44 / 88
Eighth Chapter...7/26
診察と対話③
しおりを挟む
「はは、少し疑念を持たせてしまったね。でも、通信技術の全てが医療と縁遠いわけじゃない。この街の人たちと密接に関わっているものといえばそう、ブレイン・マシン・インターフェースという言葉を聞いたことはあるかな」
「ブレイン……? いや、ないっすけど」
そもそも、横文字を覚えることが基本難しい。どこかで聞いたことがあっても記憶には残らないだろう。
今ですらもう復唱ができないレベルだし。
「ブレインはもちろん脳という意味だけど、そこにマシンという言葉が引っ付いている。だからなんとなくAIを想像してしまうかもしれないね。でも、BMIはそうじゃなく、脳と機械を接続する仕組みのことなんだ」
「脳と機械をって、聞くからにヤバげじゃないっすか?」
「はは、マッドサイエンスという感じはするね。実際、開頭手術を伴うようなものもあるみたいだけれど、現在は非侵襲型の研究も進んでる。外から脳の信号を拾うタイプだね。とにかく、さまざまなやり方で脳の信号を拾い、その信号を元に機械を動かす……それがBMIというものなんだよ」
「へえ……」
自分が動かずとも、こうしたいと思ったことを機械が代わりにやってくれる。イメージ的にはそういうものか。
「機械の遠隔操作というのは長らく研究されているところで、医師が遠いところにいても、装置さえあればそれを動かして手術ができる仕組みも考えられつつある。BMIならそれを脳波で動かせるようにもなるわけさ」
「その例を聞くと、通信技術と医療の上手いマッチングって感じはしますね」
「うん。そして、実現すれば最も有用と考えられているのがやはりBMIを用いた■■だろう」
「■■……」
「オッセオインテグレーションといって、骨とチタンが結合する現象があるのだけど、インプラント技術なんかがその応用の一つだ。人工物と骨が結合し、人体の一部とできる。更に言えば、感覚の伝導率も申し分ない。ならこの現象を■■の分野でも応用できるのではないか……という研究が今まさに盛り上がりを見せているんだよ」
なるほど、満生台がこの医療分野に特化し、GHOSTがそれに多額の出資をしている理由も見えてきた。この分野で真っ先に技術確立を成し得れば、相応の富と名声を得られるというわけだ。人類の進化という意味でも、ハンディキャップを覆せる技術なのだし合致はしている。
ここに住む者はなるほど、患者であり被験者でもあるということか。
それにしても、■■……この街と深く結び付いているはずのそれをどうして今まで……。
……何だろう、気分が悪い。
全てが底なし沼の中に沈み込んで見えなくなってしまうような、奇妙で不愉快な感覚がして……消えていく。
俺たちが、失って、得たもの――。
「……さてと。話している間に簡単な検査は終わったよ。虎牙くん自身の不調、というのとは少し違うかもしれない」
「じゃあ、やっぱり目の方っすか」
「そうだね……もちろん虎牙くんの体調次第で目を使い過ぎるのが脳への負担になっている部分はある。でも、その目自体に不具合が生じている可能性の方が高そうだ」
それって、結構深刻な事態という気がするのだが。簡単な処置をして終わり、という風にできるのだろうか?
「ううん、率直に言えば生活に困るレベルの異常は見受けられないんだ。ただ、ごく稀に小さな誤動作がみられるというか……。メンテナンスをすれば直るくらいだとは思うよ」
「はあ……」
「さっきの話の続きにもなるけれど、この街の患者さんには、全て共通したあるものを使ってもらっている。それは機械に使用する通信プログラムなんだ。レッドアイという有名なプログラムがあるんだけど、医療センターで提供するものは全てそのプログラムで動いてる」
――レッドアイ。まさか、ここでもその名を耳にするとは。有名なソフトというのは既に聞いていたが、医療に関わる器具にも利用されるほどだったのか。
「無償で公開されているソフトというのもあるんだけど、にも関わらずセキュリティがしっかりしているのが重要なところかな。出来ることも多いし、これさえあれば色々なことに応用できるというような代物なんだ」
「アマチュア無線家も愛用してるとか」
「そうそう、よく知ってるね。とにかく汎用性が高いから組み込ませてもらっているというわけさ。脳からの信号を変換して■■を動かす、そんな動作も問題なくやってくれるからね。……とは言え、例外がないわけでもないというのが今回露呈した感じかなあ」
「信号の誤検知とか、そういうのは常に付き纏うってことっすかね」
「半永久的に完全な挙動、というのは難しい……んだねえ」
プログラムだから常に完璧な動作をするとは限らないわけだ。もちろんそれは製作する上でのヒューマンエラーという場合もあるだろうが、作りにミスがなくとも外部環境や劣化など、どうしようもない要因はいくらでも考えられるし。
「まあ、不調の原因に目星が付いたならいいんすけど。すぐ直せるようなもんじゃないんすかね?」
「メンテナンスには時間がかかると思う。替えが利くものでもないしね。そうだなあ、この問題が落ち着いて、まとまった時間がとれるようになればいいけど」
「直すにはまず、事件解決っつーわけか。そういう意味でも結局、踏み込んでかなきゃいけないってことだな……」
既に決心は固めていることだが、やらざるを得ない理由が増えると強制されているような気になって溜め息が出てしまう。どんどんと深い沼に引き摺り込まれているようだ。
「それでも、危ないことは控えてほしいかな。たしかに現状では警察も来れていないし、進展は期待し辛いかもしれないけれど……大人たちだって何もしないわけではないだろうからさ」
「ちょっとは何とかしてくれと思ってますけどね。こんな状況に追い込まれてる以上、自分でも動かないと気に食わないんすよ」
「……はは、流石は虎牙くんだ」
双太さんは笑む。ただ、その笑顔はどこか悲しげに見えた。教師として、俺という生徒を心配してくれているのだろうな。なんだかんだ、それなりに付き合いは長くなってきたのだし。
「頼りにしてるよ、センセイ。無事に全部片付いたら、目もしっかり直して、また呑気な日々に戻りたいもんだ」
「そうだね。平穏な日常に……」
……その言葉が妙に薄っぺらく聞こえたのは、何故だったのか。
相変わらず悲しげな双太さんの表情のせいか、或いは朧げな視界のせいか。
穴の空いたバケツから水が零れていくように。
少しずつ、けれど確かに零れ落ちていくものがある。
この瞬間に交わしたはずの言葉は。
双太さんが語ってくれた技術とは、どのようなものだったんだっけ――?
*
否応無く、言葉は忘却される。
残酷な真実から目を背けるように。
この世界の理は、ある意味では理不尽だ。
満ち足りたものを映し続ける匣庭……。
それが畢竟、まやかしに過ぎないからこそ、事象は繰り返される。
坂道を転がり落ちていくように、幸福はどんどんと絶望へ裏返っていくのだ。
変わらない始まりと終わり。
まるで私たちは――手遅れの中にいるようで。
しかし、それでもなお。
繰り返されることに意味があるのだと信じて。
晦冥の中を、私は進んでいく。
いつかその先に、光あれと信じて。
「ブレイン……? いや、ないっすけど」
そもそも、横文字を覚えることが基本難しい。どこかで聞いたことがあっても記憶には残らないだろう。
今ですらもう復唱ができないレベルだし。
「ブレインはもちろん脳という意味だけど、そこにマシンという言葉が引っ付いている。だからなんとなくAIを想像してしまうかもしれないね。でも、BMIはそうじゃなく、脳と機械を接続する仕組みのことなんだ」
「脳と機械をって、聞くからにヤバげじゃないっすか?」
「はは、マッドサイエンスという感じはするね。実際、開頭手術を伴うようなものもあるみたいだけれど、現在は非侵襲型の研究も進んでる。外から脳の信号を拾うタイプだね。とにかく、さまざまなやり方で脳の信号を拾い、その信号を元に機械を動かす……それがBMIというものなんだよ」
「へえ……」
自分が動かずとも、こうしたいと思ったことを機械が代わりにやってくれる。イメージ的にはそういうものか。
「機械の遠隔操作というのは長らく研究されているところで、医師が遠いところにいても、装置さえあればそれを動かして手術ができる仕組みも考えられつつある。BMIならそれを脳波で動かせるようにもなるわけさ」
「その例を聞くと、通信技術と医療の上手いマッチングって感じはしますね」
「うん。そして、実現すれば最も有用と考えられているのがやはりBMIを用いた■■だろう」
「■■……」
「オッセオインテグレーションといって、骨とチタンが結合する現象があるのだけど、インプラント技術なんかがその応用の一つだ。人工物と骨が結合し、人体の一部とできる。更に言えば、感覚の伝導率も申し分ない。ならこの現象を■■の分野でも応用できるのではないか……という研究が今まさに盛り上がりを見せているんだよ」
なるほど、満生台がこの医療分野に特化し、GHOSTがそれに多額の出資をしている理由も見えてきた。この分野で真っ先に技術確立を成し得れば、相応の富と名声を得られるというわけだ。人類の進化という意味でも、ハンディキャップを覆せる技術なのだし合致はしている。
ここに住む者はなるほど、患者であり被験者でもあるということか。
それにしても、■■……この街と深く結び付いているはずのそれをどうして今まで……。
……何だろう、気分が悪い。
全てが底なし沼の中に沈み込んで見えなくなってしまうような、奇妙で不愉快な感覚がして……消えていく。
俺たちが、失って、得たもの――。
「……さてと。話している間に簡単な検査は終わったよ。虎牙くん自身の不調、というのとは少し違うかもしれない」
「じゃあ、やっぱり目の方っすか」
「そうだね……もちろん虎牙くんの体調次第で目を使い過ぎるのが脳への負担になっている部分はある。でも、その目自体に不具合が生じている可能性の方が高そうだ」
それって、結構深刻な事態という気がするのだが。簡単な処置をして終わり、という風にできるのだろうか?
「ううん、率直に言えば生活に困るレベルの異常は見受けられないんだ。ただ、ごく稀に小さな誤動作がみられるというか……。メンテナンスをすれば直るくらいだとは思うよ」
「はあ……」
「さっきの話の続きにもなるけれど、この街の患者さんには、全て共通したあるものを使ってもらっている。それは機械に使用する通信プログラムなんだ。レッドアイという有名なプログラムがあるんだけど、医療センターで提供するものは全てそのプログラムで動いてる」
――レッドアイ。まさか、ここでもその名を耳にするとは。有名なソフトというのは既に聞いていたが、医療に関わる器具にも利用されるほどだったのか。
「無償で公開されているソフトというのもあるんだけど、にも関わらずセキュリティがしっかりしているのが重要なところかな。出来ることも多いし、これさえあれば色々なことに応用できるというような代物なんだ」
「アマチュア無線家も愛用してるとか」
「そうそう、よく知ってるね。とにかく汎用性が高いから組み込ませてもらっているというわけさ。脳からの信号を変換して■■を動かす、そんな動作も問題なくやってくれるからね。……とは言え、例外がないわけでもないというのが今回露呈した感じかなあ」
「信号の誤検知とか、そういうのは常に付き纏うってことっすかね」
「半永久的に完全な挙動、というのは難しい……んだねえ」
プログラムだから常に完璧な動作をするとは限らないわけだ。もちろんそれは製作する上でのヒューマンエラーという場合もあるだろうが、作りにミスがなくとも外部環境や劣化など、どうしようもない要因はいくらでも考えられるし。
「まあ、不調の原因に目星が付いたならいいんすけど。すぐ直せるようなもんじゃないんすかね?」
「メンテナンスには時間がかかると思う。替えが利くものでもないしね。そうだなあ、この問題が落ち着いて、まとまった時間がとれるようになればいいけど」
「直すにはまず、事件解決っつーわけか。そういう意味でも結局、踏み込んでかなきゃいけないってことだな……」
既に決心は固めていることだが、やらざるを得ない理由が増えると強制されているような気になって溜め息が出てしまう。どんどんと深い沼に引き摺り込まれているようだ。
「それでも、危ないことは控えてほしいかな。たしかに現状では警察も来れていないし、進展は期待し辛いかもしれないけれど……大人たちだって何もしないわけではないだろうからさ」
「ちょっとは何とかしてくれと思ってますけどね。こんな状況に追い込まれてる以上、自分でも動かないと気に食わないんすよ」
「……はは、流石は虎牙くんだ」
双太さんは笑む。ただ、その笑顔はどこか悲しげに見えた。教師として、俺という生徒を心配してくれているのだろうな。なんだかんだ、それなりに付き合いは長くなってきたのだし。
「頼りにしてるよ、センセイ。無事に全部片付いたら、目もしっかり直して、また呑気な日々に戻りたいもんだ」
「そうだね。平穏な日常に……」
……その言葉が妙に薄っぺらく聞こえたのは、何故だったのか。
相変わらず悲しげな双太さんの表情のせいか、或いは朧げな視界のせいか。
穴の空いたバケツから水が零れていくように。
少しずつ、けれど確かに零れ落ちていくものがある。
この瞬間に交わしたはずの言葉は。
双太さんが語ってくれた技術とは、どのようなものだったんだっけ――?
*
否応無く、言葉は忘却される。
残酷な真実から目を背けるように。
この世界の理は、ある意味では理不尽だ。
満ち足りたものを映し続ける匣庭……。
それが畢竟、まやかしに過ぎないからこそ、事象は繰り返される。
坂道を転がり落ちていくように、幸福はどんどんと絶望へ裏返っていくのだ。
変わらない始まりと終わり。
まるで私たちは――手遅れの中にいるようで。
しかし、それでもなお。
繰り返されることに意味があるのだと信じて。
晦冥の中を、私は進んでいく。
いつかその先に、光あれと信じて。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
【恋愛】×【ミステリー】失恋まであと五分~駅へ走れ!~
キルト
ミステリー
「走れっ、走れっ、走れ。」俺は自分をそう鼓舞しながら駅へ急いでいた。
失恋まであと五分。
どうしても今日だけは『あの電車』に乗らなければならなかった。
電車で居眠りする度に出会う不思議な女性『夜桜 結衣』。
俺は彼女の不思議な預言に次第に魅了されていく。
今日コクらなければ、二度と会えないっ。
電車に乗り遅れた俺は、まさかの失恋決定!?
失意の中で、偶然再会した大学の後輩『玲』へ彼女との出来事を語り出す。
ただの惨めな失恋話……の筈が事態は思わぬ展開に!?
居眠りから始まるステルスラブストーリーです。
YouTubeにて紹介動画も公開中です。
https://www.youtube.com/shorts/45ExzfPtl6Q
ダブルの謎
KT
ミステリー
舞台は、港町横浜。ある1人の男が水死した状態で見つかった。しかし、その水死したはずの男を捜査1課刑事の正行は、目撃してしまう。ついに事件は誰も予想がつかない状況に発展していく。真犯人は一体誰で、何のために、、 読み出したら止まらない、迫力満点短編ミステリー
この満ち足りた匣庭の中で 二章―Moon of miniature garden―
至堂文斗
ミステリー
それこそが、赤い満月へと至るのだろうか――
『満ち足りた暮らし』をコンセプトとして発展を遂げてきたニュータウン、満生台。
更なる発展を掲げ、電波塔計画が進められ……そして二〇一二年の八月、地図から消えた街。
鬼の伝承に浸食されていく混沌の街で、再び二週間の物語は幕を開ける。
古くより伝えられてきた、赤い満月が昇るその夜まで。
オートマティスム、鬼封じの池、『八〇二』の数字。
ムーンスパロー、周波数帯、デリンジャー現象。
ブラッドムーン、潮汐力、盈虧院……。
ほら、また頭の中に響いてくる鬼の声。
逃れられない惨劇へ向けて、私たちはただ日々を重ねていく――。
出題篇PV:https://www.youtube.com/watch?v=1mjjf9TY6Io
【恋愛ミステリ】エンケージ! ーChildren in the bird cageー
至堂文斗
ライト文芸
【完結済】
野生の鳥が多く生息する山奥の村、鴇村(ときむら)には、鳥に関する言い伝えがいくつか存在していた。
――つがいのトキを目にした恋人たちは、必ず結ばれる。
そんな恋愛を絡めた伝承は当たり前のように知られていて、村の少年少女たちは憧れを抱き。
――人は、死んだら鳥になる。
そんな死後の世界についての伝承もあり、鳥になって大空へ飛び立てるのだと信じる者も少なくなかった。
六月三日から始まる、この一週間の物語は。
そんな伝承に思いを馳せ、そして運命を狂わされていく、二組の少年少女たちと。
彼らの仲間たちや家族が紡ぎだす、甘く、優しく……そしてときには苦い。そんなお話。
※自作ADVの加筆修正版ノベライズとなります。
表紙は以下のフリー素材、フリーフォントをお借りしております。
http://sozai-natural.seesaa.net/category/10768587-1.html
http://www.fontna.com/blog/1706/
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
舞姫【中編】
友秋
ミステリー
天涯孤独の少女は、夜の歓楽街で二人の男に拾われた。
三人の運命を変えた過去の事故と事件。
そこには、三人を繋ぐ思いもかけない縁(えにし)が隠れていた。
剣崎星児
29歳。故郷を大火の家族も何もかもを失い、夜の街で強く生きてきた。
兵藤保
28歳。星児の幼馴染。同じく、実姉以外の家族を失った。明晰な頭脳を持って星児の抱く野望と復讐の計画をサポートしてきた。
津田みちる
20歳。両親を事故で亡くし孤児となり、夜の街を彷徨っていた16歳の時、星児と保に拾われた。ストリップダンサーとしてのデビューを控える。
桑名麗子
保の姉。星児の彼女で、ストリップ劇場香蘭の元ダンサー。みちるの師匠。
亀岡
みちるの両親が亡くなった事故の事を調べている刑事。
津田(郡司)武
星児と保が追う謎多き男。
切り札にするつもりで拾った少女は、彼らにとっての急所となる。
大人になった少女の背中には、羽根が生える。
与り知らないところで生まれた禍根の渦に三人は巻き込まれていく。
彼らの行く手に待つものは。
天使の顔して悪魔は嗤う
ねこ沢ふたよ
ミステリー
表紙の子は赤野周作君。
一つ一つで、お話は別ですので、一つずつお楽しいただけます。
【都市伝説】
「田舎町の神社の片隅に打ち捨てられた人形が夜中に動く」
そんな都市伝説を調べに行こうと幼馴染の木根元子に誘われて調べに行きます。
【雪の日の魔物】
周作と優作の兄弟で、誘拐されてしまいますが、・・・どちらかと言えば、周作君が犯人ですね。
【歌う悪魔】
聖歌隊に参加した周作君が、ちょっとした事件に巻き込まれます。
【天国からの復讐】
死んだ友達の復讐
<折り紙から、中学生。友達今井目線>
【折り紙】
いじめられっ子が、周作君に相談してしまいます。復讐してしまいます。
【修学旅行1~3・4~10】
周作が、修学旅行に参加します。バスの車内から目撃したのは・・・。
3までで、小休止、4からまた新しい事件が。
※高一<松尾目線>
【授業参観1~9】
授業参観で見かけた保護者が殺害されます
【弁当】
松尾君のプライベートを赤野君が促されて推理するだけ。
【タイムカプセル1~7】
暗号を色々+事件。和歌、モールス、オペラ、絵画、様々な要素を取り入れた暗号
【クリスマスの暗号1~7】
赤野君がプレゼント交換用の暗号を作ります。クリスマスにちなんだ暗号です。
【神隠し】
同級生が行方不明に。 SNSや伝統的な手品のトリック
※高三<夏目目線>
【猫は暗号を運ぶ1~7】
猫の首輪の暗号から、事件解決
【猫を殺さば呪われると思え1~7】
暗号にCICADAとフリーメーソンを添えて♪
※都市伝説→天使の顔して悪魔は嗤う、タイトル変更
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる