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第22話 誰がための魔法か
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――だから魔法が使えない?
ユリイナは確かにそう言った。一体どういうことだ。彼女にはその理由がわかっているというのか。
「魔法ってね、案外繊細なのよ。ただ単に想像しただけで魔法が使えるのなら、それこそ世界中の人が使えるはずだわ。でも、実際には使用できない。あなたはどうしてだと思うのかしら?」
言われてみれば、彼女の言う通りだ。魔法が存在するこの異世界であっても、誰しもが魔法を使えるわけではない。何か特別な手段や工程があるのだろうか。
「やっぱり才能かな」
フェアリナや目の前のユリイナを見る限り、魔法には特別な資質が必要な気はする。
「才能……ですって?」
カナデの答えに残念そうに息をつくユリイナ。失望を瞳に宿し、彼女は首をゆっくりと左右に振った。
「いいえ、違うわ。それはね、あなたが優しすぎるからよ」
「えっ……?」
――優しすぎる?
「そ、そんな理由で?」
いや、そもそもカナデが優しいと、何故彼女は言い切れるのだ。カナデの疑問には、彼女がすぐに答えてくれる。
「あなたは優しすぎて、魔法の発動を無意識のうちに抑えてしまってるのよ。魔法によって壊れる物、傷つく者を意図的に無くそうとしている。そしてその破壊が生み出す結果を理解しているわ。だから、あなたは自分で自分自身を抑え込んでいるの」
――カナデ自身が?
抑え込んでいるだって?
「いや、そんなことはない。僕はいつだって本気だった。これまでも。そして今この時だって。この手から放たれる魔法を、しっかり想像している。だから、それを自分で抑え込んでいるなんてありえない!」
そんな単純なことならば、今からでも魔法は発動出来るはずだし、ここまでの挫折を味わうこともなかったはずだ。
――ならば。
カナデはもう一度、 魔法発動の手順を行う。本気の想いを乗せたカナデの魔法は、放たれることなく、床に落ちることもなく、無残に消えたのだった。
「ほら、見ろ……やっぱり駄目じゃないか。僕には魔法なんて使えないんだ。才能がないから。素質がないから。僕にはこれまでも、これからも、永遠にずっと魔法が使えないんだ」
1つの嘆き、諦念。そして絶望。
魔法の存在する世界に生まれていれば、何の不自由も感じるはずがない。カナデは少なくともそう思っていた。しかし、今カナデは過去の世界と同じように、力の限界を思い知らされている。
――辿り着けない。
いや、そもそもカナデには与えられないのかもしれない。剣と魔法で戦う異世界ファンタジーの世界など。
だから、カナデは吐いてしまったのかもしれない。羨望や妬みを孕んだ言いたくはなかった言葉を。
「4属性魔法が使えるようなエリートには、ど底辺で惨めな僕の気持ちはわからないよ」
そう、ユリイナは特別だ。相反する属性魔法を操るほどの天才なのだから。
「わかるわ」
――えっ……?
「私にもわかるわ」
――何を……?
「私もそうだったから」
――だから、何を。
「私も魔法が使えない、何も出来ないただの女の子だったから」
一瞬、思考を止めてしまうカナデ。彼女の言葉の意味が理解出来なかったからだ。
「冗談……だろ……?」
目の前の天才が、魔法に苦労する姿など、カナデには想像がつかなかった。
「あなたは知らなかったでしょう? ちょっと前まで、私が魔法も使えない、ただの文学少女だったって」
「知るわけないだろ。ユリイナが苦労している姿なんて、考えられない。文学少女だったっていうのは、真面目そうだから何となくわかるけど」
それには驚いた様子のユリイナ。少し照れたように笑った。
「じゃあ、もしそれが本当なら、どうやってユリイナは魔法が使えるようになったんだ? 僕にも本当に魔法が使えるようになるのか?」
彼女の言葉が真実であるならば、当然カナデに浮かぶ疑問はそれである。
「あなたが今までやっていた動きは魔法の詠唱。発動までの準備のようなものね。普通の人間は、それを数秒かけてイメージして武器に流し込むの。でも、あなたは違うんじゃないのかしら?」
「違う? 何が違うんだ? この世界の魔法はそういうものじゃないのか?」
ユリイナは藍色の髪を揺らし、目を細めながら頭を振った。
「あなたと戦った時、あなたはフェアリナさんが反射の魔法を使えるというのを知っていたわ。そしてそれが私の臨界魔法さえ弾くことも。つまりあなたは魔法という概念を理解しているということがわかるわ。それは即ち、魔法のイメージが瞬時に出来ることを意味しているの」
意味がわからない。知識と実技は別問題のはずだ。それをカナデは今思い知らされていたじゃないか。
「だって、あなたの意識が武器にいくまで、1秒もかかっていないはずだから」
だから何だ。そうだとしても何だ。
「あなたは魔法の詠唱をしていない。いいえ、詠唱をしない人間なんだわ。だから、後は心を解放して素直な気持ちで発動するだけ」
――詠唱しない?
イメージが必要ないということか?
「でも、どうやって……」
「こうするの……」
ユリイナは、カナデの腕を手に取り、木製のナイフを取り上げる。そしてもう片方の手で、カナデの右手を握った。
「あなたのこの手は人を殺めるためのものじゃない。大切な人を守るためにあるのでしょう? でしたら、そのナイフは要らないのではなくて?」
――ナイフがいらない?
「普通の人間にはステッキやロッドがいるけれども、あなたにはいらないでしょう? そんなもの」
――ああ。
お金があっても、ステッキやロッドを購入しなかった理由。木製のナイフで十分だと思っていたその訳。カナデは、自らの力を知り、不要であると自らの心に蓋をしたのだ。
仲間を守るために、相手を守るために。
「あなたは大切な人を、大切な時に守る力が欲しいと言った。それに嘘はないのでしょう? でしたら、魔法も同じ。大切な人を守るために、魔法を使ってもいいんじゃないかしら」
――ああ。
魔法を使うためではなく、大切な人を守るためにか。そのための魔法。想いがそうであるように、魔法だって、何かのため、そして誰かを守るために生み出された技術なのだ。カナデは理解した。そして思い知った。どんな簡単な魔法にだって、その矛先があることを。それで救われる人たちがいることを。
ユリイナの右手がカナデの手首に動く。そしてそのままカナデの腕を肩の高さまで持ち上げてくれる。
「今回の事件で殺された人たちはもう2度と返ってこない。これは悲しい現実。でも、もう2度とうちの学校の生徒の死んだ姿なんて見たくない。だから、カナデ君。お願い。あなが本当はフェアリナさんを守ってくれたように、今度は学校のみんなを守って欲しいの」
ユリイナの右手から、温もりが伝わっていく。そしてそれはカナデの右手に、1つの光を作った。
カナデのイメージがそこに重なる。
カナデは何をしたい? 何が出来る? カナデは今誰を守りたい? 何をすべきだ?
――何のための魔法か。
カナデの視線は、薄ピンク色の髪の少女に向く。
――誰がための魔法か。
大切な人を守り抜くため。そして、カナデにかかわる全ての人たちを守るため。
カナデの熱くなった手からは、白い光が放たれ、それは金色や黄色に輝きながら、部屋中に広がった。
「魂の浄化」
何故、攻撃魔法ばかり練習しようとしていたのか。何故、大切な人を守ることが、上っ面の言葉だけで具体的な想いでなかったのか。最初から、カナデの答えは目の前にあったじゃないか。
部屋中を包み込む光。学校中を覆い尽くす光。やがてはその光は、ラファエリアの山全体を包み込んだ。
ユリイナの左目からは、涙が零れ落ちていた。そう、これは浄化だった。大切な人を失った者たちの心の隙間を埋め、そして優しく包む大いなる光だった。その光が、全ての人々の心さえ浄化してくれるようだった。
「光魔法……か。あなたの初めてを奪ってしまったわね」
口元に手を当て、クスクス笑うユリイナが、何だか大人っぽく見えた。
ユリイナは確かにそう言った。一体どういうことだ。彼女にはその理由がわかっているというのか。
「魔法ってね、案外繊細なのよ。ただ単に想像しただけで魔法が使えるのなら、それこそ世界中の人が使えるはずだわ。でも、実際には使用できない。あなたはどうしてだと思うのかしら?」
言われてみれば、彼女の言う通りだ。魔法が存在するこの異世界であっても、誰しもが魔法を使えるわけではない。何か特別な手段や工程があるのだろうか。
「やっぱり才能かな」
フェアリナや目の前のユリイナを見る限り、魔法には特別な資質が必要な気はする。
「才能……ですって?」
カナデの答えに残念そうに息をつくユリイナ。失望を瞳に宿し、彼女は首をゆっくりと左右に振った。
「いいえ、違うわ。それはね、あなたが優しすぎるからよ」
「えっ……?」
――優しすぎる?
「そ、そんな理由で?」
いや、そもそもカナデが優しいと、何故彼女は言い切れるのだ。カナデの疑問には、彼女がすぐに答えてくれる。
「あなたは優しすぎて、魔法の発動を無意識のうちに抑えてしまってるのよ。魔法によって壊れる物、傷つく者を意図的に無くそうとしている。そしてその破壊が生み出す結果を理解しているわ。だから、あなたは自分で自分自身を抑え込んでいるの」
――カナデ自身が?
抑え込んでいるだって?
「いや、そんなことはない。僕はいつだって本気だった。これまでも。そして今この時だって。この手から放たれる魔法を、しっかり想像している。だから、それを自分で抑え込んでいるなんてありえない!」
そんな単純なことならば、今からでも魔法は発動出来るはずだし、ここまでの挫折を味わうこともなかったはずだ。
――ならば。
カナデはもう一度、 魔法発動の手順を行う。本気の想いを乗せたカナデの魔法は、放たれることなく、床に落ちることもなく、無残に消えたのだった。
「ほら、見ろ……やっぱり駄目じゃないか。僕には魔法なんて使えないんだ。才能がないから。素質がないから。僕にはこれまでも、これからも、永遠にずっと魔法が使えないんだ」
1つの嘆き、諦念。そして絶望。
魔法の存在する世界に生まれていれば、何の不自由も感じるはずがない。カナデは少なくともそう思っていた。しかし、今カナデは過去の世界と同じように、力の限界を思い知らされている。
――辿り着けない。
いや、そもそもカナデには与えられないのかもしれない。剣と魔法で戦う異世界ファンタジーの世界など。
だから、カナデは吐いてしまったのかもしれない。羨望や妬みを孕んだ言いたくはなかった言葉を。
「4属性魔法が使えるようなエリートには、ど底辺で惨めな僕の気持ちはわからないよ」
そう、ユリイナは特別だ。相反する属性魔法を操るほどの天才なのだから。
「わかるわ」
――えっ……?
「私にもわかるわ」
――何を……?
「私もそうだったから」
――だから、何を。
「私も魔法が使えない、何も出来ないただの女の子だったから」
一瞬、思考を止めてしまうカナデ。彼女の言葉の意味が理解出来なかったからだ。
「冗談……だろ……?」
目の前の天才が、魔法に苦労する姿など、カナデには想像がつかなかった。
「あなたは知らなかったでしょう? ちょっと前まで、私が魔法も使えない、ただの文学少女だったって」
「知るわけないだろ。ユリイナが苦労している姿なんて、考えられない。文学少女だったっていうのは、真面目そうだから何となくわかるけど」
それには驚いた様子のユリイナ。少し照れたように笑った。
「じゃあ、もしそれが本当なら、どうやってユリイナは魔法が使えるようになったんだ? 僕にも本当に魔法が使えるようになるのか?」
彼女の言葉が真実であるならば、当然カナデに浮かぶ疑問はそれである。
「あなたが今までやっていた動きは魔法の詠唱。発動までの準備のようなものね。普通の人間は、それを数秒かけてイメージして武器に流し込むの。でも、あなたは違うんじゃないのかしら?」
「違う? 何が違うんだ? この世界の魔法はそういうものじゃないのか?」
ユリイナは藍色の髪を揺らし、目を細めながら頭を振った。
「あなたと戦った時、あなたはフェアリナさんが反射の魔法を使えるというのを知っていたわ。そしてそれが私の臨界魔法さえ弾くことも。つまりあなたは魔法という概念を理解しているということがわかるわ。それは即ち、魔法のイメージが瞬時に出来ることを意味しているの」
意味がわからない。知識と実技は別問題のはずだ。それをカナデは今思い知らされていたじゃないか。
「だって、あなたの意識が武器にいくまで、1秒もかかっていないはずだから」
だから何だ。そうだとしても何だ。
「あなたは魔法の詠唱をしていない。いいえ、詠唱をしない人間なんだわ。だから、後は心を解放して素直な気持ちで発動するだけ」
――詠唱しない?
イメージが必要ないということか?
「でも、どうやって……」
「こうするの……」
ユリイナは、カナデの腕を手に取り、木製のナイフを取り上げる。そしてもう片方の手で、カナデの右手を握った。
「あなたのこの手は人を殺めるためのものじゃない。大切な人を守るためにあるのでしょう? でしたら、そのナイフは要らないのではなくて?」
――ナイフがいらない?
「普通の人間にはステッキやロッドがいるけれども、あなたにはいらないでしょう? そんなもの」
――ああ。
お金があっても、ステッキやロッドを購入しなかった理由。木製のナイフで十分だと思っていたその訳。カナデは、自らの力を知り、不要であると自らの心に蓋をしたのだ。
仲間を守るために、相手を守るために。
「あなたは大切な人を、大切な時に守る力が欲しいと言った。それに嘘はないのでしょう? でしたら、魔法も同じ。大切な人を守るために、魔法を使ってもいいんじゃないかしら」
――ああ。
魔法を使うためではなく、大切な人を守るためにか。そのための魔法。想いがそうであるように、魔法だって、何かのため、そして誰かを守るために生み出された技術なのだ。カナデは理解した。そして思い知った。どんな簡単な魔法にだって、その矛先があることを。それで救われる人たちがいることを。
ユリイナの右手がカナデの手首に動く。そしてそのままカナデの腕を肩の高さまで持ち上げてくれる。
「今回の事件で殺された人たちはもう2度と返ってこない。これは悲しい現実。でも、もう2度とうちの学校の生徒の死んだ姿なんて見たくない。だから、カナデ君。お願い。あなが本当はフェアリナさんを守ってくれたように、今度は学校のみんなを守って欲しいの」
ユリイナの右手から、温もりが伝わっていく。そしてそれはカナデの右手に、1つの光を作った。
カナデのイメージがそこに重なる。
カナデは何をしたい? 何が出来る? カナデは今誰を守りたい? 何をすべきだ?
――何のための魔法か。
カナデの視線は、薄ピンク色の髪の少女に向く。
――誰がための魔法か。
大切な人を守り抜くため。そして、カナデにかかわる全ての人たちを守るため。
カナデの熱くなった手からは、白い光が放たれ、それは金色や黄色に輝きながら、部屋中に広がった。
「魂の浄化」
何故、攻撃魔法ばかり練習しようとしていたのか。何故、大切な人を守ることが、上っ面の言葉だけで具体的な想いでなかったのか。最初から、カナデの答えは目の前にあったじゃないか。
部屋中を包み込む光。学校中を覆い尽くす光。やがてはその光は、ラファエリアの山全体を包み込んだ。
ユリイナの左目からは、涙が零れ落ちていた。そう、これは浄化だった。大切な人を失った者たちの心の隙間を埋め、そして優しく包む大いなる光だった。その光が、全ての人々の心さえ浄化してくれるようだった。
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