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究明編
欠け落ちた子どもたち
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動き出した匣庭の時間。
その光景を見つめる明乃もまた、胸を締め付けるような寂寥を感じていた。
或いは、チリチリと焦げ付くような怒りか。
他でもないGHOSTが作り上げた、歪なるこの匣庭……。
「盈虧園の名前の由来? そうねえ、聞いてみたことはないけど」
満雀の席の隣に立っている少女――仁科龍美が口を開く。
今、満雀は学校の休み時間に友人たちと話しているというシーンだった。
明乃はそれをまるで、演劇の舞台上を透明人間になって眺めているような気分でいる。
実際、彼女はこの世界で誰にも認識されない存在に違いなかった。
「――中々個性的な子たちでしょう?」
ふいに、言葉が飛んでくる。その瞬間、世界は緩やかに凍り付いていった。
満雀が明乃に声をかけてきたのだ。
「……はい。こんな子たちと一緒にいられたら毎日飽きずに楽しく過ごせるだろうなって思います。玄人くんなんかは知人を思い出しちゃうかな」
「大人しい子だけど、芯は強いわ。似ている人がいるなら、その人もしっかり者なんでしょうね」
「そりゃもう。あ、彼女さんにはタジタジですけど……」
「ふふ、玄人も彼女が出来てたらそうだったのかも」
満雀は愉快そうに笑う。その笑顔を見て明乃は少しだけ安堵した。
たとえ絞り出すような感情なのだとしても、まだ彼女は笑えている。
それを潰えさせてはならない。
「それにしても、本当に堅牢な世界ですね……満雀さんが少しでも道を逸れたら、時間が止まる」
「この子たちに話しかけながら、台詞を変えたことも沢山あるわ。けれど、結果はほぼ絶望的。時間が止まるか、多少聞き入れてもらえてもすぐに修正が入ってしまう……記憶に残らないの。八月二日の終点が来れば、結局また巻き戻るしね」
「……悔しかったでしょうね」
「もちろん……それでも諦めてたまるかって、進み続けてきたのだけど」
その直向きな気持ちがあったからこそ、明乃は間に合ったのだろう。
現実世界での六年。匣庭が動きを始めてからは三年ほど……何れにせよ、長い長い時間だ。
「改めて、来てくれたことに感謝するわ」
「いえ……これから事件を終わらせられるかが、本当の戦いです」
明乃はあれから、満雀に自分たちが満生台を訪れた経緯を慎重に説明した。
というのは、満雀自身の認識がどこまで現実の状況と乖離しているのかが分からなかったからだ。
経験上、あまりに大きな乖離を突然知らしめられた場合、構築された記憶世界――信号領域が暴走してしまう危険性がある。
だから明乃は、薄氷を踏むような思いで話をせざるを得なかったのだ。
この擦り合わせの中で、明乃が確信したことは大体このようなものだった。
まず、最大の齟齬として、彼女は現実世界で六年の時が経過しているという事実を知らない。
そして、満生台にいたほぼ全ての人物が亡くなってしまったのだという事実も。
彼女はあくまで、八月二日に父親である貴獅がWAWプログラムの装置を起動した瞬間、満生台が時間の牢獄に囚われたかのようにループを繰り返すようになったと認識している。……というより、そうであればという希望を捨てきっていない。現実は止まることなく進んでいるという可能性から、目を背けているのだ。
気持ちは痛いほどに分かる。こうして彼女の友人たちを見れば猶更……この日常がもう二度と取り戻せないものだと、受け入れることなど出来ないのだろう。
無限のループを終わらせたいと願う一方、この世界の全てを手放さなければならない可能性を拒絶してしまっている……。
――事件が解決するときには多分、満雀さんも現実を受け止めなきゃいけない時が来る。だから……。
最終的には向き合い、受け入れなければならない問題だ。現実に戻るためにはどうしても、現実を理解せねばならない。
重要なのは、彼女がそれを受け入れる過程ということになるだろう。
――それから、もう一つ。
こちらも大き過ぎる錯誤だ。この匣庭自体が、『満ち足りた暮らし』という魂魄たちの願い自体が、一つの事実を捻じ曲げている。
それは、なるほど久礼貴獅が思い描いていた未来と同じ。
肉体という檻から解き放たれ、ここに存在する者たちがハンディキャップを克服する世界……。
「もう一度確認して申し訳ないですけど、ここにいる三人……玄人くんも、龍美ちゃんも、虎牙くんも。皆、本当は肉体のどこかを『欠損』してしまっているんですよね?」
「……そうよ。この匣庭の中で事実が上書きされ、こうして腕も脚もしっかりあるように見えるけれど……玄人は義足を履いていたし、龍美は義手を嵌めていた。虎牙については義眼だったものの、GHOSTの最先端技術を用いたその眼は光の強弱をイメージとして脳に送り込むことである程度物体の陰影を認識出来るようになる、という代物だったわ」
今、明乃が見ている少年少女たちはいたって普通の恰好をしている。真智田玄人の足に違和感はないし、仁科龍美は完全に人間の腕そのもの。義本虎牙の瞳も、きょろきょろと動いていて義眼には見えない。
そう……この信号領域は、肉体的なハンディキャップがない形に上書きされている。
それは、ここにいる者たちが魂魄という在り方になっているからだ。
ゆえに――。
「じゃあ、満雀さんにも何らかの不調はあった……ということですよね。あなたのお父さんが全霊を賭けてこの空間を作り上げようとしたその大元……あなたの病状は、そのときどんなものだったんでしょう」
「それは……」
瞬間、満雀はまた頭を押さえて呻いた。
鋭い痛みが、頭の中を駆け巡っているのだろう。
乖離した現実に、だんだんと近づいていく痛み。
それは、彼女自身が向き合わなければならないことだ。
「白状すると、父は私に明確な病気の説明はしてこなかったの。ただ、体力が無くなって、そのうち体を動かすのも難しくなると。だからその前に、何としても自由に動き回れるような治療法を、或いは技術を確立出来れば。あの人は常々そう話していた……」
やはり、久礼貴獅は百パーセントの説明を愛娘にはしておらず。
結果として彼女もまた、主ではあれ匣庭の効力の中にいる。
何故なら、貴獅の願いの内、治療法についてはもう間に合っていなかったからだ。
七月十九日を迎えるその日までに、満雀は。
*
「……この、別個で保管されているモニタは道標の碑に仕込まれたものじゃなくてね。当時、僕や彼女の親友たちが運んでいたものだ」
「それがいわゆるプラスアルファ、というやつですね」
コトリと近くのテーブルに置かれた小型のモニタ。壁面にある無数のモニタよりは多少大きく、映像もまだ鮮明に感じられる。そして事情が事情なだけに、杜村はこの映像を殊更に懐かしんでいる様子だった。
「それまでも実験的に使われることはあったから、皆が拒否感を示すこともなかった。そもそも、満雀ちゃんの病気が病気だしね。これが本格的に使用されたのが、始まりの日……つまり七月十九日以降ということになる」
「これを映した持ち運び式のカメラが、彼女の『目』になった……」
真智田玄人が足を、仁科龍美が腕を、義本虎牙が目を、それぞれ過去の悲劇によって失っていたとして。
久礼満雀その人もまた、あの二週間に至るまでに大きなものを失っていたのだ。
ALSという病は既に、現代医療ではどうしようもないステージまで彼女の体を蝕んでいた。
「この装置に体を繋がれたその時点で、彼女はもう体を動かすことが不可能になっていた。だから僕は、皆は、専用のカメラを使ってあたかも彼女がそこにいるかのように過ごしていたんだ」
たとえ彼女の肉体が、地下深くで横たわっていたとしても。
せめて日常の中に、彼女という存在を含めたままでいられるように。
その光景を見つめる明乃もまた、胸を締め付けるような寂寥を感じていた。
或いは、チリチリと焦げ付くような怒りか。
他でもないGHOSTが作り上げた、歪なるこの匣庭……。
「盈虧園の名前の由来? そうねえ、聞いてみたことはないけど」
満雀の席の隣に立っている少女――仁科龍美が口を開く。
今、満雀は学校の休み時間に友人たちと話しているというシーンだった。
明乃はそれをまるで、演劇の舞台上を透明人間になって眺めているような気分でいる。
実際、彼女はこの世界で誰にも認識されない存在に違いなかった。
「――中々個性的な子たちでしょう?」
ふいに、言葉が飛んでくる。その瞬間、世界は緩やかに凍り付いていった。
満雀が明乃に声をかけてきたのだ。
「……はい。こんな子たちと一緒にいられたら毎日飽きずに楽しく過ごせるだろうなって思います。玄人くんなんかは知人を思い出しちゃうかな」
「大人しい子だけど、芯は強いわ。似ている人がいるなら、その人もしっかり者なんでしょうね」
「そりゃもう。あ、彼女さんにはタジタジですけど……」
「ふふ、玄人も彼女が出来てたらそうだったのかも」
満雀は愉快そうに笑う。その笑顔を見て明乃は少しだけ安堵した。
たとえ絞り出すような感情なのだとしても、まだ彼女は笑えている。
それを潰えさせてはならない。
「それにしても、本当に堅牢な世界ですね……満雀さんが少しでも道を逸れたら、時間が止まる」
「この子たちに話しかけながら、台詞を変えたことも沢山あるわ。けれど、結果はほぼ絶望的。時間が止まるか、多少聞き入れてもらえてもすぐに修正が入ってしまう……記憶に残らないの。八月二日の終点が来れば、結局また巻き戻るしね」
「……悔しかったでしょうね」
「もちろん……それでも諦めてたまるかって、進み続けてきたのだけど」
その直向きな気持ちがあったからこそ、明乃は間に合ったのだろう。
現実世界での六年。匣庭が動きを始めてからは三年ほど……何れにせよ、長い長い時間だ。
「改めて、来てくれたことに感謝するわ」
「いえ……これから事件を終わらせられるかが、本当の戦いです」
明乃はあれから、満雀に自分たちが満生台を訪れた経緯を慎重に説明した。
というのは、満雀自身の認識がどこまで現実の状況と乖離しているのかが分からなかったからだ。
経験上、あまりに大きな乖離を突然知らしめられた場合、構築された記憶世界――信号領域が暴走してしまう危険性がある。
だから明乃は、薄氷を踏むような思いで話をせざるを得なかったのだ。
この擦り合わせの中で、明乃が確信したことは大体このようなものだった。
まず、最大の齟齬として、彼女は現実世界で六年の時が経過しているという事実を知らない。
そして、満生台にいたほぼ全ての人物が亡くなってしまったのだという事実も。
彼女はあくまで、八月二日に父親である貴獅がWAWプログラムの装置を起動した瞬間、満生台が時間の牢獄に囚われたかのようにループを繰り返すようになったと認識している。……というより、そうであればという希望を捨てきっていない。現実は止まることなく進んでいるという可能性から、目を背けているのだ。
気持ちは痛いほどに分かる。こうして彼女の友人たちを見れば猶更……この日常がもう二度と取り戻せないものだと、受け入れることなど出来ないのだろう。
無限のループを終わらせたいと願う一方、この世界の全てを手放さなければならない可能性を拒絶してしまっている……。
――事件が解決するときには多分、満雀さんも現実を受け止めなきゃいけない時が来る。だから……。
最終的には向き合い、受け入れなければならない問題だ。現実に戻るためにはどうしても、現実を理解せねばならない。
重要なのは、彼女がそれを受け入れる過程ということになるだろう。
――それから、もう一つ。
こちらも大き過ぎる錯誤だ。この匣庭自体が、『満ち足りた暮らし』という魂魄たちの願い自体が、一つの事実を捻じ曲げている。
それは、なるほど久礼貴獅が思い描いていた未来と同じ。
肉体という檻から解き放たれ、ここに存在する者たちがハンディキャップを克服する世界……。
「もう一度確認して申し訳ないですけど、ここにいる三人……玄人くんも、龍美ちゃんも、虎牙くんも。皆、本当は肉体のどこかを『欠損』してしまっているんですよね?」
「……そうよ。この匣庭の中で事実が上書きされ、こうして腕も脚もしっかりあるように見えるけれど……玄人は義足を履いていたし、龍美は義手を嵌めていた。虎牙については義眼だったものの、GHOSTの最先端技術を用いたその眼は光の強弱をイメージとして脳に送り込むことである程度物体の陰影を認識出来るようになる、という代物だったわ」
今、明乃が見ている少年少女たちはいたって普通の恰好をしている。真智田玄人の足に違和感はないし、仁科龍美は完全に人間の腕そのもの。義本虎牙の瞳も、きょろきょろと動いていて義眼には見えない。
そう……この信号領域は、肉体的なハンディキャップがない形に上書きされている。
それは、ここにいる者たちが魂魄という在り方になっているからだ。
ゆえに――。
「じゃあ、満雀さんにも何らかの不調はあった……ということですよね。あなたのお父さんが全霊を賭けてこの空間を作り上げようとしたその大元……あなたの病状は、そのときどんなものだったんでしょう」
「それは……」
瞬間、満雀はまた頭を押さえて呻いた。
鋭い痛みが、頭の中を駆け巡っているのだろう。
乖離した現実に、だんだんと近づいていく痛み。
それは、彼女自身が向き合わなければならないことだ。
「白状すると、父は私に明確な病気の説明はしてこなかったの。ただ、体力が無くなって、そのうち体を動かすのも難しくなると。だからその前に、何としても自由に動き回れるような治療法を、或いは技術を確立出来れば。あの人は常々そう話していた……」
やはり、久礼貴獅は百パーセントの説明を愛娘にはしておらず。
結果として彼女もまた、主ではあれ匣庭の効力の中にいる。
何故なら、貴獅の願いの内、治療法についてはもう間に合っていなかったからだ。
七月十九日を迎えるその日までに、満雀は。
*
「……この、別個で保管されているモニタは道標の碑に仕込まれたものじゃなくてね。当時、僕や彼女の親友たちが運んでいたものだ」
「それがいわゆるプラスアルファ、というやつですね」
コトリと近くのテーブルに置かれた小型のモニタ。壁面にある無数のモニタよりは多少大きく、映像もまだ鮮明に感じられる。そして事情が事情なだけに、杜村はこの映像を殊更に懐かしんでいる様子だった。
「それまでも実験的に使われることはあったから、皆が拒否感を示すこともなかった。そもそも、満雀ちゃんの病気が病気だしね。これが本格的に使用されたのが、始まりの日……つまり七月十九日以降ということになる」
「これを映した持ち運び式のカメラが、彼女の『目』になった……」
真智田玄人が足を、仁科龍美が腕を、義本虎牙が目を、それぞれ過去の悲劇によって失っていたとして。
久礼満雀その人もまた、あの二週間に至るまでに大きなものを失っていたのだ。
ALSという病は既に、現代医療ではどうしようもないステージまで彼女の体を蝕んでいた。
「この装置に体を繋がれたその時点で、彼女はもう体を動かすことが不可能になっていた。だから僕は、皆は、専用のカメラを使ってあたかも彼女がそこにいるかのように過ごしていたんだ」
たとえ彼女の肉体が、地下深くで横たわっていたとしても。
せめて日常の中に、彼女という存在を含めたままでいられるように。
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