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Eleventh Chapter...7/29
ノイズ
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いつの間にか、眠れていたらしい。布団を跳ね飛ばし、枕にしがみ付くような姿勢で目覚めた僕は、額に滲んでいた汗を拭って、ごろりと仰向けになった。
――鬼の顔。
昨夜目にした恐ろしいあの顔は、いつまでも頭の中に纏わり付いて消えずにいた。にも関わらず、その細部を思い出そうとしても、輪郭はぼやけて判然としなくて、いっそのことあれは、悪夢の中の一幕だったのではないかとすら思えてくる。
それでも、あの稲光は本物だったし、あのとき僕は、確かにはっきりとした意識で窓辺に立っていたはずなのだ。
全ては、恐怖が見せた錯覚に過ぎないのだろうか。やはりそれが、一番妥当な落とし所ではあるのだろうが。
「……はあ」
汗で下着が肌にひっついて、気持ちが悪い。朝風呂の習慣はなかったが、こういう日くらいは入りたいと一瞬だけ考えた。面倒臭がりなので、実際に入ることはしないけれど。
カーテンは閉まっていた。あの後、殆ど無意識の内に閉めたのだろう。いつもならカーテンを開けて外の光を部屋に入れるところだが、今日はどうしても窓に近づく気にはなれなかった。
時間をかけて着替えを終え、リビングへ向かう。父さんは腕組みをしながら窓の方を見つめ、母さんはせっせと朝食を作ってくれている。僕が座ると、父さんが低い声で、
「顔色が悪いぞ、寝れてないのか」
そう尋ねてきた。
「なんか、寝付けなくって。大丈夫だよ、休みだし眠くなったら寝るから」
「そうするといい」
ここ最近、誰かに心配されてばかりいる気がする。頼りない人間だよなあ、僕は。
リビングの窓からちらっと外を見てみると、どうやら雨は止んでいるようだった。ずっとぐずついた天気なので、このまま晴れるかどうかはさっぱり分からないが、もし晴れてくれたなら僕の心も幾分か楽になるのではないかという、理屈の分からない考えを抱いたりした。
朝食が運ばれてきたとき、電話のベルが鳴り響いた。固定電話が鳴っている。誰からだろうと首を捻りつつ、母さんが受話器を取った。
「はい、真智田ですが。……はあ、いつもお世話になってます」
怪訝そうな顔をして、母さんは何度か頷き、返事をする。
「え? ……分かりました」
そう言うと、保留のボタンを押して受話器を下ろして、こちらへ向かってきた。
「玄人。久礼さんから電話なんだけど、代わってほしいって」
「僕に?」
「そう。でも、ちょっと聞こえづらいわね」
貴獅さんが、僕に一体何の用だろう。定期健診をさぼったりはしていないし、仮にさぼったとしても、双太さんが学校で注意してくると思うのだが。
それに、聞こえづらいというのはどういうことだろうか。
さっきの母さんみたいに首を傾げながら、僕は受話器を上げた。
「もしもし、玄人です」
「ああ、玄人くん。こんな日曜日の朝から申し訳ないな。君に確認しておきたいことがあって、連絡させてもらったんだ」
受話器越しの貴獅さんの声。それはノイズ交じりで、掻き消されてしまいかねないような状態だった。電波状況の悪い所から電話を掛けているのだろうか。でも、この街の中からだとは思うのだが。
「どうしたんですか?」
「昨日、早乙女に会ったそうだね。彼女がそう話していた」
「ええ、確かに話しました。買い物の帰り道に偶然会ったので」
「そのとき早乙女と、どんな会話をしたのか覚えているかな」
「え? ……確か、早乙女さんが鍵を無くしたって言ってて。見つけたら連絡しましょうかって聞いたんですけど、それは別にいいって」
「……鍵」
そこで、貴獅さんは少し考え込んで、
「なるほど、聞かせてくれてありがとう。確認したかったのはそれだけだ、時間をとらせた。……では、失礼する」
「あ、はい。それじゃあ」
ガチャリ、通話が切れる。話し方は淡々としていたが、貴獅さんの声色には、どうも落ち着きのなさを感じた。
一体、何だったのだろう。どうして早乙女さんとの会話内容を確認する必要があったのだろう。
もしかして、早乙女さんが無くした鍵とは、貴獅さんにバレると怒られるような貴重品だったのだろうか。もしそうだとすれば、貴獅さんに話してしまったのはまずかったかな。
リビングに戻ると、両親が話の内容を聞きたそうにこちらを見ていたので、僕は席に着いてから、掻い摘んで説明をした。
「何だろうな」
「早乙女さん、ねえ。杜村くんと歳も近くて、可愛らしい子だったわね」
「どうして聞いてきたかは僕にもさっぱり。……悪いことじゃないといいけどなあ」
僕の一言で早乙女さんが怒られたりするのは勘弁してほしい。
気になる電話ではあったが、考えても答えなど出るはずはないので、僕は早乙女さんに、心の中で一言だけ、ごめんなさいと謝っておいた。謝り損かもしれないけれど。
「それにしても、どこから電話を掛けて来てたのかしらね」
「聞こえ辛かったね。向こうの電話がおかしくなってたのかもしれないけれど」
「……ん?」
母さんと僕が話している横で、テレビのリモコンを手にした父さんが、訝しげに顔をしかめる。その先を見ると、テレビ画面が砂嵐になっていた。どのチャンネルに変えても、番組は映らない。
「調子でも悪くなったか?」
「でも、このテレビ、買ってからまだ3年くらいですけどねえ」
テレビはこちらへ引っ越してくるより前に買ったものだ。新しいものでもないけれど、壊れてしまうほどの年月は経っていないだろう。
だとすると、問題はテレビではなさそうだが。
「……変だな。電話もテレビも調子が悪いとは」
一向にテレビは砂嵐のままなので、父さんは諦めて、電源をオフにした。
「ひょっとしたら、電波塔が関係してるのかしらね」
「ああ、試験運転しているとかで、周辺の電波に影響してるのかもしれないな」
父さんは言いながら、スマートフォンを取り出すと、
「圏外になってる。しばらく使えなさそうだ」
「でも、そういうのって事前にお知らせがあったりするよね?」
僕が言うと、
「永射さんが告知するつもりだったが、亡くなってしまって有耶無耶になった……くらいしか考えられないな」
「うーん、そんなもんなのかなあ」
腑に落ちないけれど、現に電子機器類に異常は出ているし、何かあったのは間違いない。そのうち誰かから情報も回ってくるだろう。それに、長い時間この状態が続くとも思えないし。
それから、テレビのない静かな食卓で朝食を済ませると、食器類を片付けてから、僕は欠伸を噛み殺しつつ自分の部屋へ戻った。
自室に入ると、閉めたままのカーテンが気になる。もう昨夜からの恐怖心も引いていたので、僕は窓の方へ近づいていって、カーテンを引っ張った。雨は夜の内に止んでいたらしく、水たまりもそれほど大きいものは残っていなさそうだった。
眠気はあったが、二度寝はしたくない性格なので、ベッドで横になることはせず、端に腰を下ろした。それから、枕の傍に置いてあるスマートフォンを取り上げる。
「……何でだろ」
昨日、龍美に送ったメッセージは、まだ既読になっていなかった。今は圏外になっているので、朝になってから読んだのかもしれないが、それにしても見るのが遅い。
自宅にはいるだろうし、電話でも掛けてみようか。そう考えてもみたけれど、心配しすぎだと笑われるかもしれないし、少し恥ずかしいので止めておくことにした。電波障害が直れば返事もくるだろうし、万が一今日一日直らずとも、明日は月曜日で終業式の日だから、ちゃんと龍美も来るだろう。
憂鬱な気持ちを忘れるために、僕は読書に耽ることにした。スマホは圏外、テレビも映らないし、アナログなものでしか今は暇を潰せそうもない。
最近は、SFとミステリが混ざった変格推理小説なるものがお気に入りなので、その手の作家の著書を探しては買い、読み漁っている。邪道だ、というマニアもいることだろうが、変格推理小説の方が、予想のつかない展開に毎度驚かされるという面白さが大きいのだ。ある程度、その中でのルールがはっきりしているものでなければ、荒唐無稽な作品になりかねない危うさもあるわけだが。
クローンが次々に生まれる不思議な設定の小説をドキドキしながら読み進め、例のごとくその解答にしてやられ、満足して頁を閉じる。そして、時計を見ると、もうそろそろ十一時にはなろうかというところだった。
ベッドから身を起こしたとき、外から誰かが走っていく足音が聞こえた。二階にあるこの部屋まで聞こえてくるのだから、かなり急いで走っているらしい。足音の主は誰だろうと、窓から様子を盗み見てみる。
「……双太さん?」
もう後ろ姿しか見えなかったが、あの髪に、あの白衣は双太さんに違いない。あんなに慌てて、何処へ向かっているのだろう。あんな風に走る双太さんは初めて見た気がする。
……良からぬことが起きている、そんな予感がした。
そんなことを思っている間にも、近くの住民が双太さんと同じ方向へ歩いていくのが見えた。街の北側だ。何かがあって、野次馬がそこへ集まっているというのが妥当な予想か。この前の火事もそんな感じだったし、同じレベルの何かがそこで起きていそうだ。
知らぬふりなんて出来ない。僕は、昨日理魚ちゃんを見つけたときと同じように急いで家を出て、双太さんが走っていった方向へ駆け出した。後ろから母さんの声が聞こえたけれど、今はそれを気にかけている場合ではなかった。
――鬼の顔。
昨夜目にした恐ろしいあの顔は、いつまでも頭の中に纏わり付いて消えずにいた。にも関わらず、その細部を思い出そうとしても、輪郭はぼやけて判然としなくて、いっそのことあれは、悪夢の中の一幕だったのではないかとすら思えてくる。
それでも、あの稲光は本物だったし、あのとき僕は、確かにはっきりとした意識で窓辺に立っていたはずなのだ。
全ては、恐怖が見せた錯覚に過ぎないのだろうか。やはりそれが、一番妥当な落とし所ではあるのだろうが。
「……はあ」
汗で下着が肌にひっついて、気持ちが悪い。朝風呂の習慣はなかったが、こういう日くらいは入りたいと一瞬だけ考えた。面倒臭がりなので、実際に入ることはしないけれど。
カーテンは閉まっていた。あの後、殆ど無意識の内に閉めたのだろう。いつもならカーテンを開けて外の光を部屋に入れるところだが、今日はどうしても窓に近づく気にはなれなかった。
時間をかけて着替えを終え、リビングへ向かう。父さんは腕組みをしながら窓の方を見つめ、母さんはせっせと朝食を作ってくれている。僕が座ると、父さんが低い声で、
「顔色が悪いぞ、寝れてないのか」
そう尋ねてきた。
「なんか、寝付けなくって。大丈夫だよ、休みだし眠くなったら寝るから」
「そうするといい」
ここ最近、誰かに心配されてばかりいる気がする。頼りない人間だよなあ、僕は。
リビングの窓からちらっと外を見てみると、どうやら雨は止んでいるようだった。ずっとぐずついた天気なので、このまま晴れるかどうかはさっぱり分からないが、もし晴れてくれたなら僕の心も幾分か楽になるのではないかという、理屈の分からない考えを抱いたりした。
朝食が運ばれてきたとき、電話のベルが鳴り響いた。固定電話が鳴っている。誰からだろうと首を捻りつつ、母さんが受話器を取った。
「はい、真智田ですが。……はあ、いつもお世話になってます」
怪訝そうな顔をして、母さんは何度か頷き、返事をする。
「え? ……分かりました」
そう言うと、保留のボタンを押して受話器を下ろして、こちらへ向かってきた。
「玄人。久礼さんから電話なんだけど、代わってほしいって」
「僕に?」
「そう。でも、ちょっと聞こえづらいわね」
貴獅さんが、僕に一体何の用だろう。定期健診をさぼったりはしていないし、仮にさぼったとしても、双太さんが学校で注意してくると思うのだが。
それに、聞こえづらいというのはどういうことだろうか。
さっきの母さんみたいに首を傾げながら、僕は受話器を上げた。
「もしもし、玄人です」
「ああ、玄人くん。こんな日曜日の朝から申し訳ないな。君に確認しておきたいことがあって、連絡させてもらったんだ」
受話器越しの貴獅さんの声。それはノイズ交じりで、掻き消されてしまいかねないような状態だった。電波状況の悪い所から電話を掛けているのだろうか。でも、この街の中からだとは思うのだが。
「どうしたんですか?」
「昨日、早乙女に会ったそうだね。彼女がそう話していた」
「ええ、確かに話しました。買い物の帰り道に偶然会ったので」
「そのとき早乙女と、どんな会話をしたのか覚えているかな」
「え? ……確か、早乙女さんが鍵を無くしたって言ってて。見つけたら連絡しましょうかって聞いたんですけど、それは別にいいって」
「……鍵」
そこで、貴獅さんは少し考え込んで、
「なるほど、聞かせてくれてありがとう。確認したかったのはそれだけだ、時間をとらせた。……では、失礼する」
「あ、はい。それじゃあ」
ガチャリ、通話が切れる。話し方は淡々としていたが、貴獅さんの声色には、どうも落ち着きのなさを感じた。
一体、何だったのだろう。どうして早乙女さんとの会話内容を確認する必要があったのだろう。
もしかして、早乙女さんが無くした鍵とは、貴獅さんにバレると怒られるような貴重品だったのだろうか。もしそうだとすれば、貴獅さんに話してしまったのはまずかったかな。
リビングに戻ると、両親が話の内容を聞きたそうにこちらを見ていたので、僕は席に着いてから、掻い摘んで説明をした。
「何だろうな」
「早乙女さん、ねえ。杜村くんと歳も近くて、可愛らしい子だったわね」
「どうして聞いてきたかは僕にもさっぱり。……悪いことじゃないといいけどなあ」
僕の一言で早乙女さんが怒られたりするのは勘弁してほしい。
気になる電話ではあったが、考えても答えなど出るはずはないので、僕は早乙女さんに、心の中で一言だけ、ごめんなさいと謝っておいた。謝り損かもしれないけれど。
「それにしても、どこから電話を掛けて来てたのかしらね」
「聞こえ辛かったね。向こうの電話がおかしくなってたのかもしれないけれど」
「……ん?」
母さんと僕が話している横で、テレビのリモコンを手にした父さんが、訝しげに顔をしかめる。その先を見ると、テレビ画面が砂嵐になっていた。どのチャンネルに変えても、番組は映らない。
「調子でも悪くなったか?」
「でも、このテレビ、買ってからまだ3年くらいですけどねえ」
テレビはこちらへ引っ越してくるより前に買ったものだ。新しいものでもないけれど、壊れてしまうほどの年月は経っていないだろう。
だとすると、問題はテレビではなさそうだが。
「……変だな。電話もテレビも調子が悪いとは」
一向にテレビは砂嵐のままなので、父さんは諦めて、電源をオフにした。
「ひょっとしたら、電波塔が関係してるのかしらね」
「ああ、試験運転しているとかで、周辺の電波に影響してるのかもしれないな」
父さんは言いながら、スマートフォンを取り出すと、
「圏外になってる。しばらく使えなさそうだ」
「でも、そういうのって事前にお知らせがあったりするよね?」
僕が言うと、
「永射さんが告知するつもりだったが、亡くなってしまって有耶無耶になった……くらいしか考えられないな」
「うーん、そんなもんなのかなあ」
腑に落ちないけれど、現に電子機器類に異常は出ているし、何かあったのは間違いない。そのうち誰かから情報も回ってくるだろう。それに、長い時間この状態が続くとも思えないし。
それから、テレビのない静かな食卓で朝食を済ませると、食器類を片付けてから、僕は欠伸を噛み殺しつつ自分の部屋へ戻った。
自室に入ると、閉めたままのカーテンが気になる。もう昨夜からの恐怖心も引いていたので、僕は窓の方へ近づいていって、カーテンを引っ張った。雨は夜の内に止んでいたらしく、水たまりもそれほど大きいものは残っていなさそうだった。
眠気はあったが、二度寝はしたくない性格なので、ベッドで横になることはせず、端に腰を下ろした。それから、枕の傍に置いてあるスマートフォンを取り上げる。
「……何でだろ」
昨日、龍美に送ったメッセージは、まだ既読になっていなかった。今は圏外になっているので、朝になってから読んだのかもしれないが、それにしても見るのが遅い。
自宅にはいるだろうし、電話でも掛けてみようか。そう考えてもみたけれど、心配しすぎだと笑われるかもしれないし、少し恥ずかしいので止めておくことにした。電波障害が直れば返事もくるだろうし、万が一今日一日直らずとも、明日は月曜日で終業式の日だから、ちゃんと龍美も来るだろう。
憂鬱な気持ちを忘れるために、僕は読書に耽ることにした。スマホは圏外、テレビも映らないし、アナログなものでしか今は暇を潰せそうもない。
最近は、SFとミステリが混ざった変格推理小説なるものがお気に入りなので、その手の作家の著書を探しては買い、読み漁っている。邪道だ、というマニアもいることだろうが、変格推理小説の方が、予想のつかない展開に毎度驚かされるという面白さが大きいのだ。ある程度、その中でのルールがはっきりしているものでなければ、荒唐無稽な作品になりかねない危うさもあるわけだが。
クローンが次々に生まれる不思議な設定の小説をドキドキしながら読み進め、例のごとくその解答にしてやられ、満足して頁を閉じる。そして、時計を見ると、もうそろそろ十一時にはなろうかというところだった。
ベッドから身を起こしたとき、外から誰かが走っていく足音が聞こえた。二階にあるこの部屋まで聞こえてくるのだから、かなり急いで走っているらしい。足音の主は誰だろうと、窓から様子を盗み見てみる。
「……双太さん?」
もう後ろ姿しか見えなかったが、あの髪に、あの白衣は双太さんに違いない。あんなに慌てて、何処へ向かっているのだろう。あんな風に走る双太さんは初めて見た気がする。
……良からぬことが起きている、そんな予感がした。
そんなことを思っている間にも、近くの住民が双太さんと同じ方向へ歩いていくのが見えた。街の北側だ。何かがあって、野次馬がそこへ集まっているというのが妥当な予想か。この前の火事もそんな感じだったし、同じレベルの何かがそこで起きていそうだ。
知らぬふりなんて出来ない。僕は、昨日理魚ちゃんを見つけたときと同じように急いで家を出て、双太さんが走っていった方向へ駆け出した。後ろから母さんの声が聞こえたけれど、今はそれを気にかけている場合ではなかった。
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