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4.プロテア防衛戦
65.決闘、佐山 二郎
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何故か佐山親子と決闘をする事になってしまった。
リチャードさんにいつでも動けるようにしておけ、と言われたばかりなのに。
けれどオレも佐山親子がどのくらいの強さか、気にならないわけではない。父親の佐山さんも剣道の先生だそうだし、娘の鈴さんは全国上位レベル。
二人共強いのは間違いないだろう。
そこに佐山さんから決闘の申し込みのメッセージがとんでくる。
RDOの決闘システムは、相手からの申し込みを受けた場合のみ成立するシステムだ。
そして死ぬことは無く、もし致死量のダメージを受けてもHPが1のみ残る仕様。また補足として決闘は複数戦でも個人戦でも可能。
オレは諦めて佐山さんからの決闘申し込みを許可する。
すると、10からカウントダウンが始まっていく。
「では行くぞ」
佐山さんが刀を両手で握り締める。
確か正眼の構えだったか?両手を腰の辺りまで落とし、そのまま刀の先がオレに向いている状態。
3,2,1・・・0
カウントダウンが終わり決闘が開始される。
だが決闘が開始されても、お互いに動くことは無かった。
オレとしてはカウンターを狙う方が楽だったのだが。そのままお互いに様子を伺い……時間だけが過ぎていく。
こちらから攻めても良いのだが、無闇に近づいたらすぐに斬られる予感がする。無策で射程に入ったらオレの体が真っ二つになるのは想像に容易い。
後は刀とナックルでは、圧倒的に射程が負けている。
だが逆に懐に入り込めればオレの方が小回りが効くため、有利になるだろう。
正直な所。オレには圧倒的に有利なスキルが有る。
それは残像だ。
残像を使えば相手の裏を取り、例え剣術の名人でも距離を詰めて戦うことが出来る。
確かサムライにも距離を詰めるスキルはあったはずだが、敵前方のみで裏へ回りこむのは不可能だったはずだ。
「佐山さん、後で卑怯とか言わないで下さいね」
「例えどんな手でも対応出来なかった者が悪い」
「では」
オレは佐山さんに向かって走っていく。
そして身体が刀の射程に入る寸前に佐山さんの手が動き始め、そのままオレが身構える挙動に入ると、刀の切っ先が動く。
…刀が動き始めたタイミングで残影を発動。
その瞬間、オレの姿は佐山さんの後ろにあった。
だがまるで読んでいたかのように、佐山さんの刀が後ろに居るオレを狙ってくる。
(素晴らしい対応力だ。普通だったらもう避けれないだろう。けど……)
しかし次の瞬間、オレは元の場所に戻っていた。
若干賭けだったが、オレは残像を二回使う事で後ろへ回りこんだ後にすぐに前に戻った。
勿論戻ったのは刀が過ぎた後で、オレの目の前には佐山さんの背後が目の前に。
「む!」
佐山さんも流石に予想外で、対応出来なかったようだ。
オレは佐山さんの背中をナックルで強打する。
ただ流石に一撃では終わらせてくれない。
佐山さんは完全に虚をつかれたにも関わらず、左手でオレの強打を防御した。
オレの強打の衝撃で、佐山さんが後ろへずり下がる。
佐山さんは衝撃をもらいながらも刀で反撃してくるが、オレは後ろへ下がって回避。
オレはそのまま射程外に距離を取り様子を伺う。
様子を見ると、佐山さんの左手は力なく垂れ下がっている。恐らく折れているのだろう。
ちなみに、決闘が終われば傷は回復するのでその辺は問題無い。
「参ったな。攻撃を読んだつもりが読まれていた」
「読みが合っていて良かったですよ。でもまさかあの状態で反撃してくるとは思いませんでした」
お互いが顔を見合わせニヤリと笑う。
またオレから攻める。今度は素直に佐山さんの背後へと回りこむ。だが今回は予想通りだったようで、オレの目前には刀が迫る。
オレはナックルでうまく斬撃を受け流し、佐山さんを蹴り飛ばして距離を取ろうとする。
だがオレの足にはすぐに次の斬撃が迫ってくる。
(…!これはマズいっ!)
オレはすぐに足を引っ込めて、両手のナックルで刀の刃を受ける。何とか受け流せたが、次は上段から斬りつけられる。
避けれないと判断し、残像で距離を取る。
(…さっきのはかなり危なかった)
オレは汗を拭いながら深く息を吐く。
佐山さんは片手だというのに、刀でオレと変わらない速度で攻撃してくる。もしこれが両手だったらと思うとゾッとする。
「いやー上野君。予想以上だよ。こんなに楽しいのはいつ振りだろうか。本当に楽しくて仕方無い。某も少しスキルを使うけれど、すぐにやられないように」
佐山さんがニヤリと笑いながら、オレに近づいて来る。
佐山さんが射程外にも拘らず刀を振ってくる。
嫌な予感がし、オレはすぐに横に跳び回避。その直後、オレの居た場所に飛ぶ斬撃が通り過ぎていく。
(ま、これはただの牽制で、当たるとは思ってないかな)
その直後佐山さんの姿が消え、刀の射程内まで距離を詰めていた。
(スキルの瞬間移動か…!)
オレも使った手だが、相手に使われるとこんなに嫌なものだとは!佐山さんはそのまま刀を横薙ぎに斬りつけて来るが、オレは先程と同じように受け流す…がこれは間違いだった。
オレは確かに刀を受け流し、やり過ごしたつもりだったのだが…その直後にわき腹が斬られて血が吹き出す。
これは多重刃というサムライのアクティブスキルで、効果時間内は斬撃が二重になるというもの。
オレもスキル自体は知っていたが、まさかこのような形で斬撃が来るとは完全に予想外だ。自分の勉強不足が悔しい。
(痛い…がまだ耐えられる!)
わき腹からは少なくない出血があるが、直接刀で斬られた時よりもダメージが少ないようだ。もっともHPバーは4割程減ってしまい、完全に佐山さんにひっくり返されてしまった。
そこから先は距離を詰めての近接戦。
オレの方が手数が多いが、大きなダメージは与えられない。
一方の佐山さんは多重刃で少しづつオレのHPを削ってくる。
お互いに相手の攻撃を捌き、受けるダメージを最低限にしているため致命傷には至らない。
そのまま一瞬も気を抜くことができない近接戦は、片方のHPバーが0になるまで続いた。
そして、オレの目の前には勝利を告げるシステムメッセージが表示されていた。
…勝因はモンクのダメージを減らすパッシブスキルと、おまけ程度に使っていたリジェネによる耐久力の差。
サムライは攻撃特化で、防御に関するパッシブは無いはずだ。
それにも関わらず、オレのHPバーは後1割程度しか残っていなかった。
(…佐山さんは本当に強い。最初で片手にしていなかったら、恐らく相手になって無かったかも)
決闘が終わると同時に、周りのプレイヤーから拍手が送られた。
驚いて周囲を見ると、オレと佐山さんの周りには決闘を見ている野次馬の輪が出来ていた。決闘に集中していて気がつかなかった。
「いやー負けてしまった。上野君流石だね」
そういいながら佐山さんが手を差し出してくる。
「いやいや、最初で片手にしていなければ、オレの負けでしたよ」
佐山さんから差し出された手をオレは握り返す。
佐山さんの実力なら、安心して背中を任せられる。オレはそう思った。
漫画の友情シーンのような一面。男同士で握手を交わしながら笑いあう。そしてオレと佐山さんが握手した事で、周りの野次馬達からもう一度大きな拍手が鳴り響いた。
------
「じゃあ次は私ね!」
そう言ってオレと佐山さんの間に入ってくる女性。
(はっ!そうだった!鈴さんの事忘れてた)
佐山さんとの決闘で達成感を感じていたオレに、どうやら干渉に浸っている暇はないようだった。
リチャードさんにいつでも動けるようにしておけ、と言われたばかりなのに。
けれどオレも佐山親子がどのくらいの強さか、気にならないわけではない。父親の佐山さんも剣道の先生だそうだし、娘の鈴さんは全国上位レベル。
二人共強いのは間違いないだろう。
そこに佐山さんから決闘の申し込みのメッセージがとんでくる。
RDOの決闘システムは、相手からの申し込みを受けた場合のみ成立するシステムだ。
そして死ぬことは無く、もし致死量のダメージを受けてもHPが1のみ残る仕様。また補足として決闘は複数戦でも個人戦でも可能。
オレは諦めて佐山さんからの決闘申し込みを許可する。
すると、10からカウントダウンが始まっていく。
「では行くぞ」
佐山さんが刀を両手で握り締める。
確か正眼の構えだったか?両手を腰の辺りまで落とし、そのまま刀の先がオレに向いている状態。
3,2,1・・・0
カウントダウンが終わり決闘が開始される。
だが決闘が開始されても、お互いに動くことは無かった。
オレとしてはカウンターを狙う方が楽だったのだが。そのままお互いに様子を伺い……時間だけが過ぎていく。
こちらから攻めても良いのだが、無闇に近づいたらすぐに斬られる予感がする。無策で射程に入ったらオレの体が真っ二つになるのは想像に容易い。
後は刀とナックルでは、圧倒的に射程が負けている。
だが逆に懐に入り込めればオレの方が小回りが効くため、有利になるだろう。
正直な所。オレには圧倒的に有利なスキルが有る。
それは残像だ。
残像を使えば相手の裏を取り、例え剣術の名人でも距離を詰めて戦うことが出来る。
確かサムライにも距離を詰めるスキルはあったはずだが、敵前方のみで裏へ回りこむのは不可能だったはずだ。
「佐山さん、後で卑怯とか言わないで下さいね」
「例えどんな手でも対応出来なかった者が悪い」
「では」
オレは佐山さんに向かって走っていく。
そして身体が刀の射程に入る寸前に佐山さんの手が動き始め、そのままオレが身構える挙動に入ると、刀の切っ先が動く。
…刀が動き始めたタイミングで残影を発動。
その瞬間、オレの姿は佐山さんの後ろにあった。
だがまるで読んでいたかのように、佐山さんの刀が後ろに居るオレを狙ってくる。
(素晴らしい対応力だ。普通だったらもう避けれないだろう。けど……)
しかし次の瞬間、オレは元の場所に戻っていた。
若干賭けだったが、オレは残像を二回使う事で後ろへ回りこんだ後にすぐに前に戻った。
勿論戻ったのは刀が過ぎた後で、オレの目の前には佐山さんの背後が目の前に。
「む!」
佐山さんも流石に予想外で、対応出来なかったようだ。
オレは佐山さんの背中をナックルで強打する。
ただ流石に一撃では終わらせてくれない。
佐山さんは完全に虚をつかれたにも関わらず、左手でオレの強打を防御した。
オレの強打の衝撃で、佐山さんが後ろへずり下がる。
佐山さんは衝撃をもらいながらも刀で反撃してくるが、オレは後ろへ下がって回避。
オレはそのまま射程外に距離を取り様子を伺う。
様子を見ると、佐山さんの左手は力なく垂れ下がっている。恐らく折れているのだろう。
ちなみに、決闘が終われば傷は回復するのでその辺は問題無い。
「参ったな。攻撃を読んだつもりが読まれていた」
「読みが合っていて良かったですよ。でもまさかあの状態で反撃してくるとは思いませんでした」
お互いが顔を見合わせニヤリと笑う。
またオレから攻める。今度は素直に佐山さんの背後へと回りこむ。だが今回は予想通りだったようで、オレの目前には刀が迫る。
オレはナックルでうまく斬撃を受け流し、佐山さんを蹴り飛ばして距離を取ろうとする。
だがオレの足にはすぐに次の斬撃が迫ってくる。
(…!これはマズいっ!)
オレはすぐに足を引っ込めて、両手のナックルで刀の刃を受ける。何とか受け流せたが、次は上段から斬りつけられる。
避けれないと判断し、残像で距離を取る。
(…さっきのはかなり危なかった)
オレは汗を拭いながら深く息を吐く。
佐山さんは片手だというのに、刀でオレと変わらない速度で攻撃してくる。もしこれが両手だったらと思うとゾッとする。
「いやー上野君。予想以上だよ。こんなに楽しいのはいつ振りだろうか。本当に楽しくて仕方無い。某も少しスキルを使うけれど、すぐにやられないように」
佐山さんがニヤリと笑いながら、オレに近づいて来る。
佐山さんが射程外にも拘らず刀を振ってくる。
嫌な予感がし、オレはすぐに横に跳び回避。その直後、オレの居た場所に飛ぶ斬撃が通り過ぎていく。
(ま、これはただの牽制で、当たるとは思ってないかな)
その直後佐山さんの姿が消え、刀の射程内まで距離を詰めていた。
(スキルの瞬間移動か…!)
オレも使った手だが、相手に使われるとこんなに嫌なものだとは!佐山さんはそのまま刀を横薙ぎに斬りつけて来るが、オレは先程と同じように受け流す…がこれは間違いだった。
オレは確かに刀を受け流し、やり過ごしたつもりだったのだが…その直後にわき腹が斬られて血が吹き出す。
これは多重刃というサムライのアクティブスキルで、効果時間内は斬撃が二重になるというもの。
オレもスキル自体は知っていたが、まさかこのような形で斬撃が来るとは完全に予想外だ。自分の勉強不足が悔しい。
(痛い…がまだ耐えられる!)
わき腹からは少なくない出血があるが、直接刀で斬られた時よりもダメージが少ないようだ。もっともHPバーは4割程減ってしまい、完全に佐山さんにひっくり返されてしまった。
そこから先は距離を詰めての近接戦。
オレの方が手数が多いが、大きなダメージは与えられない。
一方の佐山さんは多重刃で少しづつオレのHPを削ってくる。
お互いに相手の攻撃を捌き、受けるダメージを最低限にしているため致命傷には至らない。
そのまま一瞬も気を抜くことができない近接戦は、片方のHPバーが0になるまで続いた。
そして、オレの目の前には勝利を告げるシステムメッセージが表示されていた。
…勝因はモンクのダメージを減らすパッシブスキルと、おまけ程度に使っていたリジェネによる耐久力の差。
サムライは攻撃特化で、防御に関するパッシブは無いはずだ。
それにも関わらず、オレのHPバーは後1割程度しか残っていなかった。
(…佐山さんは本当に強い。最初で片手にしていなかったら、恐らく相手になって無かったかも)
決闘が終わると同時に、周りのプレイヤーから拍手が送られた。
驚いて周囲を見ると、オレと佐山さんの周りには決闘を見ている野次馬の輪が出来ていた。決闘に集中していて気がつかなかった。
「いやー負けてしまった。上野君流石だね」
そういいながら佐山さんが手を差し出してくる。
「いやいや、最初で片手にしていなければ、オレの負けでしたよ」
佐山さんから差し出された手をオレは握り返す。
佐山さんの実力なら、安心して背中を任せられる。オレはそう思った。
漫画の友情シーンのような一面。男同士で握手を交わしながら笑いあう。そしてオレと佐山さんが握手した事で、周りの野次馬達からもう一度大きな拍手が鳴り響いた。
------
「じゃあ次は私ね!」
そう言ってオレと佐山さんの間に入ってくる女性。
(はっ!そうだった!鈴さんの事忘れてた)
佐山さんとの決闘で達成感を感じていたオレに、どうやら干渉に浸っている暇はないようだった。
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