうね! ‥今回の事が全部終わったら、‥その時は結婚して、お家見つけて、‥いっぱいエッチしましょね! 」
「コリン‥お前! 」
真っ赤になって、恥ずかしそうに‥怒ったみたいになってるシークさん。
だけど、
「おう! 」
って真っ赤な顔のまま頷いてくれた。
大好き。
今まで以上に大好き!
‥だから、
さっさと、問題を片づけちゃおうって思う。
「あの‥コリン、大丈夫か? 身体‥痛くないか? その‥ごめんな? 」
苦笑しながら、ちょっと遠慮がちに‥シークさんが僕を気遣う。
なんか、ちょっと気まづいっていうか‥、やっちゃったな~っていうか‥っていう顔をしてる。
肩をすくめたら、‥自分も身体じゅうボキボキだったボキボキって気付いて‥、肩をほぐすように二三回もんだ。
ホントは肩を回した方が楽になるんだろうけど、謝ってる時に肩を回すのってどうなんだって自制心が働いたんだろう。シークさんはそういうとこ割と気にするからね~。
そんなシークさんがなんだか可愛くって僕はつい笑ってしまった。
‥っていうか~
僕も、ちょっと肩をすくめて
「‥なんかそれって、つい勢いでエッチしちゃった後、みたいなセリフですよね。
‥痛いか痛くないかって、‥勿論痛いです。座って寝たのなんて、学生時代振りです。徹夜で論文仕上げてて、終わった~っでそのまま寝ちゃうってね。
でも、シークさんにもたれてたから、机に突っ伏して寝るのとは比べようもない程寝心地良かったです。暖かかったし」
明るい口調で言う。
慰めるとかそういうのじゃ全然ない。
気まずそうなシークさんに「気にしないで! 」ってフォローしてるわけでも、責めてるわけでも勿論ない。
‥寧ろ、シークさんは何に対して気まずくなってるんだろうって思う。
据え膳喰わなかった、俺って男としてどうなの? ってか、期待させちゃったのに御免ね‥ってこと? それとも、単純に床で寝させて御免ね?
前者については‥、そういえばそうだな‥ホントに何にもなかったな。彼氏の部屋に彼氏が恋人を呼んで、一晩中二人っきりだったのに、(それこそ、そこそこいいムードにもなったのに‥しかも、邪魔もはいらなかったのに)何もなかった‥そういえば、ちょっと‥恋人として残念‥だよな。彼氏的にも「やっちまった~! 」って感じなのかな??
‥まあたしかに、残念だよな‥。
シークさん的にはどうなのかは分かんないけど、僕としては確かに残念だ。
僕が‥恥ずかしがったり、怖がったりして‥拒んだわけではないんだし。
それでいうと‥残念っていうか、ヤバいな。「え~僕って魅力なかった?? 」ってことになるのかな?
いやいやいやいや。‥そういえば、いいムードにはなったけど‥それほど「盛り上がった」わけでは無かったな。どうしても抗いがたい魅力ってものが‥僕には無いんだろう。
‥いやいや、シークさんはほら‥理性が‥うん、理性がなんていうんだろ‥理性が鋼鉄みたいに‥
ね?? ホントなんて言っていいか、語彙力が急にどっか行っちゃったみたいでわかんないいんだけど‥
‥つまり、シークさんはすっごい我慢がきく人ってこと!
だから、僕の色気にクラクラきても、鉄の自制心でそれを宥めてたってこと!
‥ないな。
僕も男だから分かる。
鉄の自制心だろうが、身体的変化はどうにもできないってこと位。
もし、身体的に‥つまり下半身に‥その変化が出たら、もしそれを隠したいんであったら、僕から離れるよね。
だけど、そうじゃなかった。
つまり、‥そうならなかったんだろう。
‥僕が魅力ないってのは、決定事項だ。(凹むわ~)
ってことは、シークさんが僕に対して悪いって思ってるのは、
床で寝かしてしまって‥って方? 。
単純に。
‥シークさんならこっちの方を気にしてる確率は高いな。
さりげない「おもてなし」が神レベルなシークさんだもんな。
首を傾げてあれこれいろいろうんうん、ああでもないこうでもないって考えてる僕を見てない感じで、
「エッチ‥」
シークさんがぼそ、っと呟いた。
‥あ。シークさんの顔が真っ赤になってる。
はい、ごめんなさい。初心なシークさんにセクハラ発言しちゃいました。
爆死しろ、僕。
いますぐシークさんに謝れ!! ってか、‥さっきの僕の発言無かったことにしてくれませんかね‥。
にしても‥
やっぱり、凹むわ~。
やっぱり、後者だったかあ~。
うわ~。恥ずかしい~。普通に真面目に謝ってるシークさんにセクハラ発言とか、‥僕最悪だわ~。
‥汚れてる僕を見ないでください‥。
「‥そ、そういうのは、この部屋ですべきじゃないかな‥って。少なくとも、この‥ここに越してきて以来一度も干してない黴臭いベッドですることじゃない‥。俺はそこまで無神経じゃないし、コリンの事は‥、もっと大事に思ってる」
‥もうやめてくれ‥。
これ以上穴を深くしないで‥。もう、そのまま僕、はまっちゃうから、埋めちゃってください‥。
にしても‥。
「シークさん‥」
真っ赤なんですけど、
可愛いんですけど‥。
それに、さっきの言葉‥
僕のこと大事だって、
ベッドに上がらなかった理由も、「黴臭いから」だってわかったし(←実はちょっと気になってた)
‥ちょっとジーンと来ちゃった!!
干してないからとか!!
当たり前じゃないですか! シークさんはお昼間お家に居ない冒険者だし、殆どお家にいないんですもの、干せないですよ!! 別に気にしませんよ!!
一度も干したことない! 上等ですよ!!
干したことあるって聞いた方が嫌ですよ!!
逆に干してくれる人いるの?? いたの?? って過去の恋人の影が見えるほうがいやですよ!!
テンションが(勝手に)急上昇した僕は、
つい
「僕、基本的に定時出勤、定時帰宅だから、結婚したら、僕がお布団干しますね。お布団干してから仕事に行って、かえったら取り入れるんです。そしたら、シークさんがいつ帰って来ても、お布団ふかふかですよ! 」
弾んだ口調で宣言してしまった。
‥結婚。
‥しまった。
すみません。‥ひかないでください。
重い‥とか思わないでください。
シークさんが、驚いて固まっている‥
もう、ダメだ‥。
まさしく、絶望って言葉しかない感じの僕は、肩をすくめて俯く。
ふわ、
空気が動く気配がして
恐る恐る顔を上げると、
「‥それは、幸せだね」
僕の目に写ったのは、笑顔のシークさんだった。
穏やかに、
そして
すっごい優しい顔で、すっごい‥嬉しそうに‥
シークさんは微笑んでいた。
思わず、‥無意識に‥涙が頬を伝った。
どうしよう、すごく嬉しい。凄く‥
シークさんの事がやっぱり、僕、大好きだ‥。
「そしたら、俺は、この家に帰ってくるんじゃなくって、コリンの元に帰ってこれるね。‥そんな幸せ自分には一生来ないって思ってた」
嬉しそうに
本当に嬉しそうに、‥大事そうに言葉を紡ぐ。
誰かが待っている家に帰る。
そんな小さなこと。
‥今まで僕が何とも思っていなかった、そんな小さなことが、シークさんの一番の幸せ。
そうだ。
僕には家族がいる。
だけど、シークさんには‥
胸がきゅっとなったけど、
でも、同時に
‥それ以上に嬉しかった。
シークさんが僕の元に帰ってきてくれる。
そのことを幸せだって言ってくれる。
僕はシークさんに抱き着いた。
ぎゅうぎゅう抱き着いて、
もう、ボロボロ泣いた。
泣いて、でも、言いたいこと‥言わなくちゃならないことは、思いっきり笑顔で
「そしたら、ふかふかの布団でいっぱいエッチしましょうね! ‥今回の事が全部終わったら、‥その時は結婚して、お家見つけて、‥いっぱいエッチしましょね! 」
「コリン‥お前! 」
真っ赤になって、恥ずかしそうに‥怒ったみたいになってるシークさん。
だけど、
「おう! 」
って真っ赤な顔のまま頷いてくれた。
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今まで以上に大好き!
‥だから、
さっさと、問題を片づけちゃおうって思う。
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