12 / 85
1.スタダ
11.この人卑猥です
しおりを挟む
ネトゲ用語でAFKという言葉が有るのをご存知だろうか。
アフターフロムキーボードの略語だ。
キーボードから離れる、つまり離席しますという意味なんだけど…VRMMOだとどういった略語が使われるのだろうか。
ヘッドギアから離れるとか、仮想世界から離れるとかの意味になるのかな。
ん?どうでも良い?失礼しました。
ちょっとあfk。
-----
蟻の恐怖から立ち直り、砂漠を更に南へ。
二度目のMAP移動をすると…昔の街の廃墟だろうか。
砂漠の中に崩れた建物がある。
そして敵の姿は全く見えず、一面砂が舞っている砂漠の景色。
(敵が居ないとか、MAPの無駄使いすぎる件……ん?)
ふと足元を見ると地面の砂が波打っていることに気づく。
もしかしてコレがモンスターかもしれない。
今まで気付かなかったが、周囲を見渡すと砂が動いている箇所は多かった。
(どんな敵が出るかね?やってみよう!)
地面をナックルで叩くと、砂の中からモンスターの巨大な細長い体がかなりの速度で体当たりをしてきた…が。
オレはモンスターと分かっていて身構えていたので、体当たりは無事に回避出来た。
(うわー…ミミズの敵か。中々のフォルム…)
ミミズのモンスターは、サンドワームという名前だった。
見た目はディフォルメされた肌色のミミズで、太さ30cm位だろうか。
砂に埋まっている部分があって体長は分からない。
そして攻撃手段は地面に潜り込み…飛び出した勢いで体当たりをする。
体当たりが終わるとまた砂に潜り、体当たりを繰り返してくる。
出たり入ったり…そもそも姿からして卑猥なモンスターだ。
えっちなのはよくないとおもいます。
サンドワームの体当たりは早いが、間隔を掴んだら後はモグラ叩き。
体当たりを回避し、伸びきった瞬間にナックルによる攻撃を叩き込む。
それだけで安全にダメージを与えられる。
頭と呼んで良いのか分からないが、先端部分に攻撃するとクリティカルになった。
黙々と回避と攻撃を繰り返す。
…そのまま2、3分戦っていただろうか。
やっとサンドワームは力尽きたようで光の粒子となり消えていった。そして…
(なっ、何だこの経験値の量!)
サンドワームとの戦闘前、Expバーは5%位の位置だったにも関わらず、サンドワームを一匹倒しただけでLvが上がった。
高レベルモンスターなのかExpが桁外れに多い。
しかもノンアクティブで、安全に狩ることが出来るし…敵の数も多い。
(ここが楽園か…)
良い狩場を見つけた事でリリーとの出来事も、アリの恐怖も全て忘れた。単純なゲーマーだ。
(もっと早く!…もっとスマートにいけるはずだ!)
狩り効率を突き詰めすぎて、もはや狩りなのかタイムアタックなのか分からなくなってきた。
廃人の狩りは一種のトランス状態、まるでバーサーカー。
それと…一撃だけサンドワームの攻撃が直撃した。
満タンだったHPが一気に30%まで減った。
卑猥な癖につよひ。
…そのまま2時間くらい狩っただろうか。
オレのLvは既に40まで上がっていた。
一区切りのレベルに達した事で、ふと我に帰る。
(…そういや中級モンクって40だったような?)
大事なことに気づいたオレは、慌ててホームストーンでプロテアに帰還した。
プロテアへの帰還後、現実の時間を確認したら6時半だった。
…完全にゲームに熱中していて忘れていた。
オレはスポンサーとの約束で、毎日夜8時にゲームプレイの生放送をする事になってた。
もし約束を破れば一方的に契約を切られかねん。
後一時間ちょっとしか無い。内心焦る。
(いやこのタイミングで気付けたんだから、よしとしよう。夕飯食べて、電話して…あっ生放送の設定もしないと…。あーめんどくさい。ゲームしたい…)
オレはボヤきながらもログアウトし、夕飯の準備。
といってもインスタントのカレー。
レンジでチンで、カレーもご飯もおいしくいただける。
発売されてから100年程経っているそうだが全く変わらないそうだ。
ここ数十年生活に大きな影響を与える発明は…されていないと思う。
ただ各仕事の自動化が進んだことで、全体的に趣味に費やす時間が増えてゲーム業界等の業績が上がっている。
それにより、VR技術は瞬く間に進歩した。
(まあ、進歩したにしても…RDOのクオリティは異常だけどね)
オレは急いでカレーを食べ、スポンサー会社の担当者である大沼さんへ電話。
RDOの様子と、生放送についての打ち合わせを軽くした。
大沼さんの鼻息が荒かったので、余程期待しているんだろう。
さて…既に生放送の枠は毎日夜8時から夜10時までで確保してある。
生放送の内容は普通にプレイして、適度にコメントを返すだけ。これがオレのスタンス。
と言うのも、オレは喋りが得意では無い。
好きなゲームの事を話せ、と言われれば一方的に喋りまくるけどね。
(そんな放送ばかりだから、視聴者は微々たるもの…と)
だがオレは内心期待している部分もある。
注目のゲームRDOの初日で生放送だよ?どんな放送でも視聴者が来るに決まっている。
(あわよくば…有名になって広告費での生活を!)
うん、欲望しかないね。
さて、RDOではゲーム録画機能を内蔵していて、更に動画配信サイトの生放送にも対応している。
オレみたいな動画配信をする人には嬉しい機能だ。
自動で他プレイヤーの名前や顔を隠してくれたり、配信者と同じ視点か上からの視点を選べる等の設定まである。
RDOの放送は盛り上がっていく事だろう。
オレは無事に設定を終え、動画配信サイトを見回っていた。
サイトには、既に多くのRDOのプレイ動画がアップされていた。
そして生放送配信中の人も多い。
基本的にチュートリアル中が多めかな?
職業持ちの人でも、騎士やマジシャンやハンターが多くて、モンクを選んでる人は居なかった。
なんでだろ。強いのに。
それとかなり有名なゲーム動画配信者が生放送をしている。名前はナミキー。
この人は元々ゲームへの課金額が桁違いで、喋りも上手い。
ゲーム関連の配信者で、会社抜きの個人ならダントツのトップだ。
オレも正直ナミキーさんのようになれたら…と憧れている。
ナミキーさんはRDOでもかなりの額をゲーム内硬貨へと交換したようだ。
職業は騎士で、武器は片手剣と盾。
見たところ…店売り最高の装備であるミスリル製を全身に装備している。
…確か一箇所数十万したはずなのだが。
今のLvは32で、下水道のようなダンジョンに潜っている。
ゴキブリ型モンスターが多く、視聴者による悲鳴のコメントが溢れている。
うん、これはきついわ。
ナミキーさんは、そんなゴキブリどもに囲まれてるのだが…HPが全く減っていないのでVIT型騎士かな?
敵を集め、範囲攻撃で殲滅を繰り返していた。
効率的な狩り方で、とても派手に見える。
再生回数が驚愕の100万越え。
一方オレの動画はどうだろうか?
モンクでチマチマ殴るだけで、装備も初期装備から毛が生えた程度。
…そんな動画とか見る人いるのだろうか。
(急に心配になってきたぞ…)
生放送は面倒だが、やるからには多くの視聴者に見てもらいたい。
さて、そろそろ夜8時…休憩も終わりにしてゲームに戻ろう。いざ決戦。
RDOにログインを済ませ、生放送の準備をする。
準備は動画配信サイトのURL打ち込んだだけ。
後は自動でリンクしてくれたので至れり尽くせりだ。
生放送は夜8時から10時までの二時間。
視聴者がどれだけ来るか、反応はどうなるか…気になって仕方が無いけど、オレはプレイに全力を尽くそう。
そして…視界に映る時計が、20時へと変わった。
アフターフロムキーボードの略語だ。
キーボードから離れる、つまり離席しますという意味なんだけど…VRMMOだとどういった略語が使われるのだろうか。
ヘッドギアから離れるとか、仮想世界から離れるとかの意味になるのかな。
ん?どうでも良い?失礼しました。
ちょっとあfk。
-----
蟻の恐怖から立ち直り、砂漠を更に南へ。
二度目のMAP移動をすると…昔の街の廃墟だろうか。
砂漠の中に崩れた建物がある。
そして敵の姿は全く見えず、一面砂が舞っている砂漠の景色。
(敵が居ないとか、MAPの無駄使いすぎる件……ん?)
ふと足元を見ると地面の砂が波打っていることに気づく。
もしかしてコレがモンスターかもしれない。
今まで気付かなかったが、周囲を見渡すと砂が動いている箇所は多かった。
(どんな敵が出るかね?やってみよう!)
地面をナックルで叩くと、砂の中からモンスターの巨大な細長い体がかなりの速度で体当たりをしてきた…が。
オレはモンスターと分かっていて身構えていたので、体当たりは無事に回避出来た。
(うわー…ミミズの敵か。中々のフォルム…)
ミミズのモンスターは、サンドワームという名前だった。
見た目はディフォルメされた肌色のミミズで、太さ30cm位だろうか。
砂に埋まっている部分があって体長は分からない。
そして攻撃手段は地面に潜り込み…飛び出した勢いで体当たりをする。
体当たりが終わるとまた砂に潜り、体当たりを繰り返してくる。
出たり入ったり…そもそも姿からして卑猥なモンスターだ。
えっちなのはよくないとおもいます。
サンドワームの体当たりは早いが、間隔を掴んだら後はモグラ叩き。
体当たりを回避し、伸びきった瞬間にナックルによる攻撃を叩き込む。
それだけで安全にダメージを与えられる。
頭と呼んで良いのか分からないが、先端部分に攻撃するとクリティカルになった。
黙々と回避と攻撃を繰り返す。
…そのまま2、3分戦っていただろうか。
やっとサンドワームは力尽きたようで光の粒子となり消えていった。そして…
(なっ、何だこの経験値の量!)
サンドワームとの戦闘前、Expバーは5%位の位置だったにも関わらず、サンドワームを一匹倒しただけでLvが上がった。
高レベルモンスターなのかExpが桁外れに多い。
しかもノンアクティブで、安全に狩ることが出来るし…敵の数も多い。
(ここが楽園か…)
良い狩場を見つけた事でリリーとの出来事も、アリの恐怖も全て忘れた。単純なゲーマーだ。
(もっと早く!…もっとスマートにいけるはずだ!)
狩り効率を突き詰めすぎて、もはや狩りなのかタイムアタックなのか分からなくなってきた。
廃人の狩りは一種のトランス状態、まるでバーサーカー。
それと…一撃だけサンドワームの攻撃が直撃した。
満タンだったHPが一気に30%まで減った。
卑猥な癖につよひ。
…そのまま2時間くらい狩っただろうか。
オレのLvは既に40まで上がっていた。
一区切りのレベルに達した事で、ふと我に帰る。
(…そういや中級モンクって40だったような?)
大事なことに気づいたオレは、慌ててホームストーンでプロテアに帰還した。
プロテアへの帰還後、現実の時間を確認したら6時半だった。
…完全にゲームに熱中していて忘れていた。
オレはスポンサーとの約束で、毎日夜8時にゲームプレイの生放送をする事になってた。
もし約束を破れば一方的に契約を切られかねん。
後一時間ちょっとしか無い。内心焦る。
(いやこのタイミングで気付けたんだから、よしとしよう。夕飯食べて、電話して…あっ生放送の設定もしないと…。あーめんどくさい。ゲームしたい…)
オレはボヤきながらもログアウトし、夕飯の準備。
といってもインスタントのカレー。
レンジでチンで、カレーもご飯もおいしくいただける。
発売されてから100年程経っているそうだが全く変わらないそうだ。
ここ数十年生活に大きな影響を与える発明は…されていないと思う。
ただ各仕事の自動化が進んだことで、全体的に趣味に費やす時間が増えてゲーム業界等の業績が上がっている。
それにより、VR技術は瞬く間に進歩した。
(まあ、進歩したにしても…RDOのクオリティは異常だけどね)
オレは急いでカレーを食べ、スポンサー会社の担当者である大沼さんへ電話。
RDOの様子と、生放送についての打ち合わせを軽くした。
大沼さんの鼻息が荒かったので、余程期待しているんだろう。
さて…既に生放送の枠は毎日夜8時から夜10時までで確保してある。
生放送の内容は普通にプレイして、適度にコメントを返すだけ。これがオレのスタンス。
と言うのも、オレは喋りが得意では無い。
好きなゲームの事を話せ、と言われれば一方的に喋りまくるけどね。
(そんな放送ばかりだから、視聴者は微々たるもの…と)
だがオレは内心期待している部分もある。
注目のゲームRDOの初日で生放送だよ?どんな放送でも視聴者が来るに決まっている。
(あわよくば…有名になって広告費での生活を!)
うん、欲望しかないね。
さて、RDOではゲーム録画機能を内蔵していて、更に動画配信サイトの生放送にも対応している。
オレみたいな動画配信をする人には嬉しい機能だ。
自動で他プレイヤーの名前や顔を隠してくれたり、配信者と同じ視点か上からの視点を選べる等の設定まである。
RDOの放送は盛り上がっていく事だろう。
オレは無事に設定を終え、動画配信サイトを見回っていた。
サイトには、既に多くのRDOのプレイ動画がアップされていた。
そして生放送配信中の人も多い。
基本的にチュートリアル中が多めかな?
職業持ちの人でも、騎士やマジシャンやハンターが多くて、モンクを選んでる人は居なかった。
なんでだろ。強いのに。
それとかなり有名なゲーム動画配信者が生放送をしている。名前はナミキー。
この人は元々ゲームへの課金額が桁違いで、喋りも上手い。
ゲーム関連の配信者で、会社抜きの個人ならダントツのトップだ。
オレも正直ナミキーさんのようになれたら…と憧れている。
ナミキーさんはRDOでもかなりの額をゲーム内硬貨へと交換したようだ。
職業は騎士で、武器は片手剣と盾。
見たところ…店売り最高の装備であるミスリル製を全身に装備している。
…確か一箇所数十万したはずなのだが。
今のLvは32で、下水道のようなダンジョンに潜っている。
ゴキブリ型モンスターが多く、視聴者による悲鳴のコメントが溢れている。
うん、これはきついわ。
ナミキーさんは、そんなゴキブリどもに囲まれてるのだが…HPが全く減っていないのでVIT型騎士かな?
敵を集め、範囲攻撃で殲滅を繰り返していた。
効率的な狩り方で、とても派手に見える。
再生回数が驚愕の100万越え。
一方オレの動画はどうだろうか?
モンクでチマチマ殴るだけで、装備も初期装備から毛が生えた程度。
…そんな動画とか見る人いるのだろうか。
(急に心配になってきたぞ…)
生放送は面倒だが、やるからには多くの視聴者に見てもらいたい。
さて、そろそろ夜8時…休憩も終わりにしてゲームに戻ろう。いざ決戦。
RDOにログインを済ませ、生放送の準備をする。
準備は動画配信サイトのURL打ち込んだだけ。
後は自動でリンクしてくれたので至れり尽くせりだ。
生放送は夜8時から10時までの二時間。
視聴者がどれだけ来るか、反応はどうなるか…気になって仕方が無いけど、オレはプレイに全力を尽くそう。
そして…視界に映る時計が、20時へと変わった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)
あおっち
SF
脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。
その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清、ワクチンなのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。
その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。
そして紛争の火種は地球へ。
その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。
近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。
第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。
ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。
第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。
ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。

ユニーク職業最弱だと思われてたテイマーが最強だったと知れ渡ってしまったので、多くの人に注目&推しにされるのなぜ?
水まんじゅう
SF
懸賞で、たまたま当たったゲーム「君と紡ぐ世界」でユニーク職業を引き当ててしまった、和泉吉江。 そしてゲームをプイイし、決まった職業がユニーク職業最弱のテイマーという職業だ。ユニーク最弱と罵られながらも、仲間とテイムした魔物たちと強くなっていき罵ったやつらを見返していく物語
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

初めての異世界転生
藤井 サトル
ファンタジー
その日、幸村 大地(ゆきむら だいち)は女神に選ばれた。
女神とのやり取りの末、大地は女神の手によって異世界へと転生する。その身には女神にいくつもの能力を授かって。
まさにファンタジーの世界へ来た大地は聖女を始めにいろんな人に出会い、出会い金を稼いだり、稼いだ金が直ぐに消えたり、路上で寝たり、チート能力を振るったりと、たぶん楽しく世界を謳歌する。
このお話は【転生者】大地と【聖女】リリア。そこに女神成分をひとつまみが合わさった異世界騒動物語である。

VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?

神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる