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4.プロテア防衛戦
67.プロテア防衛戦 1
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鈴さんはオレの手を取らずに自力で立ち上がる。
その俺を睨みつける顔は、今にでも斬りかかろうとする位の殺意が篭っている。
(…流石に目隠しは不味かったか。手加減されて負けたのと一緒だしなぁ)
その険悪な様子を見かねた佐山さんが、オレに話し掛けてくる。
「いやいや見事だよ上野君。動きが単調なのが鈴の弱いところだ。鈴のあの態度は、悔しくて仕方無いんだと思うよ。ゲームとは言えクラスメイトに負けたの初めてだろうし。しかも目隠しって……くくっ」
佐山さんは笑いを堪えきれず、最後に笑いながらそう言った。
(佐山さん宥めるどころか煽ってんじゃん!)
そこに鈴さんが怒った顔で近づいて来る。
「お父さん!余計な事言わないで!それ以上言ったらもう口利かないから!それと上野君もあの手加減は無いわ!あれで負けた私の事も考えて!」
「いやあれは手加減じゃ…「目隠しした時点で不利なんだから十分手加減よ!あーもう、こんな簡単に負けるなんて…」
オレの言い分も遮られ、怒っているというよりは相当悔しそうな様子を見せる。
どう話したらいいかすごく困る。
すると佐山さんがまだ笑いながら話を始める。
「まあまあ鈴。ゲームなんだし落ち着こう。現実なら間違いなく鈴の方が強いさ。…とりあえず上野君の強さは良く分かった。今回のパーティー宜しく頼むよ。ただ、これでボス慣れしてるんじゃ逆に某達が足を引っ張るかもしれないな」
何故か佐山さんの口調が砕けている気がする。ここまで崩れてたら一人称某に拘る必要有るのだろうか?
まあ恐らく佐山さんは元々こんな性格で、オレを受け入れてくれたからだろう。
「オレも佐山さん達なら安心してパーティーが組めそうです。よろしくお願いします」
オレと佐山さんは再度握手を交わす。
「ほら、鈴も」
佐山さんが鈴さんに握手するように促す。
そしてオレに顔を合わせないまま、手を差し出してきた。
「次は絶対に私が勝つわ」
「…いつでも相手するから、機嫌を直してほしい」
険悪な雰囲気な中オレと鈴さんは握手した。
気がつくと周りを囲んでいた野次馬達は解散しており、残っていなかった。
その後は三人で基本的な動きの打ち合わせ。
オレと佐山さんで前衛で、鈴さんは後衛でフォローとなった。
そして神相手の場合はまずオレが相手をし、ある程度動きが分かってから佐山さんが参戦する。
鈴さんが後衛と言うことに不満を言っていたが、佐山さんが実力順と言い黙らせていた。
それに鈴さんの職業プリーストには蘇生魔法が有る。
蘇生魔法は時間毎に受けれる回数が決まっており、蘇生を受けれるのは二時間に一回のみの制限。
デスペナを避ける為に、基本的には一回蘇生を受けたら撤退する事になる。
その為オレと佐山さんが死んでしまう分には一回のみ蘇生が可能。ただもし、鈴さんが死んでしまい他プリーストが周りに居ない状況の場合は…鈴さんがデスペナを受けてしまう事になりかねない。まあ…奥の手が有るには有るのだが。
作戦会議も終え手の空いたオレ達。けれどまだ連絡が来ていないので、神の侵攻はまだのようだ。
(だが…オレの予想なら後少しで神達が動くはず)
周りのプレイヤー達からもピリピリした感じが伝わってきている。気が付けば周囲のプレイヤー達も真面目な顔に切り替わっていた。
オレはナックルをユミルの黒き腕に変更した。
その禍々しい黒いナックルは、プレイヤー達の注目を集める。チラチラと視線を感じるが…状況と空気を読んでか話しかけて来るプレイヤーは居なかった。
その直後、リチャードさんがテントから慌てて飛び出してくる。そしてそのまめプレイヤーの皆に聞こえる位の大きな声で話し始める。
「プレイヤーの皆聞いてくれ!プロテア北側のヴァリ砦に神々が侵攻してきたそうだ!既にヴァリ砦は落ち、砦に居たNPC達には多くの被害が出ている!数は正確に分からないが、巨人と天使を合わせて100以上!そして神と思われる存在も確認された!」
周囲のプレイヤーから驚きの声が上がる。思った以上に数が多いのに加えて、やはり神が居る。
天使と巨人の強さ次第では…ここのプレイヤー達が負けるかもしれない。
「今すぐ全員プロテアの北門に集合だ!北門前の平原にて神を迎え撃つ!それではプレイヤーの皆の健闘を祈る!」
プレイヤー達が我先にと一斉に北に向かって走り始める。オレ達3人はその場で立ったまま。…どうやら乗り遅れたようだ。
「……まあ混んでますし、最後尾で行きますか」
「…そうだな」
「…そうね」
プレイヤーの数が減った頃にオレ達三人は移動を開始する。
プロテアの町は広く、全力で走っても中央から北門までは10分程掛かる。
そして最後尾のオレ達が北門に着く頃には、多くのプレイヤー達によって北門先の平原が埋め尽くされていた。
よくこれだけ集まってくれた。200名以上のプレイヤーが居るだろうか。
そこには政府関係のギルド員だけでなく、イベント感覚の多くの一般プレイヤー達も多く混ざっているようだ。
オレは最前線で盾を構えながら立つ並木さんを見つけ隣に立つ。
その平原の先に見えているのはヴァリ砦。ヴァリ砦の上空には、何か黒い塊が見える。
並木さんは黒い塊から目を離さないまま、俺に話し掛けてくる。
「上野君、あれ全部天使だそうだよ。思った以上に多いね」
「あの塊全部ですか!?…強さ次第で簡単に押し切られるんじゃ…」
「斥候が軽く戦ったそうだけど、Lv80のアサシンが逃げるのでやっとだったそうだ。一撃で半分以上HPが減ったとか」
「それは思った以上に強い。プレイヤーの半数以上が相手にならないんじゃ」
「連携と数でどれだけ押せるかかな」
「全部一気に来ないように祈りましょう」
「そうだね。それと上野君、言ったとおり君達は神相手に集中してくれ。防衛線は僕達でなんとかしてみる」
「分かりました。様子を見て動きます」
北門へと次第に近づいて来る黒い塊。
そして地上には巨人と思われる大きな動く物。
プレイヤーと神との、初めての大規模戦が…もうすぐ始まろうとしていた。
その俺を睨みつける顔は、今にでも斬りかかろうとする位の殺意が篭っている。
(…流石に目隠しは不味かったか。手加減されて負けたのと一緒だしなぁ)
その険悪な様子を見かねた佐山さんが、オレに話し掛けてくる。
「いやいや見事だよ上野君。動きが単調なのが鈴の弱いところだ。鈴のあの態度は、悔しくて仕方無いんだと思うよ。ゲームとは言えクラスメイトに負けたの初めてだろうし。しかも目隠しって……くくっ」
佐山さんは笑いを堪えきれず、最後に笑いながらそう言った。
(佐山さん宥めるどころか煽ってんじゃん!)
そこに鈴さんが怒った顔で近づいて来る。
「お父さん!余計な事言わないで!それ以上言ったらもう口利かないから!それと上野君もあの手加減は無いわ!あれで負けた私の事も考えて!」
「いやあれは手加減じゃ…「目隠しした時点で不利なんだから十分手加減よ!あーもう、こんな簡単に負けるなんて…」
オレの言い分も遮られ、怒っているというよりは相当悔しそうな様子を見せる。
どう話したらいいかすごく困る。
すると佐山さんがまだ笑いながら話を始める。
「まあまあ鈴。ゲームなんだし落ち着こう。現実なら間違いなく鈴の方が強いさ。…とりあえず上野君の強さは良く分かった。今回のパーティー宜しく頼むよ。ただ、これでボス慣れしてるんじゃ逆に某達が足を引っ張るかもしれないな」
何故か佐山さんの口調が砕けている気がする。ここまで崩れてたら一人称某に拘る必要有るのだろうか?
まあ恐らく佐山さんは元々こんな性格で、オレを受け入れてくれたからだろう。
「オレも佐山さん達なら安心してパーティーが組めそうです。よろしくお願いします」
オレと佐山さんは再度握手を交わす。
「ほら、鈴も」
佐山さんが鈴さんに握手するように促す。
そしてオレに顔を合わせないまま、手を差し出してきた。
「次は絶対に私が勝つわ」
「…いつでも相手するから、機嫌を直してほしい」
険悪な雰囲気な中オレと鈴さんは握手した。
気がつくと周りを囲んでいた野次馬達は解散しており、残っていなかった。
その後は三人で基本的な動きの打ち合わせ。
オレと佐山さんで前衛で、鈴さんは後衛でフォローとなった。
そして神相手の場合はまずオレが相手をし、ある程度動きが分かってから佐山さんが参戦する。
鈴さんが後衛と言うことに不満を言っていたが、佐山さんが実力順と言い黙らせていた。
それに鈴さんの職業プリーストには蘇生魔法が有る。
蘇生魔法は時間毎に受けれる回数が決まっており、蘇生を受けれるのは二時間に一回のみの制限。
デスペナを避ける為に、基本的には一回蘇生を受けたら撤退する事になる。
その為オレと佐山さんが死んでしまう分には一回のみ蘇生が可能。ただもし、鈴さんが死んでしまい他プリーストが周りに居ない状況の場合は…鈴さんがデスペナを受けてしまう事になりかねない。まあ…奥の手が有るには有るのだが。
作戦会議も終え手の空いたオレ達。けれどまだ連絡が来ていないので、神の侵攻はまだのようだ。
(だが…オレの予想なら後少しで神達が動くはず)
周りのプレイヤー達からもピリピリした感じが伝わってきている。気が付けば周囲のプレイヤー達も真面目な顔に切り替わっていた。
オレはナックルをユミルの黒き腕に変更した。
その禍々しい黒いナックルは、プレイヤー達の注目を集める。チラチラと視線を感じるが…状況と空気を読んでか話しかけて来るプレイヤーは居なかった。
その直後、リチャードさんがテントから慌てて飛び出してくる。そしてそのまめプレイヤーの皆に聞こえる位の大きな声で話し始める。
「プレイヤーの皆聞いてくれ!プロテア北側のヴァリ砦に神々が侵攻してきたそうだ!既にヴァリ砦は落ち、砦に居たNPC達には多くの被害が出ている!数は正確に分からないが、巨人と天使を合わせて100以上!そして神と思われる存在も確認された!」
周囲のプレイヤーから驚きの声が上がる。思った以上に数が多いのに加えて、やはり神が居る。
天使と巨人の強さ次第では…ここのプレイヤー達が負けるかもしれない。
「今すぐ全員プロテアの北門に集合だ!北門前の平原にて神を迎え撃つ!それではプレイヤーの皆の健闘を祈る!」
プレイヤー達が我先にと一斉に北に向かって走り始める。オレ達3人はその場で立ったまま。…どうやら乗り遅れたようだ。
「……まあ混んでますし、最後尾で行きますか」
「…そうだな」
「…そうね」
プレイヤーの数が減った頃にオレ達三人は移動を開始する。
プロテアの町は広く、全力で走っても中央から北門までは10分程掛かる。
そして最後尾のオレ達が北門に着く頃には、多くのプレイヤー達によって北門先の平原が埋め尽くされていた。
よくこれだけ集まってくれた。200名以上のプレイヤーが居るだろうか。
そこには政府関係のギルド員だけでなく、イベント感覚の多くの一般プレイヤー達も多く混ざっているようだ。
オレは最前線で盾を構えながら立つ並木さんを見つけ隣に立つ。
その平原の先に見えているのはヴァリ砦。ヴァリ砦の上空には、何か黒い塊が見える。
並木さんは黒い塊から目を離さないまま、俺に話し掛けてくる。
「上野君、あれ全部天使だそうだよ。思った以上に多いね」
「あの塊全部ですか!?…強さ次第で簡単に押し切られるんじゃ…」
「斥候が軽く戦ったそうだけど、Lv80のアサシンが逃げるのでやっとだったそうだ。一撃で半分以上HPが減ったとか」
「それは思った以上に強い。プレイヤーの半数以上が相手にならないんじゃ」
「連携と数でどれだけ押せるかかな」
「全部一気に来ないように祈りましょう」
「そうだね。それと上野君、言ったとおり君達は神相手に集中してくれ。防衛線は僕達でなんとかしてみる」
「分かりました。様子を見て動きます」
北門へと次第に近づいて来る黒い塊。
そして地上には巨人と思われる大きな動く物。
プレイヤーと神との、初めての大規模戦が…もうすぐ始まろうとしていた。
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