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4.プロテア防衛戦
77.〜VRMMOで一人のプレイヤーの人生が変わるまで〜
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「答辞。春の訪れを感じるこの良き日に、私達3年生一同は無事に卒業式を迎えることができました。校長先生をはじめ、先生方、ご来賓の方々、保護者の皆さま。本日は私たちの為にありがとうございます」
何とか捻り出した読み始めを良い終わり一呼吸入れる。
「私は地元から逃げる為に、遠く離れた学校の入学を決めました。そんな私はこの3年間、学校生活の中で何も成し遂げられずに日々を過ごしてしまいました。好きな事だけをして、学業にも身が入らず、学友との思い出も数えるくらいしか思い浮かびません。そんな私が大事な卒業式の挨拶をすると言う事に、卒業生の皆には申し訳ないです」
「ですが…」
「高校最後の数週間で、私は大きな転機を迎えました。その変化に私自身まだ戸惑っているのですが、やっとこの先を歩んでいく目標を見つけた気がします。何も残せなかったこの3年前ですが、3年後…最後にようやく目標を見つけて卒業を迎えることが出来ました。私は人生の最後まで、この学校で過ごした三年間を生涯忘れる事は無いでしょう。この三年間は私に必要な休息時間であったのだと、今なら思えます」
「卒業生の中には、まだ自分の人生をどのように歩んでいくか決められていない人も多いと思います。ですが、人生を歩んでいくうちに、必ず大事な何かが見つかるはずです。もし…見つからずに道を踏み外しそうになっても、どうか私のように全てを諦めるような事にはならないで下さい。そしてぼんやりと薄くても、何かを見つけたら決して諦めずに手にしてください」
「最後に…」
この場で言うべき事では無いと、一瞬躊躇うが…。
「……ここで言うべきでは無いのですが、この三年間心配させてしまった両親にこの場で謝罪をさせて下さい。…本当に心配させてごめん。でもオレやるべきことを見つけたから。もう大丈夫」
両親の方を見ると父親の表情は変わらず。母親は泣いている様子だった。
「この学校の今後の発展を心からお祈りし、卒業生を代表して答辞とさせていただきます。卒業生代表 上野 樹」
オレは礼をして壇上を降りる。
暫く体育館は静まりかえっていたが、オレが壇上を降りた頃拍手が鳴り響いた。
その拍手は例年よりも長く続き、司会が止めるまで鳴り止む事はなかった……。
------
その後、無事に卒業式は終わり教室へと戻る。
鈴さんがオレの答辞を冷かしに来たが、オレの心は妙に晴々としていて、どんな事でも許せる気分だった。
先生の解散を合図に、皆に捕まる前に教室を出て校門へと向かった。
校門には腕を組みオレを待つ父親と、まだ泣いている母親の姿。
オレは両親の前に着くと同時に90度でお辞儀し口を開く。
「親父今まで本当にごめん!あの時はオレが悪かったと思ってる!許してくれ!」
その直後お辞儀をしたオレの後頭部に強い衝撃がはしる。…三年振りの親父の拳だ。
格闘技をやっているだけあり、本気なら気絶してもおかしくない威力を持っているのだが、流石に加減したようだ。
でもその威力の高さにオレは膝をつきそうになった。
「馬鹿やろう!卒業式であんな事を言うヤツがいるか!お前だけの卒業式じゃねえんだぞ!」
父親が鬼のような形相で怒鳴ってくる。一方の母親はそれを見てうろたえている。
オレは後頭部を抑えながら、父親と顔を向き合う。
すると父親はオレから目をそらしながら会話を続ける。
「……日本政府のお偉いさんから話は聞いた。…決めたんだろ?今度は少し躓いた位で諦めるんじゃねえぞ、樹」
「あぁ。今度は絶対に諦めたり、逃げたりしないから」
父親はオレの顔を少しだけ見つめた後、背を向けて歩き出す。
「母さん、帰るぞ」
父親はそう言いながら校門の外へと歩いていく。
そんなら父親の様子を見ながら、母親がオレの元に近づいて来る。
「樹。私はあの答辞嬉しかったよ。この3年間本当に心配したんだからね。父さんもあの様子だけど、樹に久々に会えるって今日の卒業式を楽しみにしてたんだから。ふふっ、この数日間の様子を見せてあげたかったわ」
母親は話を続ける。
「私は離れて寂しいけど、樹が決めたことを尊重するわ。ただ一度帰ってきなさい。皐月も樹が有名になって戸惑ってたわよ」
「あー…」
皐月というのはオレの2つ下の妹で、格闘技をしている。
どうやらオレよりも才能が有るようで、大会に出るたびに優勝しているらしい。
この三年間格闘技から離れていたオレよりも、もしかすると強いかもしれない。
「分かったよ。4月になるまでに一回帰る。親父にも皐月にも言っておいて」
「はいよ。新幹線代は大丈夫なのかい?」
「今はそこそこ余裕あるから、心配しないでくれ」
「分かったよ。何時来るか決まったら連絡してね」
そう言うと、母親は離れていた親父を追いかけて行った。
喧嘩別れしたと言っても、この三年間の学費や生活費を、両親は仕送りしてくれた。オレは意固地になって親を悪く思っていただけで、素直になった今では感謝しかない。
「…こんなオレを見捨てないでくれてありがとう」
オレは誰にも聞こえないような小声で、そう呟いた。
------
そして卒業後の進路について。オレはプロゲーマーとして生活する事を辞め、急遽進学することになった。
それは間宮防衛大臣からの提案で……。
(!?)
気がついた時には既に卒業生達に囲まれていた。
(やばいッッ!!囲まれた…!!)
結局オレはそのまま写真やサインを求める人の波に飲まれ、人の列が無くなった頃には夕方になっていた。
何故か卒業生だけでなく一般の人も混ざっていて、そこに在校生も混ざるもんだからお祭り状態。
先生達も落ち着かせようと頑張ったが、途中で諦めて行列の誘導に回っていた。
先生達本当にありがとう。うん。
------
さて…オレはRDOというVRMMOをプレイした事が切っ掛けで、人生の大きな転換期を迎える事になった。
でもRDOでは戦いが始まったばかりで、今後どうなっていくかは分からない。ただオレに役立てる事があるのであれば、今まで通りに喜んで協力していくつもりだ。
「オレはもうRDOを始める前の上野 樹では無い。生まれ変わったネオ上野 樹だ!」
はあ…疲れて変なテンションになってるわ。
------
VRMMOで一人のプレイヤーの人生が変わるまで。
ここでひと段落ですが、まだ続きます!
引き続きよろしくお願いします。
何とか捻り出した読み始めを良い終わり一呼吸入れる。
「私は地元から逃げる為に、遠く離れた学校の入学を決めました。そんな私はこの3年間、学校生活の中で何も成し遂げられずに日々を過ごしてしまいました。好きな事だけをして、学業にも身が入らず、学友との思い出も数えるくらいしか思い浮かびません。そんな私が大事な卒業式の挨拶をすると言う事に、卒業生の皆には申し訳ないです」
「ですが…」
「高校最後の数週間で、私は大きな転機を迎えました。その変化に私自身まだ戸惑っているのですが、やっとこの先を歩んでいく目標を見つけた気がします。何も残せなかったこの3年前ですが、3年後…最後にようやく目標を見つけて卒業を迎えることが出来ました。私は人生の最後まで、この学校で過ごした三年間を生涯忘れる事は無いでしょう。この三年間は私に必要な休息時間であったのだと、今なら思えます」
「卒業生の中には、まだ自分の人生をどのように歩んでいくか決められていない人も多いと思います。ですが、人生を歩んでいくうちに、必ず大事な何かが見つかるはずです。もし…見つからずに道を踏み外しそうになっても、どうか私のように全てを諦めるような事にはならないで下さい。そしてぼんやりと薄くても、何かを見つけたら決して諦めずに手にしてください」
「最後に…」
この場で言うべき事では無いと、一瞬躊躇うが…。
「……ここで言うべきでは無いのですが、この三年間心配させてしまった両親にこの場で謝罪をさせて下さい。…本当に心配させてごめん。でもオレやるべきことを見つけたから。もう大丈夫」
両親の方を見ると父親の表情は変わらず。母親は泣いている様子だった。
「この学校の今後の発展を心からお祈りし、卒業生を代表して答辞とさせていただきます。卒業生代表 上野 樹」
オレは礼をして壇上を降りる。
暫く体育館は静まりかえっていたが、オレが壇上を降りた頃拍手が鳴り響いた。
その拍手は例年よりも長く続き、司会が止めるまで鳴り止む事はなかった……。
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その後、無事に卒業式は終わり教室へと戻る。
鈴さんがオレの答辞を冷かしに来たが、オレの心は妙に晴々としていて、どんな事でも許せる気分だった。
先生の解散を合図に、皆に捕まる前に教室を出て校門へと向かった。
校門には腕を組みオレを待つ父親と、まだ泣いている母親の姿。
オレは両親の前に着くと同時に90度でお辞儀し口を開く。
「親父今まで本当にごめん!あの時はオレが悪かったと思ってる!許してくれ!」
その直後お辞儀をしたオレの後頭部に強い衝撃がはしる。…三年振りの親父の拳だ。
格闘技をやっているだけあり、本気なら気絶してもおかしくない威力を持っているのだが、流石に加減したようだ。
でもその威力の高さにオレは膝をつきそうになった。
「馬鹿やろう!卒業式であんな事を言うヤツがいるか!お前だけの卒業式じゃねえんだぞ!」
父親が鬼のような形相で怒鳴ってくる。一方の母親はそれを見てうろたえている。
オレは後頭部を抑えながら、父親と顔を向き合う。
すると父親はオレから目をそらしながら会話を続ける。
「……日本政府のお偉いさんから話は聞いた。…決めたんだろ?今度は少し躓いた位で諦めるんじゃねえぞ、樹」
「あぁ。今度は絶対に諦めたり、逃げたりしないから」
父親はオレの顔を少しだけ見つめた後、背を向けて歩き出す。
「母さん、帰るぞ」
父親はそう言いながら校門の外へと歩いていく。
そんなら父親の様子を見ながら、母親がオレの元に近づいて来る。
「樹。私はあの答辞嬉しかったよ。この3年間本当に心配したんだからね。父さんもあの様子だけど、樹に久々に会えるって今日の卒業式を楽しみにしてたんだから。ふふっ、この数日間の様子を見せてあげたかったわ」
母親は話を続ける。
「私は離れて寂しいけど、樹が決めたことを尊重するわ。ただ一度帰ってきなさい。皐月も樹が有名になって戸惑ってたわよ」
「あー…」
皐月というのはオレの2つ下の妹で、格闘技をしている。
どうやらオレよりも才能が有るようで、大会に出るたびに優勝しているらしい。
この三年間格闘技から離れていたオレよりも、もしかすると強いかもしれない。
「分かったよ。4月になるまでに一回帰る。親父にも皐月にも言っておいて」
「はいよ。新幹線代は大丈夫なのかい?」
「今はそこそこ余裕あるから、心配しないでくれ」
「分かったよ。何時来るか決まったら連絡してね」
そう言うと、母親は離れていた親父を追いかけて行った。
喧嘩別れしたと言っても、この三年間の学費や生活費を、両親は仕送りしてくれた。オレは意固地になって親を悪く思っていただけで、素直になった今では感謝しかない。
「…こんなオレを見捨てないでくれてありがとう」
オレは誰にも聞こえないような小声で、そう呟いた。
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そして卒業後の進路について。オレはプロゲーマーとして生活する事を辞め、急遽進学することになった。
それは間宮防衛大臣からの提案で……。
(!?)
気がついた時には既に卒業生達に囲まれていた。
(やばいッッ!!囲まれた…!!)
結局オレはそのまま写真やサインを求める人の波に飲まれ、人の列が無くなった頃には夕方になっていた。
何故か卒業生だけでなく一般の人も混ざっていて、そこに在校生も混ざるもんだからお祭り状態。
先生達も落ち着かせようと頑張ったが、途中で諦めて行列の誘導に回っていた。
先生達本当にありがとう。うん。
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さて…オレはRDOというVRMMOをプレイした事が切っ掛けで、人生の大きな転換期を迎える事になった。
でもRDOでは戦いが始まったばかりで、今後どうなっていくかは分からない。ただオレに役立てる事があるのであれば、今まで通りに喜んで協力していくつもりだ。
「オレはもうRDOを始める前の上野 樹では無い。生まれ変わったネオ上野 樹だ!」
はあ…疲れて変なテンションになってるわ。
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VRMMOで一人のプレイヤーの人生が変わるまで。
ここでひと段落ですが、まだ続きます!
引き続きよろしくお願いします。
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