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Fifth Chapter...7/23
伝承を探る者
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散々な試験が終了すると、俺たちはすぐに帰るのではなく、他の生徒たちが出て行く教室に待機する。というのも試験日は終業時間が早過ぎて、満雀ちゃんの面倒を見る人がいない状態なのだ。
俺たちの誰かがエスコートすれば帰れなくはないが、病院では彼女の両親が働いている真っ最中。せめて時間をずらしてから、ということが自然に決まり、俺たちは試験後に時間を潰すことを恒例にしていた。少し時間をずらせば、エスコート役も双太さんがやってくれるしな。
お互いが持ち寄った――まあほとんど龍美だが――ゲームで遊ぶ、そんな決まり事がもう何回も続いている。だから、これもまた日常を取り戻してくれるイベントには違いない。
せいぜい楽しんでやろうと、俺は珍しく全力で遊びと向き合うことにした。……まあ、その結果も試験とそう変わらなかったが。
最終的に満雀ちゃんが勝利を収め、この日のゲーム大会はお開きになる。満雀ちゃんは双太さんに連れられ、龍美は玄人を伴って帰っていった。俺だけ街の中でも辺鄙な場所に住んでいるからな、仕方がない。
時間をかけてゆっくり家を目指す。夏場の昼下がりならまだいいが、冬の夕刻だとかなりハードルが高い。黒めの服を着ている人だと、すれ違っても分からないどころかぶつかってもおかしくないレベルだ。陽光に感謝しながら、今日の俺は何事もなく自宅に辿り着いた。
「おや、おかえり」
「あ……ども」
玄関扉の擦りガラス越しに見えた人影をオヤジだとばかり思っていた俺は、飛んできた声に面食らう。おかえりと声を掛けてきたのは牛牧さんだった。
今日も仕事で訪ねてきたのだろうか。どうやら彼は来たばかりのようで、玄関口で待つつもりだったらしいが、奥にいるオヤジに、
「せっかくだ、上がっていくといい」
そう言われたので、ではお言葉に甘えてと靴を脱いだ。俺も後に続く。
手洗いを済ませ、居間を覗いてみると、牛牧さんが座る場所の対面に、ちょうどオヤジが腰を下ろすところだった。
「ふう、すまないね。手短に済ませるつもりだったんだがわざわざ茶まで出してもらって」
「構わない……新しい依頼か?」
「そちらもあるがね。少し訊ねたいこともあったんだ」
ふむ、とオヤジは険しい表情を見せる。こういう切り出し方をするとき、あまり良い話でないことを理解しているのだろう。
盗み聞きのようで心苦しいが、話の内容が気になり立ち去れなくなってしまった。
「古い仲ということでね、大抵儂から佐曽利さんの方へ依頼はかけているが……最近それ以外で仕事を請け負ったことはありますかな」
「……いえ、ありませんが」
今度は牛牧さんがふむ、と口にする番だった。しばらく考え込んだ後、
「最近久礼くんや永射くんが忙しなくしていてね。大口の案件でもあるのかと思ったのだが……まあ、勘違いかもしれんなあ」
「二人が、ですか」
「永射くんは今日も街を離れているようでね。夕方には戻ってくるようだが」
永射さんが街を出ている? ……偉い人なら別に変な話ではないだろうが、牛牧さんの口振りからするともう何回か満生台を離れているようだ。街外で重要な案件でもこなしているのか、気にはなる。牛牧さんも、このところの変容が引っ掛かって情報収集しに来たようだ。
「気になるなら、直接訊ねた方が早いと思うが」
「うむ……まあ、そこは立場というものがあってね」
確かに、牛牧さんはほとんど病院を追い出されているような状態だ。上下関係で言えば、どうしても下に位置してしまう。年齢は、こういう世界では関係ない。
牛牧さんからすれば、うちのオヤジは自由で羨ましく思えるのだろう。
「いやなに、今のは儂のちょっとした興味だ。知らなければそれで構わないし、彼らの仕事に深く関わるつもりもないさ」
「その方が賢明かも、しれんな」
オヤジは半ば諭すように言うと、おもむろに立ち上がり、
「せっかくだ、今請け負っている分の進捗でも伝えることにしよう。少し待っていてくれ」
そう告げて、作業場に引っ込んでいった。牛牧さんを落ち着かせる意味合いもあるのだろう。残された牛牧さんは、小さく溜息を吐いて天井を仰いでいた。
――すまねえな、オヤジ。
俺は心の中で謝ってから、居間に入る。牛牧さんに顔が合うと一つ会釈をして、
「相変わらず大変そうっすね」
そんな風に切り出した。
「まあ、この前話した通りだ。儂ももう少し永射くんらの運営計画を把握できればとは思うんだがね」
「教えてくれなきゃどうしようもないっすよねえ……」
同じ場所にいるのに、関係がない者として扱われる。それは、俺の過去と少しだぶって感じられた。自然と言葉が同情的になるのはそういう理由だ。
「ところで牛牧さん。話題が変わって申し訳ないんですけど」
「何かな?」
「この街の歴史……三鬼村時代のことって詳しいっすか?」
「三鬼村か。申し訳ないが、以前も言ったように儂も移り住んできた身だ。ここの歴史などは人伝に聞いたくらいだよ」
「やっぱ、瓶井さんっすかねえ」
「うむ。……あの人は、少し偏った話をされるがね」
確かに、瓶井史という老女は少しというよりかなり偏った思想の持ち主だ。満生台の電波塔計画に真っ向から反対する数少ない人物であり、永射が小難しい話で煙に巻こうとすると、それに対抗して彼女の方はオカルト話を持ち出す。そのお互いにズレたままの殴り合い当然の如く決着など着かず、こと居間に至っても論戦は続いているのだ。
最終の住民説明会がもうすぐあるのだが、どうせ納得のいく結果なんて出せないだろうと俺は思っている。
ともあれ、昔話を期待できるのがそんな人物だけなら非常に困りものだな。
「牛牧さんは瓶井さんから昔の地理について聞いたこととかは? 例えば……山中のこととか」
「む? ……そうだな、鬼がやってくるのが山からと言う話は聞いたことがある。鬼封じの池というのもあるしね」
「鬼が……山から」
もう少し情報がないか食い下がってみたが、牛牧さんはそれ以上聞いたことがないらしい。外部の人間だし、興味がないと言えばそれまでだから仕方は無いが。
鬼か……確実に鬼という繋がりはあるわけだ。
「そう言えば、不思議なことだがね……永射くんも鬼の伝承には興味を示していたようだ」
「え?」
ちょっと待て。
永射はさんざん瓶井さんから鬼の伝承を持ち出され、辟易しているのではないのか?
事あるごとに、鬼に祟られますよと脅されていたあの男が、この地の鬼伝説に興味を持っていた……?
「それって、嘘だと分かれば瓶井さんを徹底的に叩きのめせるからとか、そういうことなんすかね」
「さてな。しかし……あれは純粋に好奇心にも見えたが」
「へえ……」
俺が考えている通りの可能性もあるが、牛牧さんの言葉も検討に値する。
永射孝史郎はどんな視点から鬼伝承を見定めようとしているのか……。
「戻った」
オヤジが荷物を持って戻ってくる。箱詰めなので中身は見えないが、長方形でそれなりに大きいものだった。
居間に入るなり、ここからは仕事だとばかりに俺の方へ視線を送ってきたので、邪魔者はさっさと退散することにしよう。面白い情報は聞けたのだし。
「この■■だが――」
会釈だけして、俺は居間からさっさと抜け出す。永射孝史郎……住む世界の違う人間だという印象で近付き難かったが、これだけ怪しさが募れば会わないわけにもいかないだろう。
夕方頃には街へ戻る、か。少し遅い時間ではあるけれど、昨日の探検みたいなものだ。この街の為政者の元へかちこんでやろう。
今は午後一時前。あと四時間ほどしたら家を出るくらいでいいだろう。アポも取らずに偉いさんの家を訪ねるのは礼儀知らずなのだろうが、それこそ上等だ。俺は不思議と、昔の喧嘩が想起されて気持ちが高揚していた。向かってくる障害を乗り越える事自体、その一点に関しては、多分嫌いではなかったのだ。
「……よっしゃ」
パンと拳を手のひらに打ち込んで、俺は口元に笑みを浮かべる。
ちょっとは面白い話を聞かせてもらおうじゃないか。
俺たちの誰かがエスコートすれば帰れなくはないが、病院では彼女の両親が働いている真っ最中。せめて時間をずらしてから、ということが自然に決まり、俺たちは試験後に時間を潰すことを恒例にしていた。少し時間をずらせば、エスコート役も双太さんがやってくれるしな。
お互いが持ち寄った――まあほとんど龍美だが――ゲームで遊ぶ、そんな決まり事がもう何回も続いている。だから、これもまた日常を取り戻してくれるイベントには違いない。
せいぜい楽しんでやろうと、俺は珍しく全力で遊びと向き合うことにした。……まあ、その結果も試験とそう変わらなかったが。
最終的に満雀ちゃんが勝利を収め、この日のゲーム大会はお開きになる。満雀ちゃんは双太さんに連れられ、龍美は玄人を伴って帰っていった。俺だけ街の中でも辺鄙な場所に住んでいるからな、仕方がない。
時間をかけてゆっくり家を目指す。夏場の昼下がりならまだいいが、冬の夕刻だとかなりハードルが高い。黒めの服を着ている人だと、すれ違っても分からないどころかぶつかってもおかしくないレベルだ。陽光に感謝しながら、今日の俺は何事もなく自宅に辿り着いた。
「おや、おかえり」
「あ……ども」
玄関扉の擦りガラス越しに見えた人影をオヤジだとばかり思っていた俺は、飛んできた声に面食らう。おかえりと声を掛けてきたのは牛牧さんだった。
今日も仕事で訪ねてきたのだろうか。どうやら彼は来たばかりのようで、玄関口で待つつもりだったらしいが、奥にいるオヤジに、
「せっかくだ、上がっていくといい」
そう言われたので、ではお言葉に甘えてと靴を脱いだ。俺も後に続く。
手洗いを済ませ、居間を覗いてみると、牛牧さんが座る場所の対面に、ちょうどオヤジが腰を下ろすところだった。
「ふう、すまないね。手短に済ませるつもりだったんだがわざわざ茶まで出してもらって」
「構わない……新しい依頼か?」
「そちらもあるがね。少し訊ねたいこともあったんだ」
ふむ、とオヤジは険しい表情を見せる。こういう切り出し方をするとき、あまり良い話でないことを理解しているのだろう。
盗み聞きのようで心苦しいが、話の内容が気になり立ち去れなくなってしまった。
「古い仲ということでね、大抵儂から佐曽利さんの方へ依頼はかけているが……最近それ以外で仕事を請け負ったことはありますかな」
「……いえ、ありませんが」
今度は牛牧さんがふむ、と口にする番だった。しばらく考え込んだ後、
「最近久礼くんや永射くんが忙しなくしていてね。大口の案件でもあるのかと思ったのだが……まあ、勘違いかもしれんなあ」
「二人が、ですか」
「永射くんは今日も街を離れているようでね。夕方には戻ってくるようだが」
永射さんが街を出ている? ……偉い人なら別に変な話ではないだろうが、牛牧さんの口振りからするともう何回か満生台を離れているようだ。街外で重要な案件でもこなしているのか、気にはなる。牛牧さんも、このところの変容が引っ掛かって情報収集しに来たようだ。
「気になるなら、直接訊ねた方が早いと思うが」
「うむ……まあ、そこは立場というものがあってね」
確かに、牛牧さんはほとんど病院を追い出されているような状態だ。上下関係で言えば、どうしても下に位置してしまう。年齢は、こういう世界では関係ない。
牛牧さんからすれば、うちのオヤジは自由で羨ましく思えるのだろう。
「いやなに、今のは儂のちょっとした興味だ。知らなければそれで構わないし、彼らの仕事に深く関わるつもりもないさ」
「その方が賢明かも、しれんな」
オヤジは半ば諭すように言うと、おもむろに立ち上がり、
「せっかくだ、今請け負っている分の進捗でも伝えることにしよう。少し待っていてくれ」
そう告げて、作業場に引っ込んでいった。牛牧さんを落ち着かせる意味合いもあるのだろう。残された牛牧さんは、小さく溜息を吐いて天井を仰いでいた。
――すまねえな、オヤジ。
俺は心の中で謝ってから、居間に入る。牛牧さんに顔が合うと一つ会釈をして、
「相変わらず大変そうっすね」
そんな風に切り出した。
「まあ、この前話した通りだ。儂ももう少し永射くんらの運営計画を把握できればとは思うんだがね」
「教えてくれなきゃどうしようもないっすよねえ……」
同じ場所にいるのに、関係がない者として扱われる。それは、俺の過去と少しだぶって感じられた。自然と言葉が同情的になるのはそういう理由だ。
「ところで牛牧さん。話題が変わって申し訳ないんですけど」
「何かな?」
「この街の歴史……三鬼村時代のことって詳しいっすか?」
「三鬼村か。申し訳ないが、以前も言ったように儂も移り住んできた身だ。ここの歴史などは人伝に聞いたくらいだよ」
「やっぱ、瓶井さんっすかねえ」
「うむ。……あの人は、少し偏った話をされるがね」
確かに、瓶井史という老女は少しというよりかなり偏った思想の持ち主だ。満生台の電波塔計画に真っ向から反対する数少ない人物であり、永射が小難しい話で煙に巻こうとすると、それに対抗して彼女の方はオカルト話を持ち出す。そのお互いにズレたままの殴り合い当然の如く決着など着かず、こと居間に至っても論戦は続いているのだ。
最終の住民説明会がもうすぐあるのだが、どうせ納得のいく結果なんて出せないだろうと俺は思っている。
ともあれ、昔話を期待できるのがそんな人物だけなら非常に困りものだな。
「牛牧さんは瓶井さんから昔の地理について聞いたこととかは? 例えば……山中のこととか」
「む? ……そうだな、鬼がやってくるのが山からと言う話は聞いたことがある。鬼封じの池というのもあるしね」
「鬼が……山から」
もう少し情報がないか食い下がってみたが、牛牧さんはそれ以上聞いたことがないらしい。外部の人間だし、興味がないと言えばそれまでだから仕方は無いが。
鬼か……確実に鬼という繋がりはあるわけだ。
「そう言えば、不思議なことだがね……永射くんも鬼の伝承には興味を示していたようだ」
「え?」
ちょっと待て。
永射はさんざん瓶井さんから鬼の伝承を持ち出され、辟易しているのではないのか?
事あるごとに、鬼に祟られますよと脅されていたあの男が、この地の鬼伝説に興味を持っていた……?
「それって、嘘だと分かれば瓶井さんを徹底的に叩きのめせるからとか、そういうことなんすかね」
「さてな。しかし……あれは純粋に好奇心にも見えたが」
「へえ……」
俺が考えている通りの可能性もあるが、牛牧さんの言葉も検討に値する。
永射孝史郎はどんな視点から鬼伝承を見定めようとしているのか……。
「戻った」
オヤジが荷物を持って戻ってくる。箱詰めなので中身は見えないが、長方形でそれなりに大きいものだった。
居間に入るなり、ここからは仕事だとばかりに俺の方へ視線を送ってきたので、邪魔者はさっさと退散することにしよう。面白い情報は聞けたのだし。
「この■■だが――」
会釈だけして、俺は居間からさっさと抜け出す。永射孝史郎……住む世界の違う人間だという印象で近付き難かったが、これだけ怪しさが募れば会わないわけにもいかないだろう。
夕方頃には街へ戻る、か。少し遅い時間ではあるけれど、昨日の探検みたいなものだ。この街の為政者の元へかちこんでやろう。
今は午後一時前。あと四時間ほどしたら家を出るくらいでいいだろう。アポも取らずに偉いさんの家を訪ねるのは礼儀知らずなのだろうが、それこそ上等だ。俺は不思議と、昔の喧嘩が想起されて気持ちが高揚していた。向かってくる障害を乗り越える事自体、その一点に関しては、多分嫌いではなかったのだ。
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