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第13話 争いからはなにも産まれない
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「今日は一緒にサイゼ行くって事でオケ?」
「「オケ」」
----------------------------------------------------
放課後、女の娘二人が楽しそうに話している中、サイゼへと向かう俺。
しかし、何かがおかしい、状況的には可愛い女の子に囲まれてて
リア充してる筈なのに全然嬉しくない。
どうしてこうなってる?
ねぇ。なんでサオリさんは、俺が昔やらかした失敗話とか、
臭かった時の話して楽しいそうに笑ってんの?
『昨日も、洗濯物臭くなってたからからもう一度洗ったんだよ。そうしないとそのまま干してもっと臭くなるんだよ』
とか。
それ聞いてリナさんも
『マジで? 流石ありえないわー』
なんて言ってる。
「そろそろ、俺の話するの止めない? 面白くないよね?」(主に俺が)
「「え。超面白いんだけど(ですけど)」」
そうですか・・・・。
「そういや、最近いっくんさ。ちょっと脇が臭い事があるんだよね」
ははぁ?? マジで??? 嘘っ? 思わず脇を触ってしまう。
でも、自分ではよくわからん。
「あ、私もたまに感じた事ある。体育の後とか」
えぇぇぇぇ。。。。。。そんな事思われてたの。
「それマジ?」
「「マジマジ」」
えー。どうしたらいいだ・・・助けてググる先生!!
まさか、、、か、、、加齢臭、、、加齢臭とか言う奴なんですかぁ!?
----------------------------------------------------
俺があまりの衝撃を受けている間にサイゼに着いた。
女の娘に臭い臭いって言われるのマジキツイわ。
サオリだけでなくて、まともに話した事無かった
隣の席の娘にも思われてた、だなんて相当だぞ・・・・・。
なんとかしないと。
というかなんで、さっきからサオリは俺の悪口を話し続けてるんだ。
ちょっとは良いところ言ってくれよ。
サイゼの店員に案内され、席について注文をし始める。
案内してくれた男性店員からは、可愛い女の子の二人連れとは
羨ましいなこの野郎っていう視線が俺に送られたが、それは勘違いだ。
3Pではなくて2Pで俺がボコられてるだけだ。
「それじゃ注文は・・・なんだっけ? ドリアとエスカルゴ?」
おぼろげながら、今回目的の一つだった写真を撮るための料理を挙げる。
「だったかな? あとドリンクバーお願い」
「んー。私はとりあえずパスタで」
「俺、ラザニア注文したい。シェアしようぜ」
「じゃ、それで」
俺たちは思い思いの物を注文用紙に書いて、店員さんにわたした。
さて、ドリンクバー取ってくるかと考えてるとサオリが
「じゃ、アタシ、ドリンクバー取ってくるよ。二人は何飲む?」
「とりあえずコーラ。ダイエットコーラがあればそれで」
「私は、スプライトで」
「オッケー、行ってくるね」
ありがとうサオリ、と思ってフリフリ揺れてるお尻を見送る。
あれは良いものだ。おっぱいも好きだが、お尻も好きなんだ。
「学校でリナに聞きそびれてたんだけどさ」
「ん? なに?」
「結局、なんでSNSに写真アップしたんだ? 顔隠してたけど、わざわざアップする必要ないよね?」
「あー。それねー。いった君とまた友達になれたのが嬉しくてさ。それをパパにもどこかで知って貰えないかなって」
「また? ってなんだ? 俺、リナみたいな金髪の子と知り合ったことないぞ?」
「ヒントは初登場時に言ってるよ。具体的には3話で♪」
「なんだその言い方・・・・・・あれか? 地毛だとか言ってたけど、実は髪の毛ブリーチしてるって話?」
「そうそう、ということは?」
「前に会った時は黒に近かった。と?」
正解♪ と言って、スマフォを取り出して、写真を俺に見せてきた。
小さい頃のリナらしいが、髪の毛が今と違って大分、黒く見える。
顔立ちも、、、多少面影がある程度だ。目の前の娘は大きくなってるし
化粧もしてる。からパッと見ではわからない。
よく同窓会で、『あー! 小学校で一緒のクラスだった何々ちゃんだ!』
ってすぐ分かるような話があるが、ノーヒントで分かるとは思えない。
女は化粧をすると化けるんだ。俺は知っている。
具体的には俺の幼馴染(サオリ)でだ。
「あー。。小学校の時に友達だった里奈ちゃん? でも・・・苗字違くない?」
サオリが三人文のドリンク持って戻ってきた。
「何話してんの? 楽しそうね?」
「今、リナが里奈ちゃんだったことをリナと話してた」
「・・・・目の前の男が何を言ってるのかわからない件。詳しくもう一度」
つい、リナを連呼して語彙力が低下してしまった。。。。。
「髪の毛の色変わってるけどさ。小学校の時に友達だった里奈ちゃんだよ。覚えてない?」
「あぁ! サイゼにくる時に話してて、なんか既視感を覚えてたんだよね。そっか、里奈ちゃんだったんだ。でも今はリナちゃん苗字違うよね?」
「中学校の時にママが再婚してね。それで苗字が変わったんだ」
全然気づかなかったなぁ。リナも高校デビューしてたのか・・・・
あれ? でもおかしいな?
「そっか、リナも高校デビューしてたんだ・・・でもさ、自分の事をボッチって言ってなかった?」
「それな! いやこの髪の毛じゃん? それでなんか他の娘から絡まれて。つい。ね?」
何言ったらそうなるんだよ。。。
「『うっさい。これ地毛だから。絡んでくんな』って言っちゃった♪」
テへ顔をしてリナがそう言った。。。
うん。それはボッチになるね!
久々に会った幼馴染(リナ)は高校デビューに失敗してしまっていた。
つづく
----------------------------------------------------
あとがき
続きが気になると言う方は是非
フォロー、☆、♡をお願いいたします!
「「オケ」」
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放課後、女の娘二人が楽しそうに話している中、サイゼへと向かう俺。
しかし、何かがおかしい、状況的には可愛い女の子に囲まれてて
リア充してる筈なのに全然嬉しくない。
どうしてこうなってる?
ねぇ。なんでサオリさんは、俺が昔やらかした失敗話とか、
臭かった時の話して楽しいそうに笑ってんの?
『昨日も、洗濯物臭くなってたからからもう一度洗ったんだよ。そうしないとそのまま干してもっと臭くなるんだよ』
とか。
それ聞いてリナさんも
『マジで? 流石ありえないわー』
なんて言ってる。
「そろそろ、俺の話するの止めない? 面白くないよね?」(主に俺が)
「「え。超面白いんだけど(ですけど)」」
そうですか・・・・。
「そういや、最近いっくんさ。ちょっと脇が臭い事があるんだよね」
ははぁ?? マジで??? 嘘っ? 思わず脇を触ってしまう。
でも、自分ではよくわからん。
「あ、私もたまに感じた事ある。体育の後とか」
えぇぇぇぇ。。。。。。そんな事思われてたの。
「それマジ?」
「「マジマジ」」
えー。どうしたらいいだ・・・助けてググる先生!!
まさか、、、か、、、加齢臭、、、加齢臭とか言う奴なんですかぁ!?
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俺があまりの衝撃を受けている間にサイゼに着いた。
女の娘に臭い臭いって言われるのマジキツイわ。
サオリだけでなくて、まともに話した事無かった
隣の席の娘にも思われてた、だなんて相当だぞ・・・・・。
なんとかしないと。
というかなんで、さっきからサオリは俺の悪口を話し続けてるんだ。
ちょっとは良いところ言ってくれよ。
サイゼの店員に案内され、席について注文をし始める。
案内してくれた男性店員からは、可愛い女の子の二人連れとは
羨ましいなこの野郎っていう視線が俺に送られたが、それは勘違いだ。
3Pではなくて2Pで俺がボコられてるだけだ。
「それじゃ注文は・・・なんだっけ? ドリアとエスカルゴ?」
おぼろげながら、今回目的の一つだった写真を撮るための料理を挙げる。
「だったかな? あとドリンクバーお願い」
「んー。私はとりあえずパスタで」
「俺、ラザニア注文したい。シェアしようぜ」
「じゃ、それで」
俺たちは思い思いの物を注文用紙に書いて、店員さんにわたした。
さて、ドリンクバー取ってくるかと考えてるとサオリが
「じゃ、アタシ、ドリンクバー取ってくるよ。二人は何飲む?」
「とりあえずコーラ。ダイエットコーラがあればそれで」
「私は、スプライトで」
「オッケー、行ってくるね」
ありがとうサオリ、と思ってフリフリ揺れてるお尻を見送る。
あれは良いものだ。おっぱいも好きだが、お尻も好きなんだ。
「学校でリナに聞きそびれてたんだけどさ」
「ん? なに?」
「結局、なんでSNSに写真アップしたんだ? 顔隠してたけど、わざわざアップする必要ないよね?」
「あー。それねー。いった君とまた友達になれたのが嬉しくてさ。それをパパにもどこかで知って貰えないかなって」
「また? ってなんだ? 俺、リナみたいな金髪の子と知り合ったことないぞ?」
「ヒントは初登場時に言ってるよ。具体的には3話で♪」
「なんだその言い方・・・・・・あれか? 地毛だとか言ってたけど、実は髪の毛ブリーチしてるって話?」
「そうそう、ということは?」
「前に会った時は黒に近かった。と?」
正解♪ と言って、スマフォを取り出して、写真を俺に見せてきた。
小さい頃のリナらしいが、髪の毛が今と違って大分、黒く見える。
顔立ちも、、、多少面影がある程度だ。目の前の娘は大きくなってるし
化粧もしてる。からパッと見ではわからない。
よく同窓会で、『あー! 小学校で一緒のクラスだった何々ちゃんだ!』
ってすぐ分かるような話があるが、ノーヒントで分かるとは思えない。
女は化粧をすると化けるんだ。俺は知っている。
具体的には俺の幼馴染(サオリ)でだ。
「あー。。小学校の時に友達だった里奈ちゃん? でも・・・苗字違くない?」
サオリが三人文のドリンク持って戻ってきた。
「何話してんの? 楽しそうね?」
「今、リナが里奈ちゃんだったことをリナと話してた」
「・・・・目の前の男が何を言ってるのかわからない件。詳しくもう一度」
つい、リナを連呼して語彙力が低下してしまった。。。。。
「髪の毛の色変わってるけどさ。小学校の時に友達だった里奈ちゃんだよ。覚えてない?」
「あぁ! サイゼにくる時に話してて、なんか既視感を覚えてたんだよね。そっか、里奈ちゃんだったんだ。でも今はリナちゃん苗字違うよね?」
「中学校の時にママが再婚してね。それで苗字が変わったんだ」
全然気づかなかったなぁ。リナも高校デビューしてたのか・・・・
あれ? でもおかしいな?
「そっか、リナも高校デビューしてたんだ・・・でもさ、自分の事をボッチって言ってなかった?」
「それな! いやこの髪の毛じゃん? それでなんか他の娘から絡まれて。つい。ね?」
何言ったらそうなるんだよ。。。
「『うっさい。これ地毛だから。絡んでくんな』って言っちゃった♪」
テへ顔をしてリナがそう言った。。。
うん。それはボッチになるね!
久々に会った幼馴染(リナ)は高校デビューに失敗してしまっていた。
つづく
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あとがき
続きが気になると言う方は是非
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