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第三章後編『やっとついた?アストロデクス王国!』
第十九話 いざ! 決戦の時! 後編
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魔法が使えないとは言っても、絶対に使えないと言う訳では無い。
ただ単に空気中の魔力が無いので、使用するとしたら魔法に使う魔力は全て自分の持っている魔力を使う事になるだけだ。
(まぁ………《エレメンタルウォール》一回は出来るんじゃないかな?)
実穂はそう思いながら、実穂は隠す為の魔法《ハイド》を双子に掛けた。
これで信者達からは襲われないだろう。
そして杖を仕舞い、ライトを持ち上げた。
(あっ、軽い………え? これ大丈夫? 生きてる?
)
実穂は若干不安に思いながらも《自衛術》でライト共々気配を消した。
「………まぁ全員倒せば出られるでしょう」
そう言うと同時にクルミはナイフを投げる。
しかし、そのナイフは信者が纏っている衣に簡単に弾かれてしまった。
(えっ!? 弾いた?)
実穂は驚き《森羅万象》で相手を見た。
しかし、何故か砂嵐となって情報が見えない。
「いくら固くても関節はどうにもならない物よ?」
美堀が信者に掴み掛かろうとする。
しかし謎の衝撃波が発生し、軽く吹き飛ばされてしまった。
「くっ!」
「………なるほど、この空間その物が防御魔法って訳か」
ラキトがその様子を見て呟く。
そして籠手を外し、構える。
「皆下がって」
その言葉を聞き、実穂達はすぐにラキトの後ろまで下がった。
「はあっ!」
ラキトの拳による鋭い突きが空気を震わせ、こちらまで衝撃波が飛んでくる。
それと同時に何かが軋む様な嫌な音が響き渡っているが、信者達は平然と立っている。
「………硬い?」
「『我らが主の為、穢れた血を集め固める』」
ラキトが籠手を付け直しながら呟く。
そしてこちらの手が尽きたと思ったのか、信者の一人が詠唱を始めた。
「『強く、鋭く、そして残忍』」
信者が赤く光る杖を空へ掲げる。
何とか止めようとクルミが何本もナイフを投げるが、全て弾かれる。
「『冒涜的な血からを我が手に』」
そして杖を双子の方に向けた。
(っ!? 危ない!)
双子のすぐ後ろの虚空から赤い血の槍が飛び出して来た時、実穂は反射的に双子を突き飛ばした。
実穂の方を槍が掠める。
そして実穂はその勢いのままゴロゴロと転がった。
ライトは実穂が上に投げたので、実穂が無事なのを見届けたクルミがすぐに実穂の元へ届けた。
(………せ、セーフ!………それにしてもちゃんと隠せてた筈なのに………何でばれたんだろう?)
実穂の血を吸った槍は、赤く鈍い光で輝きだし、枝分かれする様に素早く分裂した。
その様子はまるで木の成長を早送りした様だった。
そしてその槍の先から赤い瘤の様な実が膨れ上がり、赤い煙を放出しながら萎んでいった。
「………また霧だ」
ラキトが拳を振って消そうとしたが、霧が纏わり付く様に引っ付いて動きを制限されていた。
(え? これかなり不味い状況なんじゃ……)
「「「『我らが主の為、穢れた血を集め固める』」」」
「また来る!」
美堀がそう叫んで、受ける姿勢を取った。
クルミは若干動き辛そうにしつつも変わらずナイフを投げ続けている。
「《ブラッドスピア》」
また血の槍が双子目掛けて飛んでくる。
それを今度はクルミが二人の手を握って避けさせる。
「《ブラッドスピア》」
二発目はラキトが衝撃波で弾こうとするが軌道は変わらずに双子へ向かっていく。
それもクルミが避けさせるが、ヨウタが転んでしまった。
「ヨウタ!」
「《ブラッドスピア》」
インカがクルミの手を振りほどいて駆け寄ったが、そこに三発目の血の槍が飛んでくる。
それに気付いた二人が目を瞑った瞬間、実穂は二人の前に出て魔法を使った。
「《エレメンタルウォール》!」
土も風も水も無い空間からいくつもの属性が混ざった壁を作った事で実穂の魔力はギリギリまで減ったが、壊れた時に解放される無数の破片で血の槍の軌道をずらす事が出来た。
実穂は魔力がギリギリになった事で、座り込んでしまった。
「「「「「実穂(ご主人様)!」」」」」
その事で皆が実穂を注目した瞬間、それは起こった。
先程のどれよりも大きな槍が実穂と双子、心配して駆け寄った美堀とクルミに向かっていっているからだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 三人称→クルミ
赤く染まった血の槍が、私達ごとご主人様を殺そうと迫ってくる。
先程から双子ばっかり狙っていたのは、弱い者から潰していこうという魂胆なのだろう。
だからってご主人様を狙って良いと言う訳では無い。
私は新たに投げナイフを構えようとして気付いた。
もう、魔力を使わない投げナイフは無いのだと。
………失敗した。
まさかこんな事態になるなんて………もっと持っておけば良かった。
今私の手元にあるのはあの時暴走した短剣だけ。
あの時は周りに人が居なかったから問題は無かったが、今回は後ろにご主人様が居る。
だからあれは使えない。
だったらどうする?
もういっその事この短剣を投げるか?
しかしそれだと重すぎて正確に槍に当たらないし、当たったとしても槍を防げるとは思わない。
ご主人様達を持って避けるか?
その場合、この短時間に素早く持ち運ぶ為に相手への気遣いが出来なくなる。
体が千切れたりしたら大惨事だ。
こうしてる間にも槍はどんどんと迫ってくる。
ゆっくりと近づいてくるその槍を見ていると、今までの出来事が脳裏に浮かんできた。
獣人の村での生活。
その村が焼かれた事への怒り。
長かった奴隷生活での生きる事への失望。
そこから救いだしてくれたご主人様の光。
………どれも今の私を形作っている。
あぁ、そうか。
これが俗に言う走馬灯っと言う物か。
私の人生なんてまだ少ない物だと思っていたが………意外と濃い人生だったのかもしれない。
私はその圧倒的な光景を前に、周りの事を忘れかけて目を瞑っていた。
『愛の力は他のどの力よりも強いのよ?』
ふと、そんな母親の言葉を思い出した。
夢の中で聞いた曖昧な言葉。
だけど………お母さんらしい優しい言葉。
愛の力………ご主人様?
私は目を開けて、ご主人様の方を振り返った。
そこには辛そうな顔をしながらも双子を必死に守ろうとしているご主人様が居た。
………そうですね。 ご主人様が諦めていないんです。
私が諦めてどうするんですか?
私はなんとなく、ご主人様がくれたネックレスを取り出した。
………色が変わっているのはお母さんのおまじないの影響だろうか。
………お母さんとご主人様、二人の愛が感じられるネックレスを手に握りながら、一歩前へ出た。
私達の前であの槍を受け止めようとしていた美堀様の前へ出る為に。
美堀様がゆっくりとこちらを振り向く。
止めようとしているのだろうか?
美堀様はご主人様の事が大好きだから………でもそれなら私だって負けていません。
私は右手の短剣を槍へと向けた。
そして体の中から自分自身の存在を流し込む様に、短剣に力を込める。
そして私は言った。
この状況を打開できるかもしれない、最初のキーワードを。
「《昇華 鏡刃影纏千斬》」
短剣から無数の鏡の刃と影の刃が槍に向かって射出される。
………私はわかっている。
この魔法は威力等は関係なく、大量の物体を当てれば向きを変えられると。
ご主人様が先程した様に、私も同じ事をするだけだ。
その二種類の刃によって、槍の軌道は上へと変わる。
そのタイミングで、私は私自身の加速を切った。
そして槍は空に衝突した。
一度バラけた影の刃は、鏡の刃を通って周りへと拡散していく。
いくつかの刃が信者の元へ向かっていき、霧を物ともせずにすり抜けて突き刺さる。
後少しなら大丈夫だが、もうすぐでご主人様達にも当たってしまう。
………大丈夫だ。 きっと上手く行く。
自身にそう言い聞かせながら、私は頭の中に浮かんでいる言葉を呟いたのだった。
「《反闇纏影》」
先程まで自由気ままに飛び回っていた闇と鏡の刃が、全て空中で静止して私に剣先を向けた。
「クルミ!」
「大丈夫です、ご主人様」
そしてその全てが私に向かって飛んでくる。
それを私は………胸元にぶら下がっているネックレスで受け止めた。
ネックレスは黒く染まっていき、鏡が下へと垂れ下がりペンダントへと変化した。
そして私の見た目にも変化が起こる。
ペンダントから溶け出した闇が私の全身を覆い、冒険者の服が暗殺者の様な見た目に変わり、首元には影で出来たマフラーが出現した。
「………ク………ルミ?」
ご主人様が驚いた様に私の名前を呼ぶ。
でもその目は何故かキラキラしていた。
………さて、ここまで散々ご主人様達を苦しめて来たんです。
次に苦しめられるのは………貴方達ですよ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
シルフィ「どうも皆さんこんにちは、ライトの代理のシルフィよ」
ディメン「さて、今回は何かピンチっぽかったが………何か静かだったな?」
シルフィ「まぁあのままじゃ攻撃もままならなかったし………無理に攻撃して手痛い反撃を食らう訳にもいかないしね?」
ディメン「だよなー………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
シルフィ「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いするわね」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&シルフィ「さようなら」
ただ単に空気中の魔力が無いので、使用するとしたら魔法に使う魔力は全て自分の持っている魔力を使う事になるだけだ。
(まぁ………《エレメンタルウォール》一回は出来るんじゃないかな?)
実穂はそう思いながら、実穂は隠す為の魔法《ハイド》を双子に掛けた。
これで信者達からは襲われないだろう。
そして杖を仕舞い、ライトを持ち上げた。
(あっ、軽い………え? これ大丈夫? 生きてる?
)
実穂は若干不安に思いながらも《自衛術》でライト共々気配を消した。
「………まぁ全員倒せば出られるでしょう」
そう言うと同時にクルミはナイフを投げる。
しかし、そのナイフは信者が纏っている衣に簡単に弾かれてしまった。
(えっ!? 弾いた?)
実穂は驚き《森羅万象》で相手を見た。
しかし、何故か砂嵐となって情報が見えない。
「いくら固くても関節はどうにもならない物よ?」
美堀が信者に掴み掛かろうとする。
しかし謎の衝撃波が発生し、軽く吹き飛ばされてしまった。
「くっ!」
「………なるほど、この空間その物が防御魔法って訳か」
ラキトがその様子を見て呟く。
そして籠手を外し、構える。
「皆下がって」
その言葉を聞き、実穂達はすぐにラキトの後ろまで下がった。
「はあっ!」
ラキトの拳による鋭い突きが空気を震わせ、こちらまで衝撃波が飛んでくる。
それと同時に何かが軋む様な嫌な音が響き渡っているが、信者達は平然と立っている。
「………硬い?」
「『我らが主の為、穢れた血を集め固める』」
ラキトが籠手を付け直しながら呟く。
そしてこちらの手が尽きたと思ったのか、信者の一人が詠唱を始めた。
「『強く、鋭く、そして残忍』」
信者が赤く光る杖を空へ掲げる。
何とか止めようとクルミが何本もナイフを投げるが、全て弾かれる。
「『冒涜的な血からを我が手に』」
そして杖を双子の方に向けた。
(っ!? 危ない!)
双子のすぐ後ろの虚空から赤い血の槍が飛び出して来た時、実穂は反射的に双子を突き飛ばした。
実穂の方を槍が掠める。
そして実穂はその勢いのままゴロゴロと転がった。
ライトは実穂が上に投げたので、実穂が無事なのを見届けたクルミがすぐに実穂の元へ届けた。
(………せ、セーフ!………それにしてもちゃんと隠せてた筈なのに………何でばれたんだろう?)
実穂の血を吸った槍は、赤く鈍い光で輝きだし、枝分かれする様に素早く分裂した。
その様子はまるで木の成長を早送りした様だった。
そしてその槍の先から赤い瘤の様な実が膨れ上がり、赤い煙を放出しながら萎んでいった。
「………また霧だ」
ラキトが拳を振って消そうとしたが、霧が纏わり付く様に引っ付いて動きを制限されていた。
(え? これかなり不味い状況なんじゃ……)
「「「『我らが主の為、穢れた血を集め固める』」」」
「また来る!」
美堀がそう叫んで、受ける姿勢を取った。
クルミは若干動き辛そうにしつつも変わらずナイフを投げ続けている。
「《ブラッドスピア》」
また血の槍が双子目掛けて飛んでくる。
それを今度はクルミが二人の手を握って避けさせる。
「《ブラッドスピア》」
二発目はラキトが衝撃波で弾こうとするが軌道は変わらずに双子へ向かっていく。
それもクルミが避けさせるが、ヨウタが転んでしまった。
「ヨウタ!」
「《ブラッドスピア》」
インカがクルミの手を振りほどいて駆け寄ったが、そこに三発目の血の槍が飛んでくる。
それに気付いた二人が目を瞑った瞬間、実穂は二人の前に出て魔法を使った。
「《エレメンタルウォール》!」
土も風も水も無い空間からいくつもの属性が混ざった壁を作った事で実穂の魔力はギリギリまで減ったが、壊れた時に解放される無数の破片で血の槍の軌道をずらす事が出来た。
実穂は魔力がギリギリになった事で、座り込んでしまった。
「「「「「実穂(ご主人様)!」」」」」
その事で皆が実穂を注目した瞬間、それは起こった。
先程のどれよりも大きな槍が実穂と双子、心配して駆け寄った美堀とクルミに向かっていっているからだ。
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視点変更 三人称→クルミ
赤く染まった血の槍が、私達ごとご主人様を殺そうと迫ってくる。
先程から双子ばっかり狙っていたのは、弱い者から潰していこうという魂胆なのだろう。
だからってご主人様を狙って良いと言う訳では無い。
私は新たに投げナイフを構えようとして気付いた。
もう、魔力を使わない投げナイフは無いのだと。
………失敗した。
まさかこんな事態になるなんて………もっと持っておけば良かった。
今私の手元にあるのはあの時暴走した短剣だけ。
あの時は周りに人が居なかったから問題は無かったが、今回は後ろにご主人様が居る。
だからあれは使えない。
だったらどうする?
もういっその事この短剣を投げるか?
しかしそれだと重すぎて正確に槍に当たらないし、当たったとしても槍を防げるとは思わない。
ご主人様達を持って避けるか?
その場合、この短時間に素早く持ち運ぶ為に相手への気遣いが出来なくなる。
体が千切れたりしたら大惨事だ。
こうしてる間にも槍はどんどんと迫ってくる。
ゆっくりと近づいてくるその槍を見ていると、今までの出来事が脳裏に浮かんできた。
獣人の村での生活。
その村が焼かれた事への怒り。
長かった奴隷生活での生きる事への失望。
そこから救いだしてくれたご主人様の光。
………どれも今の私を形作っている。
あぁ、そうか。
これが俗に言う走馬灯っと言う物か。
私の人生なんてまだ少ない物だと思っていたが………意外と濃い人生だったのかもしれない。
私はその圧倒的な光景を前に、周りの事を忘れかけて目を瞑っていた。
『愛の力は他のどの力よりも強いのよ?』
ふと、そんな母親の言葉を思い出した。
夢の中で聞いた曖昧な言葉。
だけど………お母さんらしい優しい言葉。
愛の力………ご主人様?
私は目を開けて、ご主人様の方を振り返った。
そこには辛そうな顔をしながらも双子を必死に守ろうとしているご主人様が居た。
………そうですね。 ご主人様が諦めていないんです。
私が諦めてどうするんですか?
私はなんとなく、ご主人様がくれたネックレスを取り出した。
………色が変わっているのはお母さんのおまじないの影響だろうか。
………お母さんとご主人様、二人の愛が感じられるネックレスを手に握りながら、一歩前へ出た。
私達の前であの槍を受け止めようとしていた美堀様の前へ出る為に。
美堀様がゆっくりとこちらを振り向く。
止めようとしているのだろうか?
美堀様はご主人様の事が大好きだから………でもそれなら私だって負けていません。
私は右手の短剣を槍へと向けた。
そして体の中から自分自身の存在を流し込む様に、短剣に力を込める。
そして私は言った。
この状況を打開できるかもしれない、最初のキーワードを。
「《昇華 鏡刃影纏千斬》」
短剣から無数の鏡の刃と影の刃が槍に向かって射出される。
………私はわかっている。
この魔法は威力等は関係なく、大量の物体を当てれば向きを変えられると。
ご主人様が先程した様に、私も同じ事をするだけだ。
その二種類の刃によって、槍の軌道は上へと変わる。
そのタイミングで、私は私自身の加速を切った。
そして槍は空に衝突した。
一度バラけた影の刃は、鏡の刃を通って周りへと拡散していく。
いくつかの刃が信者の元へ向かっていき、霧を物ともせずにすり抜けて突き刺さる。
後少しなら大丈夫だが、もうすぐでご主人様達にも当たってしまう。
………大丈夫だ。 きっと上手く行く。
自身にそう言い聞かせながら、私は頭の中に浮かんでいる言葉を呟いたのだった。
「《反闇纏影》」
先程まで自由気ままに飛び回っていた闇と鏡の刃が、全て空中で静止して私に剣先を向けた。
「クルミ!」
「大丈夫です、ご主人様」
そしてその全てが私に向かって飛んでくる。
それを私は………胸元にぶら下がっているネックレスで受け止めた。
ネックレスは黒く染まっていき、鏡が下へと垂れ下がりペンダントへと変化した。
そして私の見た目にも変化が起こる。
ペンダントから溶け出した闇が私の全身を覆い、冒険者の服が暗殺者の様な見た目に変わり、首元には影で出来たマフラーが出現した。
「………ク………ルミ?」
ご主人様が驚いた様に私の名前を呼ぶ。
でもその目は何故かキラキラしていた。
………さて、ここまで散々ご主人様達を苦しめて来たんです。
次に苦しめられるのは………貴方達ですよ?
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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
シルフィ「どうも皆さんこんにちは、ライトの代理のシルフィよ」
ディメン「さて、今回は何かピンチっぽかったが………何か静かだったな?」
シルフィ「まぁあのままじゃ攻撃もままならなかったし………無理に攻撃して手痛い反撃を食らう訳にもいかないしね?」
ディメン「だよなー………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
シルフィ「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いするわね」
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ディメン&シルフィ「さようなら」
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