20 / 37
第20話 覚悟の意味
しおりを挟む
「でもね、ここ1年くらいかなー。魔力を生成するマナ石の生産量に、かげりが見られ始めてー。まだうちの学校は大丈夫なんだけど、いくつかの国や魔法学校では、そのマナが枯渇しようとしているのよ-。だから、マナが豊富なラファエリアだったり、セレスティアラだったりが、狙われるってわけー。これでわかったかなー?」
アマネの言葉にカナデはウンウンと頷く。彼女の説明が納得のいくものだったからだ。
「だから、今までも襲われたし、今後も襲撃されるおそれがあるということですね。このラファエリアは」
「カナデ君、その通りー。だからこそ、あなたたち2人がこの学校に呼ばれたってわけねー。でも、来たのはレベル1のド素人と、攻撃の当たらない補助魔法のスペシャリストってわけわかんない組み合わせで、みんなビックリしてたけど、それでもラファエリアが選んだんだから、うちらは可能性を信じてるー。あなたたちは、ちゃーんとみんなに期待されてるんだから、頑張ってくれないとねー、いいー? わかったー?」
そう言ってアマネは、2人を見てウインクをした。
「わかりました。レベル1の僕はほぼ役に立たないですが、それでもフェアリナがいれば、さっきのように、うまくやってくれるはずです」
カナデとしての学校への事件の説明では、影魔導士3人を自爆に追い込んだのは、フェアリナということにしている。流れとしては、彼女の魔法バリアの硬さに驚いて、3人が超級魔法を放ったが、たまたまフェアリナは反射魔法を自分にかけていて、3人は致命傷を負い、瀕死の状態に。追い込まれた彼女らは、ラファエリアに捕まるくらいならと自爆を試みたというものだ。そこには当然カナデの姿は出てこない。
「よろしいー。後、個人的にはカナデ君にはボルド先生との熱い絡みを期待してるー。魔法の才能は全く無さそうだからねー」
「いや、だからそっちの才能もありませんから!」
爆笑する金髪アマネの声を、カナデは聞こえないように耳を手で塞ぐ。耳元でニヤニヤしたボルドが何か囁いているようで、カナデは全身に悪寒が走るのだった。
「それにしても、誰が僕なんかをこの学校に呼んだんですか? レベル1の魔法も使えない人間なんて、どんな魔法学校だって欲しくないでしょうに」
「うん、まあそこは気になるところよねー。でも、誰がっていうと私には『ラファエリア』がとしか答えられないんだけどねー、ふふふーん」
アマネはニンマリしながらカナデの反応を楽しんでいる。ラファエリアがとはどういうことだろう。当然、今のカナデの知識では何もわからなかった。
「それにしても、リナちゃん凄いねー。補助魔法の技術だけは国家の参謀総長レベルだよ。一体どこで習得したのー? おねーさんに教えてー?」
アマネが今度はフェアリナに近づき、耳元に息を吹きかける。フェアリナはビクッと震えたかと思うと、たまらず膝をついて座り込んでしまう。顔が真っ赤になり、とろんとした目でアマネを見ているのは、彼女自身が極端にドMなせいだろう。それをすぐに見極めるとは、アマネ教官侮りがたし。
「あらあらー、リナちゃんはこっちの守備は弱いのねー。おねーさんとイイコトしよっかー?」
「へっ? イイコトですかー?」
「そそ、もっともっと気持ちイイコトよー?」
フェアリナを後ろから抱き締めるアマネ。何処までが本気なのかわからなかったが、カナデは思わず目を逸らしてしまった。
「アマネ君。お遊びはそのくらいにしておきなさい。影魔導士が自滅したとはいえ、相手はわずか3人だった。どこかに他の襲撃者がいないとも限らんし、またすぐに他校に攻め込まれるかもしれん。いざという時のために、より強固な魔法障壁を張り直したまえ」
「はーい!」
そのボルドの低い声で、ようやくアマネがフェアリナから離れる。フェアリナの耳に唇をあてていたのだろう。その口元には唾液がいやらしいほどに糸を引いていた。フェアリナがドMなように、アマネもまたドSだったようだ。カナデは思わず、深く溜め息をつくのだった。
去り際にアマネがカナデを舐めるように見てくる。何かと思ったら、2人から目を逸らしていたカナデの反応を楽しもうとしていたようだ。
「次はカナデ君も先生と一緒にしちゃうー?」
「だからしません!」
チッとまた舌打ちをしながらも、笑顔で会議室を出ていくアマネ教官だった。
「何なんですか、あの先生は……」
フェアリナは相変わらず耳を襲われた衝撃で、虚ろな目で座り込んでいる。ボルドがフェアリナに近づき、何か言葉を呟きながら手を翳すと、淡い光が彼女を包み、次第にその目が正常な光を取り戻し始めた。きっと状態変化の解除魔法か何かだったのだろう。ほぼ詠唱なしで行われたことに、カナデは感心させられた。
「まあ、そういうな。アマネ君は幼い頃に親兄弟を失っているから、君たちのような若者を見ると、弟や妹のように対応してしまうようだ。もし兄弟が生きていたらやってあげたかったことを、ついついしてしまうんだな。お節介のように感じることもこれから出てくるかもしれないが、悪い人間ではないし、腕は確かだ。どうか、これからも彼女の教えに従ってくれ」
「妹や弟というか、僕らは単純にオモチャにされてるような……」
「ん、何か言ったか?」
ボルドの鋭い視線がカナデを襲っている。その目に、カナデの疑念や不満は一気に吹き飛んでいった。
「いえ、わかりました。僕もアマネ先生の腕や知識は確かだと思います。フェアリナと一緒に、これからこの学校で魔法について深く学んでいきたいと思います」
その答えがボルドの求める正解だったのかはわからないが、彼はうんうんと納得したように頷き、言葉を続けるのだった。
「カナデ君。1つ君に聞いておきたいことがある」
「改まって何でしょう?」
「君は俺が何故この学校に入学したいのかを問うた時、『大切な人を、大切な時に守る力が欲しい』と答えた。その気持ちに偽りはないな?」
「もちろんです。そのために僕はこの学校に来たのですから」
「うむ。では、想像して欲しい。今回の襲撃事件で殺された生徒たちにも、親兄弟などの家族、そして恋人がいた。しかし、命を失うのは一瞬だ。そんな大切な人間たちに別れを告げることも出来ずに、彼らは、彼女らは誰も足を踏み入れないような地で、躯を晒すことになる。もし、君がその家族だったとしよう。大切な人が突然いなくなることに耐えることが出来るか? そしてもし、君が大切な人たちを残して死んでしまうとする。君は二度と大切な人たちに会えなくなってしまうことに耐え得ることが出来るか?」
唐突な質問。それもかなり重い。そしてそれはカナデにとって、今の存在意義を揺るがすものだった。
「耐えられません。耐えられないから、僕はもっと強くなることを選んだんです。2度とそんな光景を見たくないからこそ、更なる強さを求めているんです。それじゃあ答えになりませんか、ボルド先生?」
「良い答えだ。だが、もう1つ考えて欲しい。もし君が戦場で相手を殺したとしよう。その相手にも同様に家族や恋人がいるかもしれん。遥か離れた故郷でその相手を待っているのかもしれん。そうして、君は今の君がそうであるように、怒りの矛先を君に向けてくるだろう。もしそうなった時に、君はその恨みを、剣や魔法を、その身で受けることが出来るか?」
カナデの心を抉るようにボルドの鋭い眼光が襲う。きっとそれは戦場に出向いた人間たちの誰もが抱く命題だろう。そして、はっきりと答えの出ることのない……。
「君は家族や大切な人に、その苦しみを味わわせたいと思うか? 殺した相手の家族や恋人の想いまで背負う覚悟が出来ているか? 俺はそれが知りたい。単純に強さを求め、道を誤った人間を何人も見てきた。その生徒たちの末路を幾度となく見てきた。だからこそ、問いたい。君の本当の覚悟を」
――わからない。
はっきりと断言できない自分に、カナデは辟易する。誰かのため、大切な人のためという名目なら、カナデはどんなことをしても良いと思い込んでいた。アニメや映画のように、正義を振りかざせば、悪を倒すことに何の躊躇いも必要ないのだと思い過ごしていた。でも、実際にはそんな悪い人間にさえ、彼らなりの正義があり、大切な人がいるのだ。
「先生は……どうなんですか? ボルド先生ならどうされるんですか?」
どうしてだろう。カナデはふとボルドの想いを聞きたくなった。彼のその表情が物言いたげだったからかもしれない。それでもカナデは彼の言葉に聞き入った。
「そうだな。誰かがやらねばならない。そんな状況ならば、俺は喜んでこの手を血で染めるだろう。それが誰かの大切な人の命や想いを奪うことになるとしてもな」
迷いのない答え。そしてそれには続きがあった。
「だが、もし、世界に何の争いもなくなって、誰もがモンスターに怯えることなく、不自由なく暮らせる世の中が訪れる日がくれば、俺は喜んで、俺が殺した者の家族や恋人に殺されに行こう。俺の覚悟とはそういうものだ」
ボルドから語られる熱い想い。カナデはいつのまにか彼の虜になっていた。
アマネの言葉にカナデはウンウンと頷く。彼女の説明が納得のいくものだったからだ。
「だから、今までも襲われたし、今後も襲撃されるおそれがあるということですね。このラファエリアは」
「カナデ君、その通りー。だからこそ、あなたたち2人がこの学校に呼ばれたってわけねー。でも、来たのはレベル1のド素人と、攻撃の当たらない補助魔法のスペシャリストってわけわかんない組み合わせで、みんなビックリしてたけど、それでもラファエリアが選んだんだから、うちらは可能性を信じてるー。あなたたちは、ちゃーんとみんなに期待されてるんだから、頑張ってくれないとねー、いいー? わかったー?」
そう言ってアマネは、2人を見てウインクをした。
「わかりました。レベル1の僕はほぼ役に立たないですが、それでもフェアリナがいれば、さっきのように、うまくやってくれるはずです」
カナデとしての学校への事件の説明では、影魔導士3人を自爆に追い込んだのは、フェアリナということにしている。流れとしては、彼女の魔法バリアの硬さに驚いて、3人が超級魔法を放ったが、たまたまフェアリナは反射魔法を自分にかけていて、3人は致命傷を負い、瀕死の状態に。追い込まれた彼女らは、ラファエリアに捕まるくらいならと自爆を試みたというものだ。そこには当然カナデの姿は出てこない。
「よろしいー。後、個人的にはカナデ君にはボルド先生との熱い絡みを期待してるー。魔法の才能は全く無さそうだからねー」
「いや、だからそっちの才能もありませんから!」
爆笑する金髪アマネの声を、カナデは聞こえないように耳を手で塞ぐ。耳元でニヤニヤしたボルドが何か囁いているようで、カナデは全身に悪寒が走るのだった。
「それにしても、誰が僕なんかをこの学校に呼んだんですか? レベル1の魔法も使えない人間なんて、どんな魔法学校だって欲しくないでしょうに」
「うん、まあそこは気になるところよねー。でも、誰がっていうと私には『ラファエリア』がとしか答えられないんだけどねー、ふふふーん」
アマネはニンマリしながらカナデの反応を楽しんでいる。ラファエリアがとはどういうことだろう。当然、今のカナデの知識では何もわからなかった。
「それにしても、リナちゃん凄いねー。補助魔法の技術だけは国家の参謀総長レベルだよ。一体どこで習得したのー? おねーさんに教えてー?」
アマネが今度はフェアリナに近づき、耳元に息を吹きかける。フェアリナはビクッと震えたかと思うと、たまらず膝をついて座り込んでしまう。顔が真っ赤になり、とろんとした目でアマネを見ているのは、彼女自身が極端にドMなせいだろう。それをすぐに見極めるとは、アマネ教官侮りがたし。
「あらあらー、リナちゃんはこっちの守備は弱いのねー。おねーさんとイイコトしよっかー?」
「へっ? イイコトですかー?」
「そそ、もっともっと気持ちイイコトよー?」
フェアリナを後ろから抱き締めるアマネ。何処までが本気なのかわからなかったが、カナデは思わず目を逸らしてしまった。
「アマネ君。お遊びはそのくらいにしておきなさい。影魔導士が自滅したとはいえ、相手はわずか3人だった。どこかに他の襲撃者がいないとも限らんし、またすぐに他校に攻め込まれるかもしれん。いざという時のために、より強固な魔法障壁を張り直したまえ」
「はーい!」
そのボルドの低い声で、ようやくアマネがフェアリナから離れる。フェアリナの耳に唇をあてていたのだろう。その口元には唾液がいやらしいほどに糸を引いていた。フェアリナがドMなように、アマネもまたドSだったようだ。カナデは思わず、深く溜め息をつくのだった。
去り際にアマネがカナデを舐めるように見てくる。何かと思ったら、2人から目を逸らしていたカナデの反応を楽しもうとしていたようだ。
「次はカナデ君も先生と一緒にしちゃうー?」
「だからしません!」
チッとまた舌打ちをしながらも、笑顔で会議室を出ていくアマネ教官だった。
「何なんですか、あの先生は……」
フェアリナは相変わらず耳を襲われた衝撃で、虚ろな目で座り込んでいる。ボルドがフェアリナに近づき、何か言葉を呟きながら手を翳すと、淡い光が彼女を包み、次第にその目が正常な光を取り戻し始めた。きっと状態変化の解除魔法か何かだったのだろう。ほぼ詠唱なしで行われたことに、カナデは感心させられた。
「まあ、そういうな。アマネ君は幼い頃に親兄弟を失っているから、君たちのような若者を見ると、弟や妹のように対応してしまうようだ。もし兄弟が生きていたらやってあげたかったことを、ついついしてしまうんだな。お節介のように感じることもこれから出てくるかもしれないが、悪い人間ではないし、腕は確かだ。どうか、これからも彼女の教えに従ってくれ」
「妹や弟というか、僕らは単純にオモチャにされてるような……」
「ん、何か言ったか?」
ボルドの鋭い視線がカナデを襲っている。その目に、カナデの疑念や不満は一気に吹き飛んでいった。
「いえ、わかりました。僕もアマネ先生の腕や知識は確かだと思います。フェアリナと一緒に、これからこの学校で魔法について深く学んでいきたいと思います」
その答えがボルドの求める正解だったのかはわからないが、彼はうんうんと納得したように頷き、言葉を続けるのだった。
「カナデ君。1つ君に聞いておきたいことがある」
「改まって何でしょう?」
「君は俺が何故この学校に入学したいのかを問うた時、『大切な人を、大切な時に守る力が欲しい』と答えた。その気持ちに偽りはないな?」
「もちろんです。そのために僕はこの学校に来たのですから」
「うむ。では、想像して欲しい。今回の襲撃事件で殺された生徒たちにも、親兄弟などの家族、そして恋人がいた。しかし、命を失うのは一瞬だ。そんな大切な人間たちに別れを告げることも出来ずに、彼らは、彼女らは誰も足を踏み入れないような地で、躯を晒すことになる。もし、君がその家族だったとしよう。大切な人が突然いなくなることに耐えることが出来るか? そしてもし、君が大切な人たちを残して死んでしまうとする。君は二度と大切な人たちに会えなくなってしまうことに耐え得ることが出来るか?」
唐突な質問。それもかなり重い。そしてそれはカナデにとって、今の存在意義を揺るがすものだった。
「耐えられません。耐えられないから、僕はもっと強くなることを選んだんです。2度とそんな光景を見たくないからこそ、更なる強さを求めているんです。それじゃあ答えになりませんか、ボルド先生?」
「良い答えだ。だが、もう1つ考えて欲しい。もし君が戦場で相手を殺したとしよう。その相手にも同様に家族や恋人がいるかもしれん。遥か離れた故郷でその相手を待っているのかもしれん。そうして、君は今の君がそうであるように、怒りの矛先を君に向けてくるだろう。もしそうなった時に、君はその恨みを、剣や魔法を、その身で受けることが出来るか?」
カナデの心を抉るようにボルドの鋭い眼光が襲う。きっとそれは戦場に出向いた人間たちの誰もが抱く命題だろう。そして、はっきりと答えの出ることのない……。
「君は家族や大切な人に、その苦しみを味わわせたいと思うか? 殺した相手の家族や恋人の想いまで背負う覚悟が出来ているか? 俺はそれが知りたい。単純に強さを求め、道を誤った人間を何人も見てきた。その生徒たちの末路を幾度となく見てきた。だからこそ、問いたい。君の本当の覚悟を」
――わからない。
はっきりと断言できない自分に、カナデは辟易する。誰かのため、大切な人のためという名目なら、カナデはどんなことをしても良いと思い込んでいた。アニメや映画のように、正義を振りかざせば、悪を倒すことに何の躊躇いも必要ないのだと思い過ごしていた。でも、実際にはそんな悪い人間にさえ、彼らなりの正義があり、大切な人がいるのだ。
「先生は……どうなんですか? ボルド先生ならどうされるんですか?」
どうしてだろう。カナデはふとボルドの想いを聞きたくなった。彼のその表情が物言いたげだったからかもしれない。それでもカナデは彼の言葉に聞き入った。
「そうだな。誰かがやらねばならない。そんな状況ならば、俺は喜んでこの手を血で染めるだろう。それが誰かの大切な人の命や想いを奪うことになるとしてもな」
迷いのない答え。そしてそれには続きがあった。
「だが、もし、世界に何の争いもなくなって、誰もがモンスターに怯えることなく、不自由なく暮らせる世の中が訪れる日がくれば、俺は喜んで、俺が殺した者の家族や恋人に殺されに行こう。俺の覚悟とはそういうものだ」
ボルドから語られる熱い想い。カナデはいつのまにか彼の虜になっていた。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
素材採取家の異世界旅行記
木乃子増緒
ファンタジー
28歳会社員、ある日突然死にました。謎の青年にとある惑星へと転生させられ、溢れんばかりの能力を便利に使って地味に旅をするお話です。主人公最強だけど最強だと気づいていない。
可愛い女子がやたら出てくるお話ではありません。ハーレムしません。恋愛要素一切ありません。
個性的な仲間と共に素材採取をしながら旅を続ける青年の異世界暮らし。たまーに戦っています。
このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
裏話やネタバレはついったーにて。たまにぼやいております。
この度アルファポリスより書籍化致しました。
書籍化部分はレンタルしております。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる