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第1章 幼少期
03 いざ、学校へ!①
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異世界に転生してから3年が経過しようとしていた。
それでいて、愛読している書物(2歳の誕生日のときに、両親に頼んだものだ)によると、もうまもなく、学校へ入学することになる。因みに、この世界では15歳で成人となり、3歳から6歳までが初等教育、7歳から10歳までが中等教育、11歳から15歳までが高等教育となるらしい。
日本にいた時は、俗に言う陰キャとして退屈な学校生活を送っていたから、新たな可能性の広がる異世界での学校生活には胸が踊るばかりである。
◆
ついにこの日が来た。
俺が学校に入学する日だ。
とは言っても、こんな小さな村には学校などないから、最寄りの都市に赴くこととなる。
なお、この村には俺以外にも3歳児が4人いるらしく、その4人と俺とで馬車で移動することになるから、これからその4人に挨拶をしようと思う。
だが、その前に両親を何とかしなければ……
「ど、ドロスたーん……」
「い、いつでも戻ってきていいんだぞ!」
俺が遠くへ出るからって、両親は心配で号泣しているのだ。普通、こういう時は子供の方が泣いて、親が慰めるんじゃないのか?なんで立場が逆転する……
確かに学校へ行くために少し遠くへは出るし、その学校の寮に住むことにはなるのだが、1週間(異世界でも日本と同じ様な制度があった)に1度は帰省するんだから大げさすぎる……
「大丈夫ですよ、お父さん。お母さん。頻繁に戻ってきますから」
両親の頭をポンポンとなで、慰めている子供の姿がそこにはあった。俺のことだ。
「本当に気を付けてね……」
「はい!」
俺は大声でそう返事をすると、両親も少しは安心したのか涙を拭い、支度をして家の外へと出て、村の広場へと向かった。
すると、そこには4人の子供達と、その子供の両親達と思わしき姿があった。
「あ、デレスさん来ましたか!」
両親の名字を呼ぶ、軽いウェーブのかかった茶髪の女性。
「すみません! 少し遅れてしまいました」
「いえいえ、私達もさっき集まったところですから大丈夫ですよ」
どうやらこの人も、今日学校へと赴く子供の親なのだろう。
その後少しの雑談が交わされ、今日学校へと赴く子供達と顔合わせをすることになった。
「ドロズです。よろしくお願いします」
ペコッとお辞儀をし、我ながら3歳児にしてはとても丁寧な挨拶をする。
「おう!よろしくな!」
元気よく返事をした、剃り上げた黒髪で年齢にしては高身長でいかにも活発そうな少年が『ゴーン・ジーズ』。
「よ、よろしくお願いします」
弱々しく返事をした、黒髪のセミロングで、気弱そうな少女が『シリス・カローラ』。
「よろしくね!」
朗らかに返事をした、金髪で短髪の少女が『タレーラ・ジリス』。
「よろしくお願いしますね」
少し上品な感じで返事をした、銀髪で長髪の大人びた少女が『リーナ・ヤラナ』。
見事なまでに三者三様。というか五者五様。
ああ、本当に学校生活が楽しみだ。
そして俺達5人は馬車へ積荷をし、座席へと腰を下ろした。
備え付けの窓からは、俺達の門出を手を振って祝う親達の姿と、号泣している俺の両親の姿が……
そんな光景を脇目に、バシン! という鞭のしなる音と共に馬車が走り出した。
小石に当たるたびにガタンガタンという子気味いい音を出しながら、目的地へ向けて颯爽と駆け抜ける。
馬車に乗ったことなんて今まで無かったから、何もかもが新鮮だ。
そんな中、他の子供達を見ると、面白いくらいにそれぞれ違った反応を見せた。
ゴーンとタレーラの2人は当初の予想通り活発的で好奇心旺盛な子で、目を輝かせながら外の景色を眺めていた。
リーナはそんな2人を気にもせず、隅の方で読書に勤しんでいた。本当に大人びている子だ。
一方でシリスは慣れない環境に怖がっているのか、リーナとは反対側の隅の方でガタガタと震えていた。
「ようシリス。大丈夫か?」
すると、俺は無意識にシリスへと声をかけていた。うん、無意識だよ。決して下心などではない。ケッシテ。
「う、うん……ちょっとだけ緊張しちゃって……」
上目遣いでそう言うシリス。俺がロリコンでなくて本当によかったよ。ホントウニ……
「大丈夫! 俺が付いているからさ!」
胸を手でバンと叩いてそう豪語する俺氏。別になんの根拠もない自信だが、女は強い男に惚れるものなのだ(と、かつて本で読んだ)。
「う、うん!」
目をうるうるとさせながらこっくりと返事をするシリス。
なんだかとんでもなく可愛い……
俺の中身は18歳だが、思わず惚れてしまいそうだ……
「それでシリス、将来は何になりたいんだ?」
会話を途切れさせまいと、新たな話題をふった。コミュ障の俺にしては頑張った方よ。
「ええとね、将来は支援魔法というか、その中でも治癒魔法を専攻して、皆んなを癒すお医者さんになりたいな」
可愛らしい声で呟くシリス。
俺はもう既に癒されているよ!
「へぇ、それは偉いな」
そう言ってシリスの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「えへへっ」
すると、嬉しそうにはにかむシリス。なぁ、その笑顔は反則だと思うぞ。
「ど、ドロズくんはなにになりたいの?」
おずおずと聞いてくるシリス。
「んー、そうだな。攻撃魔法をたくさん覚えて、冒険者になりたいな」
「か、カッコイイね! お、応援しているよ!」
「ありがとうな!」
シリスとそんな会話を交わしていると、
「将来の夢か! 俺は剣士になって冒険に出ることだな!」
「その話に私も混ぜて! 私の夢は召喚魔法を覚えて魔獣使いとして冒険に出ることよ!」
どこで聞きつけたのか、ゴーンとタレーラが半ば無理矢理会話に参加してきた。
そんな2人に、シリスは少し萎縮してしまっている。
「へぇー、皆んなも冒険に出たいんだな! シリスは治癒魔法を覚えたいらしいからさ、いつか一緒にパーティを組んで冒険に出ないか?」
そんなシリスに会話に参加するチャンスを与えられるよう、シリスの話題を出した。
「それいいな! シリスも一緒に冒険に行くか!」
「シリスちゃんって治癒魔法を覚えたいんだ!」
「う、うん!」
縮こまっていたシリスも、ゴーンやタレーラに悪意がないと分かったのか、少し警戒心をといたように返事をする。
「リーナは将来の夢とかあるのか!?」
さっきから全然会話に参加してこないリーナに、俺から話を振ってやった。
「は? あんた達には関係ないでしょ」
すると、冷たくあしらわれた……
俺が言うのも何だが、こいつ本当に3歳か? 可愛げがないな……
「なんだこいつ」
「ドロズくん、こんな奴放っておいちゃお」
そんなリーナの反応に、ゴーンやタレーラが憤りを感じ隠さずに言う。
「まぁまぁ、落ち着け。で、リーナ。関係ないじゃないだろう。同期なわけなんだしさ」
そう言って再びリーナに手を差し伸べる。
「はぁ? だから関係ないって言ってるじゃん。放ってほいてよ」
だが、物凄い勢いで拒絶されてしまった……
なんだか、先が思いやられるな……
それでいて、愛読している書物(2歳の誕生日のときに、両親に頼んだものだ)によると、もうまもなく、学校へ入学することになる。因みに、この世界では15歳で成人となり、3歳から6歳までが初等教育、7歳から10歳までが中等教育、11歳から15歳までが高等教育となるらしい。
日本にいた時は、俗に言う陰キャとして退屈な学校生活を送っていたから、新たな可能性の広がる異世界での学校生活には胸が踊るばかりである。
◆
ついにこの日が来た。
俺が学校に入学する日だ。
とは言っても、こんな小さな村には学校などないから、最寄りの都市に赴くこととなる。
なお、この村には俺以外にも3歳児が4人いるらしく、その4人と俺とで馬車で移動することになるから、これからその4人に挨拶をしようと思う。
だが、その前に両親を何とかしなければ……
「ど、ドロスたーん……」
「い、いつでも戻ってきていいんだぞ!」
俺が遠くへ出るからって、両親は心配で号泣しているのだ。普通、こういう時は子供の方が泣いて、親が慰めるんじゃないのか?なんで立場が逆転する……
確かに学校へ行くために少し遠くへは出るし、その学校の寮に住むことにはなるのだが、1週間(異世界でも日本と同じ様な制度があった)に1度は帰省するんだから大げさすぎる……
「大丈夫ですよ、お父さん。お母さん。頻繁に戻ってきますから」
両親の頭をポンポンとなで、慰めている子供の姿がそこにはあった。俺のことだ。
「本当に気を付けてね……」
「はい!」
俺は大声でそう返事をすると、両親も少しは安心したのか涙を拭い、支度をして家の外へと出て、村の広場へと向かった。
すると、そこには4人の子供達と、その子供の両親達と思わしき姿があった。
「あ、デレスさん来ましたか!」
両親の名字を呼ぶ、軽いウェーブのかかった茶髪の女性。
「すみません! 少し遅れてしまいました」
「いえいえ、私達もさっき集まったところですから大丈夫ですよ」
どうやらこの人も、今日学校へと赴く子供の親なのだろう。
その後少しの雑談が交わされ、今日学校へと赴く子供達と顔合わせをすることになった。
「ドロズです。よろしくお願いします」
ペコッとお辞儀をし、我ながら3歳児にしてはとても丁寧な挨拶をする。
「おう!よろしくな!」
元気よく返事をした、剃り上げた黒髪で年齢にしては高身長でいかにも活発そうな少年が『ゴーン・ジーズ』。
「よ、よろしくお願いします」
弱々しく返事をした、黒髪のセミロングで、気弱そうな少女が『シリス・カローラ』。
「よろしくね!」
朗らかに返事をした、金髪で短髪の少女が『タレーラ・ジリス』。
「よろしくお願いしますね」
少し上品な感じで返事をした、銀髪で長髪の大人びた少女が『リーナ・ヤラナ』。
見事なまでに三者三様。というか五者五様。
ああ、本当に学校生活が楽しみだ。
そして俺達5人は馬車へ積荷をし、座席へと腰を下ろした。
備え付けの窓からは、俺達の門出を手を振って祝う親達の姿と、号泣している俺の両親の姿が……
そんな光景を脇目に、バシン! という鞭のしなる音と共に馬車が走り出した。
小石に当たるたびにガタンガタンという子気味いい音を出しながら、目的地へ向けて颯爽と駆け抜ける。
馬車に乗ったことなんて今まで無かったから、何もかもが新鮮だ。
そんな中、他の子供達を見ると、面白いくらいにそれぞれ違った反応を見せた。
ゴーンとタレーラの2人は当初の予想通り活発的で好奇心旺盛な子で、目を輝かせながら外の景色を眺めていた。
リーナはそんな2人を気にもせず、隅の方で読書に勤しんでいた。本当に大人びている子だ。
一方でシリスは慣れない環境に怖がっているのか、リーナとは反対側の隅の方でガタガタと震えていた。
「ようシリス。大丈夫か?」
すると、俺は無意識にシリスへと声をかけていた。うん、無意識だよ。決して下心などではない。ケッシテ。
「う、うん……ちょっとだけ緊張しちゃって……」
上目遣いでそう言うシリス。俺がロリコンでなくて本当によかったよ。ホントウニ……
「大丈夫! 俺が付いているからさ!」
胸を手でバンと叩いてそう豪語する俺氏。別になんの根拠もない自信だが、女は強い男に惚れるものなのだ(と、かつて本で読んだ)。
「う、うん!」
目をうるうるとさせながらこっくりと返事をするシリス。
なんだかとんでもなく可愛い……
俺の中身は18歳だが、思わず惚れてしまいそうだ……
「それでシリス、将来は何になりたいんだ?」
会話を途切れさせまいと、新たな話題をふった。コミュ障の俺にしては頑張った方よ。
「ええとね、将来は支援魔法というか、その中でも治癒魔法を専攻して、皆んなを癒すお医者さんになりたいな」
可愛らしい声で呟くシリス。
俺はもう既に癒されているよ!
「へぇ、それは偉いな」
そう言ってシリスの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「えへへっ」
すると、嬉しそうにはにかむシリス。なぁ、その笑顔は反則だと思うぞ。
「ど、ドロズくんはなにになりたいの?」
おずおずと聞いてくるシリス。
「んー、そうだな。攻撃魔法をたくさん覚えて、冒険者になりたいな」
「か、カッコイイね! お、応援しているよ!」
「ありがとうな!」
シリスとそんな会話を交わしていると、
「将来の夢か! 俺は剣士になって冒険に出ることだな!」
「その話に私も混ぜて! 私の夢は召喚魔法を覚えて魔獣使いとして冒険に出ることよ!」
どこで聞きつけたのか、ゴーンとタレーラが半ば無理矢理会話に参加してきた。
そんな2人に、シリスは少し萎縮してしまっている。
「へぇー、皆んなも冒険に出たいんだな! シリスは治癒魔法を覚えたいらしいからさ、いつか一緒にパーティを組んで冒険に出ないか?」
そんなシリスに会話に参加するチャンスを与えられるよう、シリスの話題を出した。
「それいいな! シリスも一緒に冒険に行くか!」
「シリスちゃんって治癒魔法を覚えたいんだ!」
「う、うん!」
縮こまっていたシリスも、ゴーンやタレーラに悪意がないと分かったのか、少し警戒心をといたように返事をする。
「リーナは将来の夢とかあるのか!?」
さっきから全然会話に参加してこないリーナに、俺から話を振ってやった。
「は? あんた達には関係ないでしょ」
すると、冷たくあしらわれた……
俺が言うのも何だが、こいつ本当に3歳か? 可愛げがないな……
「なんだこいつ」
「ドロズくん、こんな奴放っておいちゃお」
そんなリーナの反応に、ゴーンやタレーラが憤りを感じ隠さずに言う。
「まぁまぁ、落ち着け。で、リーナ。関係ないじゃないだろう。同期なわけなんだしさ」
そう言って再びリーナに手を差し伸べる。
「はぁ? だから関係ないって言ってるじゃん。放ってほいてよ」
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