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第16話 幼馴染を拾っちゃおう
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私は、山本 里奈(ヤマモト リナ)
高校デビューに失敗してボッチになった女
-------------------------------------------------
ママは日本人で、パパがイギリス人のハーフ。
髪の毛の色は、小さい頃はパパと同じような濃いめの金色だったんだけど
大きくなったら色が黒くなってしまい
ちょっと明るいかな? 程度の色合いになってしまった。
私は、小学校まではこの街に住んでいたんだけど
ママが離婚してしまって、その後はママの実家に行っていた。
中学生3年生になる頃に、
ママが再婚する事になってまたこの街にやってきたと言うわけ。
私は、新しいお義父さんのことは嫌いじゃないけれど、好きでもない。
でも、再婚したママはこのままパパの事を忘れてしまうのかな?
と言うのがどうしても気になって
パパと同じくらいの髪の毛の色になるようにブリーチする事にした。
ママは最初、複雑な顔をしていたが、
『リナは小さい時はそれくらいの色だったんだから。好きにしたら良いよ』
と言ってくれた。実際、北欧の人でも、
親よりも髪の毛が黒くなってしまった人が気にして、
ブリーチする事はよくあるらしい。だから世界的にみれば特別な事でもない。
両親の再婚を機に、高校はもともと住んでた街に戻ったんだけど
そうすると、中学の時に友達だった人は誰もいないし、
通ってる学校は校則で過度に髪の毛を染めてはならない事になっているのに
金髪になっている私は浮いていた。
だから、最初にクラスメイトに聞かれたのは
『なんで、染めてんの? それ校則違反じゃね?』
だった。その時はパパの事でモヤモヤしてたので、
髪の毛のことで、何もしらない他人に何かを言われたくなかった。
『うっさい。これ地毛だから。絡んでくんな』
と言ってしまった……言って、
からやってしまった! とは思ったんだけど。。。
その時の私はそれを撤回する気分にはなれなかった。
だから私は、クラスの中でボッチになった。
さすがに学校の先生には、私がパパと写ってる昔の写真を
見せて髪の毛の色に納得してもらっているが、興味本意の人になんて見せたく無い。
から、今更、弁明をする必要も感じない。
しかしクラスには、小学校の時に友達だった
虎杖君と、サオリちゃんが居た。
私が高校デビューに失敗している傍で、久々に見るサオリちゃんは成功した様だ。
しかし、向こうは全く気づいてないようだった。
いつ気づくのかなぁと思いつつも
自分から家庭の事情を説明するのも気が進まないと思って居た頃、
虎杖君が隣の席になった。
でも、彼はまだ気づかない。
サオリちゃんは、虎杖君と新しい友達に構うので忙しそうだし
すでにやらかして、クラスでボッチになってる私に話しかけては来ない。
でも、それがある日変わってしまった
虎杖君とサオリちゃんが、急によそよそしくなった。。。
噂話によると、虎杖君がサオリちゃんに告白して振られたようだ。
私は最初、信じられなかった。
だって小学校の時から、ずっと仲良しでそのまま高校生になったんだ。
見る限り、サオリちゃんは虎杖が好きだ。依存していると言っても良い。
そして思いついてしまったんだ。
『あれ? 今なら私は自然にまた友達になれるし、それ以上になれるチャンスあるじゃない?』
今までは、サオリちゃんがなにかと側にいたから、
カッコよくなった虎杖君には誰も声をかけてなかった。
そりゃそうだ。昔から、それこそ小学生の頃から激しく縄張りを主張しているんだ。
手を出せばめんどくさい事になるのは目に見えてる。
しかしいまは、虎杖君たちが私が昔友達だった
里奈だとは気づいてないと言う面白い状況なんだ
最近、ハマってるラノベやエロゲでは
男の子はギャップ萌えに弱いって言ってた。
それでいい感じにからかってやろう……そんな計画を立てて
ある日声をかけた。
----------------------------------------------------
『ねぇ。最近、サオリちゃんとあんま話してないみたいだけど。なんかあった?』
と声をかけたが、彼は私のことをほとんど認識してなかったようだ。
私の事を正面から見て、びっくりしている。
え。ちょっとどう言うこと?
私。普通に可愛いと思うんだけど? 存在感ないの?
どんだけサオリちゃんしか見てないんだよっ。
ちょっとイラっと来た私は、ついつい強い口調で言ってしまった。
『いや、無視すんなって』
でも、彼は特に気にした様子もなく
『あ、ごめん。ちょうどその事考えててさ』
『ふーん? 喧嘩でもしたの?』
知ってるけどね? 噂になってるよ?
そして話の流れで
『そうかなぁ?・・・・それじゃカラオケ行かない?』
『じゃぁ、とりあえずマック行って、そこで話してから問題なければカラオケ行く。でいい?』
そんな事を立て続けに言って誘ってしまった。
だって、サオリちゃんを出し抜けるチャンスなんてもうないかもしれない。
さらにマックでは、
『私を嘘カノにしませんか?』
だなんて言ってしまった。これで本当に付き合えちゃってもいいし。
いった君とサオリちゃんが寄りを戻してもいいんだ。
その時は、そう思っていたんだけど。
一度やり始めると本当の彼氏になってくれないかなぁ
もし彼女になれたらなんて考えちゃう。
だって今の私ボッチだし。
家に帰っても新しいお義父さんに対して、
どう向き合えばいいのかわかんないんだから。
----------------------------------------------------
色々思い返してしまったけれど、
私は、これからもいった君に構ってもらいたい。
サオリちゃんといった君の距離が離れている今がチャンスだ。
だから私は、いった君の家に言って、また想いを伝えるんだ。
そうして私は、いった君の家まえやってきた。。。
小学校の時には、来た事はあるけれど。
今は一人暮らしで、サオリちゃんは、多分いない。
二日連続で泊まるなんてことはないはず。。。
玄関のチャイムを鳴らさないと。。。。
フー、、、フー、ヒー。
よし押すよ。
ピンポーン、、、、
昔とは違うんだ。男の子の家で二人になるんだ。。。
そう思ったら、ドキドキして来た。。。
玄関に向かって来てる音がする。。。
ガチャ・・・
いった君は驚いた顔をしている。
よしここで言う事は
「来ちゃった♪」
これだね!
----------------------------------------------------
あとがき
続きが気になると言う方は是非
お気に入り登録をお願いいたします!
高校デビューに失敗してボッチになった女
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ママは日本人で、パパがイギリス人のハーフ。
髪の毛の色は、小さい頃はパパと同じような濃いめの金色だったんだけど
大きくなったら色が黒くなってしまい
ちょっと明るいかな? 程度の色合いになってしまった。
私は、小学校まではこの街に住んでいたんだけど
ママが離婚してしまって、その後はママの実家に行っていた。
中学生3年生になる頃に、
ママが再婚する事になってまたこの街にやってきたと言うわけ。
私は、新しいお義父さんのことは嫌いじゃないけれど、好きでもない。
でも、再婚したママはこのままパパの事を忘れてしまうのかな?
と言うのがどうしても気になって
パパと同じくらいの髪の毛の色になるようにブリーチする事にした。
ママは最初、複雑な顔をしていたが、
『リナは小さい時はそれくらいの色だったんだから。好きにしたら良いよ』
と言ってくれた。実際、北欧の人でも、
親よりも髪の毛が黒くなってしまった人が気にして、
ブリーチする事はよくあるらしい。だから世界的にみれば特別な事でもない。
両親の再婚を機に、高校はもともと住んでた街に戻ったんだけど
そうすると、中学の時に友達だった人は誰もいないし、
通ってる学校は校則で過度に髪の毛を染めてはならない事になっているのに
金髪になっている私は浮いていた。
だから、最初にクラスメイトに聞かれたのは
『なんで、染めてんの? それ校則違反じゃね?』
だった。その時はパパの事でモヤモヤしてたので、
髪の毛のことで、何もしらない他人に何かを言われたくなかった。
『うっさい。これ地毛だから。絡んでくんな』
と言ってしまった……言って、
からやってしまった! とは思ったんだけど。。。
その時の私はそれを撤回する気分にはなれなかった。
だから私は、クラスの中でボッチになった。
さすがに学校の先生には、私がパパと写ってる昔の写真を
見せて髪の毛の色に納得してもらっているが、興味本意の人になんて見せたく無い。
から、今更、弁明をする必要も感じない。
しかしクラスには、小学校の時に友達だった
虎杖君と、サオリちゃんが居た。
私が高校デビューに失敗している傍で、久々に見るサオリちゃんは成功した様だ。
しかし、向こうは全く気づいてないようだった。
いつ気づくのかなぁと思いつつも
自分から家庭の事情を説明するのも気が進まないと思って居た頃、
虎杖君が隣の席になった。
でも、彼はまだ気づかない。
サオリちゃんは、虎杖君と新しい友達に構うので忙しそうだし
すでにやらかして、クラスでボッチになってる私に話しかけては来ない。
でも、それがある日変わってしまった
虎杖君とサオリちゃんが、急によそよそしくなった。。。
噂話によると、虎杖君がサオリちゃんに告白して振られたようだ。
私は最初、信じられなかった。
だって小学校の時から、ずっと仲良しでそのまま高校生になったんだ。
見る限り、サオリちゃんは虎杖が好きだ。依存していると言っても良い。
そして思いついてしまったんだ。
『あれ? 今なら私は自然にまた友達になれるし、それ以上になれるチャンスあるじゃない?』
今までは、サオリちゃんがなにかと側にいたから、
カッコよくなった虎杖君には誰も声をかけてなかった。
そりゃそうだ。昔から、それこそ小学生の頃から激しく縄張りを主張しているんだ。
手を出せばめんどくさい事になるのは目に見えてる。
しかしいまは、虎杖君たちが私が昔友達だった
里奈だとは気づいてないと言う面白い状況なんだ
最近、ハマってるラノベやエロゲでは
男の子はギャップ萌えに弱いって言ってた。
それでいい感じにからかってやろう……そんな計画を立てて
ある日声をかけた。
----------------------------------------------------
『ねぇ。最近、サオリちゃんとあんま話してないみたいだけど。なんかあった?』
と声をかけたが、彼は私のことをほとんど認識してなかったようだ。
私の事を正面から見て、びっくりしている。
え。ちょっとどう言うこと?
私。普通に可愛いと思うんだけど? 存在感ないの?
どんだけサオリちゃんしか見てないんだよっ。
ちょっとイラっと来た私は、ついつい強い口調で言ってしまった。
『いや、無視すんなって』
でも、彼は特に気にした様子もなく
『あ、ごめん。ちょうどその事考えててさ』
『ふーん? 喧嘩でもしたの?』
知ってるけどね? 噂になってるよ?
そして話の流れで
『そうかなぁ?・・・・それじゃカラオケ行かない?』
『じゃぁ、とりあえずマック行って、そこで話してから問題なければカラオケ行く。でいい?』
そんな事を立て続けに言って誘ってしまった。
だって、サオリちゃんを出し抜けるチャンスなんてもうないかもしれない。
さらにマックでは、
『私を嘘カノにしませんか?』
だなんて言ってしまった。これで本当に付き合えちゃってもいいし。
いった君とサオリちゃんが寄りを戻してもいいんだ。
その時は、そう思っていたんだけど。
一度やり始めると本当の彼氏になってくれないかなぁ
もし彼女になれたらなんて考えちゃう。
だって今の私ボッチだし。
家に帰っても新しいお義父さんに対して、
どう向き合えばいいのかわかんないんだから。
----------------------------------------------------
色々思い返してしまったけれど、
私は、これからもいった君に構ってもらいたい。
サオリちゃんといった君の距離が離れている今がチャンスだ。
だから私は、いった君の家に言って、また想いを伝えるんだ。
そうして私は、いった君の家まえやってきた。。。
小学校の時には、来た事はあるけれど。
今は一人暮らしで、サオリちゃんは、多分いない。
二日連続で泊まるなんてことはないはず。。。
玄関のチャイムを鳴らさないと。。。。
フー、、、フー、ヒー。
よし押すよ。
ピンポーン、、、、
昔とは違うんだ。男の子の家で二人になるんだ。。。
そう思ったら、ドキドキして来た。。。
玄関に向かって来てる音がする。。。
ガチャ・・・
いった君は驚いた顔をしている。
よしここで言う事は
「来ちゃった♪」
これだね!
----------------------------------------------------
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