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Eleventh Chapter...7/29
レッドアウト
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「それにしても、君たちみたいな子どもが大事件に巻き込まれているとはね……改めて驚かされるよ」
「好奇心のツケなのかもしれないっすけどね。この街に浸透してる鬼の伝承、その中身でも暴いてやろうと思ったのが……」
「……鬼の伝承、か」
龍美も気にしていた、と八木さんは語る。彼の考えとしては、そうした伝承は何か現実に起きたことを下敷きとして、教訓の意味合いを持たせて作られることが多いという。確かに、三鬼の祟りも同様の成り立ちではあるだろう。その中身がかなりショッキングで、教訓も何もあったものではないというのが違うところだが。
「実際、その伝承は今回の事件に関係しているのかな」
「遠回しには? むしろあいつらがやろうとしていることの隠れ蓑にされてる感じもあるっすけど」
「伝承を持ち出すことで、それ以外から目を背けさせるということか。相手にとってその伝承が取るに足らないことなら、あり得るのかもしれないね」
あの夜、永射は鬼の伝承について恐らく真相を語った上で、過去に足を引っ張られるのは迷惑な話だと宣った。取るに足らない、という表現もまあ当てはまるようには思える。
そもそも、地元住民ですら真相を誰も知らないし、ならば伝承によって何もかもが曖昧になるなら、その方がいいはずか。
……伝承。曖昧になる。
何か、引っ掛かることがあるのだが……。
「伝承と言えば、三匹の鬼の最後、邪鬼が現れるときの描写はこうなっていたはずだね。赤い満月が昇る夜には、全てが狂い、鬼が嗤う――と。私はあの描写について気になることがあったのだけど」
「というと?」
「いやね、龍美さんがここへ来たとき……彼女の目が酷く充血していたんだ。それこそ、普通の疲労ではちょっと考えられないくらいに」
「え……?」
泣きじゃくったせいでは、と言いかけて、それも含めて普通の疲労では考えられないと前置きしたのだと理解する。
そのときの龍美の目は、普通ではなかったと言いたいのだ。
「レッドアウト、という言葉を知っているかな。日常的な例などはほぼ無いんだけど、主に頭部への重力負荷によって血液が集中……つまり頭に血が昇ってしまうことで、目が充血し視界が赤くなることを言うんだ。私も見たことがなかったんだけれど、龍美さんの症状はそれを彷彿とさせた」
「……レッドアウト……」
視界が真っ暗になったり、意識を失ったりすることをブラックアウトというのは何となく聞いたことがある。しかし、レッドは初耳だ。頭に血が昇って目が赤くなり、それが赤い視界へ繋がる……目の充血まではあり得そうだが、視界の変化はまず普通では起きないだろうな。
だとすれば何故、龍美の目が赤くなったのか……。
「極限状態が脳に過度な負荷を与えたのかもしれない。そう言うことが無いとも言えないから。……ひょっとすると、この土地の気候が影響してる可能性もあるかもしれないし……」
「気候、ですか」
「風土病とか、聞いたことはあるんじゃないかな。その土地の持つ性質上、起こりやすい病があったりする。ただ、満生台が特別おかしな気候だとは感じないけどね。地震が多いとか、そんなくらいで」
確かに地震は多いようだが、それが四六時中住民に影響を与えるような性質かというと違うような気がする。風土病という言葉も頭には入れておくべきとして、そこまで可能性は高くないだろうな。
「とりあえず、レッドアウトのことは覚えておきますよ。教えてくれて感謝っす。あまり長居しても帰りが不安になるんで、俺はこの辺でお暇しましょうかね」
「そうかい? まあ、龍美さんは眠ったままだものね。無事を確認できたのが一番大事なことだったか」
「さて。……ああ、俺が来たことは特に言わなくていいんで。心配を煽るようなこともなるべく言わずに。あいつが知ったら、また面倒臭いことになりそうなんでね」
「ふふ、それは素直じゃあないね。でも、了解はした」
そのときふと、八木さんでも可笑しいときには笑うんだな、と変なことを思ってしまった。あまり交流が深くないせいで、こんな笑顔を見ることすら珍しい。
玄関口で見送られ、俺は八木さんの観測所を後にした。眠り姫の龍美に、後ろ髪を引かれる思いがないでもなかったが、今はあの安らぎを奪わないでおこう。目覚めれば、きっと苦しみが彼女を苛むのだから。
「……またな」
届くことのない言葉を呟きつつ、俺は山を降りていくのだった。
*
帰宅してから、俺は改めてオヤジと情報を共有し合った。早乙女さんの事件はすぐオヤジの耳にも届いたらしい。ショッキングな事件だから自然なことかもしれないが、こういう閉鎖的な空間では話が広まるのも一瞬だなと思う。
俺は貴獅がいなくなったタイミングで立ち去ったが、その後は病院の面々が集まり、簡単な現場検証を行なってから早乙女さんの遺体を運んでいったらしい。ただ、瓶井の婆さんがここでも厄介事を起こしたそうだ。なんでも、遺体を覆っていたシートを引っぺがし、これも祟りだと宣言したとか。
餓鬼の祟り……飢えを象徴する鬼らしく、内臓を引き摺り出されていたのがまさにその祟りだという主張のようだ。
祟りなど信じない俺からすれば馬鹿馬鹿しい、と一蹴するものではあるが、昼に八木さんと話したおかげか、穿った見方ができるようになった。あれがいわゆる見立て殺人というやつなのではないか、と。
見立て殺人を行う理由は正直分からないが、瓶井さんのように食い付く人間は一定数いるだろう。それを期待しているなら、犯人は本筋を隠蔽したいがために伝承を利用したのかもしれなかった。
……ただ。人を殺し、それを祟りのせいにするというだけの構図では、やはり納得はしかねる。そんなもので本当に嫌疑を逃れることなどできないのだから。
今だけでも混乱を引き起こせればいいと考えているのか? ただ、カウントダウンに入っているのはむしろ病院側の奴らだ。八月二日に実験が成功すれば、後はどうでもいいというような感じだったのだし。病院側の人間が殺されている現状、その辺もよく分からない……。
考えるピースは増えてきた。ただ、結んでいくにはまだ足りないか。タイムリミットはもう僅かだが、やれる限りのことをやっていくしかない。
――真実はどこにあるやら。
そんな祈りにも似た思いは、やがて眠りのそれと入り混じって消えていった。
「好奇心のツケなのかもしれないっすけどね。この街に浸透してる鬼の伝承、その中身でも暴いてやろうと思ったのが……」
「……鬼の伝承、か」
龍美も気にしていた、と八木さんは語る。彼の考えとしては、そうした伝承は何か現実に起きたことを下敷きとして、教訓の意味合いを持たせて作られることが多いという。確かに、三鬼の祟りも同様の成り立ちではあるだろう。その中身がかなりショッキングで、教訓も何もあったものではないというのが違うところだが。
「実際、その伝承は今回の事件に関係しているのかな」
「遠回しには? むしろあいつらがやろうとしていることの隠れ蓑にされてる感じもあるっすけど」
「伝承を持ち出すことで、それ以外から目を背けさせるということか。相手にとってその伝承が取るに足らないことなら、あり得るのかもしれないね」
あの夜、永射は鬼の伝承について恐らく真相を語った上で、過去に足を引っ張られるのは迷惑な話だと宣った。取るに足らない、という表現もまあ当てはまるようには思える。
そもそも、地元住民ですら真相を誰も知らないし、ならば伝承によって何もかもが曖昧になるなら、その方がいいはずか。
……伝承。曖昧になる。
何か、引っ掛かることがあるのだが……。
「伝承と言えば、三匹の鬼の最後、邪鬼が現れるときの描写はこうなっていたはずだね。赤い満月が昇る夜には、全てが狂い、鬼が嗤う――と。私はあの描写について気になることがあったのだけど」
「というと?」
「いやね、龍美さんがここへ来たとき……彼女の目が酷く充血していたんだ。それこそ、普通の疲労ではちょっと考えられないくらいに」
「え……?」
泣きじゃくったせいでは、と言いかけて、それも含めて普通の疲労では考えられないと前置きしたのだと理解する。
そのときの龍美の目は、普通ではなかったと言いたいのだ。
「レッドアウト、という言葉を知っているかな。日常的な例などはほぼ無いんだけど、主に頭部への重力負荷によって血液が集中……つまり頭に血が昇ってしまうことで、目が充血し視界が赤くなることを言うんだ。私も見たことがなかったんだけれど、龍美さんの症状はそれを彷彿とさせた」
「……レッドアウト……」
視界が真っ暗になったり、意識を失ったりすることをブラックアウトというのは何となく聞いたことがある。しかし、レッドは初耳だ。頭に血が昇って目が赤くなり、それが赤い視界へ繋がる……目の充血まではあり得そうだが、視界の変化はまず普通では起きないだろうな。
だとすれば何故、龍美の目が赤くなったのか……。
「極限状態が脳に過度な負荷を与えたのかもしれない。そう言うことが無いとも言えないから。……ひょっとすると、この土地の気候が影響してる可能性もあるかもしれないし……」
「気候、ですか」
「風土病とか、聞いたことはあるんじゃないかな。その土地の持つ性質上、起こりやすい病があったりする。ただ、満生台が特別おかしな気候だとは感じないけどね。地震が多いとか、そんなくらいで」
確かに地震は多いようだが、それが四六時中住民に影響を与えるような性質かというと違うような気がする。風土病という言葉も頭には入れておくべきとして、そこまで可能性は高くないだろうな。
「とりあえず、レッドアウトのことは覚えておきますよ。教えてくれて感謝っす。あまり長居しても帰りが不安になるんで、俺はこの辺でお暇しましょうかね」
「そうかい? まあ、龍美さんは眠ったままだものね。無事を確認できたのが一番大事なことだったか」
「さて。……ああ、俺が来たことは特に言わなくていいんで。心配を煽るようなこともなるべく言わずに。あいつが知ったら、また面倒臭いことになりそうなんでね」
「ふふ、それは素直じゃあないね。でも、了解はした」
そのときふと、八木さんでも可笑しいときには笑うんだな、と変なことを思ってしまった。あまり交流が深くないせいで、こんな笑顔を見ることすら珍しい。
玄関口で見送られ、俺は八木さんの観測所を後にした。眠り姫の龍美に、後ろ髪を引かれる思いがないでもなかったが、今はあの安らぎを奪わないでおこう。目覚めれば、きっと苦しみが彼女を苛むのだから。
「……またな」
届くことのない言葉を呟きつつ、俺は山を降りていくのだった。
*
帰宅してから、俺は改めてオヤジと情報を共有し合った。早乙女さんの事件はすぐオヤジの耳にも届いたらしい。ショッキングな事件だから自然なことかもしれないが、こういう閉鎖的な空間では話が広まるのも一瞬だなと思う。
俺は貴獅がいなくなったタイミングで立ち去ったが、その後は病院の面々が集まり、簡単な現場検証を行なってから早乙女さんの遺体を運んでいったらしい。ただ、瓶井の婆さんがここでも厄介事を起こしたそうだ。なんでも、遺体を覆っていたシートを引っぺがし、これも祟りだと宣言したとか。
餓鬼の祟り……飢えを象徴する鬼らしく、内臓を引き摺り出されていたのがまさにその祟りだという主張のようだ。
祟りなど信じない俺からすれば馬鹿馬鹿しい、と一蹴するものではあるが、昼に八木さんと話したおかげか、穿った見方ができるようになった。あれがいわゆる見立て殺人というやつなのではないか、と。
見立て殺人を行う理由は正直分からないが、瓶井さんのように食い付く人間は一定数いるだろう。それを期待しているなら、犯人は本筋を隠蔽したいがために伝承を利用したのかもしれなかった。
……ただ。人を殺し、それを祟りのせいにするというだけの構図では、やはり納得はしかねる。そんなもので本当に嫌疑を逃れることなどできないのだから。
今だけでも混乱を引き起こせればいいと考えているのか? ただ、カウントダウンに入っているのはむしろ病院側の奴らだ。八月二日に実験が成功すれば、後はどうでもいいというような感じだったのだし。病院側の人間が殺されている現状、その辺もよく分からない……。
考えるピースは増えてきた。ただ、結んでいくにはまだ足りないか。タイムリミットはもう僅かだが、やれる限りのことをやっていくしかない。
――真実はどこにあるやら。
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